傷の悩み 無料相談

創傷治癒よくある質問

  1. 治療中や手術後の気になる状態
Q141 相談者 ニックネーム:はなはな 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性

3ヵ月ほど顎を打って傷ができ、傷跡は薄くなってきましたが、傷の周りのしこりが消えず顎にえくぼがあるようにへこんで見えます。
病院でアトピタシールをずっと貼ってれば3ヵ月程で綺麗になりますよと言われて、ずっと貼ってましたが、しこりはまだ消えません。
もう1回病院に相談に行こうと思いますが、このしこりは治らないのでしょうか?
取るとしたら手術しかないのでしょうか?

A141 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
一般的に受傷後「3ヵ月」までは「しこり」は硬くなります。
6か月に向けて硬さは減りますが、「しこり」を潰すようにマッサージをすると早く軟らかくなります。
保湿は瘢痕の悪化や症状の改善に多少なりとも有効ですが、「しこり」が軟らかくなる効能は期待できないでしょう。
Q142 相談者 ニックネーム:りん 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:女性

二ヶ月前にバイクで事故して、おでこを埋没の糸で縫いました。
縦に3センチくらいの赤みとへこんでいたりすこしぽこっとしていて少しでも目立ちにくく元の皮膚になりたいのですがどの治療法が一番早くなおりますか?
また、塗り薬で赤みがきえたりできる薬があればおしえてほしいです。

A142 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
レーザーで赤みの消褪を早めることが出来ます。
瘢痕の状態は症例毎に違うため、診察をせずに具体的な治療法のアドバイスはできません。
また、これをすれば瘢痕が無くなるという治療法もありません。
直ぐに治療をするということでなくても構わないので、瘢痕の経過を診てもらい適時適当なアドバイスを貰うため、形成外科を受診してください。
Q143 相談者 ニックネーム:ゆう 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:男性

2ヶ月半前に自転車から転倒し、左鼻翼を欠損しました。
皮膚移植をしましたが、日焼けによる色素沈着ができてしまいました。
主治医からは、あと1ヶ月半ほど様子を見て欠損部の再建などを検討しましょうと言
われました。
2点、とても心配な事があります。
1. 色素沈着を治す方法はありますか? 仮に1ヶ月半後に欠損部が治ったとしても(あるいは、その後の再建手術後であっても)もう色素沈着は治らないのでしょうか? 今からでも何か治す方法はありませんか?
2. 欠損部が治る可能性は低いですか?

A143 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
外傷による「鼻翼」の「欠損」に「皮膚移植」を施したとすれば、創収縮による鼻翼・鼻孔の変形を避ける目的で分層植皮術を施行したものと考えます。

「あと1ヶ月半ほど様子を見て欠損部の再建などを検討する予定ならば、「皮膚移植」の部分を切除して局所皮弁で修復を計画しようということではないでしょうか。

局所皮弁手術で「2点」とも解決されます。

申し訳ありませんが診察をしなければ具体的な治療を提案できないので、「とても心配な事」は主治医にしっかりと説明をしてもらって、そのうえで他の形成外科でもセカンドオピニオンをお求めになるとよいでしょう。
Q144 相談者 ニックネーム:zawa 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性

5月にマラソンの途中、アスファルトの道路で転倒し膝と顔を怪我しました。顔は左頬とアゴの擦り傷、上唇が切れた為5針縫いました。頬は少しシミになってきました。
唇は目立つ跡にはなっていませんがシコリになって違和感があります。これは治るのでしょうか?
一番気になるのが膝です。1センチほどの切り傷でしたが深くて白い骨?が見えてました。ここも2針縫いました。
しばらく痛みがあり階段の上り下り時に特に痛みました。
抜糸後痛みは少しずつ引いて歩くのも走るのも大丈夫ですが傷跡が赤くケロイドのようになり少し痒いのと傷跡周りが盛り上がっていてその部分が硬くなっています。骨のように硬いです。これは治るのでしょうか。

A144 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「唇」の「シコリ」は、受傷後3ヶ月まではかなり硬いでしょうが6か月に向けて軟らかくなっていきます。
その後も徐々に硬さが減りますが、多少でも早く「違和感」を無くしたければ、1日1回で構わないので、「シコリ」を親指と人差し指で挟んでゆっくりと潰す様にマッサージしてください。
最初のうちは硬くて痛くても、日毎に軟らかくなって「違和感」も軽減します。
「膝」の「傷跡」は肥厚性瘢痕と考えられます。
硬くて膝をついたり、ぶつけたりすると、かなり痛いかもしれませんが、これも徐々に、赤み、硬さ、痛みとも減少していきます。
何も治療せずにいてもいずれ白く、平らになるでしょうが、目立たなくなるまでに数年の期間が必要かもしれません。
早く治ることを望む場合は、内服薬、外用(軟膏・貼付剤)や注射、レーザー治療などが有効なので、形成外科や皮膚科を受診して相談するとよいでしょう。
Q145 相談者 ニックネーム:ゆき 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性

昨日、500ミリのジュースが入ったペットボトルを長男がテニスの素振りの練習として思い切りふったら、それが勢いよく私の顔面に思い切りあたり、ものすごく出血してしまいました。

よく見ると目の上から眉毛上までえぐれた裂けたような切り傷があり、一応キズパワーパッドを張って本日皮膚科にいきました。

先生は災難でしたねと言い、さらにスゴイ出血だったでしょうと、更にこの傷跡は残っちゃいますね~~って言われてしまいました。

一応縫ったことと同じだというテープを張っていただきましたが、また今週土曜日に見せてくださいって言われましたが、形成外科とか違う病院に行った方がよいですか。
それかこのまま皮膚科に行った方が良いとおもいますか。

A145 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
申し訳ありませんが、診察をしなければ具体的なアドバイスができません。
「形成外科とか違う病院に行った方がよい」かどうかは、お掛かりになっている「皮膚科」の先生に直接お訊きになっても宜しいと考えます。

瘢痕を目立たなくするために、自身が診た方が良いか、他の医療機関に任せた方が良いかの判断をしてもらえる筈です。
Q146 相談者 ニックネーム:みみち 患者様(相談対象者) 年齢:10代前半 性別:女性

10歳の娘が先週顔から転んで上唇と鼻の間とちょうど鼻の穴の辺りに深い擦り傷ができました。
学校での怪我だったのですが,出血は打撲による鼻血と学校で判断されて帰宅しました。傷も見た目はうっすら線が入っている程度で自宅では濡らしたガーゼで顔に少しついた血を濡らしたガーゼでふき取るのみしていました。
しかし翌朝,うっすら線だった傷は鼻と唇の間に繋がった帯状に黒くなり所々茶色にでこぼこと腫れ上がり,痛みも出てきていました。(幅2cmで左の鼻の穴からそのまま唇まで帯状に黒く,唇もやや腫れ上がっていました)
そこで皮膚科を受診すると,傷に砂利が入ったままだと言われそのせいで悪くなってるしかさぶたできているので,これは跡が残りますと言われました。
(学校では傷を水で洗ってなかったことが後にわかりました。洗ってすぐに病院に来ていたら,局所麻酔を使った今回の手術は不要だったとも言われました。)
少しでも跡を目立たなくするためにと,砂利の除去とできたかさぶたを削る手術をしていただきました。
その後ラップとかガーゼをしたいところだけど,怪我をした場所が悪くガーゼを当てておくと呼吸が苦しくなるからと一日に何十回もプロスタンディン軟膏を塗ることとしっかり洗顔をするようにとだけ医師に言われました。
薬を塗り始めてから3日ですが傷の箇所は黒く硬くなることはなく,ピンク色で所々白くふやけたようなものが付着しています。
これは薬で皮膚を乾燥させないようにしているのでしょうか?
今は傷跡も生々しく目立つので子どもは人目を気にしてマスクをしています。
マスクはしていてもいいのでしょうか?
これから暑くなる日もあるので,マスクだと汗などの衛生上問題はないのか気になります。マスク以外の傷の保護方法などあれば教えて下さい。
また少しでも傷を薄くする方法はありますでしょうか?
(最初に違和感を感じて病院を受診する時に形成外科がいいのか皮膚科なのかわからず,いつものかかりつけに行ったので形成外科の方がよかったのかと後悔しています。)

A146 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「一日に何十回もプロスタンディン軟膏を塗る」のは創を「乾燥させないようにしている」のだと考えられます。
「マスク」をして多少「汗」をかいても「問題」はありませんが、「ラップとかガーゼをしたいところだけど,怪我をした場所が悪くガーゼを当てておくと呼吸が苦しくなるから」次善の策として「一日に何十回もプロスタンディン軟膏を塗ることとしっかり洗顔をするよう」にしたのですから、お掛かりになっている皮膚科でも他の形成外科でも構わないので、創が上皮化するまではできるだけ頻回に創状態を診ていただいた方がよいでしょう。

「薬を塗り始めてから3日ですが傷の箇所は黒く硬くなることはなく,ピンク色で所々白くふやけたようなものが付着して」いる状態は順調な経過です。

また、湿潤療法専用の創傷被覆材ならば鼻の穴を塞ぐことなく貼付できるでしょうから、食事のとき以外は湿潤療法専用の創傷被覆材を使用するようにしてもよいかもしれないので、担当医に相談してみてはいかがでしょうか。

上皮化後、少なくとも3カ月程度は紫外線対策をお忘れなく。
瘢痕が出来た場合も、なるべく目立たなくするための自己ケアや様々な治療があるので、適時、適当なアドバイスを貰うため定期的に経過を診ていただいてください。
Q147 相談者 ニックネーム:ラパン 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性

5日前に転び、駐車場の車止めに顔を打ちつけて、左の口の上から唇にかけて夜間外来で3針縫いました。翌日外科で傷パワーパッドを張っていただきましたが、一針縫ってある唇の裂傷は何もせず、口腔外科(専門ではない)のある歯科でも看ていただきましたが、折れた前歯の今後の治療の話と頬骨が折れているかどうか確認しただけでした。(レントゲンは頬まで写らなかった為)
只今、パッド下は傷横にただれたような症状が広がっており、唇は7、8ミリ程度の袋状の物が出来ており、近辺からは毎日少量ずつ、膿を含んだ出血があります。 
あさって受診から1週間後の抜糸ですが、形成外科に改めて受診した方が良いでしょうか?
外科の先生がクールな感じで伺いづらくてこちらに相談させていただきました。

A147 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
総合病院などでは、脳外科、循環器外科(心臓外科、血管外科)、消化器外科、整形外科などに分かれているのをご存知でしょうが、基本的に、いわゆる外科という専門科は無いとお考えください。

もちろん外科の医師の中にも外傷や皮膚潰瘍の治療に詳しい先生もおられますが、臓器別にいうならば肌・体表の外科は形成外科ですから、受傷直後の初期治療をどこでしてもらったかにかかわらず、外傷の治療は形成外科に任せた方がよいでしょう。
Q148 相談者 ニックネーム:みっしー 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:男性

三日前に目の下を切除して縫いました。縫った直後透明なテープを貼られ、抜糸までこのままでといわれました。
しかし今、テープ内に血が溜まり、固まっている状態です。
このまま抜糸まで待っても大丈夫でしょうか?傷跡がひどくなったりしませんか?

A148 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「透明なテープ」を剥がして洗っていただいても構いません。
もう抜糸もできますので、次回の受診予定日より早くても、おかかりになっている病院を受診なさってください。
Q149 相談者 ニックネーム:あひる 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:女性

10日前に目のしこり除去の為、瞼の二重の線状を1㎝くらい切開する手術をしました。
約1週間腫れはしましたが、化膿することもなく抜糸後は見た目の傷自体は綺麗に治ってきています。
ですが、傷自体の腫れと痛みが引いてきたと思ったら切開の線に沿って傷がほんのり盛り上がりコリコリと硬くなってきました。見た目は気にならないレベルなのですが、目を開くのが重くて気持ち悪いです。なんとなく目がキューっとなる圧迫感もあります。
これはこのまま安静にしていたらマシになるものなのでしょうか?傷跡は柔らかくなりますか?
もしマシになるとしたは大体どの位の期間で治るのでしょうか?
瘢痕治療の為に形成外科に行くのには早過ぎるかな、、とは思うのですが、今からできる限り自分自身で出来る事をしようと思っています。

A149 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
一般論ではなく、手術内容の詳細を知っているのは手術をした病院なので、まずはそこで相談なさることをお勧めします。
瘢痕は硬くなる傾向にありますが、3か月を過ぎるころから軟らかくなります。

現在は放っておいてもよいと考えますが、経過を診て適時、適切な治療をするために、早期から形成外科を受診なさって定期的に診察してもらってもよいのではないでしょうか。
Q150 相談者 ニックネーム:ぐちゃ 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:女性

約2週間ちょっと前に拳骨で目元を思い切り殴られ、血が吹き出し、1.5㎝くらいの抉れた傷を負ってしまった者です。
殴られてからすぐ病院へ向かい、3時間後くらいに縫っていただきましたが、傷が相当深く、後に残ると言われました。傷の中にさらに小さな穴が空いており、骨まで達しているようだ、と言われました。落ち着くには半年はかかるそうで、抜糸後はテーピングをしなさい、とのご指示でした。
美容液やアイクリーム、乳液など塗ってその上からテープを貼り、2.3日に一度くらいで取り替えるようにしていますが、傷は塞がってはいるものの、くっきりと抉れた線が残っており、見るたびに酷く落ち込んでおります。この傷を目立たなくするには、やはり美容外科に行くべきでしょうか。どのような治療が有効か教えていただけますと有り難く存じます。
また、水泳などは皮膚にダメージを与えるかもしれないので、控えた方が良いでしょうか。

A150 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
日常生活での注意点は紫外線対策だけで、「水泳など」しても問題ありません。
「テーピング」は、盛り上がってこないように圧迫、力がかからないよう
局所安静、色素沈着や色素脱失を防ぐために紫外線予防の目的に貼るものなので、かぶれない程度に貼りっぱなしにしておくのが効果的です。

申し訳ありませんが、症状によって治療法の組み合わせは違うので、診察をしなければ具体的な治療法のアドバイスはできません。

美容外科と形成外科の違いは、正常な形態でもご本人が望む状態で無いときに外観・整容的修正を加えるのが美容外科で、何らかの異状や修正・矯正が必要な状態の治療をするのが形成外科です。

お悩みの状態は、形成外科専門医の資格を持つ美容外科、あるいは美容外科に精通した形成外科の診察を受けてご相談なさるのが最良と考えます。

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