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傷の悩み 無料相談
創傷治癒よくある質問
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- Q111 相談者 ニックネーム:Y 患者様(相談対象者) 年齢:3歳6か月 性別:男性
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今3歳半の子供ですが、1歳半頃転倒して眉間に大きな内出血ができました。小児科受診し怪我は経過観察でよいが腫れなど気になるようなら形成外科に受診してはと言われました。その後1センチ程のしこりのようになってしまい、2歳頃に形成外科に受診しヒルドイドを塗ってマッサージするよう言われました。3ヶ月程実施しましたが、時期が遅かったのか、本人が嫌がりあまりしっかりマッサージできなかったことも影響したか改善みられませんでした。形成外科の先生は自然に消えることもあるが、3歳超えて残る場合はそのままの可能性が高いと言われました。成長して本人希望があれば切開して除去?もできると言っていました。
それからは気づいた時にマッサージしています。現在若干小さくなったもののまだしこりは残っている状態です。マッサージで触れているとしこりは動いてどこかになくなりますが、マッサージをやめるとすぐでてきます。
今後しこりは残りますか?治療は可能でしょうか。
- A111 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「マッサージで触れているとしこりは」「どこかになくなりますが、マッサージをやめるとすぐでてきます」という症状から、漿液腫を疑います。
超音波検査やMRI検査で確認できるかもしれません。
「気づいた時」にする「マッサージ」だけでも漿液腫の内腔の癒着が生じて「若干小さくなった」のでしょうから、これからもお続けになるとよいでしょう。
診断が確定しなければ、具体的な治療法や経過の予測が出来ません。
形成外科でご相談なさってくださいとアドバイスしたいところですが、「3歳半」の男児の顔を毎日「マッサージ」することやMRI検査をする、定期的に形成外科に通院するなどということは、あまり現実的ではないと考えます。
嫌がることは出来ない年齢なのですから、成長を待って気になるようになったときに、いつでも形成外科に相談に行けるということだけをご本人に伝えておくという対処だけでもよいのではないでしょうか。
- Q112 相談者 ニックネーム:ミッキー 患者様(相談対象者) 年齢:50代後半 性別:女性
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転んでおでこに真皮に達する4センチの切り傷を作り、救急病院でダーマボンドで接着していただきました。
安静にして順調に回復していたのですが4日目に下を向いて洗髪したりしてその日から傷口が空いてしまいました。5日目に別の整形外科に受診したところなにも問題ないと言われそのまま返されましたが昨日の晩から寝ている間も出血が続いています。このまま放っておいていいでしょうか
- A112 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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血液サラサラなどの目的で血液抗凝固剤などを服用していたりしなければ、圧迫止血が可能でしょう。
止血できていればそのままでもいずれ上皮化するでしょうが、瘢痕(傷痕)が残るでしょうから、出来るだけ早急に形成外科受診をお勧めします。
皮膚表面接着剤(「ダーマボンド」など)は、抜糸の必要が無いので有用な医療材料ですが、額の打撲による割創は、表皮に緊張がかかって創が開き気味になるため、皮膚表面接着剤を使う前に必ず皮下縫合が必要です。
「救急病院」は外傷受傷当日の処置をする病院で、応急的に皮膚表面接着剤を使ったのですから、翌日には形成外科におかかりになるべきでした。
- Q113 相談者 ニックネーム:ももてぃ 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性
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ストレスでアムカ・リスカをしてしまうものの、なるべく綺麗に治したいためハイドロコロイド素材の絆創膏で手当てをしています。
時々ケロイドになることもありますが、基本的に浅めの傷なのでその日中~数日で血も滲まなくなりますし、傷の手当として病院に通うほどではない状態です。
ただ、治癒の初期段階で傷の痒みや絆創膏で肌が荒れて痒みが出てしまいます。
傷があるので市販の単なる痒み止め塗り薬を買うのではよくないと思うのですが、傷が塞がっているがまだ赤い初期段階の場合は皮膚科の受診で良いのでしょうか。
- A113 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
- 「傷がある」(まだ切創が治癒していない)時期でも、「傷が塞がっているがまだ赤い初期段階」(創閉鎖後に瘢痕が赤い)時期でも、「皮膚科」あるいいは形成外科を受診していただければ、適切な「痒み止め」を処方してもらえます。
- Q114 相談者 ニックネーム:まま 患者様(相談対象者) 年齢:1歳6か月 性別:女性
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1歳半の息子が、階段で頭を打ち、眉毛の端の方1センチほどをぱっくりと切ってしまいました。夫(外科医)に見てもらったところ、これくらいの傷は受診しても縫わないからそのままで良いと言われたこと、そして夜間、連休中でクリニックが開いていなかったこともあり、受診しませんでした。
連休明けの4日後の本日、形成外科を受診したところ、「縫った方が良かった、もう治りかけてるからテープで傷を寄せるのももう遅い」と言われ、ゲンタシン塗布し絆創膏を貼っておくように言われました。
幅1〜2ミリ、横1センチほどのえぐれたような傷ですが、えぐれているまま治るのでしょうか?赤みなどが残るのでしょうか?
眉毛はもう生えてこないのだろうと思っていますが、初期治療で縫合もテープ固定もしなかった場合、どのような傷になるのか心配しています。
- A114 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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打撲による割創は、創縁が多少なりとも挫滅されているため創縁がぴたりと閉じず、形成外科で縫合しても瘢痕が残ることが少なくありません。
割創は、眉毛の毛根に沿って真皮が割れるように受傷しているので、眉毛の毛根の損傷は無いことが殆どです。
むしろ、縫合の際に毛根を傷めてしまい脱毛してしまうこともあるので、形成外科以外で不用意に縫合することはお勧めできません。
ご相談の状態は、閉じていない創の隙間を瘢痕組織が埋めて治癒し、「えぐれたような傷」になっています。
瘢痕には毛根は存在しないので発毛することはありませんが、時間の経過とともに瘢痕組織が萎縮してやや幅が狭くなるかもしれません。
将来、ご本人が瘢痕を気になさるなら、毛根を傷めないように瘢痕を切除してピタリと一本の線状に縫合し直す瘢痕切除術が可能です。
乳幼児期に顔に全く怪我をすることが無く育つことは、極めて少ないものです。
一方で、成人になって、乳幼児期の顔の瘢痕を気にして日常生活に支障が出るまでのヒトはそれほど多くありません。
形成外科の外来では、ご家族が心配し過ぎることで、お子さんが瘢痕を気にするようになってしまった場面に頻繁に遭遇します。
確かに、感染の恐れの低い場所で受傷した切創や割創に限って言えば、受傷直後に水道の流水で洗い、創縁をピタリと合わせて固定したうえで湿潤療法専用の創傷被覆材を貼付し、出来るだけ早期に形成外科におかかりになることが最良の対応と言えるでしょう。
しかし、殆どの方が、最良の対応が出来ないまま瘢痕治癒している事実も知ってください。
赤みが退くまでに3か月~6か月程度かかることも少なくありません。
一時的に炎症後色素沈着を起こすこともあるので、お子さんが嫌がらなければ紫外線対策のクリームだけは塗っておくとよいでしょう。
ご心配が募るようなら、定期的に形成外科で経過を診て貰ってください。
- Q115 相談者 ニックネーム:あちゃ 患者様(相談対象者) 年齢:8歳 性別:男性
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息子は頭部(生え際から頭頂部に向かって)に楕円形に6.5✖️5センチくらいの先天性色素性母斑があり、定期的に皮膚科を受診しています。最近、大きさが微妙だから医師より切除を考えるようにとお話がありました。頭部の場合、エキスパンダーの使用や分解切除となる可能性が高いと聞きましたが、エキスパンダーを使用した場合、皮膚が伸びた分、毛量は減るかもしれないけど毛は残る、というイメージで良いでしょうか?また、頭部は進展性が低いとのことですが、必ずエキスパンダーを使用するものなのでしょうか?
- A115 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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頭部色素性母斑の切除は、将来的に瘢痕禿髪を残さないための工夫が必要です。
多くの場合、幅広い母斑を一度で切除できないため、何回かに分けて切除し、縫い縮めます。
切除術の間隔は半年以上開けて、瘢痕と瘢痕周囲の皮膚が柔らかくなってから次の手術を行います。
最後の回の手術で1本の線状に縫縮したり、皮弁法を使ったりして、最終的に瘢痕が目立ちにくくなるように工夫しながら手術を計画します。
分割切除法は、一度では取り切れない母斑の切除が可能なうえ、一度で切除するよりも縫合線を短くできるため整容的にも優れています。
分割切除法では2回目、3回目の切除と回数を重ねるにつれ縫合線にかかる緊張が強くなるため、ティッシュエキスパンダーを皮膚の下に入れて日数をかけて徐々に膨らませて皮膚を伸ばし、伸ばした皮膚を皮弁として利用して母斑切除部分をカバーするのがティッシュエキスパンダー法です。
整容的には優れた方法ですが、ティッシュエキスパンダーを膨らますのに日数が必要なため定期的な通院が必要ですし、ティッシュエキスパンダー挿入期間の管理も必要です。
ティッシュエキスパンダーで伸展した頭皮の毛髪密度は減りますが、通常、術後に髪の薄さが気になる程にはなりません。
母斑の部位と形にと面積により、手術法やデザインは異なるので、形成外科を受診して、担当の医師と納得いくまでよくご相談なさってください。
- Q116 相談者 ニックネーム:さくら 患者様(相談対象者) 年齢:3歳10か月 性別:女性
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1年程前に、公園で走っていたところ石につまずいて転び、落ちていた木の枝で眉間辺りに傷ができてしまいました。顔が砂まみれになり出血していたため流水で流し、帰宅後キズパワーパッドを貼りました。3日後形成外科に行った際は、貼っていたキズパワーパッドを剥がしガーゼと塗り薬になり、その後は半年間マイクロポアテープを貼っていました。現在は、テープは付けず、寝る前にアットノンを塗ったり、外出時には日焼け止めを塗ったりしています。縦に1センチ位の傷跡は開いたまま治ってしまったようになっていて、笑ったり泣いたり表情を変える度に、そこに深いシワが入り目立つようになってしまいました。線のように溝がある傷跡はもう治すことは難しいでしょうか。傷跡が残ってしまった今は、怪我の後すぐ病院へ行き、縫合すべきか伺うべきだったのではないかと思い反省しています。年齢が上がるにつれ、目立たなくなることなどもございますか。また、目立たなくさせる方法など今からでもできることがございましたら、教えてください。
- A116 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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受傷後1年の3歳児ならば、成長に伴い目立たなくなる可能性があります。
成長後も瘢痕が気になるなら、瘢痕を切除して一本の線状に縫合し直す瘢痕形成術が、最も目立たなくなる方法ということになるかもしれません。
ピーリングや脂肪移植などの治療法もあります。
形成外科を受診してご相談いただき、定期的に経過を診て貰うとよいでしょう。
- Q117 相談者 ニックネーム:ちょぼ 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性
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3月10日に第2子を2回目の帝王切開(1回目は3年前に行ってます)で出産いたしました。1ヶ月健診では傷跡等の経過は良好との事でした。病院で傷上のテープを剥がされたため、自宅でアトファインを貼っている状況です。
先日股上が浅いパンツを履き、傷跡に擦れて少し痛いなと感じた翌日傷上1cmの場所が少し赤くなり、痛みを感じるようになりました。3日経った頃痛みの部分にしこりがあり、肌も赤くなったまま何をしなくてもヒリヒリしている状態になってます。痛みも初日より少しずつ増してる印象です。
1回目の帝王切開ではこのようなことは起きなかったため、不安です。
このような場合、病院を受診した方が良いのでしょうか。また受診する場合は産婦人科になりますでしょうか。出産した病院は大学病院のため紹介状がないと受診できません。
- A117 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「しこり」を触れ、「赤く」なって「痛み」が「少しずつ増して」いるのですから、皮下膿瘍や感染の疑いがあります。
形成外科を受診してでご相談いただくとよいでしょう。
- Q118 相談者 ニックネーム:はやせ 患者様(相談対象者) 年齢:2歳2か月 性別:女性
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2歳の子供の鼻の下に、縦に真っ直ぐ傷が出来ました。
ヒルドイドを塗っていますが、受傷後3日目ではまだ縦に赤い線のままです。かさぶたの様に茶色くはないですが、触ると一本筋の、ように触れます。
今後、どの様に跡が残ったりするのでしょうか。
- A118 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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表皮から真皮浅層の深さまでしか到達していない切創なら、保湿だけで1週間以内に上皮化は完了するでしょう。
「かさぶた」になっていないなら、創の湿潤環境は保たれているということでしょうから、感染に気をつけつつ保湿状態のまま上皮化を待ってください。
上皮化が完了した後は、紫外線対策と通常の保湿剤をしておいてください。
受傷から3~6か月までは炎症後色素沈着が生じる可能性がありますが、通常は6か月経過以降、第3社の目ではほとんど気が付かないくらいに目立たなくなります。
お子さんの顔の傷のことでご心配でしょうから、出来るだけ早く形成外科を受診して診てもらうことをお勧めします。
- Q119 相談者 ニックネーム:ヤマケン 患者様(相談対象者) 年齢:50代後半 性別:男性
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12月に右足首・腓骨骨折し、整形外科でボルト手術し、2月に傷口が半分程度塞がらない(皮膚潰瘍)のため、整形外科で縫合手術後、感染、血行障害、皮膚組織壊死などの合併症となり、形成外科を受診、造影CT、血管エコーで血流は弱いがながれてることを確認。その後、2か月毎日、シャワーで創部石鹸洗い、ゲーベンクリームしたが、疼痛、液体も止まらず、4月25日にデブリードマン手術し、骨までは壊死がぎりぎり達してないため、陰圧治療中。術後1週間、主治医いわく肉芽が順調に出てきているとのこと。ただし、主治医の方針では、陰圧治療後、植皮手術を行うつもりみたいだが、血流の弱く術後60日間治らなかった私としては、皮膚の定着含めリスクが高いと思っています。そこで、手術をするか、手術は一旦見送り、通院で軟膏治療したほうが良いか、他院で湿潤療法で時間をかけて治していったほうが良いか悩んでいます。正直、今年3回も手術してるので身体的ダメージもあり、湿潤療法の方が良いのでは考えてます。それで治るでしょうか?また他院で多血小板血漿という難治性潰瘍への治療方法もあると聞いてますが、それで治る可能性はありますでしょうか?ど
- A119 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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持続「陰圧」療法で「肉芽が順調に出てきている」なら、手術をせずに「湿潤療法」で上皮化まで待つのも一つの選択肢ですが、創閉鎖まで更に長期間を要す可能性があります。
良性の「肉芽」なら、「植皮」は問題なく生着するでしょう。
「多血小板血漿」(PRP)療法は血液中のサイトカインや細胞成長因子を利用する治療で皮膚潰瘍の肉芽増生や上皮化を促す治療で、持続「陰圧」療法と同様の効果が期待できます。
申し訳ありませんが、診察をして創状態を把握し詳細に検討しなければ、具体的な治療法の提案、アドバイスが出来ません。
潰瘍を直すことはもちろん重要ですが、足関節は、上皮化後の瘢痕拘縮などで関節可動域の制限が無いことも大切です。
主治医の提案する治療方針の根拠、リスク、予測される経過をお尋ねになって、ご自身の心配事とご自身でお調べになって選択するか迷っている治療法を、しっかりと主治医とご相談なさってください。
- Q120 相談者 ニックネーム:213 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:女性
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顔から転倒してしまい、顔に擦り傷ができました。かさぶたができてから軟膏を処方され、綺麗にかさぶたが取れた後ぐらいから化膿し始めました。内服薬2日分とゲンタマイシンを処方されました。グチュグチュしてる感じは無くなったのですが、黄色い汁が出ている境目が円状に広がり続けています。皮膚科では、ゲンタマイシンを処方したのでもうこれで診察は終わりと言われました。それからも円状に広がっています。擦り傷ができてから1ヶ月ぐらいたっています。
- A120 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「皮膚科」の診察医が推測するより深い「擦り傷」で、「かさぶた」の下に浸出液が溜まっていることに気付かなかったため、「診察は終わり」ということだったのでしょう。
受傷から「1ヶ月ぐらいたって」いるにも関わらず、「黄色い汁が出ている境目が円状に広がり続けて」いるなら、真皮の比較的深い層までの「擦り傷」だったのかもしれませんし、感染を伴っているのかもしれません。
また、上皮化・治癒が遷延する基礎疾患の存在も疑われます。
創状態を診て、適切な治療法を選択することが大切です。
早く上皮化、治癒させることも大切ですが、上皮化完了後の瘢痕や色素沈着も気になるので、直ちに形成外科を受診することをお勧めします。
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