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創傷治癒よくある質問

  1. 帝王切開・出産時の手術
  1. 胸・脇・腹・背・腰など
Q81 相談者 ニックネーム:msy 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:女性

帝王切開を受けました。職業柄、絶対に普通分娩を希望し当初よりその為の努力と処置・計画を医師も行ってくれましたが5日間に及ぶ陣痛の結果も虚しく骨盤と子供の頭の大きさの問題・長期にわたる陣痛で様々なリスクが増え、
最後は緊急帝王切開となりました。
職業の問題から、それでも医師は横切開を選択してくれましたが、今後の治療が心配です。

職業はパフォーマーで主に空中パフォーマンス、指導を現役で行っております。(サーカスのような体操にも近い運動をご想像ください)

その為、下記の問題が今後の仕事にも繋がる重要事項となってきます。

・傷跡の見た目の問題(腹部を露出する衣装もあるため)
・傷口のシコリの問題(身体を支える器具を装着する際やパフォーマンス上、ちょうど傷口あたりへの圧がかかるため)
・皮膚や筋肉、筋膜、子宮など、一度切開された部分の伸縮性の問題

其々の問題について自分でもネットで調べたり医師にも相談はしていますが、こちらでの回答もお願いしたい次第です。

ちなみに、現在有効かと考えている処置として、
1) 3Mサージカルテープ(といっても色々なものがネット上に出回っているため、コレといったご指定がありましたら是非ともお教え下さい。)
2) キズパワーパッド(こちらはいつのタイミングでどのように使用するべきでしょうか?)
3) マイクロカレント購入済(こちらは傷口に直接?それとも様々な方向から使用すべき?元々普通分娩後の骨盤や筋肉回復に使用するつもりでした)

A81 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
3Mマイクロポアスキントーンサージカルテープ1インチ幅が使用されることが多いようですが、横切開ならば必ずしもテープ固定は必要ないかもしれません。
抜糸が済めば、キズパワーパッドは必要ありません。
マイクロカレントは筋肉の損傷および疲労からの回復に有用と個人的に考えていますが、術後の使用に関してエビデンスを明らかにした論文の有無を確認したことはありません。
術後3ヵ月までは瘢痕の赤み、盛り上がりがありますが、6カ月に向けて症状は軽減します。
6ヵ月までの間に瘢痕の幅を広くしないためのケアが必要です。
幅広い瘢痕が形成された場合は、瘢痕形成術も可能です。
皮下のしこりが全く気にならなくなるには、2年ほど経過が必要かもしれません。
セカンドオピニオンを求めることは必要なことですが、いくつもの意見を収集しても意味のないことなので、信頼できる主治医を見つけて、それぞれの治療法の根拠を理解したうえで治療方針を検討してください。
Q82 相談者 ニックネーム:aiueo 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:女性

一年半前に帝王切開をし、外から見る分には綺麗になったのですが、触るとコリコリしたかたまり、しこりのようなものがあります。
お腹の中にもケロイドとかあるのでしょうか?
婦人科ではガン検診、内診をしてもらいましたが異常はなしでした。
他の病気でしょうか?
それとも外はきれいでも、中にコリコリしたものが一年半消えない場合もあるのでしょうか。

A82 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
おそらく、皮下の縫合糸を核とした肉芽腫でしょう。
縫合糸膿瘍などでなければ赤くなったり痛みだしたりはしません。
肉芽腫ならば大きくなったり悪性化したりすることはないので、放置しておいても構いません。
切除摘出あるいは生検して病理検査をすれば確定診断できますが、MRIでも診断が可能です。
Q83 相談者 ニックネーム:ちぃ 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性

帝王切開の傷跡について。手術はこれからなのですが、術前に知っておきたいと思い質問させてもらいました。
形成外科で縫合できれば良いのですがそうもいきませんので、術後傷跡が綺麗になるようすぐに自分で出来ることは何ですか?
行けるようになれば形成外科を受診しようとは思っているのですが…産科は子供が第一優先で傷跡はどうでもよさそうなので(そのような答えが返ってきました)色々調べるとテープで固定する等出てくるのですが、傷口が治っていない状態でテープなど貼って良いのでしょうか?それとも抜糸してから固定するのでしょうか?なるべく傷に負担はかけないほうが良いのですよね?
わからないことばかりで手術を受けるのが不安です。

A83 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
瘢痕固定のテープは、瘢痕に外的な張力がかかることを防ぐためのもので、抜糸直後から瘢痕を左右から寄せるようにして貼ります。
可能ならば術後3カ月以上継続した方がよいでしょう。

「産科は子供が第一優先で傷跡はどうでも」よいと言っているのではなく、元気なお子さんと母体の安全を優先事項として、その次に瘢痕をきれいにすることを考えましょうとアドバイスなさったのかもしれません。

術前に不安になるのは当然ですが、必ずしも十分といえない情報を集めても、為すべきことを確信し、安心して自己ケアすることは出来ないのではないでしょうか。

頻回の通院が必要になるわけではないのですから、出産後早急に形成外科を受診して、具体的なアドバイスを貰うことをお勧めします
Q84 相談者 ニックネーム:ハットン 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性

10年前に高齢出産のため帝王切開,その後5年間ふくらんだ傷跡が痒い程度で何事もなかったのですが、5年たった頃いきなり中央が破け膿と血がで、ひどい痛みに襲われ皮膚科に行き、ケロイドとわかり形成外科へ。リザベンを飲んでいましたが、血尿が出たのでストップ、ドクダムテープは、痒みを引き起こす気がするのと、すぐ皮膚が破けるのでこれも使用できずです。
積極的治療をせず、皮膚が破け痛みがある時にロキソニン、セブゾン、セルベックスを飲むという対処療法でやってきました。広がり方もそんなに早くなかったのですが、今年の夏頃より突然痛みが薬も効かなくなるほどひどくなり、足もしびれ歩行困難になり夜も眠れないほどひどい状態になりました。その時は傷口の周りが全体的に小山のように膨れ上がり、固く盛り上がり下着すらつけれないほどでした。この時にケロイドは二倍くらいに広がり、そのあと一旦収まりました。
数ヶ月は小さな出血を繰り返すぐらいですんだのですが また一週間前より劇的な痛みに襲われています。ケロイド周りが盛り上がり、さらに広がる様子です。今回は何とか薬がわずかに効き、かろうじて眠れますが、こうもひどいケロイドはあるのでしょうか?仕事がピークになるとひどくなる気もします。
現在かかっている大学病院は、私が注射を嫌がることに不満らしく、質問に答えてくれません。この痛い時にさらに痛い注射は大変勇気がいるのですが、、手術しようにも安静期間を持たないと再発すると言われていますし、仕事を休むことななどできません、何か試せる他の治療はないのでしょうか?傷跡は治らなくてもいいのです、この酷い痛みと、平常時の痒みすら なくなれば。

A84 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
ケロイド内、あるいは皮下に膿瘍が出来ている可能性があります。
膿瘍ならば感染を繰り返すたびに、盛り上がりと痛みに耐えなければいけないので、膿瘍切除手術をしてしまった方がよいのではないでしょうか。

ケロイドはケロイド切除、瘢痕形成手術後、放射線の照射をすると、ほとんどの例で再発はありません。

放射線といっても、専門機関で、瘢痕の表面にだけ照射する特殊な放射線ですので、発癌性などの可能性は極めて低い治療です。
特に体を使っての力仕事でなければ、術後も仕事を休んで安静にしておく必要もありません。
どうも、患者さんご自身と担当医の意思疎通が出来ていないように感じます。
「酷い痛みと、平常時の痒みすら なくなれば」、「傷跡は治らなくてもいい」、「仕事を休むことなどできません」、「痛い時にさらに痛い注射は大変勇気がいる」ということを全て告げて、担当医と一緒に治療方針を検討することが大切です。

ケロイドの治療は手術で終わるのではなく、手術をした時点から治療が始まるのだと認識して、ケロイドを再発させないように気長に経過をみる必要があります。

もう一度担当医と話をしてみて、それでも「質問に答えてくれ」ないならば、他の形成外科を受診してセカンドオピニオンを求めてみてもよいのではないでしょう
か。
Q85 相談者 ニックネーム:ママ 患者様(相談対象者) 年齢:その他 性別:女性

出産時帝王切開だったため。傷口がひどいです。最近、子宮を摘出したので、又、太い汚い盛り上がりがあります。最近まで、じぶんがケロイド体質と知らず、ただ太っているからだ、(お腹の部分なので)と信じていました。ケロイド、というのは、この子宮摘出の時の婦人科のDRに言われ、酷かったようで、終わった後、~汚くてごめんなさいね。~と言われましたが。私は過去のこの部分の傷と一緒なので気にはしていませんでした。
最近、脇の脱毛をしよう、と色々探しますが、どこもこのケロイドで駄目になります。腕の縫うような傷はケロイドになっていません。確かめるためには皮膚科受診でしょうか。このままだと永久脱毛が出来ません。

A85 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
診察をしないで確定的なことは言えませんが、「過去のこの部分の傷と一緒なので」ということならば、「子宮を摘出した」「太い汚い盛りあがり」は「ケロイド」ではなく肥厚性瘢痕ではないでしょうか。
肥厚性瘢痕ならば脱毛レーザーは問題なく施行できます。

皮膚科、形成外科、美容皮膚科などの病院を受診すると、診断とアドバイスが貰えます。
またご心配ならば、エステティック系の脱毛サロンではなく、美容皮膚科や美容外科で「レーザー脱毛」なさることをお勧めします。
Q86 相談者 ニックネーム:かおり 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:女性

友人のことで質問です。半年前に帝王切開して、溶ける糸で縫ったそうです。
ところが、3ミリほど皮膚の上に残っていて、どうしたらいいか分からないとのことです。
特に炎症とかはなさそうです。教えていただけたらありがたいです。

A86 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
むやみに引っ張ると炎症を起こすこともあるので、「帝王切開」をなさった産科か近所の皮膚科などにおかかりになって下さい。
直ぐに抜糸してくれるか、皮下深くに埋まっていて抜糸が困難でも皮膚上の糸を切ってもらえます。
Q87 相談者 ニックネーム:かおり 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:女性

友人のことで質問です。半年前に帝王切開して、溶ける糸で縫ったそうです。
ところが、3ミリほど皮膚の上に残っていて、どうしたらいいか分からないとのことです。
特に炎症とかはなさそうです。教えていただけたらありがたいです。

A87 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
むやみに引っ張ると炎症を起こすこともあるので、「帝王切開」をなさった産科か近所の皮膚科などにおかかりになって下さい。
直ぐに抜糸してくれるか、皮下深くに埋まっていて抜糸が困難でも皮膚上の糸を切ってもらえます。
Q88 相談者 ニックネーム:のり 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性

今度初めて帝王切開を受けます。
体質にもよると思うのですが、縫合跡を目立たなくきれいにするには自宅でできることはテーピングか湿潤療法(キズパワーパッド等)のどちらがいいんでしょうか?もし湿潤療法なら縫合後いつから始めるべきでしょうか? そしてどのぐらいの期間するべきですか?
帝王切開を受けた友達数人に聞いたところ、何年経っても(10年経っても)ときどき縫合跡がかゆくなると聞きました。
傷は癒えているのにどうしてなんでしょうか?
またこれを防ぐにはどうしたらいいんでしょうか?
ケロイドにならなければかゆみにならないんでしょうか?

帝王切開に対してすごく不安なんですが、できるだけ手術後は快適に過ごしたいと願っています。ちなみに主治医は縫うのを主流にしています(糸は溶けるタイプかどうかは定かではありませんが。)。

A88 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「湿潤療法(キズパワーパッド等)」は術後表皮化が完了するまでの治療で、「テーピング」は瘢痕が幅広く盛り上がってこない様にするための処置です。
したがって抜糸までは湿潤療法、抜糸後はかぶれに注意しながらテーピングで肥厚性瘢痕を防ぐとよいでしょう。

瘢痕には皮脂腺や汗腺がないため乾燥し易く、「何年経っても(10年経っても)ときどき縫合跡がかゆく」なるので、常に保湿剤をお使いいただけば痒みを予防できます。

主治医にご相談なさって、帝王切開の手術後なるべく早い時期から形成外科にお掛かりになって、定期的に経過を診て貰ってはいかがでしょう。
Q89 相談者 ニックネーム:織姫 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性

7月に帝王切開をしました。ケロイド予防とのことで、ヒルドイド軟膏とサージカルテープでの固定を勧められました。ヒルドイドの後テープを張ろうとするとべとつきうまく貼れません。テープが貼れるまでに時間がかかるので頻回の授乳や育児にかかわることで疲れてしまい、ヒルドイドのみぬって寝てしまうこともありました。
2日くらい前から傷の下の2センチぐらいだけひきつれ感があります。縦に切開してありますが、下の方が赤く、盛り上がったように治っています。これをケロイドというのでしょうか?すごく不安です。テープだけもしくはヒルドイドだけではケロイドは予防できないのでしょうか?

A89 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
帝王切開後の瘢痕のうち、下腹部の有毛部に近い部位は比較的、肥厚性瘢痕やケロイドが生じやすい部位です。
ご相談の通り「ヒルドイドの後テープを張ろうとするとべとつきうまく貼れません」し、「ヒルドイド軟膏とサージカルテープでの固定」の両方、あるいはどちらかのケアをしていても、肥厚性瘢痕やケロイドを「予防」出来ない事も少なくありません。

ケロイドは元の瘢痕の範囲を超えて赤みと盛り上がりが大きくなるので、「赤く、盛り上がったように治って」いて「ひきつれ感が」あるだけならば肥厚性瘢痕と考えられます。

直ぐに治療するか何もせず経過をみるかは後に検討することにして、産科の主治医に相談して、形成外科を紹介して貰うとよいでしょう。
Q90 相談者 ニックネーム:マコ 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性

3月に帝王切開で双子を出産しました。
退院後二週間頃に傷口がパックリ開いてしまい、湿潤療法をしていますが、未だに痛みが有り、出血やうみも沢山でます。テープはキズパワーパット大では一日しかもたず、病院でハイドロサイトとテープを購入し、自宅ケアをしています。二ヶ月経つのに治る気配がありません。
このままつづけてよいのでしょうか? 他の病院を受診すべきでしょうか? 傷は赤く盛り上がってきています。

A90 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
本来、「傷口がパックリ開いてしまい」「出血やうみも沢山」でる状態に、「キズパワーパッド」の適応はありません。
「傷は赤く盛り上がってきて」いるので、肉芽の形成は良好で創の閉鎖を待つだけの状態になっている可能性もありますが、不良肉芽ならば状態に応じた処置が必要です。
「二ヶ月経つのに治る気配が」無いと感じていて「このままつづけてよい」かどうかご心配ならば、主治医に相談して形成外科を紹介してもらっては如何でしょう。
紹介してもらいにくければ、創傷治癒センターホームページの『医療機関のご案内』などを参考に直接、形成外科を受診してください。
必ずしも転院を勧められるわけではないので、セカンドオピニオンを訊くだけのつもりで、気楽に受診して構いません。

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