傷の悩み 無料相談

創傷治癒よくある質問

  1. 治療中や手術後の気になる状態
  1. 首・肩
Q1 相談者:ちー 年齢:30代後半 性別:女性

2週間前に大学病院形成外科で、左耳前(もみあげ部分)の脂腺母斑の摘出手術を受けました。術前の生検で基底細胞癌の疑いがありました。脂腺母斑を取って、そのまま縫い閉じたら目が閉じにくくなったり、口角が引っ張られたりするから、皮弁という方法で首から皮膚を引っ張ったみたいなのですが、首の皮膚の突っ張り感がすごいです。術後10日で抜糸したのですが、耳下腺辺りの腫れもまだまだひどいです。首の皮膚の突っ張りのせいで、右を向きにくいのですが、これは時間の経過とともに改善されるのでしょうか。突っ張りのせいで、ずっと首を軽く押さえられているような違和感もあります。耳下腺辺りの腫れ、首の違和感突っ張り感、いつ頃ひくのでしょうか。

A1 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
術後3週間程度で中等度~軽度の浮腫は消褪するので、「耳下腺辺りの腫れ、首の違和感突っ張り感」は多少軽減します。
また、皮弁の形、大きさ、皮膚を寄せて縫合した際の肌の緊張の程度などで、「首の皮膚の突っ張り感」の継続期間は異なります。
術後瘢痕は3か月程度硬く盛り上がり、6か月に向けて硬さがほぐれ、それ以降徐々に軟らかくなります。
瘢痕が軟らかくなれば「首の違和感突っ張り感」は感じなくなるでしょう。
形成外科は手術をして治療が終わるのではなく、手術をした時点か瘢痕の治療が始まっています。
不安な点や疑問点は、手術をしてくださった形成外科の担当医にご確認いただくとよいでしょう。
Q2 相談者:いちこめ 年齢:40代後半 性別:女性

9月に脂肪腫の摘出手術をしました。首から肩にかけて10センチ程のサイズで頸動脈近くにあることから、全身麻酔をして二泊三日の入院でした。1週間に1回の経過診察を2度して、あとはテープを自身で1週間に1、2回張替えを3ヶ月継続との事で通院はなくなりましたが、再上皮化で引っ張られる感覚はありますが、触った時の違和感が気になります。なんだか触られてないような、傷口よりは、その周辺の感覚が無いような。これは、時間がかかるようなものなんでしょうか?心配はないものですか?ちなみに、摘出された脂肪腫は病理検査で良性と言われました。

A2 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
皮膚切開のためと腫瘍摘出時に皮膚を引き延ばししたため、知覚神経末梢の損傷があります。
数か月から数年の経過で知覚は回復します。
特に治療の必要はありませんが、気になるなら、ビタミンB12などのサプリメントを積極的に摂ってください。
Q3 相談者:おけいちゃん 年齢:50代後半 性別:女性

交通事故で鎖骨を骨折し、プレート固定の手術をしました。
その後2か月余り経過しますが、傷そのものではなく傷の周囲が痛みます。
ピリピリ、針で刺したようなチクッとした痛み、ズキンとした痛みなど様々な痛みがあります。
神経障害性疼痛や癒着による痛みかな、と思っています。
術後1か月の診察で痛みについて尋ねたところ、なくならないかもしれない、鎮痛剤しか方法がない、と言われました。
しかし、ペインクリニックへ相談すれば、鎮痛剤による治療を含め、心理的要因からの治療など可能かと思っています。
来月中旬に、術後3か月の診察として、CT画像の診断が予定されています。
私自身、痛みから少しでも早く解放できればという思いがあります。
ペインクリニックにかかる時期について、来月の整形外科でのCT画像の診察を待ってかかった方がいいのか、ペインクリニックで期待できること、今後の痛みの回復見通しなどわかること、アドバイスいただきたく、よろしくお願いします。

A3 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
肩(腕)を動かしたときに「傷そのものではなく傷の周囲」に「ピリピリ、針で刺したようなチクッとした痛み、ズキンとした痛みなど様々な痛み」があるなら、「プレート」により皮下組織が擦れるために生じる痛みや癒着により引き攣れる痛みかもしれません。
安静時にも痛むなら知覚神経末梢枝の損傷による知覚異常の可能性もあるでしょう。
いずれにしろ鎮痛剤内服と局所鎮痛剤外用は有効です。
「痛み」が徐々に「軽減」しているならばいずれ「痛み」は無くなるかもしれませんが、術後から「痛み」の程度が変わっていないか悪化しているならある時期にいきなり「軽減」することは期待薄ではないでしょうか。
「ペインクリニック」での「痛み」の治療は、おかかりになっている「整形外科」と「ペインクリニック」との連携があって初めて成り立ちます。
「CT画像の診断」などの情報も無く「ペインクリニック」におかかりになっても、原因を追究してからでなければ疼痛に対する治療は出来ません。
「整形外科」で「痛み」の治療が困難という判断なら、「整形外科」の主治医にご相談いただき、「ペインクリニック」への紹介状を書いてもらってください。
Q4 相談者:ふうちゃん 年齢:50代前半 性別:女性

3年前に整形外科にて鎖骨骨折でプレートを入れる手術をし、2年前に抜釘手術をしました。
首から肩まで15㎝程の傷があり、突っ張り感と痛みが取れません。傷は肩の端6㎝位が少し赤く他は白く盛上がりはあまりありません。
傷の両端と中央付近が下の肉にべったり引っ付いてます。起きてる体勢で傷が引っ張られるような感覚と針が引っかかってるようなチクチクした強い痛みがあります。特に胸を張る姿勢がつっぱって痛いです。肩紐のある下着が付けれません。うつ伏せの体勢では痛みが和らぎます。
ペインクリニックに1年程通ってますがなかなか痛みは引きません。 
縫合糸について聞いたところ、表皮はテープで閉じて中は吸収性糸での縫合です。中の縫合は間隔も長さもさもバラバラで縦に切り目のような線になって半年くらい結び目が飛び出てました。
プレートを入れる手術時に骨の砕けた箇所を非吸収性糸(エチボンド)で止めているようです。
非吸収性糸に何か原因があるのでしょうか?少しでも痛みがあると傷の修正はできないのでしょうか。

A4 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
姿勢・体勢で痛みが変化するのですから、肥厚性瘢痕および瘢痕癒着、瘢痕拘縮 が原因の痛みと考えます。
ペインクリニックではなく、形成外科でご相談なさってください。
Q5 相談者:ちょこびす 年齢:40代後半 性別:女性

3年前に甲状腺摘出手術しました。術後酷く癒着してしまい切開箇所が頸部中心辺りだった為、発声や嚥下に影響が出てしまいました。その後形成外科で2度部分麻酔での再形成手術をするも同じ状況になってしまい改善されず、別の形成外科にて2週間前に全身麻酔にて気管に癒着しないよう皮膚下の筋肉を縫合する瘢痕拘縮手術を受けました。術後発声も嚥下も改善したのも束の間、また癒着してしまったようで発声も嚥下も引きつれを起こしております。傷跡は仕方ないにしても、発声・嚥下のしづらさ、首の圧迫感で息苦しく感じてしまうストレスで参ってしまっています。これはもう諦めるしかないのでしょうか?

A5 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
頂いた情報だけで判断していますので、実際に診察をしている医師との見解の違いはお許しください。
皮膚や皮下組織と気管あるいは喉頭の癒着があるなら、顎を上げた時(首を伸ばした時)と顎を引いた時のひきつれの具合は異なります。
また、気管の癒着では息苦しさは生じません。
知覚神経の鈍麻により息苦しさを感じて、それが発声と嚥下をしにくくしている原因ではないでしょうか。
ビタミン剤による知覚神経の回復、フラクショナルレーザーなどの瘢痕治療が有効かもしれません。
主治医とよく話し合ってみてください。
Q6 相談者:リク 年齢:20代後半 性別:男性

肩の手術をして抜糸する前に退院したんですけど傷口のガーゼがとれてしまって悩んでます
手術してから6日たってますけど他のガーゼなどあてたほうがいいでしょうか?

A6 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
一般論としてお答えするならば、縫合糸が衣服に引っかかって痛むなどの症状が無ければ、必ずしも「他のガーゼなど」は必要ないでしょう。
赤み、発赤、疼痛は感染の兆候なので、自覚があれば直ちに受診してください。
Q7 相談者:テル 年齢:50代前半 性別:男性

大動脈解離手術をしました。
脳梗塞左手麻痺後遺症有ります。172センチ、85キロ。
左肩ドレン傷跡が、突っ張り有ります。動作時、息苦しさ有ります。

A7 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
左肩の突っ張りが、肩関節の運動制限が原因でなく、ドレン挿入の瘢痕によるものなら局所麻酔による瘢痕形成術が最も早く効果的な治療かもしれません。
気長に治療するなら、ステロイド外用、トラニラスト内服、フラクショナルレーザーなどの治療も検討するとよいでしょう。
形成外科を受診して相談してください。
Q8 相談者:スーニー 年齢:70代後半 性別:男性

私の父が2年半前に、頸髄の手術をし後ろの首を7センチほど切ったのですが、その傷跡が全体的にくぼんでおり、例えると桃の溝のようになっています。どのよいに縫合したらそのような状態になるのでしょうか。私も同じような手術を控えており、気になって質問させていただきました。

A8 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
皮下で癒着があるため「全体的にくぼんでおり、例えると桃の溝のようになって」いるのでしょう。
頸椎の手術の際に癒着が起きないように工夫をしてもらうか、術後に形成外科で癒着剥離術や真皮脂肪弁形成術を依頼すれば改善は可能と考えます。
Q9 相談者:なごみ 年齢:10代後半 性別:男性

息子(高1)が自傷行為(首吊り)により、首に縄の跡が残っています。
発達障害の衝動性により極端な行動に出たための自傷行為で、現在、希死念慮が強いわけではなく、継続的にそう思っているということではありません。
なので、コロナの影響で、在宅で、オンライン授業なので、テーピングなのでごまかしているのですが、7月以降は、通常通り学校の寮に戻るつもりでおります。
そうなると、入浴などの際にどうして首の跡が見られてしまいます。
形成外科の先生には、薬を塗っても跡が消えるのは何年もかかると言われてしまいました。
レーザーなのどで、消すことはできないでしょうか?
現在、自傷行為(5月15日)をしてから、10日ほど経過している状態です。

A9 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
溢頚による自殺企図の索状痕は、皮下組織の圧挫と皮下出血により形成されます。
皮下出血斑は数週間で吸収され1~2ヶ月で黄色くなり薄くなっていきます。
皮膚と皮下組織の挫滅による色素沈着は、皮下出血斑が治癒した後ならば、フラクショナルレーザー治療で多少とも消褪が早まる可能性があります。
形成外科を受診してご相談なさってください。
Q10 相談者:ミッキー 年齢:40代前半 性別:男性

令和2年3月6日に頸推神経根の頸推形成術(推間孔拡大術)をしましたが指の痺れと腕の痛み、指の握力等は手術後良くはなりましたが、左肩付近から縫合の左側の麻痺、があり縫合付近がヒリヒリした痛みがあり主治医に聞きましたが数ヶ月間でヒリヒリしたのと麻痺は取れると言われたのですがこれは数ヶ月間で取れたりするのですか。
因みにですが縫合したのですがメスを入れた跡は縫合しても残ったりするものなのですか。

A10 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
切開による末梢知覚神経の損傷により、「縫合の左側の麻痺」と「縫合付近がヒリヒリした痛み」が生じているのでしょう。
一般的に徐々に症状は軽減するものですが、多くの経験をお持ちであろう「主治医」が「数ヶ月間でヒリヒリしたのと麻痺は取れる」と明言なさっているならば、不安を持つ必要はないでしょう。
縫合線が全く無くなることはありません。
どの程度目立たなくなるかは、各人で大きく差があります。

治療中や手術後の気になる状態 一覧に戻る

  • 創傷ケア褥瘡の知識
  • 創傷ケア褥瘡の知識
  • 創傷ケア褥瘡の知識
  • 創傷ケア褥瘡の知識
  • 創傷ケア
  • 褥瘡の知識
  • 創傷ケア
  • 褥瘡の知識

side

ページトップに戻る

ページトップに戻る