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傷の悩み 無料相談
創傷治癒よくある質問
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- Q41 相談者 ニックネーム:クリママ 患者様(相談対象者) 年齢:50代後半 性別:女性
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50年以上前の一歳の時、左顔面に火傷をおいました。
目の下、鼻のわきもありますが、鼻の下のケロイドが最もひどく残っています。いまさらですが、少しでも改善する可能性はあるのでしょうか。
人生の後半をいくらかでも人目を気にしないで過ごせれば嬉しいです。
- A41 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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熱傷後の肥厚性瘢痕の治療は形成外科を受診して相談して頂くとよいでしょう。
瘢痕の状態によって圧迫、保湿剤、シリコンシート、レーザー、トラニラスト内服、ステロイド剤の外用や貼付あるいは局所注射、切除縫縮・皮弁・植皮、電子線照射、培養表皮などの治療があります。
やや厳しい表現になりますが、瘢痕は極めて目立たない状態にまで改善しても、全く無くなることはありません。
したがって、まずは複数の形成外科を受診して、治療法をいくつも提案して貰い、全ての治療法について利点・欠点も含め理解し、治療後のご自身の状態を想像できるまでに、時間をかけて情報収集なさることをお勧めします。
そのうえでご自身が、最も信頼置けるとお感じになった担当医を主治医として、再度、治療計画をおたてになって下さい。
顔の瘢痕の治療ですから、治療前にどれだけ検討しても検討し過ぎということは無いので、
お任せしても大丈夫と思える主治医を見つけ、よく相談しながら治療することが大切です。
- Q42 相談者 ニックネーム:男性 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:無記入
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2歳のとき火鉢に顔を突っ込んでやけどの後遺症が残っております。
場所は鼻の左側面にやけどの後遺症があります。(大きさは5cmくらいのやけど跡が左側面の鼻にあります)場所的に困難なところでしょうか
何十年も経ってからの手術は難しいでしょうか。
- A42 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「何十年も経って」いても、治療は可能です。
診察をしなければ具体的なアドバイスは出来ませんが、植皮や培養表皮移植の適応になるかもしれませんし、レーザーや局所(小さな部分)の修正手術だけにとどめておいた方が良い場合もあります。
まずは形成外科を受診なさってください。
治療方針は必ずしも一つではありませんので、担当医の提案を十分理解したうえで納得がいかなければ、複数の形成外科で相談してみるのも良いでしょう。
是非良い結果を手に入れてほしいので、敢えて厳しい言葉を追加させて頂きます。
治療方針は医師が決めるのではなく、患者さんが決めるものです。ご相談者自身の治療結果には、担当医と共にご自身も責任を持たなくてはいけません。
ご自身がお受けになる治療は、期待し予想される結果だけでなく、術後の経過、必要なケアまで含め、じっくりと検討し、全て充分に理解、納得して決定してください。
これまでおよそ40年間お悩みになった訳ですから、治療方針決定までの暫くの期間を短くしようと、焦って、勧められるまま理解せずに治療に取りかからないよう気を付けてください。
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