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傷の悩み 無料相談
創傷治癒よくある質問
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- Q81 相談者 ニックネーム:はな 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性
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小さい頃に転んで、おでこと髪の毛の生え際をぶつけました。当時は赤くなっただけでしたか、その後摩擦によって髪の毛が生えず、1度小学生の時に禿げてしまった部分を縮めるために皮膚を切開したのですが年齢を重ね、当時の大きさよりも大きくなってしまいました。L字に縦横幅1cm、縦ライン3cm横ライン2cm程の大きさです。
最近また進行してきています。
バルーンを使って皮膚を伸ばすものだと、恥ずかしく他になにか治す方法はないでしょうか?
- A81 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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まだ頭蓋の大きさが成長する「小学生」の頃の頭部手術は、縫合線を開く方向に緊張がかかるため、瘢痕が幅広くなる傾向があります。
20歳を過ぎても頭部が大きくなっているとは考えにくいので、「最近また進行してきて」いるように見えるのは、「おでこ」の「生え際」の成長毛が産毛になったか、女性の「おでこ」の「生え際」にもともとある産毛が減ってしまったために「L字」の瘢痕が目立ってきたのではないでしょうか。
A) 周辺組織に強い緊張が無ければ切除縫縮は可能ですが、「おでこ」の「生え際」ならばおそらく「バルーンを使って皮膚を伸ばす」ティッシュエキスパンダーを利用して組織に余裕を作る手術が必要でしょう。
ティッシュエキスパンダー手術はある程度の期間をかけて表皮・真皮を成長させるのが通常ですが、1回の手術のうちに一時的にティッシュエキスパンダーを使って表皮・真皮を伸長させる手術をする病院もあるようです。
B) 皮弁形成手術で縫合線の緊張を分散させることも検討できますが、縫合線が複雑になるため、細い瘢痕でも髪の流れを分断して毛流が分かれてしまうかもしれません。
C) 後頭部から毛根を採取して瘢痕部に移植する自毛植毛術ならば治療は可能ですが、「おでこ」の「生え際」は女性でも将来多少なりとも後退することが多いので、その際は移植した毛髪だけが残ってしまうことも覚悟しなくてはいけないかもしれません。
D) 前髪を下ろして生え際を隠す髪型を前提として考えるなら、瘢痕にアートメイクをして目立たなくすることも一つの方法でしょう。
上記のようにいくつかの治療法を羅列することは出来ますが、診察をしなければ具体的なアドバイスは出来ません。
複数の形成外科・美容外科を受診して治療法を提案してもらい、すべての治療法のメリットだけでなくデメリットも十分に理解して、最も信頼できるとお感じになった医師を主治医と決めて、主治医とともに希望に最も近い治療法をじっくりと時間をかけてご検討なさってください。
また、「おでこ」の「生え際」の瘢痕様禿髪が20歳を過ぎて実際に「最近また進行してきて」いるとすれば、DLEなどの皮膚疾患や全身疾患が原因になっている可能性を完全に否定することは出来ないので、内科を受診してご相談のうえ精査なさることをお勧めします。
- Q82 相談者 ニックネーム:まえさん 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:男性
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後頭部に免疫が下がった時に菌が入ったかなんかで膿んでしまいました。薬でそれは治ったのですが、数日後その部分の髪の毛が抜けてしまいました。これはもう生えてきませんか?あと治療法があるなら知りたいです。
- A82 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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頂いた情報だけでは、化膿性毛嚢炎による一時的な脱毛か、何らかの基礎疾患による瘢痕性禿髪症か、判断が出来ないため、ご質問に具体的にお答えすることが出来ません。
自己判断だけで「免疫が下がった時に菌が入ったかなんかで膿んで」しまったのだろうと推測なさっているのならば、皮膚疾患による瘢痕性禿髪症の可能性を否定するために、皮膚科や形成外科を受診してください。
通常、軽度の毛嚢炎による一時的な脱毛ならば再度発毛はありますが、皮膚疾患により瘢痕が出来てしまった場合は毛根の再生はないため永久的な禿髪になります。
基礎疾患がある場合はもちろんその治療が優先されますが、瘢痕性脱毛症が広がることが無ければ瘢痕を切除する瘢痕形成術や自毛植毛術などの治療が行われます。
- Q83 相談者 ニックネーム:まみ 患者様(相談対象者) 年齢:10代前半 性別:女性
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子供が頭部手術を受け7センチ程の傷跡が残っていて髪の毛が生えてきません。
傷跡を目立たなくすることは出来るのですか?
もし、不可能であれば医療的に傷跡に髪の毛を生やす等なにか良い方法はありますか?
- A83 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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成長期の頭部の手術は瘢痕禿髪が起きやすいものです。
10代前半ならまだ頭部が大きくなる可能性がある時期なので、もうしばらく治療はお待ちになった方がよいかもしれません。
10代後半で頭の大きさは一定になるので、瘢痕禿髪の外科的治療を検討してもよい時期になります。
瘢痕の部位と向きにもよりますが、瘢痕を切除して単純に縫縮するだけでは、再度同じ程度の幅の瘢痕になってしまうことも少なくないので、小さな瘢痕を修正する瘢痕形成術であっても比較的大きな皮弁形成術になることも少なくありません。
また、健常部の毛根を採取して瘢痕部位に移植する自毛植毛手術ならば、年齢を問わず可能ですが、ご本人が手術を受け入れるかどうかの問題があります。
形成外科を受診してご相談なさってください。
- Q84 相談者 ニックネーム:りな 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性
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転んだ際に頭に深さ3センチ程の挫傷を作ってしまい、頭頂部と前額部に合計13針医療用ステープラーにて縫いました。そのさいは救急外来を受診しました。
傷の部分には髪の毛が生えてこなくなるのでしょうか。
- A84 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「医療用ステープラー」をお使いになったとすれば、擦れてできた「挫傷」ではなく、打撲による割創なのでしょう。
割創は、ほとんどの場合毛根の損傷はないので、縫合線が細い瘢痕になれば瘢痕が目立つことはありません。
縫合線が幅の広い瘢痕になった場合、瘢痕には発毛しません。
割創の周囲に挫創が存在したとしても、挫創部分がよほど厚みのある肥厚性瘢痕にならない限り、ほとんどの場合瘢痕を通して発毛します。
直ちに治療をするわけではありませんが、必要ならば瘢痕形成術で目立たなくすることも可能ですので、形成外科で定期的に経過を診て貰うとよいでしょう。
- Q85 相談者 ニックネーム:とみ 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:男性
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2019年10月26日に、七才の息子が前頭部にある七ミリのホクロの除去手術を皮膚科で受けました。取ったものは良性でした。手術から10日後に抜糸しました。
手術から20日頃に、傷口が真っ赤に腫れて中から吸収糸が飛び出してきました。
真っ赤になった範囲が広く、皮弁の部分も含めて丸く広く髪の毛がぬけてしまいました。
エギザルベ、を塗るように言われて、言われたとおりに待ちましたがもう少しで2ヶ月たとうとしているのに、まだ吸収糸がある部分は赤く、皮弁も含めて丸くピンク色になったまま髪が生えてきません。黄色い液のようなものも出ています。
薬のせいか、つるつるしていて、毛根も見えません。このまま広範囲で髪が生えてこないのでしょうか
- A85 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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脱毛した後に再度発毛し始めるまで、少なくとも3か月が必要です。
「つるつるしていて、毛根も見えません」という記載は瘢痕禿髪のようですが、「吸収糸がある部分は赤く」「黄色い液のようなものも出ています」という記載はまだ炎症が継続している状態を表しているようにも感じます。
申し訳ありませんが、「七才」児の「前頭部にある七ミリのホクロの除去手術」にどのようなデザインで「皮弁」を作成したのかがわからないため創を縫合する際にどの程度の緊張がかかっていたのかを推測することが出来ませんし、記載の文章だけでは症状の詳細が把握できないため、具体的なアドバイスが出来ません。
先ずは主治医に、現状の説明と今後の経過予測、治療方針をお尋ねになるのがよいでしょうし、不安が大きいなら、形成外科などを受診して意見をお求めになってください。
- Q86 相談者 ニックネーム:まる 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:女性
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頭のてっぺんにピンクの粉瘤のようなものがあり、気になったので手術で切除しました。(結果は黒子のようなものだったそう)
しかし術後日が経つにつれ、どんどんと傷口が広がり髪の毛が生えてこない範囲が広がりました。私はケロイド体質だったようです。
術後すぐは髪の毛が生えていたはずなのに、気づいたら10円ハゲのように毛が生えておらず、ツルツルピカピカのピンクの範囲がどんどんと広がりました。
現在術後1年半。私はショックで、鏡や写真を見ては涙が止まりません。こんなことなら手術をしなければよかった。医師はなぜ止めてくれなかったんだろう、術後の経過をなぜ見てくれなかったんだろう、止められることはできなかったんだろうかと心から悔やんでいます。頭頂部なのでかなり目立ち、会う人会う人にも言われてしまいます。
- A86 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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ご相談の状態は、瘢痕性脱毛と呼びます。
頭頂部の瘢痕は「ケロイド体質」とは関係なく、頭皮に常に張力がかかるため「髪の毛が生えてこない範囲が広がる」傾向があります。
瘢痕を切除して単純に再縫合しても瘢痕性脱毛が再発する可能性が高いため、瘢痕を除去するには回転皮弁手術など形成外科特有の手技が必要です。
自身の後頚部から毛根をいただいて瘢痕部に移植する、自毛植毛手術も可能です。
植毛した毛根から発毛があり、通常の髪の毛と同じように伸びるので、数回に分けて髪の生える向きを考えて手術すれば瘢痕は目立たなくなります。
いつどんな治療をするかは最終的にはご自身で選択するわけですから、お一人で悩まずにまずは専門医の診察を受けて治療法を提案してもらい、すべての治療法のメリットデメリットを十分に理解して主治医とともに治療方針を決定する慎重さも必要です。
形成外科を受診するか、植毛専門クリニックで相談し、具体的なアドバイスを貰ってください。
- Q87 相談者 ニックネーム:れっぱ 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:男性
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一年前に頭部を平行棒にぶつけ、24針を縫う大ケガをしました。
おでこから頭頂にかけての真ん中辺りを強打し、頭部の皮膚が裂け、真横に長さ30cm.幅2mmほどの傷跡が残りました。
傷は側頭部にも達しています。かなり目立つ傷跡で、かなり悩んでいます。
何らかの処置により、少しでも目立たなくすることは可能でしょうか?
- A87 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「幅2mmほどの傷跡」ならば、瘢痕を切除し再縫合すれば、目立たなくなります。
また、瘢痕に植毛をすることも可能です。
形成外科を受診して下さい。
- Q88 相談者 ニックネーム:男性 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:無記入
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子どものころやけどで、頭にこぶし大のはげがあります。知人から形成外科に行ってみるようにすすめられたのですが、なおるものでしょうか。
- A88 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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昔、男の子が全部坊主頭のころはどんな小さなはげでも隠しようがなく、当人にとってはたいへんな重荷でした。このごろのように長髪が普通で、はげを隠すのに苦労はなさそうな時代でも、やはりはげというのは忌みきらわれるようです。はげの原因はいろいろありますが、やはりやけどによるものがいちばん多いのです。治療は、その大きさと場所によって3つか4つの治療法を選んで、また組み合わせて行ないます。いずれにしても、いったん失われた毛根を再生させるということは、いまの技術ではできません。したがって、現在残っている毛根をどこまでうまく利用するか、ということになります。
1 1~2センチ程度の小さなはげは、切りとって縫い寄せます。細い傷あとが残りその部分だけは毛がはえなくなるのはやむをえません。3~4センチ幅の広いはげで、一度に取りきれない場合にはこの操作を数度繰り返して行ないます。縫い寄せて、回りの皮膚が伸びてくるのを待って、半年くらいたってから次の手術を繰り返すわけです。この方法で、そうとう大きなはげでも小さくすることができます。ご質問の場合はこの方法があてはまると思います。tissue expander(組織拡張器)というものを使って、より広いはげを治療する方法もあります。治療が長期間にわたるのが難点です。
2 頭の1/3くらいのはげだと、縫い寄せが不可能になります。もしはえぎわのあたりにあって隠しにくいときは、頭頂部か後頭部あたりの毛をはえぎわへ移して、ごまかしやすいようにします。ただこの場合には、前にあったはげがうしろに移動するだけです。初めから頭頂部や後頭部のように、比較的隠しやすい場所にあれば、多少縫い縮めてみて、あとは前のほうの毛をうしろへねかしつけてごまかします。そこだけの部分かつらというのもありますが、装着中にはがれたりして必ずしも心理的に安心できないようです。
3 単一植毛といって、一本ずつの毛根を植える方法もあります。もちろん本人の毛を使います。この方法ではあまり密に植えることは出来ません。最近では、この方法は若はげの治療にも用いられるようになりました。
4 全体の半分以上の場合には、初めから手術はあきらめて、かつらをすすめるようにしています。この場合も、はえぎわにだけは毛を持ってきて、ごまかしやすいようにすることもあります
子どもさんの場合には手術の時期が問題になりますが、特にはっきりしたきめはありません。いちばん本人が悩むのは、10才から15才くらいの時期ですので、その前になおしていたほうが、心理的にはよいでしょう。まだ定説ではありませんが、手術のしやすさ(頭の皮膚の伸びぐあい)も幼稚園から小学校低学年くらいのときのほうがやりやすいようです。若はげについては、また美容外科になるので、別のホームページを参考にしてください
- Q89 相談者 ニックネーム:カモミール 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:女性
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5年ほど前、頭部に脂肪腫があり手術で切除しました。
当初スジッパゲ(直線のキズ)になると説明をうけましたが、10円ハゲのキズが残っています。七三わけにするとハゲがみえます。
スジッパゲにでもなればいーなと思い縫縮術を受けたいのですが、費用と効果が気になります。美容整形外科で受けると費用も高そうですが、一般的な病院ではどのくらいかかるものなのか相場がわかれば教えていただきたいの
と、手術をうけても変わらない・逆に目立つとなるとやめようかとおもいますが、リスクを教えていただきたいです。10円ハゲ気になります。
- A89 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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頭皮は比較的、進展性が小さいので、皮下腫瘍の摘出や皮膚腫瘍の切除をした際に、とくに頭頂部は「10円ハゲ」のような瘢痕になることがあります。
「縫縮術を受けたい」ということですが、瘢痕を切除した後を単純に縫い縮めることが出来る場合もありますが、皮弁術という手技が必要になったり、皮膚を伸ばすTissue Expanderという器具を使ったりすることも少なくありません。
また基本的に、「美容整形外科」でも「一般的な病院」でも、整容面の治療は自費診療の扱いになります。
メールでは詳細が分からないので、一度形成外科を受診して相談なさってはいかがでしょう。
- Q90 相談者 ニックネーム:hnh 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:男性
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去年の夏韓国のクリニックで生え際とエムジに植毛したのですが、既存の毛が後退し植毛部が少し膨らんで赤みもあります。
将来を思うと悩みます。
将来的にはもう二度と植毛したくないのでおかしくなったら脱毛したいのですが隆起や傷が残るかもとすごく悩んでいます。
何か治療法はあるのでしょうか?
実際脱毛された方はいるのでしょうか?
- A90 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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自毛植毛でしょうか、人工毛の植毛でしょうか。
数年の経過のうちに「膨ら」みも「赤み」が消褪する可能性はありますが、一般的に自毛植毛では術後1年もして「植毛部が少し膨らんで赤み」が残っていることはありませんので、
「将来」レーザー脱毛や電気針脱毛をしても「隆起」や「赤み」が残るかもしれません。
診察をしなければ具体的なアドバイスは出来ないのですが、既に「植毛」をなさっているわけですし、「既存の毛」の「後退」をしっかりと防ぐことが最も重要と考えます。
プロペシアの内服や発毛専門病院での治療をご検討になってみてもよろしいのではないでしょうか。
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