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創傷治癒よくある質問

  1. 火傷
  1. 下肢
Q51 相談者 ニックネーム:みぃ 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性

1歳の時に堀こたつに落ちて左足を火傷し、皮膚移植をしました。
左足の小指はありません。皮膚は自分の太ももやお尻などからのものです。
今回ご相談したいのは、少し長い距離を歩くと、左足の裏の皮膚がはがれる?というのか皮が剥けた状態になり、痛くて歩けなくなります。
一週間程でまた治りますが、年齢と共にだんだん皮の剥ける頻度が多くなり、日が経っても足裏が痛いので歩くのが辛くなって、左足をかばうように歩くので、腰痛なども酷くなってきてしまいます。
このような、もう50年近く経つ移植の傷は仕方ないのでしょうか?
何か改善できるものでしょうか?
病院に受信してみようとも思うのですが、皮膚科?形成外科?など、どこに行ったらいいのでしょうか。

A51 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「少し長い距離を歩くと、左足の裏の皮膚がはがれる?というのか皮が剥けた状態に」なるとすれば、植皮による引き攣れがあるか盛り上がっているかの理由で、その部分が擦れて皮膚が薄くなっていると考えられます。
手術が必要になる可能性もありますが、治療をすれば必ず症状は改善します。
申し訳ありませんが、診察をしなければ具体的な治療法の提案が出来ないので、形成外科を受診して相談なさってください。
Q52 相談者 ニックネーム:つぼさん 患者様(相談対象者) 年齢:10代前半 性別:女性

11才の子供が、一ヶ月前に熱湯やけどをして、両大腿内側、右足背のやけどに形成外科にて軟膏治療をつづけていたのですが、なかなか上皮化せず、潰瘍化しているから、植皮の手術をしたほうがいいといわれたのですが、今から、浸潤療法のパッドなど当てても、治りが遅くなるだけでしょうか。
早いうちに試してみればよかったのでしょうか。
今までの治療でよかったのかが不安です。
手術をした場合、どのくらいなおるまでかかるかが気になります。

A52 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
真皮深層まで到達する熱傷の場合、汗腺や毛根などの皮膚付属器が障害されているた
め、
熱傷面積が広いと治療法の如何にかかわらず上皮化に3週間以上かかり、
肥厚性瘢痕が残って引き攣れがおき、関節の運動制限の原因になることもあります。

熱傷深度を明確に察知し、治療経過を観ながら植皮治療をした方がよいかどうかの判
断が必要なため、
熱傷は熱傷専門医にかかった方がよいとされることが多いのです。

「11才の子供」の「両大腿内側、右足背のやけど」を治療しているのですから、熱傷治療の専門知識をもつ「形成外科」でしょうから、「浸潤療法のパッドなど」を使っていないだけで、熱傷創を乾かさない湿潤治療をなさっているでしょう。

また、治療経過を熟知したうえでの「潰瘍化しているから、植皮の手術をしたほうがいい」という意見には、従った方がよいのかもしれません。

ほかの医師あるいはほかの医療機関でセカンドオピニオンを求めるのも、治療方針についての不安を解消するひとつの方法でしょう。

植皮手術をするにしても、全層植皮と分層植皮、シートスキングラフトとメッシュスキングラフトでは治療経過、瘢痕の様相が全く異なりますので、診察なしに具体的なアドバイスや経過予測はできません。

これまでの経過、現在の熱傷創の評価、これからの治療方針、予想される短期の治療経過と長期の瘢痕の経過など、まずは主治医に、気になっていることを全てご説明頂き、大まかでも構わないので全てを理解・納得して治療に臨むことが大切です。

お子さんの将来のこともあるので、ご両親やご家族、患者さん本人への説明に時間を割かない医師はいないはずです。

よい経過が得られることをお祈りいたします。
Q53 相談者 ニックネーム:りんどう 患者様(相談対象者) 年齢:60代前半 性別:女性

生後1年ほどで両足を炭炬燵で火傷。小学校入学迄、土踏まずから先に腿の皮膚の移植手術を行い、踵は火傷した皮膚のまま(移植する厚い皮膚がないため)。
2001年に初めて左の踵に潰瘍が発生。翌年、形成外科にて手の平の皮膚を薄く取り潰瘍箇所に移植手術。
2012年に同箇所に潰瘍が再発。左の踵の皮膚が全体に薄くなり皮膚が変わったことを実感。
プロスタンディン軟膏で4か月休職して治す。
が歩行を減らす等しても、潰瘍ができやすくなる。(右足は左より悪いので庇っていた左を傷めた状態です)
主治医より火傷あとはだんだん皮膚が薄くなり、極力歩かないこと、と指示いただく。

2016年、退職していたが前回移植した箇所に2月潰瘍再発~5月完治。
8月にその箇所とは別だが近い個所に潰瘍発生。現在ゲンタシンとプロスタンディンを塗っている。
(歩行時には杖・スワニーのキャリーバック・自転車は足裏に負担がないので活用)

潰瘍の治りは時間がかかり、お尻の座面も痛くなるほど座っていることが多いが、潰瘍の再発に困っている。
別の医師より漢方薬とホメオパシー等を処方いただいている。
この様な状態ですが、アドバイスをいただけますよう、何卒よろしくお願いいたします。

A53 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
足底をついて通常に歩けるよう治療なさることをお勧めします。
「主治医より火傷あとはだんだん皮膚が薄くなり、極力歩かないこと、と指示いただ」いたとのことですが、主治医がなるべく歩かないように指示するということはQOL向上のうえで考えにくいので、潰瘍が治癒するまでの間は無理しないでという程度の内容、あるいは長く歩いて擦れると潰瘍が再発するかもしれないという意味ではないでしょうか。
熱傷瘢痕部の潰瘍の繰り返しは、長期経過のうちに瘢痕癌の母床になることもあるので、できるだけ避けるべきです。
潰瘍が生じる度に対症療法で治療をすることも否定はしませんが、「皮膚を薄く取り潰瘍箇所に移植手術」するのではなく全層植皮あるいは皮弁(筋皮弁、脂肪皮弁)で「踵」部分を治療して、歩行に支障がないようにする治療を検討なさっても宜しいのではないでしょうか。
もし積極的な治療をお考えになるなら、「形成外科」の「主治医」に潰瘍の再発が無い様に手術までを含めて検討したいとご自身の意思をお伝えになって治療方針を検討していただくか、ほかの形成外科病院でセカンドオピニオンをお求めになってください。
Q54 相談者 ニックネーム:ペコ 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:女性

1ヶ月前に足のやけどをし(煮たったラーメン鍋をかけた)現在皮膚科でプラモイストというシートで治療中です。
痛みとなかなか治らないやけどで、総合病院の形成外科にも行ったところ、直ぐに皮膚移植の手術と。どちらの治療を選択すれば良いのでしょうか。
ひどい所には2度~3度と言われました。

A54 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「Ⅱ度~Ⅲ度」の「やけど」(熱傷)は、手術なしの保存的療法で治療をした場合、感染を起こさずに経過したとしても上皮化までに少なくとも3週間以上必要ですし、上皮化後も高度の瘢痕拘縮が起きたり、潰瘍を繰り返したり、
極めて長期間のうちに瘢痕癌を発生したりすることがあります。

植皮手術を回避してもいずれ瘢痕拘縮の治療や潰瘍の治療などで手術をすることになることも少なくないので、
「総合病院の形成外科」は「皮膚移植の手術」を勧めたものと考えられます。

「足」のどの部分かの記載がありませんが、治癒してもスカートが穿けなかったり、靴が穿けなかったり、日常生活に支障が出るようでは困ります。

お掛かりになっている「皮膚科」と「総合病院の形成外科」の両方で、それぞれが勧める治療法のメリット・デメリットをお尋ねになり、さらにそれぞれの施設で進める治療以外の治療法がないのかも確認して、じっくりと検討なさってください。

診察をしていないので、具体的なアドバイスが出来ず申し訳ありません。
Q55 相談者 ニックネーム:トコ 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性

火傷の経過が悪く、治療法などのご相談。12月31日未明に火事、大腿部を5パーセント二度?の火傷を負い今日までワセリンで潤い療法を続けてます。
潤い療法の方が傷痕が残りにくいと言われての選択。4月まで順調だったのですが、5月から火傷箇所が大きくなり、腫れてジュクジュクしてます。火傷初期の肉の匂いもしています。火傷してない箇所にも広がってるようで、何かしらの細菌に侵されてる感じです。
火傷の名医さんがいたのですが転勤され、近所の皮膚科はみんな乾燥療法。どうすれば良いか分かりません。

A55 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
受傷後5カ月経過して上皮化していないのですから、Ⅱ度深達性熱傷だったものと推測します。
感染を起こしているのか、不良肉芽のため上皮化しないのか、あるいは周囲の皮膚が浸出液でかぶれを起こしているのか、診察をしなければ判断が出来ませんし、具体的な治療法のアドバイスも出来ません。

感染があれば閉鎖療法はお勧めできませんし、湿潤療法をするにしても頻回の診察と慎重な態度が必要です。

このままではさらに長期の治療が必要になるかもしれませんし、条件によっては植皮手術をした方がよい場合もあり得ます。

多少遠方であっても、一度、形成外科を受診してセカンドオピニオンを求めてください。
形成外科への通院が困難なら、通院可能な範囲の病院あての紹介状を書いてもらってください。
Q56 相談者 ニックネーム:N.S 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:男性

数年前、タバコの火を右足の甲に当てられた事があり、傷自体は塞がっていますが、時たまにムズムズ痛くなる事があります。
なお、医師の診察は受けておりません。治療した方が良いのでしょうか?

A56 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「時たまにムズムズ痛くなる」のは、乾燥のためか、多少ひきつれるための違和感、あるいは靴や正座で瘢痕が押しつぶされる際に生じる痛みではないでしょうか。
毛の生える部分ならば、瘢痕の内から発毛する際の刺激が痒みや痛みの原因になっているかもしれません。
特に治療をしなくてはいけないわけではなさそうですが、ご心配ならば形成外科を受診して相談してみて下さい。

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