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傷の悩み 無料相談

創傷治癒よくある質問

  1. 0_FAQ 創傷治癒 よくあるご相談
Q4001 相談者 ニックネーム:空 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:女性

1年ほど前に、爪で二の腕を強く引っ掻かれました。
皮膚がすこしえぐれてしまい、しばらく湿潤療法をしていましたが、皮が張った後はそのままにしていました。(日焼け対策はしました。)
しばらく赤くなっていましたが、最近は薄くなり、肌の色に近づいてきました。
しかし、うっすら膨らみがあり、傷が出来る前のように戻らない気がしています。
色も真ん中は薄くなりましたが、傷の輪郭が少し赤くなっています。

年月が経てば、傷が出来る前のように戻るでしょうか?

A4001 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
どんな外傷であれ、外傷後の瘢痕が全く無くなって「傷が出来る前のように戻る」ことはありませんが、「年月が経てば」瘢痕が成熟して、「傷の輪郭」の「少し赤くなって」いる部分も白くなっていきますし、「うっすら膨らみが」あっても多少は改善されます。

現在の状態を評価して今後のケアの方法をアドバイスしてもらい、治療を提案してもらうために、形成外科を受診してください。
Q4002 相談者 ニックネーム:アキラ 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性

20年前に左の目の下を怪我しました。ケロイド、しこりが有ります。
目の下の柔らかい皮膚なので、当時は手術が難しいと言われました。
が、もう20年経つので良い治療法があるのでは無いかと思っています。
良い治療法がありましたら、教えて下さい。

A4002 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
瘢痕の治療は保湿、トラニラスト内服、ステロイド注射、レーザー、手術など、さまざまな方法があります。

ご相談の「ケロイド、しこり」が真性ケロイドならば手術の適応はありませんが、下眼瞼あるいは頬部はケロイドが生じにくい部位です。

ケロイドができやすい体質ならば、ご相談の部位以外にもケロイドが存在すると考えられますので、他の部位にケロイドがないのであれば、「目の下の」「ケロイド、しこり」もケロイドではなく
通常の肥厚性瘢痕か皮下瘢痕の可能性が高いのではないでしょうか。

肥厚性瘢痕や皮下瘢痕であれば、必ずしも「手術が難しい」部位ではありません。
診察、診断をしなければ具体的なアドバイスができません。
形成外科や皮膚科を受診して、治療法を提案してもらってください。
Q4003 相談者 ニックネーム:ママ 患者様(相談対象者) 年齢:70代前半 性別:女性

モートン病の手術を両足しましたが、それ以来痛みとしびれがとれません。
3年前です。
断端神経腫ができてるかもしれないといわれ再手術を勧められています。
さわると瘢痕があって歩くたびにあたって痛いようにおもいます。
何とか改善の余地はありますか?

A4003 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「痛みとしびれ」は「歩くたび」にあるのでしょうか、安静時にもあるのでしょうか。
「さわると瘢痕があって」というのは、手術瘢痕なのでしょうか、表皮が肥厚してしこりとして触れているのでしょうか、
それとも「神経断端腫ができて」皮下に腫瘍を触れるのでしょうか。
あまり歩行しない場合は足底が軟らかくなって、多少の瘢痕ですら「歩くたびにあたって痛いように」感じてしまうこともあります。

「モートン病の手術」は、神経剥離、神経腫摘出、深横中足靱帯の切離などを行います。
「神経断端腫ができている」場合は、神経の断端部を押さえると非常に痛く,そこに一致して塊りを触れますが、術後の両足に同一症状が出現することは考えにくいものです。
何もしなくても痛いならば、幻視痛という可能性もあります。
「神経断端腫」はレントゲンでは骨に異常はありませんが、MRIで腫瘍を確認できることもあります。
放置して症状が改善することはないので、手術を検討することになりますが、手術法はひとつではありません。
いずれの手術法でも痛みは軽減するか消失するので、担当医によく説明してもらい、納得したうえで手術を受けてください。
診察をしていないので、具体的なアドバイスができないことをお許しください。
Q4004 相談者 ニックネーム:ソフィー 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性

相談内容は、転倒による打撲後の、臀部の凹みです。
5年前、階段で転倒し、左側の臀部を、階段の角で激しく打ちました。
アザと腫れがでただけで、当時通院せず自然治癒をまったのですが、腫れやアザが消えた後、まさに階段の縁に打ち付けた通りに凹みができました。さわると、中で脂肪か肉が割れている感じです。
見た目は臀部まん中に10cmほどの凹みの線がくっきりしています。
見た目だけでも、窪みを解消する方法はありますでしょうか。

A4004 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
皮下組織の損傷によって表皮と皮下組織の癒着が起きているのでしょう。
マッサージが有効ですが、それだけではほとんど変わらない場合もあります。
いくつかの治療法を組み合わせることでより早く、よりよく改善するでしょうから、実際に治療するかどうかはゆっくりと検討することにして、複数の形成外科を受診して具体的な治療法を提案してもらってください。
Q4005 相談者 ニックネーム:ジェス 患者様(相談対象者) 年齢:80歳以上 性別:女性

介護施設で働くものです。
利用者様の足の傷についてですが、表皮剥離したところを消毒しガーゼで保護して様子をみていました。
もともとむくみがあり、傷口から浸出液がでていたため、ガーゼを取り換えて消毒を繰り返し、傷が治ってきていたのですが、
確認したところ、化膿していて、それが治るとそこの部分が穴のようにへっこんでいました。
対処はどのようにしたらよいのでしょうか?

A4005 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「もともとむくみが」ある高齢者の下腿の外傷は、治療に難渋することも少なくありません。

「化膿していて、それが治ると」ということですから、現在は感染がない状態なのでしょうから、やや手間がかかりますが、湿潤療法でのケアをお勧めします。
創をきれいに洗って、創面が常に浸出液で湿潤状態にあるように努めてください。

湿潤療法のための医療用機材、自己ケア用機材も各種販売されていますが、高価な医療材料を毎日使用すれば費用の検討も必要になるので、一度、医療機関で診察をしてもらい具体的なアドバイスをもらってください。
Q4006 相談者 ニックネーム:みんみん 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性

2歳半の娘です。
1ヶ月ほど前、階段で転び顎をうち、半円状に切れたので整形外科にかかりましたが、縫いはしませんでした
しかし、今は赤くなり固くなっています。
このまま治らないのでしょうか?

A4006 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
一般的に、受傷後3カ月までは瘢痕は「赤く」「硬く」なり、6カ月に向けて、軟らかくなり赤みも治まっていきます。

その後はしこりになり、身体が温まったときだけ赤みが出るようになりますが、それも長い経過の中で徐々になくなっていきますし、しこりも少しずつ更に軟らかくなっていきます。

おかかりになっている整形外科でもかまいませんが、可能ならば、形成外科を受診して、診察を受けたうえで具体的なアドバイスを貰ってください。
Q4007 相談者 ニックネーム:Cowcow1902 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:男性

五歳の息子が、11月30日ベニヤ板の角で頬に擦り傷を負いました。
夜だったため、家にあったゲンタシンをぬり、受傷翌日に形成外科に行きました。
診察は、ゲンタシンをこのまま塗り、一週間もせず、かさぶたがとれるからね。お風呂入るときも普通に顔を洗ってね。
傷痕は大丈夫でしょうとのお話でしたので、楽観に思っていたのですが、現在受傷後約二週間、ベニヤ板の形状が白い線で四センチ残っています。
周りのかさぶた跡は、何も跡はないです。
いま、何か少しでも傷痕を薄くするようなケアはありますでしょうか。

A4007 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
Q4008 相談者 ニックネーム:リンク 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:男性

仕事中に誤ってラジオペンチで目の下を切ってしまいそれから3ヶ月経ちましたがまだ傷の赤みが消えません。
傷が深いと赤みも消えないのでしょうか?
また顔の傷自体治るのに時間がかかるのでしょうか?

A4008 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
外傷後の瘢痕は3ヶ月までは硬くて赤くなります。
6カ月経過するまでは徐々に柔らかく、色調も治まって行きますが、その後はきわめてゆっくりと時間をかけて目立たなくなるのが一般的です。
Q4009 相談者 ニックネーム:ハラペコ 患者様(相談対象者) 年齢:10代前半 性別:女性

11歳の長女の顔に3歳の時に硝子で切って縫合した傷跡があります。
最近になって、ちょっと目立って気になるようになってきました。
縫合痕を目立たなくする治療はあるのでしょうか?

A4009 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「ちょっと目立って気になるようになって」という記載だけでは、瘢痕のどういう点が気になるのか判断ができません。

「縫合痕を目立たなくする」ために、瘢痕の一般的な治療だけでも、圧迫、保湿、外用薬、内服薬、注射、レーザー、瘢痕形成術、中性子線など瘢痕の状態によってさまざまな方法がありますし、それらを複数組み合わせれば無限の選択肢があります。

瘢痕の治療は瘢痕の状態を見極めて、患者さんの希望に沿うように、患者さんと主治医が話し合いながら治療方針を決定するものです。

複数の形成外科を受診して、勧められる治療法をすべて理解し、この先生なら信頼できるとお感じになった医師を主治医として、患者さんご本人とご家族、医師、全員が十分納得できる治療をお選びになってください。
Q4010 相談者 ニックネーム:ピスタチオ 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性

10日前に足裏のほくろを取る手術で2.5ミリ縫いました。抜糸は3日後です。

縫ってある1番端がきつく縫われてるのか、縫い方がずれて皮膚が引きつってるのか分かりませんが端一箇所だけが触ると盛り上がっていて体重をかけると響きます。
肌色の小さなしこりのようにも見えます。
触れなければ痛くありませんが歩くと必ず当たり痛いのがまともに歩けないので辛いです。
縫ってあるほかの部分はしこりもなく平で触ってもいたくありません。
ずれて縫っていたとしても抜糸すればこの盛り上がりは治るのでしょうか?

A4010 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
ほくろを含めて紡錘状に皮膚を切除して、周囲の皮膚を一本の線状に寄せて縫合しています。
診察をしていないので断言はできませんが、2つの可能性に対してそれぞれお答えします。

(1)縫い合わせる際に、足底は皮膚が伸びないため、多少のゆがみが生じます。
そのゆがみが「一箇所だけが触れると盛り上がっていて」「肌色の小さなしこりのようにも見え」ているものと考えられます。
「抜糸」をしてもすぐに「この盛り上がり」がなくなるわけではありませんが、徐々に改善します。

(2)縫合時に強く結紮したために、「歩くと」組織に糸が食い込んでしまうため、「触れなければ痛くありませんが歩くと」「痛い」のではないでしょうか。
「盛り上がり」自体が痛いわけではないので、「抜糸」とともに痛みの原因である糸が無くなるのですから、「まともに歩け」るようになります。

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