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創傷治癒よくある質問

  1. 0_FAQ 創傷治癒 よくあるご相談
Q3991 相談者 ニックネーム:りんご 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性

先月、大学病院の婦人科にて子宮筋腫全摘手術を受けました。
縦に14cmの創傷です。ケロイド体質でもあり、術後リザベンを服用していましたが、膀胱炎のような症状が出てしまい服用を中止しました。ヒルドイドソフト軟膏は塗布していますが、傷口は凸凹や硬い部分があり、また赤く痒みもあり、ヒリヒリ痛みます。
手術をした病院では術後の傷ケアについては行われておらず、テープを処方してくれる等もなく「あまり気にせずに!」と言われました。それでも本人は気になります・・・
ネットで検索したら、①テープを貼る ②シリコンシートを貼る等、術後の傷ケアについて色々と記されてました。
手術後1カ月以上も経ちますが、今から3Mのテープを貼っても傷はきれいに治るのでしょうか? またはシリコンシートを貼る方法がいいのでしょうか?
今後の傷ケアについて教えて下さい。

A3991 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「手術後1ヵ月以上も経」っているかどうかに関係なく、「赤く痒みもあり、ひりひり痛」む瘢痕に直接「3Mのテープを貼」ることはお勧めできません。
一方、「シリコンシートを貼る方法」ならば、痒みや痛みが軽減する可能性があります。
形成外科を受診して相談すれば、「①テープを貼る ②シリコンシートを貼る」だけでなく、
スポンジなどを使った圧迫、ステロイド外用剤やステロイドテープ貼付、ステロイド局所注射、レーザー治療など、有効な「術後の傷ケアについて」アドバイスしてくれるでしょうし、希望に合わせて治療することも出来ます。
「大学病院の婦人科」で手術を受けたならば、婦人科担当医に形成外科を受診したい旨を伝えれば良いでしょう。
Q3992 相談者 ニックネーム:ブルドッグ 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性

腹壁瘢痕ヘルニアにてメッシュ使用の修正手術を受け、術後感染にてメッシュ除去の手術を再度受けたものです。
感染した為、傷は醜くくっついてしまい、又2回同じ部分を開腹した為、臍ヘルニアにもなってしまいました。さらに筋肉の縫合不全を起こして筋肉も開いてしまい再発の危険があると言われております。
現在受診中の形成外科は硬派をうたっており、傷口を目立たなくする手術と臍再生の手術・再発を防ぐ為、大腿筋膜の移植を薦められております。
再発を防ぐ為と感染のリスクを少なくする為にダイエットをしておりその為か、余った皮が下垂してさらに醜い状態になってしまいました。余った皮を美容的にきれいに除去して欲しいとお願いしましたが、「美容形成はやりません。別の手術でどうぞ。」と言われてしまいました。余った皮の除去は又別の美容外科に行かなくてならないのが腑に落ちません。総合的にきれいに治してもらえる形成外科はないのでしょうか?

A3992 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「筋肉の縫合不全を起こして筋肉も開いてしまい再発の危険があると言われて」いる「臍ヘルニア」に「臍再生の手術」と「再発を防ぐ為、大腿筋膜の移植」をする手術は、同時に「傷口を目立たなくする手術」を行ったとしても、保険診療の範囲内と考えて、費用に関しては保険適応となるでしょう。

一方「余った皮を美容的にきれいに除去」する手術は、美容目的のため保険適応にはならず自費治療となるため、費用は全額自己負担となります。

また保険診療の基準となる社会保険診療報酬支払基金の判断によると、一連の治療の中で保険適応外の治療を併用した場合、保険適応となっている治療も含め全て自己負担となるため、保険適応の手術と保険適応外の手術を同一機関で同時には行わないのが一般的です。

「現在受診中の形成外科」の担当医は、これまでの費用も含めて全て自費の請求をされる可能性があることを懸念して、「美容形成は」同時に出来ませんとアドバイスなさったのかもしれません。
あるいは、「術後感染にてメッシュ除去の手術を再度受けた」部位を「大腿筋膜の移
植」で修復するとすれば、再感染を避け「再発を防ぐ」ことを優先させるべきで、「美容的」な要求はいずれ検討してはどうかという意味の説明だったのかもしれません。

「硬派」な「形成外科」なので、「美容的に」という目的の手術は「やりません」とハッキリした返答をしたのかもしれませんが、美容外科を標榜していない形成外科であっても、
ご相談のような再建手術において、審美的要素をまったく無視して治療計画を建てることはありません。

詳しい経緯は判りませんが、ご相談者と担当医の言葉の使い方の違いが原因で、一時的な齟齬が生じただけのように考えます。
どのような手術が可能か、具体的に、適確にアドバイスするには、診察したうえでの詳細な検討が必要なので、担当医の説明が「腑に落ち」ないなら、担当医を信頼して安心して治療するためにも、他の形成外科も受診して、セカンドオピニオンを求めてください。
Q3993 相談者 ニックネーム:みさと 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:女性

自宅でつまずいて柱の角に顔面を強打し、目じりと鼻の下から上唇にかけてパックリ切れてしまいました。
救急車で救急病院へ運ばれましたが、唇の傷が酷く近くの形成外科を紹介されそこの病院で縫合してもらいました。
目尻の方は縫合せずそのままです。
先生から、1日2回の消毒と傷は乾燥させるように言われました。
唇の抜糸は2週間後と言われました。
ネットで調べると、消毒はしないで傷は乾燥させない方が良い顔の場合、抜糸は5後が通常とありました。
縫合してもらった先生の言われた事とは違うのですが、消毒はしないでラップ等で傷を被覆した方が良いのでしょうか?
また、抜糸は2週間後で大丈夫なのでしょうか?

A3993 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
創の状態を診ずに具体的なアドバイスはできないので、一般的な意見でご容赦ください。
ご相談の「唇の傷」が白唇(鼻の下)ではなく赤唇(いわゆる上唇)の創ならば、抜糸を急がなくとも瘢痕は目立たなくなります(個人的には「抜糸は2週間後」はいささか長いようにも考えます)。
「縫合してもらった先生」は、食事で創が汚染されることを危惧して、「1日2回の消毒」と「乾燥」を指示されたものと推測します。
湿潤療法は形成外科などの専門医にとって、特殊な治療法でなく、ごく一般的な治療法のひとつで、創の処置・縫合の初段階から、消毒薬の必要・不必要や、閉鎖療法の是非を判断し、抜糸までの治療だけでなく、長期的な瘢痕の経過を想定して治療しているものです。
ご心配ならば、「消毒はしないでラップ等で傷を被覆した方が良い」かどうかご自身で判断することなく、早急に「縫合してもらった先生」に相談するか、他の形成外科を受診してセカンドオピニオンをお求めになることをお勧めします。
Q3994 相談者 ニックネーム:yuko 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性

現在23歳ですが、3歳の頃に自転車にひかれて、左目の外側のすぐそばに、長さ3センチくらいに傷が残っています。
傷は、一本線で、へこんでいます。太さは、2ミリくらいかなと思います。へこみ具合は、見た目でも、指で触っても確認できます。傷跡が、顔にあって、へこんだ長めの傷だからか、目立っています。
何か、傷跡を目立たなくするよい治療法や手術等はありますか。
一度、個人の皮膚科兼形成外科で2年くらい前に相談したら、傷跡に沿ってもう一度切って、きれいに縫い直す方法があるが、今の傷跡のへこみがなくなるで、どっちにしろ傷跡が残るから、そのままにしといた方がいいと言われました。
毎日、伸ばした前髪で傷跡を隠す生活が嫌で、こちらでも相談させて頂きました。

A3994 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
診察をしていないので断定は出来ませんが、「長さ3センチくらい」で「太さは、2ミリくらい」の「見た目でも、指で触っても確認でき」る程の「へこんだ長めの傷」ならば、「傷跡に沿ってもう一度切って、きれいに縫い直」せば、瘢痕は「そのままに」しておくより目立たなくなるものと推測します。
特に「毎日、伸ばした前髪で傷跡を隠す生活」を送っている様な場合、治療をすることで、気持ちが楽になることも少なくありません。
形成外科専門医を受診して、相談してください。
Q3995 相談者 ニックネーム:ゆうとママ 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:男性

2歳5ヶ月になる息子ですが、下瞼が赤く腫れてきたので眼科で受診したところ、霰粒腫 と診断されました。
年齢的にもまだ小さいので、手術となると全身麻酔でしかできないので、しばらくの間目薬とリンデロン軟膏で様子を見る事になりました。1週間経ちますが、一向に良くならずに小豆大くらいまで大きくなってしまいました。
息子の場合、皮膚側にできている為、このまま放っておいて破裂してひどい傷跡が残っても嫌なので、手術も考えておりますが、皮膚側からではなく、瞼の中からメスを入れるのは難しいのでしょうか? 皮膚側からの場合、眼科医と形成外科医とどちらに執刀してもらえば良いのでしょうか?
また目尻寄りの下瞼ですが、場所的に目立つ傷跡は残ってしまいますか?

A3995 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「霰粒腫」は瞼の裏側にある脂を分泌する腺が詰まるために起きますが、通常は感染を伴わないので、乳幼児の場合「しばらくの間目薬とリンデロン軟膏で様子を見る事」も少なくありません。
また「皮膚側にできて」「このまま放っておいて破裂して」も、通常「ひどい傷跡」は残りません。
「手術となると全身麻酔でしかできない」のですから、「眼科医」であれ「形成外科医」であれ、「2歳5ヶ月」のお子さんに積極的に手術療法を勧めることは無いのではないでしょう
か。
完全に摘出をしなくとも、「メスを入れ」て「霰粒腫」の内容を排膿させるだけなら
ば、「皮膚側から」も「瞼の中から」も可能で、「眼科医と形成外科医とどちら」でも構わないでしょうし、「目立つ傷跡は残」らないでしょう。
乳幼児でも、押さえつけてステロイド注射をする施設もあるようですから、担当医とよく相談してください。
Q3996 相談者 ニックネーム:penguinjive 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:男性

自転車から転倒し、顎の部分に骨が少し見える程度の傷を負いました。
その後流水で流してすぐに病院に行き、六針ほど縫い、患部をガーゼで保護しました。
お医者さん曰く、肉がえぐれているような傷であるため、綺麗には治らないだろうとのことです。
本日緊急で訪れた病院では湿潤療法は行っていない様子でしたが、傷がより綺麗に治るのであれば、湿潤療法を行っている病院を選びたいと考えております。
一応予定では、次の金曜日に今日行った病院に再度診察に行く予定なのですが、それはキャンセルして、すぐに湿潤療法を行っている病院に切り替えたほうがいいのでしょうか?
それとも、抜糸が終わってある程度傷が治ってきた時にした方がいいのでしょうか?
深い傷がある時には湿潤療法は有効ではないという話を聞いたことがあるため、どうすればいいのか迷っています。
傷をより目立たなくするためにこれから取るべき行動について、ご教授願えればと思います。
よろしくお願い致します。

A3996 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「顎の部分に骨が少し見える程度の傷」は、深部組織感染あるいは骨感染の可能性を完全に否定出来ないため、湿潤療法の適応はありません。
「自転車から転倒」して受傷したのならば「肉がえぐれている」創ではないと考えま
すが、創の辺縁組織の挫滅のため比較的目立つ瘢痕が残りやすいので、「次の金曜日に」「本日緊急で訪れた病院」を受診して、瘢痕を残したくない旨を伝えて、形成外科を紹介して貰うと良いでしょう。
また、いわゆる「湿潤療法」は、一部の病院だけで行っている特殊な治療法でなく、形成外科や皮膚科では以前より通常に施行されている創処置ですから、必ずしも転院の必要性は無いかもしれないので、担当医とよくご検討ください。
Q3997 相談者 ニックネーム:無記入 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:無記入

遮光テープの使用につき御教授お願いいたします。
6歳の娘ですが、鼻翼部に兄妹の爪によってやや深めの擦過傷を作ってしまいました。ハイドロゲル創傷被覆材で被服して受傷2日後に形成外科受診しました。初診の先生からは遮光を勧められましたが、受傷12日目にその後のフォローをして頂いた先生からは、もう治癒とのことで今後は創はopenで良いとの診察を頂きました。春になり外遊びの機会も増え、日差しを強くなってきており、心配でしたので念のために遮光テープを張っておりました。以前に同様の怪我をした際にテープの毎日の張り替えを指導されていましたので、今回も同様に毎日剥がして皮膚を洗い交換しておりましたが、一週間程継続したところで、上皮化していたであろう皮膚が一部、剥離したような感じで発赤してしまいました。テープの貼布を中止し経過をみているところです。これはいわゆるテープ負けになるのでしょうか?また、このまま経過をみてよろしいものでしょうか、ステロイド等の使用を検討した方が良いのでしょうか?以前、遮光テープの使用法の指導を受けた際には、テープ負けの場合4-5日間張らずに様子をみて軽快するのを待ってまた再開するような指示がありましたが、再開しても大丈夫なものなのでしょうか?
遮光テープの副作用であるテープ負け、テープかぶれ等の症状及びその対処・治療法について、あまり情報がありません。また、遮光テープの正しい使い方についても情報は少ないと思われます。御教授お願い出来ましたら幸いであります。

A3997 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
まさに「テープ負け」です。
もともと「遮光テープ」は「遮光」のために貼っているわけですから、「遮光テープ」で「テープ負け、テープかぶれ」を起こすならば、テープを貼らずに紫外線遮断(UVカット)の化粧品をお使いいただければ結構です。
「以前に同様の怪我をした際にテープの毎日の張り替えを指導されて」いたそうです
が、「毎日剥がして皮膚を洗い交換して」いると「テープ負け、テープかぶれ」を起こし
やすいので、「遮光テープ」を貼るならば、多少見た目が悪くても、テープが汚くなって周囲から剥がれてきたら(通常ならば数日~10日程度剥がれてこないはずです)、お湯でよく濡らし石鹸で洗って「遮光テープ」の糊を溶かして優しく剥がし、乾いたところで貼り直すようにしてください。

他には、「遮光テープを」貼る際に 受傷部の最も弱い部分にワセリンやクリームを塗って
一回り大きく「遮光テープ」を貼ったり(最も弱い部分にはテープはくっつきませ
ん)、「遮光テープ」を貼るたびにテープの方向を変えるなどして、肌を守るようにすると
良いでしょう。

診察はしていませんが、通常、「爪によって」できた「やや深めの擦過傷」ならば、遮光してもしなくても長期的な経過に大きな違いは出ないものです。
お母様の「心配でしたので念のために遮光テープを張って」いた気持ちは勿論、「初診の先生」の「遮光を勧め」た言葉も、「その後のフォローをして頂いた先生」の「今後は創はopenで良いとの診察」にも全て間違いはありません。

創傷の良好な治癒と瘢痕の最良の経過のためには、受傷直後に湿潤療法あるいは閉鎖療法の適応の判断、上皮後の経過観察と具体的な対処などのアドバイスが大切です。

ご心配ならば、定期的に形成外科や創傷治癒の専門医を受診して相談すると良いでしょう。
Q3998 相談者 ニックネーム:ゆーり 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性

一年前に鼻の頭のホクロをくりぬき法でとりました。
そのあと、半年たっても赤みが消えず主治医に相談したところ、赤みを早く退かせるレーザーをあてる事になりました。そしてレーザーをあて1ヶ月後にまたみせに行きまだ赤みが残っていたのでもう一回赤みをとるレーザーをあてました。
あれから3ヶ月ほどたつのですがまだ赤みは消えません。若干薄くはなっている気がするのですが。
リンデロンという塗り薬をもらいそれを塗って夜寝ると朝には赤みはまったくないのですが
時間がたつとまた赤くなってきます。このまま赤みは消えないのでしょうか?

A3998 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
ご相談の通り「赤み」だけならば、時間の経過と共に徐々に目立たなくなります。
「赤みを早く退かせるレーザー」は通常、治療直後に「赤み」が消褪するので、レーザー照射後にまだ赤ければ、「1ヶ月後」あるいは「3ヶ月ほど」たっても「まだ赤みが残って」いるのは当然と考えます。

「リンデロンという塗り薬を」「塗って夜寝ると朝には赤みはまったくない」とすれば、まだ瘢痕の炎症が強い可能性もあるので、炎症が鎮まるのを待って下さい。

ご相談の内容だけでは症状の判断が出来ないので、主治医に相談するとともに、他の形成外科を受診してセカンドオピニオンを求めると良いでしょう。
Q3999 相談者 ニックネーム:コウキ 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:男性

ケロイドについて相談させていただきます。
まず今現在の状況を説明します。高校1年の時から出来始め今では、左右の顎と背中、尻にケロイドがありどうしても顔のケロイドは治したくて去年の夏からケロイド外来に行っています。
ニキビがひどかったためまず半年ほどビタミン剤や抗生物質とアクアチムクリームでニキビを落ち着かせてからケロイド治療ということで、だいぶ落ち着いたため今年1月終わりから注射治療してもらいました。左のケロイドは一個のケロイドがだんだんと大きくなったもので(3ミリ×5ミリ)ためしにやっていただいたところ大きくなるだけだった醜いケロイドが始めて平らになってきて色はともかく平らにはなるかもと希望が出てきました。注射後は先生に言われたとおりサージカルテープをずっと張っていました。
2月の終わりに次は左右のケロイドに注射してもらい左のケロイドはすでにシコリがあるだけの状態までへこんでいて注射後もあまり変わらなかったんですが、右のケロイドは大きいケロイドに3つ小さいケロイドが連結したもの(5ミリ×5ミリ)と少し離れて平べったいけど段々大きくなっているケロイド(2ミリ×5ミリ)があり両方に注射してもらったところ、一番大きなケロイドは少し凹んでくれて、平べったい方はかなり凹みました。
今回相談させていただきたいのはここからです。
先生には注射は抵抗力を落とすのでニキビが出来やすくなるため十分ニキビには気をつけるように言われていて出来始めたらすぐに抗生剤を飲みなさいと言われていました。震災までは小さいのが出来てもすぐに直って安心していたんですが、震災後からストレスがかかったためか治りが遅くなりニキビも多くなってきました。
4月に入って暖かくなってきてもテープを張り続けたのが原因か分かりませんが、左の連結している一番デカイケロイドの横に真っ赤な下から押し出るようなニキビが出来てしまい、これは高校時代にケロイドになって連結してしまったニキビと同じだと思ったんですが、やっぱり治らず昨日ケロイドの芯のようなものが出来上がっていました。ちょうどその日が診察の日で注射はせずにニキビを落ち着かせてからまた治療しようとのことで6月に来るよう言われたんですが、帰ったらケロイド化していて死にたくなりました。さらに頬にも去年から治らない赤いにきび跡があったんですが触った感じがケロイドで本当に最悪です。
今の状態で自分はどうすればいいのか、どうすれば少しでも良くなるのか、治療しないで現状維持が最善だったのか、一生この醜いケロイドがあってニキビからのケロイドに一生不安にすごさなきゃいけないのかと頭がおかしくなりそうでここに相談しました。
私は肌が非常に弱く、髭が非常に濃いです。今思えば最初のケロイドもニキビの上からがりがり剃って血を出しても治る前に剃る血が出るを繰り返してきたからかもしれません。頬のニキビからのケロイド?も痛みもなく少しポコッとしていたんですが気にせずシェーバーで上から剃っていたからなったのかもしれないなと思うと最悪の気分です。その部分だけ毛を剃らずに鋏で切って何とかするというような毛の量でも質でもなく非常に不潔になり、綺麗にするには剃るしかないんです。一時期は恥ずかしくて揉み上げから顎まで髭を伸ばしていたんですが左右の顎のケロイドの位置は対象ではないので変な風になるし、毛があたるとケロイドが痒くなるし、髭の中にニキビが出来てしまって直すには剃らないといけませんもう八方塞です。この髭があるためケロイドの圧迫が困難で、永久脱毛などはこの弱い肌とケロイド体質では不安で試せませんし、絶望しています。

A3999 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
毛穴に皮脂がたまるのが一般的な尋常性座瘡(にきび)ですが、細菌感染が加わり炎症がひどくなると治癒後に瘢痕が残ります。
赤く隆起した瘢痕は肥厚性瘢痕あるいはケロイドで、ご相談の状態は元の瘢痕の範囲を超えて大きくなる真性ケロイドと考えられます。

真性ケロイドは、正常な皮膚や通常の瘢痕に比べて、膠原繊維という組織が過剰に産生されている状態ですが、なぜ膠原繊維の増殖が停止しないのか詳しくは判っていないので、多くの場合、非常に治療に難渋します。

根本的な対策は瘢痕を作らない事になりますが、具体的には対症療法が主で、ステロイド局所注射やステロイドテープ貼付、シリコンジェルシート、スポンジやサポーターを使った圧迫療法のほか、トラニラストの内服も勧められます。

外科的切除や電子線治療を行うこともありますが、手術により更に大きなケロイドになる可能性や、電子線による副作用の可能性もあるので、専門医とよく相談をして治療方針を決めてください。

新しくにきびを作らないために、ディフェリンゲルの外用や髭のレーザー脱毛も検討しては如何でしょう。
Q4000 相談者 ニックネーム:さち 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:男性

中三の子供の事で、ご相談したいのですが、口唇裂で生まれ鼻の下から唇にかけて、手術痕があります。
傷跡があまり目立たない方が多いのですが、ウチの子供は、ケロイドと言う程の盛り上がりはありませんが、傷跡の縫い目や、口唇付近の赤みなどがわりと目立ち、本人も気にしている様子です。
口唇口蓋裂センターにて、手術や再手術をしてきました。
幼児期に最終に手術してからは、八歳頃に 傷跡を擦り 傷跡の凹凸を減らす処置を外来でしましたが、それほど変化はありませんでした。
今回、定期検診を受け、高校生になってからの最終手術の話がでましたが、本人の気になる箇所を。。といわれましたが、主治医に傷跡を再手術で今よりも目立たなくなるようなら、。。。とお聞きしたところ、傷の赤みが、消えにくいタイプのようだから、再手術しても、また赤みが残るかもしれない、と言われました。
そこは、口腔外科のセンターなので、違う科での治療なら、傷跡が目立たなくなる可能性があるのでしょうか?
年頃の子供で、本人も気にしているので、何とかしてあげたいと思うのですが。

A4000 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「再手術しても、また赤みが残るかもしれない」というのが担当医の言葉そのものであるなら、「赤みが残る」可能性があるというだけの意味なのか、ほぼ確実に「赤みが残る」と考えているのか、どちらかが判りません。
口唇口蓋裂センターの担当医に確認すると同時に、不安ならば他の医療機関(形成外科や口腔外科)を受診してセカンドオピニオンを求めると良いでしょう。

男性の唇裂の治療は口唇の機能と形態の修正と共に、いずれ口髭が生えた時に髭の生えない瘢痕をいかに目立たなくするかまでを考慮して治療することが必要です。

今回の治療に限らず、整容面での治療にあたり、患者さんと担当医との相互信頼が大切なのですから、充分に理解して納得して治療をお受けになるべきです。

ご本人にお会いしていないのであくまでも一般論になりますが、高校生(10歳代後半の男性)ならば、焦ることなくじっくりと説明すれば、ご自身のおかれる状況を受け入れ、医師の説明を充分に理解することができるはずです。

希望する治療は患者さんが望めばいつでも出来るということを前提として、患者さんご自身と担当医の話し合いに任せてみては如何でしょう。
「年頃の子供」だからこそ、治療するかどうかはご本人次第で、ご家族は患者さんご本人の決定を実現させるためのサポートをする準備を常にしている、という姿勢をみせておくだけにしておくのが良いのではないでしょうか。

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