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傷の悩み 無料相談

創傷治癒よくある質問

  1. 0_FAQ 創傷治癒 よくあるご相談
Q4021 相談者 ニックネーム:まりも 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:女性

熱湯で、手の甲から指の第2関節までⅡ度のやけどを負いました。
形成外科にかかっていますが、アズレーン軟膏+ガーゼによる治療で、現在25日目で3週間程度で上皮したようなのですが、まだまだ赤みが取れず、最近では、赤いブツブツができてきたようです。
指と指の間が、赤く腫れてきて擦れるたびに痛いです。
摩擦による化膿でしょか?水膨れもできて、破れたら白濁した黄色の液体がでてきました。
現在は、アズレーン軟膏を中止して、リンデロンVGクリームを処方されています。

クリームだけにすると乾燥してヒリヒリするのですが、このままリンデロンだけでいいのでしょか?
乾燥がよくないとも聞いているのですが、ワセリンとリンデロンクリームを併用しても差し支えないでしょか?

A4021 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
手、手指の熱傷は早期の上皮化を急ぐことはもちろん重要なのですが、瘢痕拘縮によって手指の動作が制限されることがないように、上皮化後の経過に合わせて適時、外用薬を選択し、サポーターなどによる圧迫なども検討する必要があります。

申し訳ありませんが、状態を診ずにアドバイスは出来ないので、具体的な治療については主治医にお尋ねください。

一般論でよろしければ、「ワセリンとリンデロンクリームを併用しても」問題ありませんし、むしろリンデロンなどのステロイド剤を主体とするより、他のクリーム剤、ローション剤、ゲル剤などを併用して可能な限り乾燥対策をした方がよいでしょう。
Q4022 相談者 ニックネーム:mm 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性

つい先日二歳になる娘が公園の滑り台の一番上から足を踏み外し、顔から落ちてしまいました。
公園は土の上に砂があるような地面で、鼻の下を横直線に3cm程ばっくり切ってしまい、その足で外科へ連れて行きました。やはり切れてはいるようなのですが、傷口に沢山土や砂が入っているようで、切れて開いてしまった部分もよく見えないようでお医者様はまず水?か消毒液で傷を洗い流して消毒して下さいましたがやはり砂などが取りきれないようで、このまま縫うと土や砂など茶色くなったまま縫って残ってしまうから現段階では縫えないとの事でした。化膿止めのお薬をもらい、次にいついつ見せに来てくださいなどや、今後の説明も全くされず、とにかくお風呂で良く洗って。とだけ言われ返されてしまいました。
良く洗うと言っても私は素人ですし、その間にもバイ菌が入ったり化膿してしまわないか、縫う前に変な風に傷が閉じてしまわないか、心配でなりません。
早急に違う外科か、形成に連れて行った方が良いのでしょうか?

A4022 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
創内に「土や砂」などの異物が存在する場合、まず流水で洗い流すことを第一に考えてください。
外傷性刺青を防ぐためには、麻酔をかけてでも創の洗浄を試みるべきです。
直ちに形成外科を受診してください。
なお創が閉鎖していない状態でも、石鹸で洗っていただいて構いません。
Q4023 相談者 ニックネーム:母親 患者様(相談対象者) 年齢:無記入 性別:女性

現在、ジャカルタに住んでいる者です。2歳の娘の傷の治療でお世話になるために帰国するべきかどうか悩んでおります。

3ヶ月前に、テーブルの尖った部分で目の1センチ下を1センチほど切りました。すぐに救急病院に行きましたが、大したことはないと絆創膏を貼って帰されました。
今は傷が乾きましたが、ぴっちりと閉じることができなかったため、1ミリほどの幅のピンクの線になっています。ほんの少しだけ傷口のふちの肌色部分が盛り上がっているので、圧迫をするべきか、また、つけている薬が合っているか悩んでいます。

傷は6ヶ月で落ち着いてしまうそうなので、それより前に一度診て頂いた方が良いでしょうか、それとも、もう乾いてしまったものは経過を見守るしかないのでしょうか。女の子の顔なので、少しでも傷が消えていくことを親として願っております。

現在、使っているものは馬油で保湿後、ソルコセリルもしくはヒルドイドもしくはケロコートです。昼間は、薬を薄く塗ってからUVカットのテープで直射日光から守っています。

御質問です:
●この状態で施術をして頂いた方が良いでしょうか。
●寝る際にドクターモアスカーフィクスで圧迫をするべきでしょうか?
●乾いた傷を保護し跡を目立たなくする再生テープというものはありますか?もしありましたら、お薦めのものでしょうか 

御指南頂けましたら大変助かります。

A4023 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
先ずは「御質問」に簡潔に回答します。
(1)「この状態で施術をして」も特に悪くはないが、UVカットのテープだけでも十分。
(2)「ドクターモアスカーフィクスで圧迫を」した方が、多少は良いかもしれない。
(3)「再生テープというものは」ない。

外傷受傷後の治癒過程で、組織が欠損した部分は瘢痕組織で置き換えられます。
すなわち、傷口を「ぴっちりと閉じることができなかった」場合、開いた幅の傷跡(瘢痕)が残ってしまいます。

瘢痕はいずれ白く平坦な成熟瘢痕になりますが、それまでの過程で、赤くなったり盛り上がったりします。

目立つ瘢痕あるいは幅の広い瘢痕になりやすいのは、瘢痕とその周辺皮膚に引っ張る方向の外力がかかりやすい場合なので、「目の1センチ下」ならば、特に条件の悪い部位ではないと判断されます。
したがって、現状ですべき対応は、UV対策だけでも構わないのではないでしょうか。
通常、様々な形で市販されて瘢痕に使用される傷跡ケア剤は、保湿が主たる目的なので、乾燥して痒い状態でなければ、外用剤は必要ありません。

既に上皮化しているのでソルコセリルはもちろん必要ありませんし、乾燥がなければヒルドイドも特にお使いにならなくても構いません。

ドクターモアスカーフィクスはシリコンシートで、ケロコートもシリコン膜を作るので、「傷口のふちの肌色部分が盛り上がっている」ならば多少なりとも効果を期待できます。
また、ロングパルスYAGレーザーの照射も有効と考えられます。
「2歳」のお子さんには嫌がる治療は出来ないのですから、急ぎ「帰国」なさっても、特に新しい治療が出来るとは考えられません。

時間の経過とともに瘢痕は目立たなくなるのですから、ご本人の成長を待って、瘢痕を気になさるようならば治療を検討するということでもよいのではないでしょうか。
Q4024 相談者 ニックネーム:kur 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:男性

約1ヵ月前に不注意から顔面から転倒し左頬を約10㎝切ってしまいました。
ただ切ったと言っても、どちらかと言うと抉った感じで、出血はほとんどありませんでした。直ぐにキズパワーパッドを貼り、数日で傷はふさがりました。病院等には行っておりません。
現在は傷跡が盛り上がる事は無いのですが、赤く跡になっている状態です。
顔だけに傷跡が気になるのですが、このまま何もせず様子をみることで目立たなくなるものなのでしょうか。
傷跡の修復が早くなるという玉ねぎエキスが主成分のアメリカ製の薬用ジェルクリームを購入し1~2回傷跡に塗りましたが、肌がかゆくなり傷跡の赤みも増した感がありましたので現在は使用を控えております

A4024 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
真皮深層まで到達していない「抉った感じ」の擦過傷を湿潤療法で治療なさったことは正しい判断だったと考えます。

確かに治癒までの期間が「数日」と短かったのですが、外傷後の瘢痕は、通常、治癒後3カ月まで赤い時期が続きますし、6か月までで赤みが薄らいで、その後も徐々に目立たなくはなりますが、体が温まれば瘢痕が赤くなるという状態は1~2年ほど継続します。

「肌がかゆくなり傷跡の赤みも増した感が」あったという「玉ねぎエキスが主成分のアメリカ製の薬用ジェルクリーム」は、特に悪いものではありませんが、残念ながら通常の保湿剤と比べても、科学的に「傷跡の修復が早くなる」ということが証明されているものではありません。

比較的目立つ部位の瘢痕ですし、6か月経過するころまでは紫外線予防に努めてください。
また可能ならば、形成外科で定期的に経過を診てもらうと良いでしょう。
Q4025 相談者 ニックネーム:ひまわり 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:男性

現在9歳の子供がいます。7年前2歳の時に他人により目の下をえぐれるほど引っ掻かれ0.6mmほど凹んだ線が痕として残ってしまいました。
色は茶色に近いです。決して目立つわけではない小さいものですが光の加減で凹みがくっきりみえたりします。
当時家で消毒しただけで正しい処置をしていなかったんです。すぐに病院へ連れて行かなかったことを反省後悔してます。

約1年前2件の形成外科で相談してみましたが(1件はレーザー治療専門です)両方の病院でこれはこのままですねということで治療はできないそうです。

顔なのでできたら治したいという一心でいろいろな市販の薬なども2年以上ぬってためしてますが効果はあまりかんじられません。
このような状況を改善するよい方法があればぜひ知りたいです。よろしくお願いします。

A4025 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「2軒の形成外科で相談してみましたが」「両方の病院でこれはこのままですねということで治療はできない」と説明されたということですが、
何処の形成外科で治療してもこれ以上は綺麗にならないということなのか、自身の施設ではその瘢痕をさらに目立たなくする治療機器や手技を持ち合わせていないということなのかが判らないので、診察することなしに具体的な治療法をアドバイスできません。

客観的にほとんど「目立つわけではない」状態なら、患者さん本人が客観的に判断できる冷静さを持ち合わせたうえで、よほど強い要望をお持ちの場合以外に、積極的に治療をしましょうと提案する医師はいないのかもしれません。
というのも、瘢痕の治療は、外的ケア、内服、外用、レーザー、注射、手術など様々ありますが、いずれの手技をもってしても全く瘢痕を無くすということはできないので、ご相談の状態から、「茶色に近い」色調を改善するのか、「光の加減で凹みがくっきりみえたり」することを解消するのか、目的によって治療法の選択も異なったものになるからです。
また残念ながら、今のところ、治療と言えるほどの効果を期待できる「市販の薬」はないとお考えいただいた方がよいでしょう。

肌に全く傷跡のない顔は無いのですから、「すぐに病院へ連れて行かなかったことを反省後悔」するよりも、息子さんを瘢痕など気にしないようにお育てになるほうが大切です。

本人が気にするようになったら、再度形成外科を受診なさるということで良いのではないでしょうか。
Q4026 相談者 ニックネーム:はるちゃん 患者様(相談対象者) 年齢:70代前半 性別:女性

二年前の六月に弁置換手術を受けました。胸部に縦19cmの切り傷があり、上から5cmと下から3cm上がったところから1・5cmは綺麗にくっついています。ところが他の部分はミミズ腫れして時々チクチクと痛みます。循環器内科の先生はヒルドイド軟膏を処方してくださり、ガーゼをおさえてテープを貼りなさいと言われた。1年経っても変化なく、皮膚科の友人からドレニゾンテープを教えてもらい、循環器内科の先生に伝え、処方してもらった。1ヶ月後ぐらいは白くなり、腫れが引いたように見えたのですが、テープにかぶれたのか赤みが目立ち始めたのです。内科の先生は今日、皮膚が摩擦するので、ガーゼを当てなさいと言われたのです。
手術した外科の先生はケロイド体質といわれるだけ。このままにしておけないので、良い方法を教えて下さい。お願い致します。

A4026 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
失礼な比喩表現になりますが、お許しください。
「皮膚科の友人からドレニゾンテープを教えてもらい、循環器内科の先生に伝え、処方してもらった」というのは、まるで、『友人にイタリアにはピザというものがあるよと教えてもらい、行きつけの中華屋さんに伝えて、ピザを作ってもらった』というお話のようです。

また「外科の先生はケロイド体質といわれるだけ」というのは、『和食職人はイタリアの煎餅だろと言って取り合ってくれない』というお話のような…。

何を言いたいかというと、餅は餅屋という言葉通り、ピザはピザ職人に作らせた方が良い、つまり、肥厚性瘢痕は形成外科でご相談になるのが一番ということです。

もともと、胸部は肥厚性瘢痕が起きやすい部位です。
「綺麗にくっついて」いる部分もあるのですから、「ケロイド体質」ではないでしょう。
循環器内科の先生にお願いして、形成外科を紹介してもらってください。
Q4027 相談者 ニックネーム:らんらん 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:男性

現在19歳の息子のことでご相談します。
3歳のときに石油ストーブに掌をつき、掌の3分の1程の面積を火傷しました。火傷は結構深かったようで水ぶくれもできましたが、火傷専門の近医を受診し、化膿することもなくひと月後にはきれいに治ったと記憶しています。
その後も火傷痕に変化はありませんが、掌をよく見ると、3cm×7mm程の範囲で、周りよりも白っぽく少し盛り上がり、硬くなっている箇所があります。押しても痛みなどはないようです。

ネットでは、火傷痕から数十年後に皮膚がん(有棘細胞がん)を発症することがあると、様々なHPに医師が書いておられるので心配になりました。しかし、こちらのホームページで「完全にとじたやけどの傷あとから自然にガンが発生することはありません」と書かれているのを見て、安心しました。

ただ、火傷痕が掌なので慢性的に刺激が加わると思いますが、このような場合も将来的にがん化する可能性はありませんか。
また、万が一がん化した場合でも、肉眼で皮膚の異常を発見してすぐに手術すれば、まれに転移するという有棘細胞がんであっても、完治しますか。
どうぞよろしくお願いいたします。

A4027 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「様々なHPに医師が書いておられる」のは、刺激を受ける部位の瘢痕が悪性化しやすいということではありません。

多少分かりにくい表現かもしれませんが、瘢痕癌を生じた症例はほとんどが外的刺激を受けて潰瘍化しやすい部位の瘢痕だったということで、
刺激を受ける瘢痕の多くが癌を発症するということではないのです。

また、もし瘢痕癌が発症すれば、「周りより白っぽく少し盛り上がり、
硬くなっている箇所」の瘢痕の表面が崩れ潰瘍を生じるようになるので、
特に専門的知識がなくとも変化に気づくものです。

当面は、瘢痕癌の心配より、瘢痕からは皮脂の分泌がないため、空気の乾燥する季節にあかぎれにならないよう保湿剤を使ったり、ハンドクリームなどで油分を補ったりするよう気を配ることが大切です。

再度繰り返しますが、熱傷瘢痕から生ずる瘢痕癌はほとんどの症例が
潰瘍を繰り返す瘢痕から発症しており、掌であってもご相談例のような
完成された肥厚性瘢痕からの瘢痕癌の発症を心配する必要はないでしょう。
Q4028 相談者 ニックネーム:カモミール 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:女性

5年ほど前、頭部に脂肪腫があり手術で切除しました。
当初スジッパゲ(直線のキズ)になると説明をうけましたが、10円ハゲのキズが残っています。七三わけにするとハゲがみえます。
スジッパゲにでもなればいーなと思い縫縮術を受けたいのですが、費用と効果が気になります。

美容整形外科で受けると費用も高そうですが、一般的な病院ではどのくらいかかるものなのか相場がわかれば教えていただきたいの
と、手術をうけても変わらない・逆に目立つとなるとやめようかとおもいますが、リスクを教えていただきたいです。10円ハゲ気になります。

A4028 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
頭皮は比較的、進展性が小さいので、皮下腫瘍の摘出や皮膚腫瘍の切除をした際に、とくに頭頂部は「10円ハゲ」のような瘢痕になることがあります。

「縫縮術を受けたい」ということですが、瘢痕を切除した後を単純に縫い縮めることが出来る場合もありますが、皮弁術という手技が必要になったり、皮膚を伸ばすTissue Expanderという器具を使ったりすることも少なくありません。

また基本的に、「美容整形外科」でも「一般的な病院」でも、整容面の治療は自費診療の扱いになります。

メールでは詳細が分からないので、一度形成外科を受診して相談なさってはいかがでしょう。
Q4029 相談者 ニックネーム:さんぺ 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性

乳ガンの全摘及び同時再建を行った者です。
腋下と、乳房の下に2ヶ所傷があります。乳房の下の傷が術後1ヶ月ほどして、黒い瘡蓋が取れたのち、はじめは小さな穴から薄黄緑色の脂肪のようなもの、浸出液、血などがではじめたのですが、どんどんひどくなりました。

一週間ごとに、手術していただいた先生に看てもらい、溶ける糸のアレルギーでおこることがあり、ふさがるまでは、熱が出なければ、大丈夫ということで、ゲンタシンをぬり、ナプキンをあてて、すごしております。

穴がどんどん大きく赤くはれて、熱は37度と微熱程度ですが、心配で受診。一度中をぐりぐりときれいに?していただき、出血させることで、くっつきやすくなるだろうと、いうことで、処置してもらいました。

まわりは赤くなり穴はもっとひろがっていますが、担当の先生は、お風呂でも温泉でも大丈夫!!と、そこまでおっしゃるので、心配ないのかもしれませんが、不安は拭えません・・・
自ら、傷をくっけるようなテープや絆創膏をつかっていいかどうか、悩んでおります。

A4029 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
予想される状況と今後の対策について、アドバイスさせていただきます。
「小さな穴から薄黄緑色の脂肪のようなもの、浸出液、血などがではじめ」、「穴がどんどん大きく赤くはれて」、「37度と微熱程度」が1日中続いているとすれば、脂肪組織の融解によるものだろうと考えます。

今は血流の悪い部分の脂肪が溶けて流れ出ている状態ですが、感染を合併しなければ徐々に改善します。
清潔なお湯ならば入浴も問題ないのですが、ご心配ならばシャワー程度にしていただいても構いませんし、
通常の石鹸やボディソープをお使いになっても問題ありません。

「傷をくっけるようなテープや絆創膏をつかっていいかどうか」ということですが、創傷の治療において最も難しいのが、『創傷被覆材の選択』なので、申し訳ありませんが、診察をしなければ具体的な治療法の提案が出来ません。

「不安は拭え」ないならば、一度、形成外科でセカンドオピニオンをお求めになっては如何でしょう。
Q4030 相談者 ニックネーム:apple 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性

幼稚園に通う3歳の女の子の怪我についての相談です。
6月5日、幼稚園の迎えに行くと担任から顔に傷ができてしまいました、と言われました。
先生もいつ付いたのか分からないようです。
思い当たるのは、園児と少しつかみ合いになった時があったそうで、その時にひっかかれてしまったのではないか、というお話でした。

見ると、左の鼻と目の間にひっかき傷のようなものでした。
担任には消毒をし軟膏を付けたと言われました。
消毒をすると今は返って治りにくいと聞いた事がありますが、大丈夫だったのか疑問です。

ひっかき傷なので治るだろうと私も安易に考えておりました。病院にも行かず、様子を見ておりました。
また、傷が少し落ち着いてきた頃から日焼け止めと以前皮膚科で処方されたヒルドイドクリームを塗っておりました。

2週間が過ぎて傷口を見てみると、赤みは消えたのですが、
一部えぐり取られたように凹んでる部分が少しだけあるのと、傷を触ると線のようにボコっとなっています。

色味がないので目立たないのですが、近くで見ると分かります。
別件で小児科に訪れた時に医師に聞いたのですが、傷が少し盛り上がってようになっているから、少し跡が残るかもなっとおっしゃってました。

皮膚の再生には28日掛かると聞いた事がありますが、あと2週間足らずで治るのか微妙です。このまま傷跡として残ってしまうのでしょうか?
一生残る傷ができてしまったのでは?と心配でたまりません。

形成外科などに行った方が良いのでしょうか?
傷跡となってしまった場合、綺麗に消す方法はあるのでしょうか?
レーザーなどは幼い子供には無理なのでしょうか?
保険もきかず高額なのでしょうか?

ちなみに、1歳8か月の時にも、テレビ台に額をぶつけて切ってしまったことがあります。
幸いにも出血はすぐ止まりました。
この時は、傷パワーパットを数日貼って様子を見てましたが、やはり2センチ程の白い線のような傷跡として残っております。
もう2年前になりますし、こちらも生涯残ってしまうのでしょうか?

傷ができてしまった時、どのように処置するのが正しいのでしょうか?
今からでも病院に行った方が良いのでしょうか?
何科になりますか?
綺麗に消えるならやれる事はしてあげたいです。

A4030 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
・「皮膚の再生には28日掛かると聞いた事がありますが」、「このまま傷跡として
残ってしまうのでしょうか?」
28日というのは表皮の再生サイクルです。ご相談の「傷跡」は真皮の損傷が起きているものなので、28日のサイクルとは直接の関係はありません。
時間の経過とともに徐々に目立たなくなるので、「このまま」ということは無いでしょうが、全く傷あとが分からなくなるというわけにはいかないかもしれません。

・「形成外科などに行った方が良いのでしょうか?」
ご心配が募っているようですので、すぐに治療をするということでなくとも、瘢痕の経過を診てもらったり、日常のケアのアドバイスを貰うために、定期的に形成外科を受診なさっては如何でしょう。

・「傷跡となってしまった場合、綺麗に消す方法はあるのでしょうか?」
今のところ瘢痕を全く無くすということは出来ませんが、レーザーを含め、より目立たなくする治療法が開発、施行されています。

・「レーザーなどは幼い子供には無理なのでしょうか?」
幼少時に患者さん本人が嫌がるのを無理に治療した場合、レーザーの最中に動くと危険な場合もありますし、心理的にも無用なトラウマを残すことも考えられるので、ご本人が治療を希望するまで待つのが一般的と考えます。

・「保険もきかず高額なのでしょうか?」
通常、瘢痕の治療費用は、自己負担になります。
処置の内容、回数によって費用は大きく異なるので、実際に処置をする際にお確かめになってください。
レーザーも使う機器や施設によって、費用は異なります。

・「額をぶつけて」「2センチ程の白い線のような傷跡として残って」いるが、「こちらも生涯残ってしまうのでしょうか?」
目立たなくはなりますが、全く無くなることはありません。

・「傷ができてしまった時、どのように処置するのが正しいのでしょうか?」
一般的な擦過傷の場合、水道水で良く洗って湿潤療法専用の被覆材で治療することをお勧めします。
ただし、必ずしもこれまでの治療が全て否定されているわけではありません。
創傷の治療で最も難しいのが、消毒を必要とするかどうか、どんな治療薬を使うか、どんな被覆材をするかなどの判断なのです。
可能ならば、受傷後すぐに水道水で洗って、創部を乾かさないように濡れたガーゼなどで覆ったまま、
出来るだけ早く病院におかかりになってください。

・「今からでも病院に行った方が良いのでしょうか?」「何科になりますか?」
すぐに治療をするということでないとしても、瘢痕の経過を診てもらい、日常のケアのアドバイスを貰うために、一度、形成外科を受診なさることをお勧めします。

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