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傷の悩み 無料相談
創傷治癒よくある質問
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- Q1 相談者:萌子 年齢:30代前半 性別:女性
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去年の11月に頬をコテでやけどしました。
しかし、赤みが消えません(茶色ではなく赤みです)。
田舎なので周りにレーザーをやっているクリニックがありません。
トレチノインやハイドロキノン、ダーマペンなどは効きますか?それらを扱ってるクリニックならあります。
やはりレーザーしかないのでしょうか…?
もっと時間が経てば赤みは引いてくるでしょうか。
- A1 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「赤み」なら「トレチノインやハイドロキノン、ダーマペンなどは効き」ません。
熱傷後の毛細血管の拡張でしょうから、「時間が経てば赤みは引いてくる」のが通常です。
美容皮膚科あるいは形成外科でご相談なさってください。
- Q2 相談者:ポポ 年齢:10歳未満 性別:女性
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昨日子供が顔をやけどし、おでこは茶色くなり、目の横は直後に皮がめくれました。
すぐに小児科に行き、ゲーベンクリームを塗られ、1週間塗るように言われましたが、調べた所良くないと知り、手持ちのリンデロンV、ゲンタシン、プロペトを塗り、皮がめくれた所にはキズパワーパッドを貼っています。
週明けに湿潤法をしている病院に行く予定です。
そこで質問なのですが、日焼け止めクリームは塗って大丈夫でしょうか。
尋常性白斑の為、日焼け止めクリームは必須であり、幼稚園は外遊びが多いので日焼け止めを塗らないと心配です。
また、日焼け止めを塗った場合、石鹸やクレンジングは使えますでしょうか。
- A2 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「皮がめくれ」て「キズパワーパッドを貼って」いる部分はⅡ度熱傷なので、もちろん「日焼け止めクリームを塗」ってはいけません。
健常皮膚あるいは赤くなっただけのⅠ度熱傷部位は、「日焼け止めクリームを塗った」り「石鹸やクレンジング」を使っても構いませんが、小児の顔で部位による塗り分けは出来ないでしょう。
そもそも、「尋常性白斑の為、日焼け止めクリームは必須」というのは、やや過剰な対応かもしれません。
「尋常性白斑」の原因はまだ明確でなく、紫外線による活性酸素がメラニン細胞を障害して「尋常性白斑」が悪化するという説もありますがそれを証明する根拠はなく、実際には、「尋常性白斑」の患者さんには、急な強い日焼けを避けた方がよいが日常生活の紫外線は気にしないで構わないと指導することが殆どです。
熱傷は受傷機転や初期の対処で重症度が決まりますが、治療経過中に熱傷面が擦れたり感染を起こしたりしても更に重症度が進行します。
先ずはⅡ度熱傷を、瘢痕を残さず治癒させることを重視してください。
主治医とよく相談して、治療方針や「幼稚園」での具体的な対処法を検討してください。
上皮化が完了すれば、「日焼け止めクリーム」も「石鹸やクレンジング」も問題ありません。
- Q3 相談者:ここ 年齢:40代後半 性別:女性
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2日前に熱湯が左側顔にかかってしまい、翌日皮膚科受診し、リンデロンを処方され患部が乾かないようにして様子みてくださいと言われ、次回予約なしで終わりました。
受診した翌日から白いみずぶくれの様なもの(痛みなし)が出て来てしまい、リンデロンをぬりつづけていて良いのか、再度受診したほうが良いのか悩んでいます。
また美容院で髪の毛を染めるのはしばらくやめたほうがよいのか悩んでいます。
- A3 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「皮膚科」で「リンデロンを処方され患部が乾かないようにして様子みてください」とだけ言われ「次回予約なし」ならⅠ度熱傷の診断だったのだろうと考えますが、「翌日から白いみずぶくれの様なもの」が出来たならⅡ度SDBの熱傷ということです。
外用薬は「リンデロンをぬりつづけていて良い」のですが、「顔」の熱傷で瘢痕や色素沈着を残したくないので、直ちに「皮膚科」を「再度受診」なさるか形成外科を受診してください。
熱傷が治癒するまで、「美容院で髪の毛を染めるのはしばらくやめ」てください。
- Q4 相談者:にじ 年齢:30代後半 性別:女性
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2日前にヘアアイロンで頬を火傷してしまいました。
暫く冷やしてはいたんですが仕事中だったため十分に冷やせずそのまま放置の状態でカサブタになってしまいました。
この状態から傷跡が残らずに治す方法はありますか?
- A4 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「頬」の熱傷を、実際に診察をせずに「傷跡が残らずに治す方法」を具体的にアドバイスすることはできません。
直ちに形成外科におかかりになって、診察を受けたうえで自宅での処置方法を指示してもらうことが「傷跡が残らずに治す」ための最良の選択肢と考えます。
また、上皮化後も瘢痕が目立たなくなるまで定期的に経過を診てもらうとよいでしょう。
以下は、一般論としてお答えいたします。
ご自身で処置をなさるなら、「カサブタ」(痂疲)を付けたまま水道水で洗い、洗濯したてのタオルや新しいキッチンペーパーあるいはティッシュで水分を拭き取り、外用薬を付けずに湿潤療法用の創傷被覆材を貼ってください。
本来、痂疲は創傷治癒の阻害因子なので可能ならば痂疲を除去したいのですが、痂疲を除去する際に出来たばかりの表皮を損傷してしまうことが少なくないため、痂疲を残したままにしておきます。
赤み、腫れ、局所熱感、疼痛など感染の兆候がなければ、湿潤療法用の創傷被覆材は貼りっぱなしにしておいて構いません。
貼り換える際は、上皮化したばかりの表皮を剥がさないように慎重になさってください。
2週間以内に上皮化は完了し痂疲が脱落するので、それ以降、創傷被覆材は必要なくなります。
保湿と紫外線対策をしておいてください。
- Q5 相談者:ぱる。 年齢:10代後半 性別:男性
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数日前に髪のブリーチをしました。
そのときにおでこの方に火傷をしてしまいました。そこから数日後に近くの皮膚科に行きました。
そこで軟膏を抗生物質をもらいました。そこから2、3日塗っているとピンク色の皮膚とかさぶたのできた皮膚にわかられてきました。
やけどにも度合いがあるのは知っていますが、これは何度の火傷なのでしょう。
また傷跡は残るのでしょうか?
- A5 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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Ⅱ度SDBの熱傷です。
多くの場合、瘢痕は残りません。
ただし、色素脱出あるいは色素沈着が残るかもしれません。
- Q6 相談者:ウメ 年齢:30代後半 性別:女性
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6/3に天ぷら油が広範囲に顔にかかり火傷しました
すぐに流水で冷やしロコイドを塗り、受診した皮膚科でエキザルベを処方され、6/10に瘡蓋が剥がれ、赤い跡が残ってる箇所はある物の目立たなくなりました
処方されたヒルドイドと市販の保湿剤と日焼け止めを塗り続けていたのですが、赤い跡は茶色に変色し始め、6/17頃から消えた筈の火傷跡が薄く浮き出てきました
ハイドロキノンは上皮が出来たばかりの皮膚にはまだ早いと皮膚科の先生の言で使えません
当方アトピー性皮膚炎で日焼け止めは肌に負担の少ないSPF23の物4時間置きに使っていたのですがそれが悪かったのでしょうか…
それとも最近動物咬傷があり抗生剤を飲み続けている事が原因でしょうか?
原因が分からず非常に不安です、どんな事に気を付ければ良いでしょうか?
- A6 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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熱傷や外傷などが上皮化し一旦肌の色調が安定したように見えても、数日から2~3週間のうちに炎症後色素沈着が起こることが少なくありません。
日本人の外傷のおよそ70%に炎症後色素沈着が起きるとも言われています。
通常、3か月程度で色素沈着は消褪します。
アトピー性皮膚炎の場合、SPFの数値の高い成分が使えないという決まりがあるわけではありません。
皮膚科主治医とご相談のうえ、肌刺激の少ないSPF50+、PA++++の日焼け止めをお使いください。
- Q7 相談者:くろごま 年齢:20代前半 性別:女性
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コテ(140℃)が頬にあたり、少し膨らみのある火傷をしました。
すぐに冷やし、痛みが引いたので、保湿と紫外線対策のみし、外出してしまいたした。
夜になって、少し茶色くなってきたのですが、今からハイドロコロイド素材の絆創膏を貼ってもあまり効果はないでしょうか?
跡が残らないか心配です。
- A7 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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表皮がターンオーバーして熱傷創が落ち着くまで、創保護の目的で「ハイドロコロイド素材の絆創膏を貼って」いただくとよいでしょう。
「頬」の熱傷なら「跡が残らないか心配」でしょうから、直ちに形成外科か皮膚科を受診してください。
- Q8 相談者:みーさん 年齢:40代後半 性別:女性
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仕事で顔にスチームが当たり、まぶたと目の下、おでこに火傷をしました。
病院に受診し、軽度の火傷であると診断、ロコイドが処方され、痛み等引いたので、ロコイドは辞めて、保湿剤(ヘパリン類似物質クリーム)が処方されました。
痛みが引いた翌日には、火傷後がかなり出てしまい目立つ場所なのでどうしたものかと思っています。
目の周りなので、自然治癒しかないとの事ですが、なるべく跡が残らない様にしたいのですが、保湿剤を塗って日焼けに気をつけるぐらいしか対処法はありませんか?
- A8 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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受傷後2日で「火傷後(熱傷痕)がなり出て」いるというのは、赤みがあるということでしょうか。
赤みは毛細血管の拡張で生じています。
今後、活性化したメラニン細胞がメラニン色素を多く作り出せば色素沈着が起きる可能性があります。
もちろん「保湿剤を塗って日焼けに気をつける」ことは大切ですが、状態によって美白剤やレーザー治療などが有効な場合もあるので、最も重要なのは、目立たなくなるまで定期的に経過を診てもらい、適時・適当なアドバイスをしてもらうことです。
おかかりになった病院でも構いませんが、形成外科や皮膚科あるいは美容皮膚科を受診して、親身になって相談に乗ってくれる信頼できる主治医を見つけてください。
- Q9 相談者:ポン太 年齢:60代前半 性別:男性
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1才の時に顔の一部を火傷して今日までコンプレックスを感じて生活して参りました。何十年も経った火傷はどのような治療法がありますか。
- A9 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「何十年も経った火傷」は、硬くやや盛り上がった肥厚性瘢痕か白く柔らかい成熟瘢痕のことを指していると判断してお答えします。
フラクショナルレーザー、マイクロニードルセラピー、細胞成長因子注射、剥削術、瘢痕切除術、皮弁作成術、植皮術などの治療を組み合わせて治療します。
また、引き攣れがあるなら、瘢痕形成術とZ形成術で整容が可能です。
診察をしなければ具体的なアドバイスができません。
担当する医師によって提案する治療方針は異なるので、複数の形成外科や美容外科、美容皮膚科を受診してご相談なさってください。
- Q10 相談者:qwq 年齢:10代後半 性別:女性
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四日前の朝に180度のヘアアイロンでメイクをした左頬〜フェイスラインにかけてを火傷してしまいました。触れたのは一瞬だったので火傷直後はどこを焼いてしまったのか分からず、出かけるまでの15分程度でなんとなく頬辺りを冷やしていました。出掛けてから帰宅する夜まで痛みは出なかったので火傷をしたこと自体忘れていましたが、シャワーを浴びクレンジングをしているときに火傷をした部分を軽く引っ掻いてしまいそれから明確に痛みが出始めました。
当日の夜はテラマイシン軟膏を塗った上からラップをしてワンタッチタイプのパッドを貼り、翌朝はキズパワーパッドを使用しました。それから本日までは、日中→キズパワーパッド、夜→テラマイシン+ラップ+パッドで過ごしています。火傷の状態は初日から変わらず、水膨れなどは出来ないまま赤〜赤茶の痕になっています。四日目の夜の今は薄くざらざらとしたかさぶたのようなものと、部分的に新しい皮膚(洗顔のときにポロポロ落ちてくるくらい薄い皮)が出来てきました。時折患部に強いかゆみを感じます。直に触れるとピリピリする程度です。この傷は痕に残る可能性はありますか?また、今後もキズパワーパッドなどのハイドロコロイド系の絆創膏やテラマイシン軟膏を使用するべきでしょうか?
- A10 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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Ⅰ度~Ⅱ度SDBの熱傷です。
浸出液はないでしょうから、1(~2)週間程度ハイドロコロイド創傷被覆剤を貼っておけばよいでしょう。
熱傷の処置として湿潤療法専用の創傷被覆材が使用できるなら、食品用ラップの使用はお勧めしません。
上皮化完了後は、色素沈着を防ぐため保湿と紫外線対策に努めてください。
ご心配ならば、美容皮膚科あるいは形成外科を受診すれば、具体的なケア法を指導してもらえます。
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