傷の悩み 無料相談

創傷治癒よくある質問

  1. 0_FAQ 創傷治癒 よくあるご相談
Q3981 相談者 ニックネーム:takasako 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性

腹腔鏡手術を受けたのですが、傷ができるだけ目立たないようにしたいです。ヘソ下に横に4センチほど、口のような形で、少し縫合部分の皮膚がたるんでいるような感じです。接着剤のようなものでとめていると思います。
主治医の先生は少し盛り上がるが、何も貼らなくていいとおっしゃるのですが、医療用のテープを止める等で平にして目立たなくすることはできますか?

A3981 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
まずは「主治医の先生」のアドバイスに従ってください。
「主治医の先生」は、これまでの経験からあなたの「ヘソ下」の瘢痕がいずれ目立たなくなることを確信なさって、「何も貼らなくていい」と判断なさったものと考えます。
確かに一般的に「ヘソ下」は大きな緊張がかからないので、瘢痕が元々小さければ、比較的目立たなくなりやすい部位です。
術後の瘢痕は「医療用のテープ」で圧迫固定することも少なくありませんが、長期にわたるテープ固定はかぶれを起こし易いので、可能な限り貼付を避けようとする医師もいます。
「主治医の先生」に「傷が出来るだけ目立たないようにしたい」という気持ちをはっきりと伝えて、「何も貼らなくていい」としても「医療用のテープを止める等」してはいけないのかを確認なさると良いでしょう。
そのうえで更にご心配ならば、「主治医の先生」に形成外科を紹介してもらったり、自身で形成外科を受診してセカンドオピニオンを求めて下さい。
Q3982 相談者 ニックネーム:mamasann 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:男性

5野球の練習中、スパイクで左ひざを鈎状にえぐってしまいました。外科にかかり、小指の爪程のびらびらしたひふを切除して、10針ほどぬいました。担当医いわく、10日したら近医で抜糸するようにとのことでした。けれど、真ん中が、くっついてないようで、糸をぬいてもいいのかわからないのです。近所に外科もなく、罹ったところは午後やってなく、整形外科科、皮膚科でもいいのかしらと悩んでます。動きの激しいところだし、くっつかなかったらどしようかと心配です。

A3982 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「3Mのマイクロポアテープ」は、瘢痕が幅広になる方向に外力がかからない様に周囲の皮膚を寄せ、瘢痕が盛り上がるのを防ぎ、紫外線を遮るために、一般的に、最も肥厚性瘢痕がおきやすい受傷後6ヵ月まで貼っておくものです。

お風呂に入った際もわざわざ剥がす必要はないので、多少見た目が悪くても、一度貼ったら汚くなって周囲から剥がれてくるまで貼りっぱなしにしておいてください。

創傷治療の専門医は、「外科」に限らず形成外科や「整形外科、皮膚科」など、様々
な科に所属しています。
おかかりになった「外科」の「担当医」は受傷から縫合直後までの状態から翌日の診察は必要なしと判断したのでしょうが、「整形外科、皮膚科でも」構わないので受診して、翌日に感染を起こしていないことを確認して湿潤療法・自宅ケアの適応かどうかを見極めて貰うのが最良だったかもしれません。

一般的に下肢(膝から下)の創は比較的治りにくいのですが、経過が順調ならば受傷後7日から14日程度で抜糸が出来ます。
既に受傷後14日以上を経過しているのですから、抜糸は可能でしょう。「小指の爪程のびらびらしたひふを切除」しているので、一部皮膚欠損が生じる可能性もあり、抜糸後も創処置が必要かもしれません。

加えて、敢えて厳しいアドバイスを差し上げることをお許しください。
「真ん中が、くっついてないようで、糸をぬいてもいいのかわからない」のはしょうがないとしても、「整形外科、皮膚科でもいのかしらと悩んで」、「動きの激しいところだし、くっつかなかったらどうしようかと心配」なさるくらいならば、「近所に外科もなく、かかったところは午後やってなく」などとおっしゃらず、無理にでも都合を付けて、多少遠くても最初の処置をしてくださった「外科」の「担当医」を午前に受診したり、創傷治療の専門医のいる施設(創傷治癒センターのホームページ『医療機関のご案内』でも紹介しています)まで足を運んだりすることも大切と考えます。
Q3983 相談者 ニックネーム:クエスチョン 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性

2週間ほど前に頭部に有る、脂腺母斑の手術(幅約1センチ、長さ3センチ弱)を大学病院皮膚科にて行いました。
手術中に担当医師より一週間後の抜糸まで絆創膏をしてもらうと言われましたが、翌日消毒に行くと、別の先生で、絆創膏は特に必要ないとの事で消毒だけして、帰されました。
今、術後2週間たち、「線状で残る」と言われた傷跡がかなり幅がある傷跡になっています。すごく不安です。絆創膏をしなかったから?と考えたり・・。
今の状態でこれ以上傷跡が大きくならないようになにか気をつけたり、出来ることは有るでしょうか?(自分で傷パワーパッドなど頭部に貼るのはよくないですか?)

A3983 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「頭部」の「脂腺母斑」を単純に切除・縫合(縫縮)した場合、「頭部」の皮膚は伸展しにくいため、部位によって「かなり幅がある傷跡に」なることがあります。
「絆創膏をしなかったから」「かなり幅がある傷跡に」なったわけでなく、「脂腺母斑」を切除した面積が瘢痕組織に置き換わった状態なので、「自分でキズパワーパッドなど頭部に貼るのは」有効ではありませんし、ご自身で「気をつけたり、出来ること」もありません。

いずれ瘢痕の修正が可能かを「担当医師」にご相談なさるのが最適と考えますが、必要に応じて形成外科を紹介して貰ったり、ご自身で他の皮膚科や形成外科を受診してセカンドオピニオンを求めると良いでしょう。
Q3984 相談者 ニックネーム:yuna 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:女性

二ヶ月前、他の病院でほくろ除去(レーザー)をしたのですが、傷が赤く盛り上がりツルツルした肥厚性瘢痕になってしまいました。
正直きれいに治すのは難しいのでしょうか?
まだ術後間もないので、早く治療すればきれいになるの可能性はあるのでしょうか?

A3984 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
術後「二ヶ月」の「赤く盛り上がりツルツルした肥厚性瘢痕」は、通常、特に治療をせず待つだけでも、長期間経過のうちに、徐々に赤みが引き、盛り上がりも小さくなります。

なるべく早く症状が改善することを望むなら、圧迫やステロイドテープ、ステロイド注射、
レーザー治療、トラニラスト内服などの治療が有効かを、まずは手術をした病院で相談してください。

診察をしなければ具体的なアドバイスが出来ないので、他の形成外科を受診してセカンドオピニオンを求めてもよいでしょう。
Q3985 相談者 ニックネーム:MARR 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:男性

1歳半になる息子に関してご相談です。
2ヶ月程前に公園で遊ばせていたところ、小さな階段の一番上からアスファルトの地面に顔から転倒させてしまいました(3段/高さは計50cm位でしょうか)。鼻の頭と眉間に割と深い擦り傷を作ってしまったのですが、1週間程でかさぶたはきれいに取れ、今は赤みもだいぶ引いてきている状態です。
ただ、3週間程前から眉間の一番深かったであろう傷口の箇所に0.5mm~1mm程度の白いポチポチ(表面は少し固い感じがします)が集中して3つ出来ています。これは一生残るものなのでしょうか?
放っておくしかないとは思うのですが、有効な治療法等ございましたら併せて教えて頂きたいと思います。

A3985 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
稗粒腫(はいりゅうしゅ)でしょう。
「白いポチポチ」の中身は角質の塊で、白い塊を取り出してしまえばきれいに治ります。
治療はレーザーを使うことがないわけではありませんが、通常は注射針の先で白い丘状の角質を切って、中身を押し出します。
乳幼児の場合、押さえつけて処置をしなくてはならないうえ、自然に無くなってしまうことも少なくないので、特に何もせずに経過を観ていただければよいと考えます。
ご心配ならば、皮膚科か形成外科を受診してください。
Q3986 相談者 ニックネーム:マコ 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性

3月に帝王切開で双子を出産しました。
退院後二週間頃に傷口がパックリ開いてしまい、湿潤療法をしていますが、未だに痛みが有り、出血やうみも沢山でます。テープはキズパワーパット大では一日しかもたず、病院でハイドロサイトとテープを購入し、自宅ケアをしています。二ヶ月経つのに治る気配がありません。
このままつづけてよいのでしょうか? 他の病院を受診すべきでしょうか? 傷は赤く盛り上がってきています。

A3986 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
本来、「傷口がパックリ開いてしまい」「出血やうみも沢山」でる状態に、「キズパワーパッド」の適応はありません。
「傷は赤く盛り上がってきて」いるので、肉芽の形成は良好で創の閉鎖を待つだけの状態になっている可能性もありますが、不良肉芽ならば状態に応じた処置が必要です。
「二ヶ月経つのに治る気配が」無いと感じていて「このままつづけてよい」かどうかご心配ならば、主治医に相談して形成外科を紹介してもらっては如何でしょう。
紹介してもらいにくければ、創傷治癒センターホームページの『医療機関のご案内』などを参考に直接、形成外科を受診してください。
必ずしも転院を勧められるわけではないので、セカンドオピニオンを訊くだけのつもりで、気楽に受診して構いません。
Q3987 相談者 ニックネーム:ニルバーナ 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:女性

18歳の娘の相談です。3歳の頃総胆管拡張症の為手術をしました。15センチ位の傷ですが、ケロイド体質の為、傷跡がひどく残り、年頃になるので悩んでいます。以前、自分の細胞をとって培養してどんな傷でも治るという話を耳にしたことがあります。
娘のような手術での傷跡をきれいに治すにはどんな方法があるのでようか?

A3987 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「ケロイド体質の為」とありますが、真のケロイドか通常の瘢痕かによって、治療法は異なります。
「自分の細胞をとって培養して」「という話」は培養表皮による瘢痕治療のことを指すのでしょうが、残念ながら「どんな傷でも治」り瘢痕が無くなるわけではありません。
傷跡を診察しなければ、具体的な治療方針を提案できません。
培養表皮による瘢痕治療は大学病院の形成外科などで施行してもらえますが、まずはお近くの形成外科を受診して、レーザー、ステロイド剤の外用や注射、瘢痕切除、培養表皮、圧迫などの治療の適応を検討してもらい、必要があれば専門施設を紹介してもらうと良いでしょう。
Q3988 相談者 ニックネーム:hana  患者様(相談対象者) 年齢:50代後半 性別:女性

人差し指先を包丁で深く切り縫合したのですが、5か月たった今でも、縫合の奥のほうにしこりを感じ、触れたりしたら、ぴりっとした違和感を感じます。
これから先もこの感覚は、治らないのでしょうか?それとも治療が必要なのでしょうか?

A3988 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「5カ月」ならば瘢痕はまだ軟らかくなっていないので「しこりを感じ」るのかもしれませんし、神経の損傷があったため神経断端に「触れたりしたら」「ピリッとした違和感を感じ」るのかもしれません。
今後徐々に軽快する可能性は高いと考えますが、診察をしなければ具体的な診断が出来ないので、手の外科を標榜する整形外科や形成外科を受診して相談してください。
Q3989 相談者 ニックネーム:ブルドッグ 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性

1年前に腹壁瘢痕ヘルニアの手術を受け人工メッシュによる修復手術を受けました。その後メッシュ感染を起こしメッシュ除去手術を受けております。除去手術後は創開放洗浄でしたので傷口はくっついてしまい、臍ヘルニアにもなってしまいました。腹部の筋肉は縫合不全を起こし、開いてしまい瘢痕で蓋をしてあるような状態でいつ再発するかどうかという状態です。現在は創傷修復と臍の修復の為、形成外科とヘルニアの再発の可能性もあるので一般外科を受診しています。
ドクターの指示によりダイエットをしていますが、年齢もあり腹部の余った皮膚が下垂しており自分としては腹部全体を美容的にもきれいに治して欲しいと思っております。今通っている形成外科は硬派で一度話をしてみたところ「美容手術はやりません」とはっきり言われました。自分は3度目の手術になるので、○○美容外科や小さい病院では手術は受けたくないと思い大学病院を選択しましたがやはり別々に手術を受けるしかないのでしょうか?

A3989 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「筋肉の縫合不全を起こして筋肉も開いてしまい再発の危険があると言われて」いる「臍ヘルニア」の治療のため「臍再生の手術」と「再発を防ぐ為、大腿筋膜の移植」の手術を行う際に、同時に「傷口を目立たなくする手術」をしたとしても、保険診療の範囲内の一連の治療として、費用は保険適応となるでしょう。

一方で、「余った皮を美容的にきれいに除去」する手術は、美容目的のため保険適応にはならず自費治療となるため、費用は全額自己負担です。

また保険診療の基準となる社会保険診療報酬支払基金の判断によると、一連の治療において保険適応外の治療を併用した場合は保険適応となっている治療も含め全て自己負担となるため、保険適応の手術と保険適応外の手術を同一機関で同時には行わないのが一般的です。

「現在受診中の形成外科」の担当医は、これまでの費用も含めて全て自費の請求となる可能性を懸念して、「美容形成は」同時に出来ませんとアドバイスなさったのかもしれません。

あるいは、「術後感染にてメッシュ除去の手術を再度受けた」部位を「大腿筋膜の移植」で修復するとすれば、再感染を避け「再発を防ぐ」ことを最優先させるべきで、「美容的」な要求はいずれ検討してはどうかという意味の説明だったのかもしれません。

「硬派」な「形成外科」なので、「美容的に」という目的の手術は「やりません」とハッキリした返答をしたものと思われますが、美容外科を標榜していない形成外科であっても、
ご相談のような再建手術において、審美的要素をまったく無視して治療計画を建てることはありません。
詳しい経緯は判りませんが、担当医の説明が足りなかったため、ご相談者に言葉の真意が伝わらず、一時的な齟齬が生じただけのように考えます。

どのような手術が可能か、具体的に、適確にアドバイスするには、診察したうえでの詳細な検討が必要なので、担当医の説明が「腑に落ち」ないなら、担当医を信頼し安心して治療するためにも、他の形成外科も受診して、セカンドオピニオンを求めてください。

厳しいようですが、お一人でお悩みになるだけでは、何の建設的な結果も生み出しません。
担当医の説明がうまく理解できなかったり、不明な点がある際は、遠慮なく質問すべきです。
医師のほとんどは、患者さんが自身の治療について積極的に理解しようとする姿勢を歓迎してくれるものですし、時間的に無理がなければ(担当医の都合も考慮してあげてください)別に時間を割いて説明してくれます。
それでも「腑に落ちない」ようなら、担当医に頼んで「総合的にきれいに治してもらえる形成外科」を紹介して貰えば良いでしょう。
Q3990 相談者 ニックネーム:nuwanda 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性

鼻の頭に直径5ミリ程の出っ張ったほくろを取りました。
相談の上、切除直線縫合は後戻りできないからと、くりぬきで、巾着縫合にて手術しました。
巾着縫合は、少し狭めただけのようで、ほぼ開放しています。
今日、傷を見せられ、処置を教わりました。
シャワーで5分、温水で強く、流した後、綿棒で消毒して、綿棒で消毒薬をふき取り、ゲンタシン軟膏をたっぷりつけて、ガーゼで押さえテープを貼るように言われました。
傷なのですが、真ん中がへこみ、巾着縫合で寄せた部分が。囲むようにでこぼこに盛り上がり、小さくなるはずの傷が、大きくなっています。
医師も周りが出っぱって、中がへこむかもと言いました。
何とか傷を綺麗に修正したいと思います。傷の修正をしてくれる医師を紹介していただけないでしょうか。今から少しでも綺麗にするには、どうしたらいいのでしょうか。

A3990 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「鼻の頭」の「出っ張ったほくろを」「くりぬき」手術した場合、周囲の皮膚の緊張のため創がやや拡大することがあるので、瘢痕を少しでも小さくするため、創を「巾着縫合」することがあります。
また「くりぬき」手術後の瘢痕が気になった際には「切除直線縫合」だけでなく皮弁手術やレーザー治療を検討することも可能なので、「相談の上」まずは「くりぬきで、巾着縫合にて」「手術」なさったのは、正しい選択と考えます。
「巾着縫合」は周囲の皮膚を中心に向かって寄せるだけの縫縮処置で、「少し狭めただけのようで、ほぼ開放して」いるのは手術直後として一般的な状態で、皮膚欠損部を「囲むようにでこぼこに盛り上が」って見えることも少なくありません。
まずはくりぬき手術をして、瘢痕の収縮と赤みの消褪を待って、気になるならば2次修正をしようという治療方針、手術内容、治療経過とも問題は無いので、担当医に不安な点をしっかりと相談なさることをお勧めします。
必要とお感じになるならば、他の形成外科を受診してセカンドオピニオンを求めると良いでしょう。

一覧に戻る

  • 創傷ケア褥瘡の知識
  • 創傷ケア褥瘡の知識
  • 創傷ケア褥瘡の知識
  • 創傷ケア褥瘡の知識
  • 創傷ケア
  • 褥瘡の知識
  • 創傷ケア
  • 褥瘡の知識

side

ページトップに戻る

ページトップに戻る