傷の悩み 無料相談

創傷治癒よくある質問

  1. 治療中や手術後の気になる状態
  1. 胸・脇・腹・背・腰など
Q221 相談者 ニックネーム:えもえも 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:女性

半年前に腰の皮膚を縫い合わせる手術を受けました(15cm位の傷痕)。
傷痕が白い一本線になっている所と赤い所があります。赤い部分は皮膚が伸びてきて縫合した痕が広がってしまった感じなのですが盛り上がってはいなく痒みもありません。触っても痛くはないのですが色がはっきりとした赤なのでこのまま色が取れるのか不安です。
いろいろ調べてみたり担当医に伺ったりし、ケロイドではないみたいなのですがこれは時間と共に色は消えていくものなのでしょうか?
担当医にはこのまま赤いままだから傷痕修正手術しかないと言われてしまい、どうしたらいいか困っています。
(特徴)
・盛り上がりはなく、かなりはっきりしている赤色でテカテカしている
・痛みも痒みもない
・縫った後の皮膚の緊張(つっぱり)がだいぶ強かった

A221 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
長期間を要しますが、「赤色でテカテカしている」色調は落ち着いて白くなります。

「痛みも痒みもない」ので必ずしも治療しなくとも構わないのですが、そのまま何も治療せずに待った場合「皮膚が伸びてきて縫合した痕が広がってしまった感じ」のまま白くなるとイメージしていただくとよいでしょうし、
現在も緊張が強いならば赤みの消褪に数年以上の期間がかかるものと考えてください。

「縫った後の皮膚の緊張(つっぱり)がだいぶ強かった」部分で「傷痕修正手術」をする場合、単純に瘢痕を切除して縫合するだけでなく、皮弁やZ形成術などの特殊な方法で瘢痕にかかる緊張を解除する必要があるかもしれません。

治療法は一つとは限らないわけですから、「どうしたらいいか困って」いるならば、形成外科専門医の意見をいろいろ尋ねるため、複数の形成外科を受診して相談してみては如何でしょう。
Q222 相談者 ニックネーム:きく 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:女性

10日位前に、腹腔鏡下手術で子宮筋腫の摘出術を受けました。
術後、操作鉗子を入れたと思われる傷口の部分がかなり窪んでいます。傷口は綺麗に着いているのですが、傷の下に、固いコリコリがあります。また、傷口の下に脂肪が無く、傷口部分が全く動かないので、皮膚と筋肉が癒着しているのでしょうか。
横から お腹を見ると、傷口の上の皮膚がたるんで、めくれたように見えます。この窪みは 治るのでしょうか。反対の お腹のように、つるんとした状態になるのでしょうか。

A222 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
皮下組織と筋膜の癒着のために、「かなり窪んで」「傷口部分が全く動かない」のでしょう。

痛みがなければマッサージをして癒着が剥がれるのを待つことになりますが、癒着の程度が強ければ症状は改善されないので、局所麻酔で処置をした方がよいかもしれません。

「傷の下」の「固いコリコリ」は、皮下組織が瘢痕化しているものですから特に何もせずに待って頂いても、長期経過の内に徐々に軟らかくなる可能性があります。

婦人科の担当医に相談するか、形成外科を受診するとよいでしょう。
Q223 相談者 ニックネーム:ブルドッグ 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:女性

以前、腹壁瘢痕ヘルニアで相談した者です。あれからセカンドオピニオンと言ってよいかわかりませんが、何軒かの病院の形成外科を受診致しました。丁寧に傾聴と回答していただける医師に出会う事でき、受診しております。
疾患部は2度目のオペから1年が経過したにもかかわらず、左半身腹部の鈍痛と一箇所ピンポイントの痛みと触るとプクプクした感触がある為、再度CTを撮って頂いたところヘルニアの再発は無いとの事。痛みの原因は単純に考えれば前者は内臓の癒着による放散痛と後者が神経肉腫(呼び名が間違っているかもしれません)が出来ていると言われました。
医師からは「腹壁瘢痕ヘルニアの再発は一年経過しているのでもう再発を恐れた生活をする事は無い。手術後の内臓の癒着は通常癒着を取るオペはしない。再度の癒着がある為。神経肉腫も通常オペしない。慎重にオペをしたとしても目に見えない微細な神経をまた切ってしまい再び神経肉腫が出来てしまう場合がある。難しい問題です。」と言われました。
「それを踏まえ腹部の見た目をきれいに治すオペを受けますか?形成外科が出来る治療はここまでです。」と言われました。自分としては痛みの無い元の身体に戻りたい(無理かと感じますが・・・)のですが、無理なのでしょうか。
現在の痛みは何かの拍子に始まり就寝するまでずっと痛みが続いてしまいます。のたうちまわる様な痛みでは無いけれどストレスを感じて辛いです。痛み止め薬は長期に使用出来るリリカを服用しております。

A223 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「内臓の癒着による放散痛」なのか、「神経鞘腫ができている」のか、診察をしなければ診断は出来ないので、アドバイスも出来ません。
「痛みの無い元の身体に戻りたい」、「ストレスを感じて辛い」ので治療を求めるならば、やはり他の医療施設でセカンドオピニオンを求めては如何でしょう。
また、痛みのコントロールということならば、ペインクリニック(麻酔科)を受診してみても良いでしょう。

セカンドオピニオンを求めるというのは、ご自身が求める答えを提示してくれる病院を探したり、自身が望む治療をしてくれる病院に転院するということではありません。
他の専門医に、ご自身がお掛かりになっている主治医の見解と治療内容を伝えて、現在の疾患の状態や治療方針について再度検討して貰い、アドバイスして貰うということなのです。
その意見を持って、主治医の元にお戻りになって頂いても構いません。
疾患に対する治療方針というのは必ずしも一つではないのですから、あらゆる条件付けのもと様々な治療計画を提案して貰い、主治医と共に検討して下さい。
Q224 相談者 ニックネーム:takasako 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性

腹腔鏡手術を受けたのですが、傷ができるだけ目立たないようにしたいです。ヘソ下に横に4センチほど、口のような形で、少し縫合部分の皮膚がたるんでいるような感じです。接着剤のようなものでとめていると思います。
主治医の先生は少し盛り上がるが、何も貼らなくていいとおっしゃるのですが、医療用のテープを止める等で平にして目立たなくすることはできますか?

A224 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
まずは「主治医の先生」のアドバイスに従ってください。
「主治医の先生」は、これまでの経験からあなたの「ヘソ下」の瘢痕がいずれ目立たなくなることを確信なさって、「何も貼らなくていい」と判断なさったものと考えます。
確かに一般的に「ヘソ下」は大きな緊張がかからないので、瘢痕が元々小さければ、比較的目立たなくなりやすい部位です。
術後の瘢痕は「医療用のテープ」で圧迫固定することも少なくありませんが、長期にわたるテープ固定はかぶれを起こし易いので、可能な限り貼付を避けようとする医師もいます。
「主治医の先生」に「傷が出来るだけ目立たないようにしたい」という気持ちをはっきりと伝えて、「何も貼らなくていい」としても「医療用のテープを止める等」してはいけないのかを確認なさると良いでしょう。
そのうえで更にご心配ならば、「主治医の先生」に形成外科を紹介してもらったり、自身で形成外科を受診してセカンドオピニオンを求めて下さい。
Q225 相談者 ニックネーム:ブルドッグ 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性

1年前に腹壁瘢痕ヘルニアの手術を受け人工メッシュによる修復手術を受けました。その後メッシュ感染を起こしメッシュ除去手術を受けております。除去手術後は創開放洗浄でしたので傷口はくっついてしまい、臍ヘルニアにもなってしまいました。腹部の筋肉は縫合不全を起こし、開いてしまい瘢痕で蓋をしてあるような状態でいつ再発するかどうかという状態です。現在は創傷修復と臍の修復の為、形成外科とヘルニアの再発の可能性もあるので一般外科を受診しています。
ドクターの指示によりダイエットをしていますが、年齢もあり腹部の余った皮膚が下垂しており自分としては腹部全体を美容的にもきれいに治して欲しいと思っております。今通っている形成外科は硬派で一度話をしてみたところ「美容手術はやりません」とはっきり言われました。自分は3度目の手術になるので、○○美容外科や小さい病院では手術は受けたくないと思い大学病院を選択しましたがやはり別々に手術を受けるしかないのでしょうか?

A225 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「筋肉の縫合不全を起こして筋肉も開いてしまい再発の危険があると言われて」いる「臍ヘルニア」の治療のため「臍再生の手術」と「再発を防ぐ為、大腿筋膜の移植」の手術を行う際に、同時に「傷口を目立たなくする手術」をしたとしても、保険診療の範囲内の一連の治療として、費用は保険適応となるでしょう。

一方で、「余った皮を美容的にきれいに除去」する手術は、美容目的のため保険適応にはならず自費治療となるため、費用は全額自己負担です。

また保険診療の基準となる社会保険診療報酬支払基金の判断によると、一連の治療において保険適応外の治療を併用した場合は保険適応となっている治療も含め全て自己負担となるため、保険適応の手術と保険適応外の手術を同一機関で同時には行わないのが一般的です。

「現在受診中の形成外科」の担当医は、これまでの費用も含めて全て自費の請求となる可能性を懸念して、「美容形成は」同時に出来ませんとアドバイスなさったのかもしれません。

あるいは、「術後感染にてメッシュ除去の手術を再度受けた」部位を「大腿筋膜の移植」で修復するとすれば、再感染を避け「再発を防ぐ」ことを最優先させるべきで、「美容的」な要求はいずれ検討してはどうかという意味の説明だったのかもしれません。

「硬派」な「形成外科」なので、「美容的に」という目的の手術は「やりません」とハッキリした返答をしたものと思われますが、美容外科を標榜していない形成外科であっても、
ご相談のような再建手術において、審美的要素をまったく無視して治療計画を建てることはありません。
詳しい経緯は判りませんが、担当医の説明が足りなかったため、ご相談者に言葉の真意が伝わらず、一時的な齟齬が生じただけのように考えます。

どのような手術が可能か、具体的に、適確にアドバイスするには、診察したうえでの詳細な検討が必要なので、担当医の説明が「腑に落ち」ないなら、担当医を信頼し安心して治療するためにも、他の形成外科も受診して、セカンドオピニオンを求めてください。

厳しいようですが、お一人でお悩みになるだけでは、何の建設的な結果も生み出しません。
担当医の説明がうまく理解できなかったり、不明な点がある際は、遠慮なく質問すべきです。
医師のほとんどは、患者さんが自身の治療について積極的に理解しようとする姿勢を歓迎してくれるものですし、時間的に無理がなければ(担当医の都合も考慮してあげてください)別に時間を割いて説明してくれます。
それでも「腑に落ちない」ようなら、担当医に頼んで「総合的にきれいに治してもらえる形成外科」を紹介して貰えば良いでしょう。
Q226 相談者 ニックネーム:りんご 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性

先月、大学病院の婦人科にて子宮筋腫全摘手術を受けました。
縦に14cmの創傷です。ケロイド体質でもあり、術後リザベンを服用していましたが、膀胱炎のような症状が出てしまい服用を中止しました。ヒルドイドソフト軟膏は塗布していますが、傷口は凸凹や硬い部分があり、また赤く痒みもあり、ヒリヒリ痛みます。
手術をした病院では術後の傷ケアについては行われておらず、テープを処方してくれる等もなく「あまり気にせずに!」と言われました。それでも本人は気になります・・・
ネットで検索したら、①テープを貼る ②シリコンシートを貼る等、術後の傷ケアについて色々と記されてました。
手術後1カ月以上も経ちますが、今から3Mのテープを貼っても傷はきれいに治るのでしょうか? またはシリコンシートを貼る方法がいいのでしょうか?
今後の傷ケアについて教えて下さい。

A226 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「手術後1ヵ月以上も経」っているかどうかに関係なく、「赤く痒みもあり、ひりひり痛」む瘢痕に直接「3Mのテープを貼」ることはお勧めできません。
一方、「シリコンシートを貼る方法」ならば、痒みや痛みが軽減する可能性があります。
形成外科を受診して相談すれば、「①テープを貼る ②シリコンシートを貼る」だけでなく、
スポンジなどを使った圧迫、ステロイド外用剤やステロイドテープ貼付、ステロイド局所注射、レーザー治療など、有効な「術後の傷ケアについて」アドバイスしてくれるでしょうし、希望に合わせて治療することも出来ます。
「大学病院の婦人科」で手術を受けたならば、婦人科担当医に形成外科を受診したい旨を伝えれば良いでしょう。
Q227 相談者 ニックネーム:ブルドッグ 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性

腹壁瘢痕ヘルニアにてメッシュ使用の修正手術を受け、術後感染にてメッシュ除去の手術を再度受けたものです。
感染した為、傷は醜くくっついてしまい、又2回同じ部分を開腹した為、臍ヘルニアにもなってしまいました。さらに筋肉の縫合不全を起こして筋肉も開いてしまい再発の危険があると言われております。
現在受診中の形成外科は硬派をうたっており、傷口を目立たなくする手術と臍再生の手術・再発を防ぐ為、大腿筋膜の移植を薦められております。
再発を防ぐ為と感染のリスクを少なくする為にダイエットをしておりその為か、余った皮が下垂してさらに醜い状態になってしまいました。余った皮を美容的にきれいに除去して欲しいとお願いしましたが、「美容形成はやりません。別の手術でどうぞ。」と言われてしまいました。余った皮の除去は又別の美容外科に行かなくてならないのが腑に落ちません。総合的にきれいに治してもらえる形成外科はないのでしょうか?

A227 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「筋肉の縫合不全を起こして筋肉も開いてしまい再発の危険があると言われて」いる「臍ヘルニア」に「臍再生の手術」と「再発を防ぐ為、大腿筋膜の移植」をする手術は、同時に「傷口を目立たなくする手術」を行ったとしても、保険診療の範囲内と考えて、費用に関しては保険適応となるでしょう。

一方「余った皮を美容的にきれいに除去」する手術は、美容目的のため保険適応にはならず自費治療となるため、費用は全額自己負担となります。

また保険診療の基準となる社会保険診療報酬支払基金の判断によると、一連の治療の中で保険適応外の治療を併用した場合、保険適応となっている治療も含め全て自己負担となるため、保険適応の手術と保険適応外の手術を同一機関で同時には行わないのが一般的です。

「現在受診中の形成外科」の担当医は、これまでの費用も含めて全て自費の請求をされる可能性があることを懸念して、「美容形成は」同時に出来ませんとアドバイスなさったのかもしれません。
あるいは、「術後感染にてメッシュ除去の手術を再度受けた」部位を「大腿筋膜の移
植」で修復するとすれば、再感染を避け「再発を防ぐ」ことを優先させるべきで、「美容的」な要求はいずれ検討してはどうかという意味の説明だったのかもしれません。

「硬派」な「形成外科」なので、「美容的に」という目的の手術は「やりません」とハッキリした返答をしたのかもしれませんが、美容外科を標榜していない形成外科であっても、
ご相談のような再建手術において、審美的要素をまったく無視して治療計画を建てることはありません。

詳しい経緯は判りませんが、ご相談者と担当医の言葉の使い方の違いが原因で、一時的な齟齬が生じただけのように考えます。
どのような手術が可能か、具体的に、適確にアドバイスするには、診察したうえでの詳細な検討が必要なので、担当医の説明が「腑に落ち」ないなら、担当医を信頼して安心して治療するためにも、他の形成外科も受診して、セカンドオピニオンを求めてください。
Q228 相談者 ニックネーム:くまっこ 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:女性

子宮筋腫にて1月21日に開腹手術を受けました。埋没式にて縫合していただき抜糸等の治療はありませんでした。
手術後7日で傷を覆っていたテープは剥がされそれ以降テープやガーゼは必要なく腹帯のみ3ヶ月ぐらい着けておいてくださいといわれました。
傷はすっかり乾いて瘡蓋になっている状態です。体調も体力の回復も大変順調です。さすがにまだ傷は痛々しいですが実際の痛みはありません。
きれいに傷を治すためにはこのままでいいのでしょうか?

A228 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
手術が無事に済んだ時から、瘢痕を目立たなくする治療が始まっているとお考えください。
一般的には、瘢痕の安静・圧迫のためにテープ貼付を3~6ヶ月間継続し、時にはシリコンシートやスポンジ圧迫、薬の内服、貼付、注射を併用することもあります。
治療法は全ての瘢痕に一律に選ばれるわけではなく、瘢痕の状態を診て適時決定されます。
婦人科の担当の先生は診察をなさったうえで、これまでの経験から最適と判断した治療をアドバイスしてくださっているのでしょうが、瘢痕治療は専門でないようですから、「きれいに傷を治すために」なるべく早く形成外科を受診なさることをお勧めします。

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