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傷の悩み 無料相談
創傷治癒よくある質問
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- Q1 相談者 ニックネーム:こころ 患者様(相談対象者) 年齢:10代前半 性別:女性
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昨日、久しぶりに二の腕の内側を切りました。
むしゃくしゃしてたのと久しぶりなのとで思っていたより深く切ってしまい、肉?の隙間から黄色っぽいオレンジ色のようなものが見えてしまいました。
かなりぱっくり開いてしまっています。切ってから約19時間経っていますが血が少量まだ出ています。(多分血しょうも出ているので止まってからまた傷が空いてしまっているのだと思います)
切った直後に洗っていま絆創膏をしているのですが自宅でできる対処法などありますか?
また、どういう状況になったら病院にかかるべきでしょうか?
- A1 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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皮下脂肪が、「肉?の隙間から黄色っぽいオレンジ色のようなもの」として見えています。
創縁が開いたままなら、肉芽増殖や上皮化に日数がかかるうえ、幅のある瘢痕が残ります。
濡れタオルや湿潤療法専用の創傷被覆材などを使って創が乾燥しない様に保ったまま、直ちに形成外科を受診してください。
- Q2 相談者 ニックネーム:melon 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:女性
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1週間ほど前にストレスからリスカをしました。左手の人差し指です。リスカをして2日ほど経った頃に見てみるとキズが白っぽくなっていて薄い跡が残ってしまいました。この跡は残ってしまいますか?
- A2 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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線状瘢痕です。
受傷時に出血があったでしょうから真皮まで到達した切創と推測され、真皮層の欠損部分に瘢痕が形成されています。
一般的に、目立たなくなるまでに数か月~数年という長い時間がかかりますし、全く瘢痕が無くなることはありません。
リストカットは、瘢痕が完全に無くなることは無いうえ、第3者が見てもリストカットの痕と判る場合が多いため、リストカットをなさった方は数年後あるいは数十年後に必ず後悔なさっています。
逃げ場のない気持ちを整理することは必要ですが、どんな理由があっても将来の自身にとって損になるので、自傷行為はおやめになってください。
周囲に合わせるのではなく自身が打ち込める趣味を見つけるとか、自治体の匿名の悩み相談システムやスクールカウンセラーなどをご利用なさるのも、自傷行為を避けるためのひとつの方法でしょう。
- Q3 相談者 ニックネーム:なにわ男子様 患者様(相談対象者) 年齢:10代前半 性別:女性
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今日初めてリスカをしました。その後絆創膏で隠しました。この後はどうしたらいいですか?
- A3 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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感染を合併しないため、瘢痕を目立たせないため、形成外科を受診していただくのが最良の方法です。
どうしても自身でケアをするなら、以下のようにしてください。
リストカットの切創は、キッチンペーパーや洗い立てのタオルなどを当てて圧迫止血をして、水道やシャワーの流水で洗います。
切創の創縁をピタリと合わせて離れない様に。止血テープや傷口閉鎖装置などと呼ばれるテープを切創に対して垂直方向に貼って固定します。
傷あと用のテープではないので、注意してください。
テープは切創が開かなければよいので、創全体を覆うのではなく、テープ同士の間隔を開けて浸出液がテープの下に溜まらないようにしてください。
その上から湿潤療法専用の創傷被覆材を貼ります。
手関節や腕を動かしても創縁が開かないようなら、テープ固定無しに、湿潤療法専用の創傷被覆材を貼っても構いません。
後は、湿潤療法専用の創傷被覆材の使用法をよく読んで、浸出液が溜まり過ぎないよう、感染を起こさないよう、注意しつつ創閉鎖、上皮化を待ってください。
創閉鎖、治癒後は、瘢痕を目立たなくするために、傷あと用のテープなどを貼っておくとよいでしょう。
リストカットは、色素沈着、肥厚性瘢痕、成熟瘢痕、ケロイドなどの形で、必ず将来まで残り、多くの場合、リストカットの痕と他人から判ります。
リストカットの痕を目立たなくするための治療を望む方は少なくありませんが、どんなに素晴らしい治療法でもリストカットの瘢痕を全くゼロにすることは出来ません。
今感じている不安や不満、どこにぶつければよいか分からない感情などから一時的に逃避するためのリストカットがリストカット痕として残って、あなたの将来にとって損になるのです。
他の方のリストカットの相談でも書いていますが、10代は様々な理由で悩み、時には何か普通とは違うことをすれば悩みと対峙しなくて済むように考え、行動してしまうことが誰にでもあります。
我々も、その年代を経験してきて、そのころの自分を振り返ってアドバイスしているのです。
どうぞ、将来のご自身の損になる自傷行為はおやめください。
- Q4 相談者 ニックネーム:まな 患者様(相談対象者) 年齢:10代前半 性別:女性
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1ヶ月前につけたアームカットの傷についてです。
かさぶたにはなっているものの剥がれる気配はなく、膨らんでいます。
膨らみが大きいわけではないですが、4ミリ程度、傷の横幅は3センチほどです。
この状態は正常なのでしょうか?
病院での診察をした方がよいのでしょうか?
- A4 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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皮欠損の幅「4ミリ程度」の肥厚性瘢痕が形成されて、「膨らんでいます」。
受傷から「「1か月」経過しているので、「かさぶた」の下は、おそらく殆ど上皮化が完了しているはずです。
通常、お湯のシャワーでこすり洗いすると、「かさぶた」は剥がれます。
肥厚性瘢痕の上皮を剥がさないよう、優しく作業してください。
瘢痕を少しでも目立たなくしたいとお考えなら、直ちに形成外科を受診してください。
「かさぶた」は創の上皮化を阻害します。
つまり、湿潤療法などで「かさぶた」を作らないように治す方が、治癒までの期間が短くて済むうえ、瘢痕も残りにくいことを覚えておいてください。
リストカットや「アームカット」は将来まで必ず瘢痕が残ります。
自傷行為をしないことが最重要ですが、まんいち「カット」した場合は、創縁をピタリと合わせて創傷被覆材などで固定して皮膚欠損部を作らないようにしてください。
- Q5 相談者 ニックネーム:ハイ 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:女性
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これって感染症でしょうか?リスカしたらネイルグルーで血を止めてました。2週間ほど前に手首のパックリ開いた傷(3本)に使ったら、傷はほぼ塞がったのにまだ腫れが治まらず皮膚が硬い状態です。グルーは掻いて液が漏れたらまたつけてました。今は絆創膏使ってます。痒みとは別のうっ血感?が強く、たまたまかもだけど風邪が続いてて寝ても治りにくいです。
- A5 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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受傷から「2週間ほど」経過しているのに、「まだ腫れが治まらず」「痒みとは別のうっ血感」があるなら、局所感染を否定できません。
受傷部を超えて発赤が広がっているなら、蜂窩織炎の可能性もあります。
また、感染は無くとも、3本の切創が近かったために、瘢痕を含む周囲に硬結と浮腫が残っているのかもしれません。
いずれにしろ、炎症が長期に続いているのですし、瘢痕が残りそうなので、診察が必要です。
形成外科を受診して、抗生物質や抗炎症剤などの適応を検討して貰った方がよいでしょう。
- Q6 相談者 ニックネーム:あ 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:女性
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1年半ほど前にカミソリやカッターでリストカットを手首と二の腕の部分にしてしまいました手首は浅く切っていたのでそこまで跡は目立たないのですが二の腕の部分が深く切ってしまいくっきりとあとが残ってしまい少し赤く膨らんでしまっていますこの傷はもう治らないのでしょうか?
- A6 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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肥厚性瘢痕になって、「少し赤く膨らんでしまって」いるのでしょう。
数年以上の経過で、白く平らな成熟瘢痕になる可能性はあります。
瘢痕の幅が狭くなることはありません。
早く目立たなくするための治療は、形成外科を受診してご相談なさってください。
- Q7 相談者 ニックネーム:無記入 患者様(相談対象者) 年齢:10代前半 性別:女性
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昨日と今日で手根部から4〜5cmのところに2本傷を入れました。(傷の長さは1cm弱です)昨日入れた方は周りが少しだけ赤くなっていて、(とても狭い範囲)今日入れた方は周り横2.5cm、縦3cmくらいの楕円上に広範囲に赤くなっていて、切った周辺が少し膨れていています。傷の深さはあまり深くはないと思います。(ぱくっとなっていないし血も表面には出てきていないです)
この傷は残るでしょうか?
それと病院などにいかない自宅で出来る傷の隠し方を知りたいです。親にバレたくないです。傷の上にコンシーラーなどを塗っても大丈夫でしょうか?
- A7 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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発赤があるなら、感染を否定できません。
シャワーの流水でよく洗って、形成外科を受診してください。
皮膚科を併設する形成外科なら、自傷行為の創を診てもらうと言わなくとも、湿疹やかぶれで皮膚科を受診すると保護者に伝えることは可能でしょう。
感染していないなら、湿潤療法専用の創傷被覆材を貼付していただければよいでしょう。
切創が閉鎖し上皮化が完了するまで、コンシーラーなど化粧品を塗ってはいけません。
真皮層まで達した切創は必ず瘢痕が残ります。
とくに、前腕または上腕の腕を横切る方向の線状瘢痕は、容易にリストカットを想起させるので、将来必ず後悔します。
瘢痕が残るか心配なさっているのですから、自傷行為がご自身の将来にとって損だということは十分に承知なさっていると理解します。
自身の望みと他者の要求の相違に悩んだり、無力感や虚無感に襲われたり、想像できない将来に不安を感じたりして、身の置きどころが無くなり自身を傷つけたい衝動が生じることは、10代の若者の多くが経験しています。
大人の説教臭い言葉に思えるでしょうが、われわれ大人もその年代を経験してきているのです。
年月を経れば、必ず、自傷行為の瘢痕を見て後悔することになります。
多くの方が、10代の頃の自傷行為の瘢痕に悩み、時間と費用をかけて治療なさっていますが、それでも瘢痕がゼロになることはありません。
ゲームでも漫画でも音楽でもダンスでもスポーツでも、大人が否定するものでも何でも構わないので、何か気を紛らわせることができるもの、疲れて眠るまで打ち込めるものを見つけてください。
何か悩みがあるとか、何もすることが無いとかなら、学校、自治体、非営利団体などが設置する相談窓口で無目的に話をするだけでも構わないでしょう。
プライバシーは守られる筈ですし、よそに話が漏れることもありませんし、話したくないことを聞き出すようなことは無いので、安心してアクセスしてください。
- Q8 相談者 ニックネーム:神楽 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性
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5日ほど前リストカットしました。救急車で運ばれ、救急隊員さんには傷が深いので入院になるかもと言われました
病院に着くと、痺れの詳細な触診をされましたが、神経の手術はなく、普通の縫合のみされ、そのまま帰宅。小指以外の手全体痺れと、熟睡できないほどの痛み
リストカットする人間にはちゃんと治療を行なってくれないとゆう事なんでしょうか
- A8 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「リストカット」で「入院になる」ことは、殆どありません。
外来で、「痺れの詳細な触診」をして「神経」損傷が無いことが確認できたので、「普通の縫合」という処置がなされたのです。
比較的「深い」「傷」だったので、浮腫みによる「手全体痺れと、熟睡できないほどの痛み」が生じているのではないでしょうか。
治療後に「病院」の再診や他の病院にかかるように指示があったはずです。
指示に従って、受診し、「痺れ」や「痛み」をご相談なさってください。
- Q9 相談者 ニックネーム:d 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:女性
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自傷後の治療で皮膚移植をしたのですが、範囲が広がり、質感が違うことと移植した部分の継ぎ目などより目立つ傷あとになってしまい後悔しています。元の普通のリスカ後のほうがまだマシでした。どうすればよいのかわかりません。
- A9 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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リストカットの瘢痕の「治療」の「皮膚移植」は、分層植皮術を選択した場合、元の肌のようになるのではなく、新しい瘢痕でリストカットの瘢痕を隠す治療です。
他人に見られたときに「自傷」行為の瘢痕と思われない様にするための治療ということならば、「質感が違うことと移植した部分の継ぎ目などより目立つ傷あと」になったとすれば、当初の目的を達したとも言えます。
術後の結果が気になるなら、フラクショナルレーザーで瘢痕の「質感」の治療をしたり、「継ぎ目」だけを切除して縫縮したり、植皮自体を部分切除し縫縮したりなど治療が可能です。
整容に関する治療は、医療で提供できる実際の結果と患者さんが望む結果が同じか、入念な擦り合わせが必要ですし、治療が必ず上手くいくとも限らないのですから望まない経過の際にどういう結果になるかまで、施術法を決定する前に、理解納得しておく必要があります。
「皮膚移植」後の瘢痕の治療を希望するなら、複数の形成外科や美容皮膚科、美容外科を受診して、それぞれの担当医の提案する治療を時間をかけて検討し、納得のいく治療を選択してください。
- Q10 相談者 ニックネーム:シロ 患者様(相談対象者) 年齢:10代前半 性別:女性
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現在中3になる娘のことです。
暑くなってきたのに長袖でいることを不審に思い問いただしてみると、両上腕に引っかき傷がありました。詳しく聞くと、ストレスからハサミで自身で切りつけたとのこと。
10センチほどの傷がそれぞれ5か所くらい残っています。(本人曰く、白くなったが出血はなかったとのことです。)
既に数か月経過しているのですが、今後傷は目立たなくなっていくのでしょうか。
また少しでも傷跡を消すために今から行える治療はありますか。
- A10 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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赤く盛り上がった肥厚性瘢痕なら、時間の経過とともに、白く平らな成熟瘢痕になります。
既に白く平らな成熟瘢痕になっているなら、瘢痕の幅は狭くなりませんし、長さが短くなることもないので、長期間を経ても、大きな変化は期待できません。
自己判断ではなく、形成外科を受診してご相談なさってください。
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