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傷の悩み 無料相談
創傷治癒よくある質問
- 治療中や手術後の気になる状態
- 頭部
- Q1 相談者 ニックネーム:ゆき 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:男性
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昨年の8月に髄膜腫の摘出のために開頭手術を受けました。頭の中心に腫瘍があったため、左のこめかみから耳の後ろ、額の中央の上部を結ぶ皮膚を切開しました。
幸い手術は成功し、傷口も綺麗にはなっているのですが、術後からずっとこめかみの傷の痛みに悩まされています。皮膚がつれたような痛みと共に、表面は綺麗ですが、皮膚がぶよぶよと腫れており、さらに口を大きく開けることが出来なくなりました。たびたび頭痛も起こります。
定期的に術後の検診(MRIや血管造営検査)はしており、先生も感染症もなく、何も問題はないが痛みが続くのは仕方ないとおっしゃるのですが、本当に安心して良いのでしょうか?
今朝の寒さからかいつもより痛みが大きいといい、傍目からもわかるくらい腫れているので心配しています。
良くしてくださった先生に申し訳ないのですが、例えば形成外科、皮膚科など脳神経外科以外を受診する必要はあるのでしょうか?
- A1 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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側頭筋や側頭部皮下脂肪に原因がある症状かもしれません。
「口を大きく開けることが出来なく」なったなら、顎関節や耳下腺の異常がないことも確認した方がよいでしょう。
脳外科の主治医に相談して形成外科を紹介して貰ってください。
脳神経外科は脳や頭蓋内の治療を専門としているので、「良くしてくださった先生に申し訳ない」などとご心配なさる必要はありません。
快く紹介状を書いてくださるはずです。
- Q2 相談者 ニックネーム:でるた 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:男性
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【現在の状況】
2週間前に旅行先のホテルの大浴場の洗い場で立った状態から足を滑らせて転倒し顔面の右側を床のタイルに強く打ちつけました。
打撲部の腫れ、鼻血、目の下から頬 鼻の右側 右上唇と歯茎にしびれがありました。
その後右目瞼と目の下あたりの皮膚が内出血で紫色や黄色になっています。
受傷翌日に現地の医療相談窓口から休日で受診できる病院を紹介してもらい受診しました。
「整形外科」で「レントゲン撮影」を行い「骨に異常はない」との診断を受け、打ち付けたところの擦り傷の消毒の処置と打撲部に鈍痛が続いていたため痛み止めとして「ロキソプロフェンNa」「レバミピド錠」を処方してもらいました。
受傷後2週間立っても顔の腫れ(こめかみあたり)、右目の白目の充血、目の下から頬 鼻の右側 右上唇と歯茎にしびれの症状が続いており、硬いものを噛むと痛みがあります。【相談事】
顔面打撲については「形成外科」の受診をすすめられていますが、「整形外科」で「レントゲン撮影」を行い「骨に異常はない」との診断を受けた場合でも地元の病院で「形成外科」に改めて受診した方が良いでしょうか?
顔面骨折が疑われる症状として挙げられている「白目の充血」「目の下から頬 鼻の右側 右上唇と歯茎にしびれの症状」が続いていますが、これらの症状は骨折していなくても発症する場合があるのでしょうか?
- A2 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「顔面骨」の「レントゲン」は、見慣れていなければ「骨折」の有無の「診断」は難しいものです。
「受傷後2週間」しか経過していないので「骨折していなくても」「白目の充血」はあり得ますが、「鼻の右側 右上唇と歯茎にしびれの症状」は下眼窩神経が骨折部で挟まっている可能性を考えさせます。
通常の「整形外科」は「顔面骨」は専門外としていることが多いため、「すすめられ」た通り「形成外科」で診て貰った方が良いでしょう。
- Q3 相談者 ニックネーム:アラド 患者様(相談対象者) 年齢:60代前半 性別:女性
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ちょうど1年前に左脳出血で7時間に及ぶ開頭手術を受けました。術後の傷は順調に回復しましたが、高次脳機能障害として失語等が残りました。現在、日常生活能力は維持されています。術後1年たった現在、入浴して頭を洗う時にかなりの痛みが急に出るようになりました。本人いはく、皮膚が引っ張られて裂けるような強い痛みとのことです。風呂から出て数時間すると痛みは収まるようです。普通に触れても痛みはあります。目視すると乾いていますが、縫合跡に沿って少し赤くなっています。
- A3 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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頭皮の洗い過ぎによる痛み(毛穴がきれいになりすぎて皮脂が全く無くなると髪に触れるだけでも痛みを感じる)、手術瘢痕を幅広くするように緊張がかかるための瘢痕の痛みのどちらかでしょう。
ヘパリン類似物質などの保湿が、症状の緩和に有効な場合もあります。
形成外科を受診してご相談なさってください。
- Q4 相談者 ニックネーム:りん 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:女性
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2週間前に階段から転落、頭を6針(2.5センチほど)縫いました。
1週間後に抜糸し、まだ浸潤液と血がまざったものが滲んでいました。
現在は止まって1センチほどサカブタみたいになっています。
傷よりも、現在、その周りが直径4センチ程髪の毛がごっそり抜けてしまいました。
表面がツルツルと言えばそうだし、普通に皮膚と言えばそうだし、よくわかりません。
縫合の際に剃ってはいません。
また戻るのでしょうか…
抜け落ちた髪の毛を見るたび憂鬱で不安で仕方ありません。
- A4 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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血流不良による一時的な抜け毛です。
3か月経過すると発毛があります。
今回のご相談とは別に、受傷部位が頭頂に近ければ、瘢痕が幅広くなって瘢痕禿髪が生じる可能性があります。
形成外科を受診してご相談なさってください。
- Q5 相談者 ニックネーム:そむ 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性
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9ヶ月前、髄膜腫の開頭術を受けました。
退院後、傷の瘡蓋がどんどん大きくなり、そのうち瘡蓋下から血の混じった液が出始めたため形成外科にて瘡蓋を剥がす処置をしました。瘡蓋の下の皮膚が死んでいて、黄色い脂肪が見えている状態。ゲンタマイシンをぬってガーゼで覆っておく治療を3〜4ヶ月続けてやっと皮膚ができました。
しかし現在も、傷に沿った箇所で薄い黄色っぽいフケのような瘡蓋ができたり、ときには小さな血の瘡蓋になったりしています。それが剥がれるとまた次の薄い瘡蓋ができたりして、なかなかすっきり治りません。担当医は、新しい皮膚がまだ薄いからとおっしゃっています。
このまま時間がたてば、瘡蓋は自然とできなくなるのでしょうか。
- A5 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「薄い黄色っぽいフケのような瘡蓋ができたり、ときには小さな血の瘡蓋になったり」する部分は、「新しい皮膚がまだ薄いから」擦過傷が出来るのではなく、元の「皮膚が死んでいて、黄色い脂肪が見えている状態」(皮膚潰瘍)からまだ上皮化が完了していないということです。
壊死組織あるいは不良肉芽が線状に残っているため、上皮化が進まないのでしょう。
「時間がたてば、瘡蓋は自然とできなくなる」かもしれませんが、治癒が遷延すると感染により潰瘍が拡大する可能性もあります。
改めて形成外科で創の状態を診て貰い、必要なら壊死組織を除去して貰い、具体的な処置法をお尋ねください。
- Q6 相談者 ニックネーム:D 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:男性
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頭部を切ってしまい外科で医療用ホチキスで縫合してもらったんですが、翌日行くとガーゼももうしなくていいと言われたのですが、そこから菌が入ったりすることはないんでしょうか?
普通は入浴後、ガーゼは毎日した方がいいんじゃないのでしょうか?
- A6 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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頭部の外傷をスキンステープラーで創閉鎖した場合、消毒、軟膏、ガーゼという処置を毎日する症例と、水道水のシャワーでシャンプーをして消毒も軟膏もつけずガーゼもしない症例を比較しても、感染率に違いはありません。
外科の主治医は、施術の翌日も診察をしたうえで創感染が無いことを確認して順調に治癒すると判断し具体的に指示を出してくれたのでしょうから、主治医のアドバイス通りにしていただいて構いません。
- Q7 相談者 ニックネーム:えいこ 患者様(相談対象者) 年齢:10代前半 性別:男性
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右頭部にできものがあり、血管腫疑いで手術になりました。結果粉瘤だったそうです。1月31日に手術して、3週間後に抜糸しました。その後1月後に術後に病院へ行きましたが、その時点でも、まだかさぶたになっていました。先生からはかさぶたになったらはがすようにと言われてました。そして、最近、頭が痛いと訴えあったので、みてみると、膿が出ていたので、通院しました。イソジンジェルを処方され、塗り始めて4日になりますが、全く良くなっておらず、まだ膿が出ています。次の受診はあと2週間後です。どうしたらいいのか分かりません。朝とお風呂後イソジンジェルを塗って、絆創膏で止めています。
- A7 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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申し訳ありませんが、診察をせずに創処置に関して具体的なアドバイスは出来ません。
実際に診察をしてくれた担当医は原疾患も術後経過も把握しているのですから、担当医の指示に従っていただくことが最良の選択肢であることが少なくありません。
前回の診察の際に「イソジンゲルを処方され」「次の受診はあと2週間後」との指示を受けたということなのでしょうが、担当医が「4日」後の状態を予測していたかはわからないのですから、現在お困りならば「2週間後」まで待たずに直ちに受診してください。
受診の際には、「朝とお風呂後イソジンジェルを塗って、絆創膏で止め」る処置の手技の詳細を確認して貰うだけでなく、指示通りの処置をどれくらいの期間続ければどういう経緯で治癒するのかの予測と、どんな状況になったら直ちに受診した方がよいのかを具体的にお尋ねになってください。
- Q8 相談者 ニックネーム:無記入 患者様(相談対象者) 年齢:無記入 性別:無記入
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9ヶ月前、韓国料理店で、チゲや石焼ビビンパなどに使われる黒い鍋を投げたお客さんがいて、頭(右耳の上あたり)に直撃しました。
数分のうちに大きなたんこぶになり、痛みはどんどん増し、1時間のうちに体温が38度を超えました。(それ以外の症状はなし)
救急車で運ばれ頭のCTを撮り、異常なし、発熱の原因は不明でした。
熱はその日のうちに下がり、 痛みは右側を向いて眠れないくらいでしたが、2週間くらいで、少し気になるくらいまで改善しました。
半年前(受傷3ヶ月後)、健康診断で頭のCTを撮って、その時も異常なしでした。
受傷から9ヶ月経った今も、たんこぶができた部分が、触ると(たんこぶができたときよりは、全然小さいですが)ボコっと盛り上がっていて、その辺が時々痛みます。ここ1ヶ月、痛みが頻繁です。
(元々、長年頭痛があり、月に2〜3回ロキソニンを飲みますが、たんこぶができた部分だけが痛むので、普段の頭痛とは別だと感じています)
CTで問題はないと言われているので受診を迷っています。もし受診するなら、何科でしょうか?
- A8 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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皮下血腫が線維化して、「ボコっと盛り上がっ」たままになっているのでしょう。
受傷時に、浅側頭動脈(耳の上前)の末梢枝か後耳介動脈(耳の後ろ~上後)の末梢枝が損傷したので、「耳の上あたり」に「数分のうちに大きなたんこぶになり、痛みはどんどん増し、1時間のうちに体温が38度を超え」たのではないでしょうか。
同じように、耳の前から上前は耳介側頭神経が知覚を支配し、耳の後ろから上後は小後頭神経が支配しています。
既に皮下血腫は線維化していますが、直ぐ側を通る血管の拍動に伴い「たんこぶ」を通して神経が刺激され「たんこぶができた部分だけが痛む」のかもしれません。
形成外科あるいは血管外科を受診してご相談なさってください。
- Q9 相談者 ニックネーム:しょーだい 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:男性
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「左顔面けいれん」の症状があり「脳神経外科」にて「脳内微小血管減圧術」をうけました。耳の後ろを付近の頭部を切って手術を行いました。
術後は順調に回復をしてましたが五日後に耳の後ろの傷口付近が突然痛みました。三分も経たない内に卵くらいのコブが耳の後ろから首にかけてできてしまいました。先生の診断は動脈が破れて皮下血種が出来たとのことです。
特別な治療はしないで血種が収まるまで経過観察となりました。血種ができてから患部の痛みと眩暈みたいなフワフワ感に悩まされてます。フワフワ感は説明、表現が難しいです。
手術をした病院の耳鼻咽喉科にて検査をしてもらいましたが異常なしと診察結果が出ました。痛み止めと眩暈の薬を処方されて飲んでます。血種ができてから45日経過しました。まだ腫れてますが血種自体は小さくなってきてます。
痛みは半分くらいに治まってきましたがフワフワ感の症状の具合いが全く変わりません。
痛み止めは効いてます。眩暈の薬は効いててこの度合いなのか効いてないないのか分かりません。入院時や退院後の外来3回の診察にて先生に相談してますが薬にて様子見とのことです。とりあえず我慢して下さいとのことです。
このまま薬と我慢でよいのか、違う耳鼻咽喉科を受診したほうがよいか悩んでます。
手術や皮下血種が原因ならば時間が解決してくれると思いますが、時間が経ちすぎて慢性眩暈になってしまうのが怖いです。
また眩暈は表現が難しく上手に伝えられないのが難点です。
- A9 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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内耳の問題ならくるくると回るような回転性の目眩や、頭位を変えることで激しい目眩が起こります。
ふわふわと浮いているように感じるなら、脳幹や小脳の異常を疑うのが通常ではないでしょうか。
もちろん精査をして異常なしと診断されているのでしょうから、ふわふわ感は自律神経の障害による一時的なものと考えるしかないということなのかもしれません。
お知りになりたいのは対症療法ではなく、目眩の原因の確定診断なのですから、主治医にふわふわ感の原因を説明してほしい原因を突き止めたいと依頼してください。
症状をお伝えになる際は、専門的な言葉を使う必要は無いので、ご自身の感じる状態をご自身の言葉で表現してください。
- Q10 相談者 ニックネーム:ミント 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:男性
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頭蓋骨形成術後の頭部の痛みがひどいです。
2022年の12月に自宅にて転倒し頭をうちました。それにより外傷性くも膜下出血になり脳の減圧手術をし、その後3月に頭蓋骨形成術をしてもらいました。その後の5月にCTを取った際は問題ないといわれ、次が12月に診察があります。病院では痛みがあるのは仕方がないと言われ、痛み止めと胃薬を処方してもらい毎日飲んでいますが痛みがなくなりません。また関係があるかは分かりませんが傷跡がある左側の耳あたりの皮膚なども痛くなっているみたいです。痛くない日は滅多になく、ほぼ毎日痛みがあり、ひどい時は動くことができません。この痛みは一生なくなることはないのでしょうか。ペインクリニックなども検討したほうがいいのでしょうか。
- A10 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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手術創の部位、「痛み」の部位、時間による症状の増減、「痛み止め」の種類、嘔気・皮膚炎など随伴症状の有無など、詳細な情報が無いので明確な診断は出来ませんが、頂いた情報だけから推測する限り、後頭神経痛の可能性があります。
もちろん、確定診断には、帯状疱疹やヘルペス、感染症、椎骨動脈解離、脳腫瘍などの疾患を鑑別する必要があります。
疼痛のコントロールには、神経障害性疼痛治療薬を使用します。
時間の経過とともに症状が自然に軽減することもあるので、神経修復補助のためビタミンB12の投与も行います。
疼痛部位は安静にしておいた方が方がよいとされているので、マッサージなどの刺激は避けてください。
主治医に相談して、ペインクリニックを紹介して貰ってはいかがでしょう。
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