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傷の悩み 無料相談
創傷治癒よくある質問
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- Q3991 相談者 ニックネーム:ひつじ 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性
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子供の傷痕について質問させて下さい。二ヶ月程前に外傷性えくぼの切除手術を形成外科にて行いました。場所は額の真ん中やや左側です。長さは1センチ程です。
手術直後は窪みが取れ安心しておりましたが、二ヶ月程経ち、同じような窪みが出来てしまっております。
こういった現象は窪みが完全に取れていなかったのでしょうか?
またこの窪み、癒着とも言うんですかね、マッサージ等で解消されるのでしょうか?
まだ傷口も少し赤く、少し固さもある為、和らいでくると同時に窪みの度合いも減って欲しいと願っております。次の診察まで時間があり心配になってきました。
- A3991 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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皮下で一部「癒着」が起きているのでしょう。
術後「二ヶ月程」ならば「少し赤く、少し固さもある」のは通常の経過ですが、皮下での癒着は起きてほしくないので、「マッサージ」をして癒着の解消を図った方が良いかもしれません。
マッサージは瘢痕を幅広くする方向に緊張をかけたくないので、毎日1~2分だけ瘢痕予防のテープを貼ったまま瘢痕全体をゆっくりと時間をかけて押しつぶすように、
周囲の皮膚ごと上下左右に動かすようにします。
強く押すとしこり部分がまだ痛むかもしれないので、無理をしないで気長に続けてください。
手術部位が「額」なので、術後瘢痕予防と紫外線対策で紙テープを貼っているかと思
いますが、テープの貼り換えは毎日でなく、1週間に1度くらいで構いません。
さて、手術をした時点から、瘢痕の治療が始まっています。
「次の診察まで時間があり心配になって」ご相談いただいたのは重々理解いたします
が、主治医は経時的な予測をしたうえで治療計画をたてているでしょうから、途中経過の問題点、疑問点は主治医にご確認いただくのが最良の対応と考えます。
次回の診察予定は、一般的な経過の場合の『予定』であって、それまで受診してはいけないということではありません。
次回の受診予定日までに気になる症状があった場合、専門医にとって通常の経過であっても、患者さんとご家族にとっては大きな不安の素なのですから、前の診察時に予告をしていない担当医の説明不足とも言えます。
わざわざ瘢痕治療の手術をなさったわけですから、最高の結果を手に入れるためにも、治療経過に不安や疑問があったら主治医を受診して説明をお求めになることをお勧めします。
- Q3992 相談者 ニックネーム:れいら 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:女性
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去年の6月に自転車で転んでしまいました。
すぐ病院に行かず自然完治するのをまち傷口は塞がったのですが傷跡が黒く膨らんだまま治らなくなってしまいました。ずっと立ってるとさらに膨らみます。
皮膚科には行ったんですが圧迫治療?とゆうことでスポンジでその傷跡を圧迫する方法で半年続けているのですが一向に治りません。
傷跡が3センチほどで少しおおきいです。
皮膚科ではなく整形外科にいくべきでしょうか?
- A3992 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「ずっと立ってるとさらに膨らみます」という記載が気になります。
外傷受傷時に、血管の損傷が起きて静脈瘤が形成されたのでしょうか。
それとも、肥厚性瘢痕が鬱血によって「黒く膨らんだまま」なのでしょうか。
お掛かりになっている「皮膚科」で診断を確認し、治療経過の評価と今後の経過の予測をお尋ねになるのがよいでしょう。
その通りに経過するかどうかはわかりませんが、現時点で今後の経過を予測し今後の治療計画があるならそのままお掛かりになってよいでしょうが、明確な答えがいただけなければ、一度、形成外科にお掛かりになってみて、必要に応じて他の医療機関を紹介していただいてもよいのではないでしょうか。
- Q3993 相談者 ニックネーム:A 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:男性
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昨年の夏、小学1年生の子どもが川で飛び込みをしようとした際、体勢を崩した状態で落ち、側壁の岩で右前頭部を強打し、右前額部裂傷しました。
(救急外来を受診し、縫合後、形成外科受診し抜糸を行った。)(診断内容)
右前頭部に約8センチ大の裂傷(骨膜まで到達、尾側にポケット形成)を認めた。
5-0 PDSⅡで真皮縫合を10針、表層を5-0 ナイロンで14針単縫合し秋頃に治療が終わりました。右前頭部に傷跡が残り、当時の先生からは傷口は問題ないが、傷の幅(広さ)が大きくこれから成長すると共に皮膚が引っ張られ傷跡が大きくなるだろう。また、毛根が切れてなければ毛が生えてくるが、切れていたらはえない。気になるようなら大学生くらいになったら髪の毛を移植(?)することや、他にも何か出来る処置はあるが、やはり地毛との違いはあると言われております。
やはり、傷跡がこの後大きくなっていくのか。また、傷跡が目立たなくなるような効果的な治療はあるのか。
そして、髪の毛は生えてくるのでしょうか。生えてこなかった場合の効果的な治療はありますでしょうか。また、その時期はいつぐらいが目安でしょうか。
- A3993 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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受傷時に毛根の皮脂腺周辺の膨大部がダメージを受けていれば毛根の再生はないでしょうし、縫合時の頭皮の緊張が強かったなら、その後も脱毛部位が広がる可能性もあったはずです。
受傷後6カ月経過していれば血流障害による脱毛は治まっているので、瘢痕部あるいは脱毛部と有毛部ははっきりしている筈です。
今後は10~15歳くらいまで「成長」に伴い頭が大きくなると「皮膚が引っ張られ傷跡」の「幅」が「大きくなる」かもしれません。
頭部の成長が止まれば、ご本人の希望の時期に、瘢痕を切除して縫合しなおす瘢痕形成術で目立たない1本の線状瘢痕にすることが出来ます。
また瘢痕を切除して引き寄せるだけの頭皮の余裕が無ければ、後頭部あたりから毛根を採取して瘢痕部に移植する自毛植毛も可能ですし、周囲の毛の流れに合わせて植毛すれば違和感は無いでしょう。
ご心配ならば、形成外科で定期的に経過を診て貰ってはいかがでしょうか。
- Q3994 相談者 ニックネーム:おこ 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性
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右足底皮下腫瘍摘出術をしました。3cm位切開し、中身を繰り出しました。病理は外毛根嚢腫でした。
縫合した皮膚はしっかりとくっついているのですが最近、以前よりも痛みを感じます。足底なので歩くのも痛いので2日前に病院を受診しましたが、中の傷がまだ治りきってないし、表面の皮膚が硬くなってるからかもしれないと言う事で保湿剤が処方され経過観察する事になりました。
しかし、自分的には術後よりも痛みを感じるので再発したのでは?と不安です。
このような事は術後よくある事なのでしょうか?
このまま保湿剤を塗りながら経過観察をしていた方がいいのでしょうか?
歩くのにも支障があるので早く解決したいです。
- A3994 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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超音波検査あるいはMRIで「再発した」か診断が可能ですが、普通そこまでの検査はしません。
「外毛根鞘性嚢腫」は通常、頭部の有毛部に出来るので、足底ならばよく似たものとして表皮嚢腫か類皮嚢腫が考えられます。
表皮の肥厚が「痛み」の原因と考えるのが通常でしょう。
手術創を中心に鶏眼のように肥厚部分が食い込んでいる可能性もあります。
表皮の肥厚は「保湿剤」よりも、物理的に削った方が早く改善しますし、ドーナツ状の魚の目保護パッドの様なもので縫合部に圧力がかからないようにしていただくと、痛みは徐々になくなっていきます。
- Q3995 相談者 ニックネーム:りぃ 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性
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2日前に娘を自転車に乗せていた際に私の不注意で自転車前の子乗せシートから娘が転落しました。
おでこに大きな擦り傷と顎下に擦り傷、前歯が少し欠けてしまいました。
おでこの大きな擦り傷が心配です。幸い深さはないのですが範囲が広いのです。
- A3995 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「深さはないのですが範囲が広い」なら湿潤治療の適応でしょう。
形成外科を受診して湿潤療法、閉鎖療法を自宅でしても構わない擦過傷であることを確認してもらいましょう。
上皮化後も定期的に形成外科を受診して、適時、適当な自宅ケアをアドバイスしてもらって下さい。
- Q3996 相談者 ニックネーム:みな 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性
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ネイリストをしています。
4日前くらいに、少し鋭利な薄い金属器具を右手の親指の腹に刺してしまいました。
マイナスドライバーの端ををすごく薄く、鋭利にした様なものです。
血もほぼでず、痛さはありましたが、あまり気に留めず過ごしました。
しかし、傷も塞がった今も少し腫れジンジンした痛みや膜が張ったような感覚があります。
膿も出ないし、親指の腹を使うと痛いので内出血?と思っていたのですが、いかがでしょうか。
また、病院に行くとしたら何科にかかればよいですか?
- A3996 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「少し腫れ」ていることが気になります。
使用中の「器具」ならば、先端が清潔ではなく、刺創の場合は常に感染の可能性があるとお考えになってください。
形成外科を受診して、異常がないことを確認してもらってください。
- Q3997 相談者 ニックネーム:箱入り娘 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:女性
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クローン病は消化器内科、痔瘻の手術は外科でしてもらいました。クローン病の合併症で左陰部の近くに痔瘻を患い2011年にシートン法とくり抜き法で手術しました。
シートン法とくり抜き法で手術した後は肉芽が盛り上がってきて自然に傷跡が塞がるとの事でしたが一向に塞がりません。
傷周りの皮膚もコブみたいにぼこぼこ飛び出ていて長時間座っているととても痛いです。
同病院で外科受診していますがただ軟膏(ゲンタマイシン)を処方されるだけです。
何度か難治創になっていて肉芽の盛り上がりが悪いからと再手術の話が出て、お願いしたのですがやっぱりこのまま経過観察でとそのうち塞がるからしか言われません。
傷周りのコブみたいなぼこぼこも形成だねと言われただけで痛くて辛い事を伝えても大丈夫しか言われません。
個人的に皮膚科か形成外科を受診してもいいのでしょうか?
インターネットで近赤外線照射療法やフィブラストスプレーが難治創に効果があると書いてあったのですが効果はあるのでしょうか?また、クローン病でも使用可能なのでしょうか?
他にはどんな治療法があるのでしょうか?
- A3997 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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一般的に、「痔瘻」の手術は、術後の数日間、便の硬さを上手にコントロールすることが大切ですし、「シートン法」はシリコンゴムの締め付けを適度な強さに保った状態を維持しなくてはいけないので、クローン病など腸管に基礎疾患がある場合の手術は特に経験と工夫が必要です。
さて、「2011年」の「痔瘻の手術」が治癒していないとすれば、ただ単に術後創が遷延治癒しているのではなく、クローン病の症状として肛門周囲膿瘍などの肛門病変が発症しているものと考えられます。
治癒が遷延しているのに現状の説明や今後の治療方針が明確でないということで、ご自身で様々な対処法を調べておられるのでしょうが、創状態をしっかりと把握することなく治療法を選択することは出来ないので、もう一度担当医に説明を求めて、それでも不安が解消されなければ、他の肛門科で相談なさってみてはいかがでしょう。
- Q3998 相談者 ニックネーム:ルカ 患者様(相談対象者) 年齢:10代前半 性別:男性
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皮膚科、美容の病院で息子の生まれつきあるホクロが2センチを越えたのでホクロ除去をしました。
7センチ真っ直ぐの傷です。
術後2週間後に抜糸しました。その間の傷のケアは、傷をよく洗い、抗生物質の入った軟膏を塗り、大判絆創膏みたいなパッドで保護してました。
抜糸後は、傷が開くのを防ぐのにマイクロポアテープをもらいましたが、そのテープの貼り方に疑問が残りました。
一本傷の真ん中に傷口を少し寄せて縦に1本1ヶ所とめてくださいと言われました。
しかし、左足のおしり側の付け根でテープが取れてしまいます。また、座ると椅子に直接当たるので出来たら外部からの摩擦等避けれたらと思っています。何か良い方法はないでしょうか。
先生に傷を全部保護したいと伝えたら皮膚が剥がれるかもしれないからお勧めできないと言われてしまいました。
- A3998 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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担当の「先生」の言葉尻を取るわけではないのですが、
「傷が開くのを防ぐのにマイクロポアテープを」「傷の真ん中に傷口を少し寄せて」「とめてください」という指導と、「テープが取れて」しまうにもかかわらず「傷を全部保護」するように「マイクロポアテープ」を貼るのは「お勧めできない」というアドバイスは矛盾しています。
「先生」が「皮膚が剥がれるかもしれない」ことをご心配してくださったことは理解できますが、他の対策を提案していただかなければ、確かに「テープの貼り方に疑問が残」り不安が募ることになります。
通常「マイクロポアテープ」は、線状の瘢痕を太くする方向に皮膚の緊張がかからないように、瘢痕が盛り上がってこないように、紫外線予防のために、線状瘢痕の左右の皮膚を寄せるように貼付します。
ただし「おしり側の付け根」ならば、周囲の皮膚を寄せて貼ると「座ると」皮膚が伸びるので貼付面積が狭ければ必ず剥がれてしまいます。
そこで「おしり側の付け根」の「マイクロポアテープ」の貼り方は、1インチ幅のテープを瘢痕周囲の皮膚を寄せることなく長め(瘢痕より2cmほど長く)に貼付するか、比較的長め(3~5cm程度)の「テープ」を数本用意してほんの少しずつ「テープ」が重なるように線状瘢痕に垂直に貼付してください。
また貼付した後に手のひらを「テープ」に押し当てて「テープ」の粘着剤を溶かして肌に馴染ませると剥がれ難くなります。
毎日貼り換えると「皮膚が剥がれるかもしれない」ので、貼り換えは「テープ」が汚らしくなってきたらで結構です。
瘢痕の緊張具合にもよるのですが、「おしり側の付け根」は、比較的瘢痕が幅広くなりがちですが、「座ると」圧迫されるので平らな瘢痕になることが多い部位です。
「10代前半」の「息子」さんなら肌の張りが強く余裕がないうえ体をよく動かす時期ですから、瘢痕がある程度幅広くなるのはしょうがないかもしれません。
思春期を過ぎて肌に余裕が出来てきたときに気になる程の瘢痕が残っているならば、瘢痕を切除して縫い直す瘢痕形成術も可能です。
今はあまり気にせずに、痒みや痛みが無ければよいくらいにお考えになっておいた方が、気が楽かもしれません。
- Q3999 相談者 ニックネーム:みや 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:男性
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2歳の子供が、棚の角に眉間をぶつけて穴のあいたような傷ができ、二針縫いました。
小児外科で2針塗ってもらい、1週間後に抜糸して、治療は終わったので傷が目立たないようにしてもらいたくて、皮膚科に通い、マイクロポアテープを貼っています。
皮膚科の先生が傷の直りを見ると、深かったんだねと言ってました。
テープの貼り方をネットでみると、傷に対して直角にはるとのってますが、皮膚科に聞いた所、貼り方は、横でも縦でも結果は同じだと言ってました。
3週間ほどたつと、傷は前より薄くなってきましたが赤みはまだあり、傷が少し盛り上がってきてしまったのが気になります。
今さらですが、形成外科でもう一度見てもらったほうがよいのかな? と思いなやんでいます。
形成外科にいけば、またちがったテープや薬がでるのかな? と思ったのですが、今からだともう遅いですか?
- A3999 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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先ずは、最終的な回答から。
手間を惜しまないなら、「形成外科でもう一度診てもらったほうがよい」でしょう。
『お子さんの怪我のことで、経験もなく専門的な知識もないので途方に暮れている』ということを十分に了解したうえで順を追って助言をいたします。
やや難しく厳しい表現もありますが、お子さんのためにもぜひお読みください。
怪我をした時点で動顛してしまうのは普通ですが、外傷は先ず水道の流水で洗って濡れタオルなどで圧迫止血してください。
お掛かりになる病院は、取り敢えず傷口を塞いでもらうだけならば何処の病院でも構いませんが、数年後に瘢痕が目立たなくなることまでお考えになるならば形成外科などの創傷専門医に診てもらった方がよいでしょう。
上皮化し創治癒した時点で瘢痕を目立たなくするための治療が始まるのですから、抜糸で治療が終わりという施設と、抜糸後も瘢痕の経過を診てアドバイスをくれる施設は、どちらが優れているかということでなく、治療の目的が違うのです。
これは例えていうなら、料理をするにあたって目の前に材料があるから取り敢えず切るのか、材料をお皿に盛った完成形までを想像して作る料理に合わせて材料を切るのか、どちらを選びますかということなのです。
さて、抜糸後の「マイクロポアテープ」は、「傷に対して直角にはる」と良いのか、「皮膚科」の先生の仰る通り「貼り方は、横でも縦でも結果は同じ」なのでしょうか。
「マイクロポアテープ」を貼る理由を理解すべきです
(そのために当センターにご質問いただいたのでしょうが…)。
外傷があっても健常組織を寄せて創縁が左右上下ともズレが無いように合わせると、1本の線状の瘢痕が形成されます。
「マイクロポアテープ」は、瘢痕を太くする方向に張力がかからないよう局所の安静と盛り上がりに対する圧迫、紫外線対策の意味があります。
したがって、「マイクロポアテープ」を貼る方向は「横でも縦でも結果は同じ」ですが、剥がす時に瘢痕に力がかかったり周囲の肌を傷めたりしないように、両端からそっと剥がして瘢痕の直上は瘢痕と平行に剥がしてください。
「マイクロポアテープ」の貼り換えは、見た目が汚くなったらで構わないので、2日~1週間に1度程度にしてください。
瘢痕は、正常な組織の隙間に瘢痕組織が入り込んでいる状態なので、新生血管の迷入もあるため、受傷後「3週間ほど」の瘢痕ならば「赤みはまだ」あってもおかしくありません。
瘢痕組織が過剰形成されれば、「傷が少し盛り上がって」肥厚性瘢痕を形成します。
肥厚性瘢痕は受傷後3カ月までは赤みも強く盛り上がった状態で、6カ月までに赤みは薄くなり盛り上がりもやや小さくなりますし、6カ月以降も徐々に赤みは消褪し、数年の歳月をかけて白く平らな成熟瘢痕になります。
形成外科を受診すれば、ステロイドテープやステロイド注射、ロングパルスYAGレーザーなど保存的治療も提案してもらえるでしょうし、シリコンジェルシートの貼付など自宅でのケアの仕方も教えてもらえるでしょう。
治療をするかどうかは、説明を聴いたうえで時間をかけてゆっくりと検討すればよいのですから、「思いなやんで」いる暇があるのなら、受傷後どれくらい経過したかに関わらず、形成外科を受診すべきです。
- Q4000 相談者 ニックネーム:サカイ 患者様(相談対象者) 年齢:60代後半 性別:男性
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7月下旬に痔の手術(肛門狭窄)を受け、現在(12月下旬)痔の方はよくなっています。
ただ手術で切った皮膚の痕が赤いすじの様になっています。
特に長く歩いたり、走ったりしておしりの皮膚が伸び縮みすると目立ってきます。
また肛門近くの皮膚が切れて出血することもあります。歩いていておしりに違和感があるとたいてい出血しています。ガーゼにつく程度で出血量はわずかですが。
近くの皮膚科でゲンダマイシン、リンデロンVG,亜鉛華を処方してもらってますが直っていくでしょうか。手術後半年たっても直らないので心配です。
- A4000 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「赤いすじの様」な「痕」は肥厚性瘢痕です。
術後5カ月程度ならば、身体が温まったり擦れたりすると、赤みが「目立ってきます」し、瘢痕の硬さがあります。
「肛門近くの皮膚が切れて出血する」原因は、瘢痕が硬くて擦れて出血するのか、皮下膿瘍などが出来て易出血点があるのか、などが想像できますが、実際に診察をしなければ診断が出来ません。
お掛かりになっている「近くの皮膚科」か「痔の手術(肛門狭窄)を受け」た病院で、赤みの原因、出血の原因をお訊きになって、今後の治療方針、経過予想をお尋ねになってください。
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