傷の悩み 無料相談

創傷治癒よくある質問

  1. 火傷
  1. 下肢
Q21 相談者 ニックネーム:花さん 患者様(相談対象者) 年齢:50代後半 性別:女性

50年前にナイロンタイツをはいた大腿部に熱湯で大火傷、18歳の時にひきつれのある部分だけお尻から皮膚移植。ずっと太もも全体に火傷の跡がひどいです。
機能的にも生活にも困らないですが、常に隠して足を出すことがてきないのです。
できることであれば、一度見ていただいて少しで綺麗にならないかと思っています。
年齢もあり最後のチャンスだと思いよろしくお願いします。

A21 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
創傷治癒センターでは実際の診療は行っておりません。
形成外科を受診して相談なさってください。
瘢痕を全く無くすことは出来なくても、部位と症状によりさまざまな施術を組み合わせて治療すれば、現状よりも目立たなくすることは可能でしょう。
形成外科の再建および整容の治療だけでなく美容皮膚科の最新機器に関する知識を持った医師とともに、治療方針をじっくりと検討する必要があります。
複数の形成外科を受診し、信頼できる主治医を見つけてください。
Q22 相談者 ニックネーム:あこ 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:女性

5.6歳の時にアイロンで脹脛を火傷しました。病院に行き、治療はしました。
私は田舎出身なので皮膚科とかはなく診療所だと思います。
当時の先生には時間が経てば火傷跡は消えると言われ20年以上たった今でも茶色く跡が残ってる状態です。
後を消すにはどのような治療方法がありますか?

A22 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
レーザー治療、光治療、美白外用薬などの対象です。
美容皮膚科あるいは形成外科を受診してご相談なさることをお勧めしますが、病院によって採用している機器や薬剤は異なるので、複数の医師の意見を訊いて納得できる治療を受けてください。
Q23 相談者 ニックネーム:はな 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性

私は1歳の頃に下半身全体に皮膚移植が必要な大火傷を負いました。親が目を離した隙に湯温が高い浴槽に事故で転落した、との事でした。最初に搬送された病院の処置が適切でなかったらしく、その後大きな病院に転送され緊急手術、背中の皮膚を移植し一命は取りとめましたが成人後も臀部、太もも、ふくらはぎはケロイドで成長しきらなかった皮膚の引き釣れでデコボコの状態(足をタコ糸で出鱈目に縛ったような状態)です。日常生活には問題なく、冬の乾燥時期に稀に引き釣れするケロイドの一部が出血する程度の支障しか無い為、障害者手帳も持っておりません。体の半分が醜いケロイドに覆われたまま半生を過ごしてきましたが、これを自力で人並みに戻すためには多大な自己負担で整形手術が必要だと知り絶望しております。この様な事故の傷痕を癒すための整形手術でも保険は適用されないのでしょうか。

A23 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
ご相談の治療に関して、公的医療保険制度の面で2つのポイントを理解しておく必要があります。
第1に、検査や施術を行った医療機関は保険者(健康保険組合、協会けんぽ、市町村国保、後期高齢者医療制度、共済組合など)に診療報酬を請求しますが、熱傷上皮化後の拘縮を伴わない外表醜形の治療を熱傷治療の継続として扱うか整容目的の治療として扱うかは保険者が判断します。
そこで整容に関する治療と見なされれば、公的医療保険の給付対象から除外されます。
第2に、診療内容の一部でも公的医療保険の適応外の自由診療になると、それまで公的医療保険の給付対象となっていた初診からの検査や治療が全て適応外とされ全額が医療機関もしくは患者さんの自己負担になります。

「臀部、太もも、ふくらはぎ」の「皮膚」の「デコボコの状態」は「ケロイド」ではなく、網状分層植皮(メッシュスキングラフト)後の肥厚性瘢痕です。
診察をしなければ具体的な提案は出来ませんが、レーザーやアブレージョン、瘢痕切除術、皮弁作成術、全層植皮手術などの治療が有効かもしれません。
「日常生活には問題」ないとしても、「乾燥時期」に「引き攣れ」て「出血する」ことがあるので、治療内容によって公的医療保険の適応も検討していただけるでしょう。
形成外科を受診してご相談なさってください。
Q24 相談者 ニックネーム:みにむんば 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:男性

現在2歳11ヶ月の息子の火傷跡の治療について質問です。
11ヶ月の時に、ポットの熱湯がかかり、左足の大部分に火傷をおいました。当初は、救急車で運ばれた病院から紹介された皮膚科に通いました。湿潤療法だと言われ、10日間はエキザルベを塗り、その後亜鉛華軟膏とユーパスタを塗られました。病院でガーゼを交換するときに、皮膚が破けてかなり血が出たところにまたユーパスタを塗られ、これが普通の治療方法だと言われたので、病院を変えました。次の病院ではプラスモイストをはり、上皮化後にヒルロイドを塗り、盛り上りがみられたので5週間ドレニゾンテープをはりました。盛り上りががひどくなったので、受傷から約3ヶ月半後から形成外科に通いました。形成外科では1週間だけデルモゾールを塗り、その後は現在までリザベンとザイザルシロップを飲み、ヒルロイドを塗って、特に盛り上りがひどいところにエフシートを貼ってチュービコットを使用しています。
受傷から2年経ちましたが、大人の手2つ分くらいの瘢痕があります。前は太ももから膝まで、横から後ろは太ももから膝下までです。色が薄くなっているところもありますが、赤黒く盛り上がって硬い部分が多いです。肥厚性瘢痕とケロイドの部分があると言われました。
担当医は、年齢が低いのでステロイドはこれ以上はダメ、手術をするにしてももっと大きくなってからだと言っています。今のところは関節部分の機能障害はないので、この先ひきつれがおこれば手術が必要になってくると言われました。痒みもひどく、夜中に痒いと言って起きて泣き出したりするので、他に何かできることはないかと聞くと、今はこれ以上は何もできないと言われました。保育所も無理だと言われました。
2、3歳だと、ステロイド軟膏やステロイド注射はできないのでしょうか?レーザー治療や瘢痕除去手術もできないのでしょうか?

A24 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
受傷した熱傷の範囲を超えて瘢痕が大きくなっているのではないでしょうから、ケロイドではなく肥厚性瘢痕と考えます。
身体が温まったり乾燥したりすると、強い痒みが生じます。
抗ヒスタミン剤服用に加え、保湿剤外用とステロイド剤外用が有効です。
ステロイドの投与量が多かったり長期連用したりすることで副作用がおき易くなるので、形成外科主治医か皮膚科に依頼して長期連用することを前提にステロイド外用薬をワセリンで半分の濃度に薄めて調剤して貰い、就寝前などに1日1回薄めに塗布してください。
日中はベビーオイルや乳液、保湿剤などで保湿しておくとよいでしょう。
吸水発熱素材の衣服や、化繊の素材が触れているだけでも、肌が乾燥し痒みの原因になることがあるのでご注意ください。
ステロイド注射は副作用だけでなく、痛みが強いため、お勧めできません。
膝関節の運動障害は無いということですが、瘢痕には多少なりとも張力がかかっていてその外力のため赤黒く盛り上がった肥厚性瘢痕になっているので、関節可動域を観察しつつ成長を待って拘縮解除の手術(瘢痕拘縮解除術や、瘢痕除去および植皮術)を考えたほうがよいかもしれません。
ただし、手術をしても瘢痕が全く無くなるわけではないので、いずれ手術をする時期が来た時にはお子さんご本人の意思も尊重してあげてください。
また、手術まではしないとしても、赤い瘢痕の新生血管や拡張血管をDyeレーザーやロングパルスYAGレーザーで治療すると、炎症が抑えられて痒みも減る可能性があります。
瘢痕の質感の改善のため、フラクショナルレーザーも検討すべきでしょう。
熱傷瘢痕は、長期的な視点で治療計画を検討し、直面する症状に柔軟に対応していく必要があります。
先ずは、信頼して相談が出来る医師を主治医と決めて、ご両親と主治医とで(いずれは患者さんご自身も含めて)納得できるまで治療方針を話し合いなさってください。
Q25 相談者 ニックネーム:メメ 患者様(相談対象者) 年齢:60代前半 性別:女性

40年程前にナイロン製のスポーツ用ジャージを着用した状態で石油ストーブに接触し右脚の膝ウラに近い太腿ウラの火傷をしました。傷跡が化膿もしてなかなか治らなかった記憶があります。傷跡は盛り上がった赤いケロイドではなく周りが茶色く引きつれを起こしながら左右に移動してきました。引きつれた部分は元の肌の色と余り変わりはありませんが硬いです。拡がる時に痒みが起こる気がします。現在ケロイドは太腿横と太腿ウラ上部に拡がりまだナメクジが這うように引きつれながら移動しています。最初の火傷跡は五百円玉位でしたが二つに分かれ横や斜め上方向に進み長い間にそれぞれ15センチ程度動いています。最近では特にしゃがんだり立ち上がる時に痛みがあります。また、仰向けに寝ると太腿だけでなく右脚側面からお尻や腰まで痛みます。ヒルロイド軟膏を使ったりヘパリン軟膏を使いましたが少し動く事が不自由になって側面の縮みのせいか右脚脚がX脚のようになって来ました。歩いたり階段の上がりおりはとりあえずできますがすぐにだるくなり腰などに痛みがが出ます。これらの症状は十数年前から少しずつ出始め色々な病院や治療院、皮膚科や形成外科にも行きましたが、保湿効果のあるクリームでのマッサージを勧められるか、大学病院に行くように言われるか、脚のマッサージや筋膜ストレッチなどあらゆる事をしても駄目で悪くなるばかりです。やはり、手術しかないのでしょうか?。私としてはケロイドがあっても完治しなくても引きつれ部分が少しゆるんだだけでも有り難いのですが。何か方法があれば教えて下さい。ここ数年は皮膚科や形成外科には行っていません。

A25 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
診察をしなければ詳細を把握できないのですが、真正ケロイドのようです。
「ヒルドイド軟膏」や「ヘパリン軟膏」、「保湿効果のあるクリームでのマッサージ」や「脚のマッサージや筋膜ストレッチなど」では、症状は軽減しません。
拘縮を完全に解除するか、ケロイドを切除する手術が必要かもしれません。
治療をするかどうかは最終的にご本人が決定すればよいのですから、具体的な治療方針を提案して貰うため、形成外科専門医を受診してください。
Q26 相談者 ニックネーム:moni 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性

一か月半程前に仕事中寒かったのでストーブを1m位のところに置いてました。
3日目位に左太腿がヒリヒリしだしたので遠くに離しました。
そのまま特に何もせずに経過観察してました。
2週間くらい経っても時々痛かったため病院に行こうと思ったのですが見た目には全く変わったところがない為、何かを受診するのがいいのかが分からず受診しませんでした。

その後、膝の痛みがあったため整形外科に行きましたが、時にそこでは何もありませんでした。

その間も時々ほんの数分程の痛みはありましたがどこの病院に行くか検索する毎日です。

しかし昨日、左右の太腿外側を触ったところ左側の違和感にやっと気付きました。
痛みは時々あるのですが強い痛みはありませんがずっと気になってるので病院を受診したいのです。
見た目には変化は全くないので低温やけどと言っただけで治療していただけるのかが不安です。

皮膚科か形成外科を受診すればいいのでしょうか?

A26 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
低温熱傷ではなく通常のⅠ度熱傷でしょう。
表皮のターンオーバーは4週間ほどで完了するので「見た目には変化は全くない」でしょうが、「左側の」「太腿外側」の「違和感」は産毛と毛根がダメージを受けたせいかもしれないので、その場合触感の左右差は3か月程解消されません。
医療機関を受診しても診療は視診と触診のみで治療はビタミン剤内服とステロイド外用か保湿剤外用くらいになる可能性が高いように考えますが、今後の経過に関する不安を解消するために「皮膚科か形成外科を受診」してご相談なさることをお勧めします。
Q27 相談者 ニックネーム:ももりん 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性

去年の9月1日にもつ鍋を足に落として、火傷をしました。
すぐに皮膚科を受診し、水膨れを潰さないように毎日消毒をするように言われたので、消毒を行っていました。その時点で先生からは火傷2度の浅めという診断を得てました。
そして、予定では2週間で治る予定でしたが、肌が弱いせいで、ガーゼで軽い炎症を起こし3週間で火傷は治りました。
しかし、今その火傷の跡に毎日のように悩んでいます。皮膚科の先生からは、「おそらくですけど、茶色い色は消えます」っては言われてますが、とても心配です。今火傷が治って約4ヶ月経つのですがまだ残っているのですが、どのくらいの期間かけて薄くなっていくのでしょうか??
加えて、心配なので美容皮膚科の方にも今受診しており、レーザー治療を行うか悩んでいます。
初めて行う治療で、痛みに対してとても怖く、どの程度の痛さなのか不安です。
レーザー治療はオススメしますか??

A27 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
上皮化後6か月までの経過を観て色調が軽減傾向ならば、まだ「茶色い色」が「残って」いても焦ることなく美白剤などの外用薬だけで時間の経過をお待ちいただいた方がよいのではないでしょうか。
一口に「レーザー治療」と言っても様々なレーザー光、様々な治療機器があるため、申し訳ありませんが、「レーザー治療を行う」時期かどうかを明確にお答えすることは出来ません。
また「レーザー治療」をなさるとしても、ごく一部分の処置で色調の回復があるかを確認なさった方がよいでしょう。
Q28 相談者 ニックネーム:なっさん 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:女性

1週間前に左足首から甲にかけて160度程の油をかけてしまい、1時間程冷やし救急外来にかかり、そこから洗浄と保湿治療を開始しました
水疱が多数出来、酷い部分のみ水を抜き、アデノールをメロリンガーゼに塗布し包帯で保護しています。4日目辺りから足を付けて歩くと鈍痛がします。少し擦れる様な感覚もあるのですが、治る過程である事なのでしょうか?

A28 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
浮腫みによる痛みです。
擦れると組織損傷の深度が進行し症状が悪化します。
「足を付けて歩く」ことはお勧めできません。
Q29 相談者 ニックネーム:はる 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:女性

一週間前に熱湯を入れた湯たんぽで足の甲に火傷をしました
次の日に水ぶくれが出来て、潰さずに過ごしましたが、一昨日の夜仕事中に潰れてしまいました
お風呂に入ってきれいに洗ってキズパワーパッドを貼っていましたが、
今朝、急に激痛で歩けないくらい痛いです
じっと座っていたら何ともないのですが、動くと激痛です
火傷の水ぶくれが潰れた部分よりも、その周りが血が滲んだように真っ赤で激痛です
靴も履けないくらい痛い状態なので病院に行く予定ですが、キズパワーパッドは外した方が悪化しないんでしょうか

A29 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「熱湯を入れた湯たんぽ」の熱い容器に触れて熱傷を受傷したのか、それほど熱くはない状態で長時間同じ部位に当たっていたため低温熱傷を受傷したのかで、経過は異なります。
「お風呂に入ってきれいに洗って」、翌日「急に激痛で歩けないくらい痛」みが出現、「水ぶくれが潰れた部分よりも、その周りが」「真っ赤で激痛」ということなら、感染を起こした可能性も否定はできません。
また、「じっと座っていたら何ともない」なら、血流と浮腫みによる痛みの可能性が強いので、足をやや高く上げておくと痛みは軽減します。
「靴」を履いてはいけません。
現在「キズパワーパッド」を貼ってあるならば、そのままで構わないので、直ちに形成外科を受診してください。
Q30 相談者 ニックネーム:あおば 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性

5月中旬に左甲(第一趾と二趾の間付根から2㎝下辺り)を二度深めの火傷(2×2㎝)を負いました。湿潤療法で上皮化、皮膚自体は治っているようですが赤みが残っており、今もワセリンを塗らないとヒリヒリする状態が続いています。
部位がちょうど歩行時に靴下や靴で擦れてしまうところのようで、仕事から帰ると必ず赤くなっています。
靴や靴下の圧迫や擦れることでいつまでも治らないような気さえして心配ですが、いずれは赤みやヒリヒリ感は治るのでしょうか。

A30 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
足背のⅡ度DDBを湿潤療法で上皮化させ5か月なら、経過が順調でもまだ瘢痕は赤みがある時期です。
また熱傷瘢痕は浮腫みと擦れのため、(日中の)活動時間が長くなれば長くなるほど赤みが軽減するまでの期間が延長します。
圧迫やレーザー治療が有効な可能性もあるので、形成外科で瘢痕の経過を診て貰ってください。

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