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創傷治癒よくある質問

  1. 火傷
Q11 相談者 ニックネーム:みーさん 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:女性

仕事で顔にスチームが当たり、まぶたと目の下、おでこに火傷をしました。
病院に受診し、軽度の火傷であると診断、ロコイドが処方され、痛み等引いたので、ロコイドは辞めて、保湿剤(ヘパリン類似物質クリーム)が処方されました。
痛みが引いた翌日には、火傷後がかなり出てしまい目立つ場所なのでどうしたものかと思っています。
目の周りなので、自然治癒しかないとの事ですが、なるべく跡が残らない様にしたいのですが、保湿剤を塗って日焼けに気をつけるぐらいしか対処法はありませんか?

A11 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
受傷後2日で「火傷後(熱傷痕)がなり出て」いるというのは、赤みがあるということでしょうか。
赤みは毛細血管の拡張で生じています。
今後、活性化したメラニン細胞がメラニン色素を多く作り出せば色素沈着が起きる可能性があります。
もちろん「保湿剤を塗って日焼けに気をつける」ことは大切ですが、状態によって美白剤やレーザー治療などが有効な場合もあるので、最も重要なのは、目立たなくなるまで定期的に経過を診てもらい、適時・適当なアドバイスをしてもらうことです。
おかかりになった病院でも構いませんが、形成外科や皮膚科あるいは美容皮膚科を受診して、親身になって相談に乗ってくれる信頼できる主治医を見つけてください。
Q12 相談者 ニックネーム:ポン太 患者様(相談対象者) 年齢:60代前半 性別:男性

1才の時に顔の一部を火傷して今日までコンプレックスを感じて生活して参りました。何十年も経った火傷はどのような治療法がありますか。

A12 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「何十年も経った火傷」は、硬くやや盛り上がった肥厚性瘢痕か白く柔らかい成熟瘢痕のことを指していると判断してお答えします。
フラクショナルレーザー、マイクロニードルセラピー、細胞成長因子注射、剥削術、瘢痕切除術、皮弁作成術、植皮術などの治療を組み合わせて治療します。
また、引き攣れがあるなら、瘢痕形成術とZ形成術で整容が可能です。
診察をしなければ具体的なアドバイスができません。
担当する医師によって提案する治療方針は異なるので、複数の形成外科や美容外科、美容皮膚科を受診してご相談なさってください。
Q13 相談者 ニックネーム:qwq 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:女性

四日前の朝に180度のヘアアイロンでメイクをした左頬〜フェイスラインにかけてを火傷してしまいました。触れたのは一瞬だったので火傷直後はどこを焼いてしまったのか分からず、出かけるまでの15分程度でなんとなく頬辺りを冷やしていました。出掛けてから帰宅する夜まで痛みは出なかったので火傷をしたこと自体忘れていましたが、シャワーを浴びクレンジングをしているときに火傷をした部分を軽く引っ掻いてしまいそれから明確に痛みが出始めました。
当日の夜はテラマイシン軟膏を塗った上からラップをしてワンタッチタイプのパッドを貼り、翌朝はキズパワーパッドを使用しました。それから本日までは、日中→キズパワーパッド、夜→テラマイシン+ラップ+パッドで過ごしています。火傷の状態は初日から変わらず、水膨れなどは出来ないまま赤〜赤茶の痕になっています。四日目の夜の今は薄くざらざらとしたかさぶたのようなものと、部分的に新しい皮膚(洗顔のときにポロポロ落ちてくるくらい薄い皮)が出来てきました。時折患部に強いかゆみを感じます。直に触れるとピリピリする程度です。

この傷は痕に残る可能性はありますか?また、今後もキズパワーパッドなどのハイドロコロイド系の絆創膏やテラマイシン軟膏を使用するべきでしょうか?

A13 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
Ⅰ度~Ⅱ度SDBの熱傷です。
浸出液はないでしょうから、1(~2)週間程度ハイドロコロイド創傷被覆剤を貼っておけばよいでしょう。
熱傷の処置として湿潤療法専用の創傷被覆材が使用できるなら、食品用ラップの使用はお勧めしません。
上皮化完了後は、色素沈着を防ぐため保湿と紫外線対策に努めてください。
ご心配ならば、美容皮膚科あるいは形成外科を受診すれば、具体的なケア法を指導してもらえます。
Q14 相談者 ニックネーム:はづき 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性

私は顔の口の右側に5センチほどの火傷の跡がございます。
病院でレーザーで照射していますが治らず10年ほど経ちます。
治らないとは思いますがファンデーションとかで目立たなくしたいです。
また皮膚移植はどうなのかなと思い気になり相談させていただきました。

A14 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
いただいた情報だけでは瘢痕の状態が明確でないので答え難いのですが、肥厚性 瘢痕や拘縮のある瘢痕など目立つ瘢痕なら瘢痕形成術(連続Z形成術など)で目 立たなくすることは可能です。
また、凸凹した薄い瘢痕なら、フラクショナルレーザーやマイクロニードルセラ ピーなどが有効です。
色素沈着だけならケミカルピーリング、エレクトロポーション(エレクトロポ レーション)、IPL、Qスイッチレーザー、ハイドロキノンなど美白剤などで薄く なるでしょう。
皮膚移植の適応はありません。
複数の形成外科、美容皮膚科、美容外科でそれぞれの担当医の意見をお訊きに なって、ご自身の希望に沿った治療を選んでください。
Q15 相談者 ニックネーム:無記入 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性

凍傷とやけどの治療方法は同じでしょうか。
二日前の夜に、油跳ねで顔をやけどしました。氷水と保冷剤で3時間ほど冷やし、救急でリンデロンvgをぬっていただきました。
赤くなってはいましたが、水ぶくれにはならず大したことにならなかったと思ったのですが、翌日から黒くなりはじめ(1センチの円形のような感じで10ケ所位)、今日はまた少し黒くなってきた気がします。
やけどが顔でしたので、しみになってはいけないと、頑張って冷やしたのですが、氷水や保冷剤を使って冷やすとと凍傷になることがあるのでやってはいけないということを、後で知りました。
頬と唇横の辺りに黒いしみがたくさんできたのですが、唇横はやけどをしたと気付いてない位だったので、凍傷なのかもしれないと感じています。
数日間リンデロンvgをぬって終わる予定ですが、もし冷やしすぎによる凍傷だった場合、治療方法はこれでいいのでしょうか。
また、しみが残るのを少しでも回避するために、できることはありますでしょうか。ワセリン等で常時保湿したほうがいいのでしょうか。

A15 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
確かに「氷水や保冷剤を使って冷やすと凍傷になることがある」ので避けるように指導はしますが、意識がある状態で顔を冷やせば凍傷になる前に痛みを感じ中止するのが通常ですから、「黒いしみ」は凍傷ではないでしょう。
おかかりになった「救急」はあくまでも当日の対処療法だけなので、「数日間リンデロンVGをぬって終わる」という指示は応急処置をした医師の一意見とお考え下さい。
診察をしなければ整容に関する治療の具体的なアドバイスはできません。
「しみが残るのを少しでも回避」したいならば、直ちに形成外科を受診して定期的に経過を診て貰うことをお勧めします。
受診までの間は、「リンデロンVG」軟膏でも「ワセリン等」でも構わないので、「常時保湿」しておいてください。
Q16 相談者 ニックネーム:すずき 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:男性

鼻に硫酸が少しかかり、凹んでしまいました。
一ヶ月が経ち、まだ少し赤く触ると少し凹んでます。
これから凹みが改善していく場合はありますか?

A16 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
化学熱傷により真皮の欠損が生じたのでしょうが、上皮化後6か月まで瘢痕の状態が変わる可能性があるので、時間の経過を待っていただいてもよいでしょう。
マイクロニードル、フラクショナルレーザー、サブシジョン、フィラー注入、GF注射、脂肪移植などさまざまな対処法があるので、美容皮膚科で相談してください。
Q17 相談者 ニックネーム:ぶどう 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性

子どもがほほに火傷をしてしまいました。オーブンの天板に頬をふれてしまったようで、数分経ってから頬の腫れに気づき、保冷剤で冷却しましたが、当日は肌色の皮膚が線状に少し盛り上がる状態でした。本人はほとんど痛がりませんでした。
3日経った現在、一部赤みとかさぶたのようになり、一部は茶色くなっています。今も痛みなどはないようです。
火傷の翌日、皮膚科を受診しましたが、ロコイドを塗るようにと、日焼けに注意するようにとの指示を受けました。  
顔のかなり目立つところなので、この先元のように戻るのか、心配で、不安でなりません。
日焼け止めはかさぶたがついている今の時点から塗ってしまって良いのでしょうか。保湿も大事だと思いますが、赤みがあるうちはヒルドイドなどは塗るのは避けた方がいいのでしょうか。

A17 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
一部Ⅱ度SDBかもしれませんが、おそらくⅠ度熱傷でしょう。
以下、やや厳しい表現をお許しください。

① 熱傷範囲よりかなり大きめに閉鎖療法(湿潤療法)専用の創傷被覆材を貼ります。
② ただし、「ロコイド」軟膏をたっぷり塗って、創傷被覆材が熱傷部に直接貼り付かないようにしておいてください。
③ 「日焼け止め」も「ヒルドイドなど」も上皮化が完了するまでは必要ありません。
④ 上皮化後は少なくとも3ヶ月、日中は「日焼け止め」で紫外線対策、夜間は「ヒルドイドなど」で保湿をしておいてください。

これら①②③④は、診察をしないでやや大げさに一般論を述べたものです。
申し訳ありませんが、ご相談の熱傷創の状態を診なければ、具体的なアドバイスはできません。
最適な治療を望むなら、直ちに皮膚科を再診して、落ち着いて疑問点を全てお訊きになってください。
熱傷を受傷した患者さんとその家族はある種パニックのような状態ですから、初診の段階では、医師の言葉のほとんどを聞き逃しているか、理解していないことも少なくないのです。
熱傷の上皮化だけを目指しているのではなく、瘢痕が目立たなくなり気にならなくなることを目指しているのですから、診察をしてもらって細部まで行き届いた指示を出してもらい、指示内容を十分に理解して指示通りにする必要があります。
具体的な指示が貰えないなら、いつでも安心して相談できる、信頼できると感じる医師を主治医とするため、転医も検討なさるべきです。
Q18 相談者 ニックネーム:らら 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性

3年前の夏頃、顎変形症の手術をした際に、医療用ドリルで口の横に火傷跡がついてしまいました。その火傷跡がケロイドになり、白く盛り上がったままずっと治りません。小さい傷ですが、盛り上がっているため目立ち、しかも顔なのでとても気にしています。診療として、塗り薬や飲み薬を頂きましたが全く効果がありませんでした。どうしたらいいでしょうか。もう治る見込みはないでしょうか。

A18 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
ご相談の症状は「ケロイド」ではなく、成熟期の肥厚性瘢痕です。
多くの場合、更に数年から数十年の経過のうちに、「盛り上が」りはゆっくりと軽減します。
「塗り薬や飲み薬」は短期間で著効するものではないので、気長に継続していただく必要があります。
レーザー治療で盛り上がりは軽減しますが、白く平らな成熟瘢痕が残ります。
また、瘢痕を切除して一本の細い線状に縫合し直す瘢痕形成術も可能ですが、最終的に全く目立たないものになるか多少見える瘢痕が残るか瘢痕の向きが影響します。
形成外科でご相談なさってください。
Q19 相談者 ニックネーム:てる 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性

一昨夜、お好み焼きをフライパンで焼き、最後の1枚に豚バラ肉を多めに使いひっくり返したところ、たくさんの油が出て顔に跳ね返りました。氷水に顔を何度も付け冷やしましたが首、唇の上、右目周り、跡が残っています。右目も火傷し、視界がぼんやりしています。救急はどこも手一杯で受け入れてもらえず昨日眼科へ。幸い深い火傷にはなっておらず点眼薬での治療。皮膚科では酷い火傷ではないとロコイドを処方してもらいました。昨日から腫れは引きましたが右目の周りが紫色で型が残るのではと心配です。治療の初めが肝心のようですが様子を診ていて良いでしょうか。

A19 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
申し訳ありませんが、診察をしなければ具体的なアドバイスはできません。
「フライパン」の「油」が「跳ね」て受傷した熱傷の多くは表皮に留まるⅠ度熱傷なので、一時的な色素沈着や色素脱失はあっても半年~2年程度で目立たなくなるのが通常です。
「眼科」は「深い火傷にはなっておらず点眼薬での治療」で、「皮膚科では酷い火傷ではないとロコイドを処方してもら」っているのですから、「治療」は指示に従っていただければよいのではないでしょうか。
「皮膚科」の担当医は、「治療の始め」および上皮化後の瘢痕が目立たなくなるまでの経過、さらに完全治癒後の結果までを予測して、「酷い火傷ではない」、「ロコイドを処方」が適当と判断してくださったものと期待しますが、ご心配ならば、直ちに再診して経過予測をお尋ねになればよいでしょう。
万一「皮膚科」の担当医が、熱傷を受傷したのだから跡が残るのは当然というお考えならば、形成外科や美容皮膚科への転医をご検討なさった方がよいかもしれません。
順調に経過した場合も、少なくとも半年程度は紫外線対策をしてください。
Q20 相談者 ニックネーム:moon 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性

約2年ほど前に180度のヘアアイロンで髪の毛を巻いていた際に頬にヘアアイロンが当たり火傷をしてしまいました。火傷の跡が今も残っていてうっすら茶色い感じです。火傷あとは3センチほどでノーメイクだと跡が目立ちます。どのような治療法だと目立たなくなりますか?

A20 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
診察をしなければ具体的な治療法の提案は出来ないのですが、フラクショナルレーザーとハイドロキノン外用が有用かもしれません。
瘢痕治療なので、形成外科および美容皮膚科でご相談なさってください。

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