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創傷治癒よくある質問

  1. 火傷
  1. 腕・手・指
Q41 相談者 ニックネーム:せり 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性

1年半前にやかんの熱湯で右腕上部から手首まで火傷しました。形成外科で湿潤療法と薬で暫く治療をし上皮化したとのことでヒルドイド と包帯で数ヶ月ケアしていましたが、赤みが一向に引かず以前別の皮膚炎でヒルドイド があわなかったことを医師に伝えたところワセリンのみ、と変更になりました。赤みがかなり酷かったので包帯は常に巻いていました。この頃には通院をやめてしまいました。が、今思えばそれは包帯によるかぶれだったのではないかと。1年半経過した皮膚は包帯の模様のようになっており、ガサガサしています。ケロイドのようになっているところも小さいですがあります。まるで見た目は象の皮膚のようです。腕を下ろすと赤みが出てきます。保護クリームを塗ると刺激を感じます。1年半経過ですがこの皮膚の感触はずっとこのままでしょうか。再度通院した方が良いでしょうか。

A41 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
健康な肌は、正常な新陳代謝により剥がれ落ちた角質と汗腺・脂腺から分泌される汗と皮脂、常在菌が混在して作り出した天然の保湿クリームにより保護・バリアされています。
ご相談の状態は、肌バリア機能が損傷しているため、肌刺激性のある保湿成分を含有する「保護クリームを塗ると刺激を感じ」てしまいます。
「腕を下ろすと赤みが出て」しまうのは、熱傷治療の期間の安静と、熱傷創の上皮化に伴う血管拡張と新生血管によるものでしょう。
即効性のある治療法があるわけではないのですが、お悩みになっている症状があるのですから、形成外科におかかりになって、日常生活を送るうえでの具体的なアドバイスと治療法をお訊きになることをお勧めします。
Q42 相談者 ニックネーム:tumami 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性

2歳8ヶ月の娘が、上腕骨顆上骨折しギプス固定していました。2週間固定し、4月8日に1度ギプスカットしレントゲンで経過観察し、再度ギプス固定しました。4月15日にギプスカットした際に、8日のギプスカットで火傷した後が見つかりました。
左の上腕~前腕にかけて小指側に長く、母指側へ少しあります。現在は茶色くなっています。後に残らないか心配です。

A42 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
ギプスカッターによる熱傷とすれば、重症度はⅠ度あるいはⅡ度SDBなので、熱傷後色素沈着は数か月から数年という長期経過のうちに薄くなって目立たなくなるでしょう。
おかかりになっている整形外科が、熱傷および熱傷後色素沈着の治療にも精通している病院ならばそのままお任せして構わないでしょうが、ご心配ならば形成外科で定期的に経過を診て貰ってください。
Q43 相談者 ニックネーム:るい 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:女性

1カ月前、やかんの蒸気で左手首の内側を5センチ×3センチの火傷しました。5日後に皮膚科を受診しⅡ度と言われました。プロスタンディン軟膏で20日程度で上皮化し、現在ベトノバール軟膏とヒルロイド軟膏をつけています。表面は凹凸なく綺麗ですが縁が茶色くサラミソーセージの輪切りを貼り付けたような色味になっています。紫外線防止と目隠しに常にサポーターをしています。目立つ場所なので早く傷痕を目立たなくしたいです。
どれくらいで赤みが消えるでしょうか。
痒みや違和感はありません。

A43 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
一般的に「やかんの蒸気」による熱傷は、2週間以内に「上皮化」が完了し瘢痕はほとんど残らないのですが、「20日程度で上皮化」したならばやや光沢のある瘢痕になっているのではないでしょうか。
肥厚性瘢痕予防として「ベトノバール軟膏とヒルロイド軟膏」塗布の指示なのだろうと推測しますが、「ベトノバール軟膏とヒルロイド軟膏」はむしろ毛細血管の拡張と新生血管による「赤み」を助長する可能性もあります。
申し訳ありませんが、瘢痕の診察が出来ず、主治医のお考えもわからない状態で、具体的なアドバイスはできません。
「赤み」はいずれレーザー照射などで治療が出来るので、今はおかかりになっている「皮膚科」担当医の指示に従っていただくのがよいでしょう。
Q44 相談者 ニックネーム:クラゲ 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:女性

1週間ほど前にレンジで温めた物のラップを取った時に密閉されていたからか、熱い蒸気が左手人差し指の第1関節辺りに当たって火傷をしてしまいました。
水ぶくれが出来て、その後水ぶくれに穴が空いて無くなり、キズパワーパッド貼って乾燥しないようにしていたのですが、水ぶくれが大きかったからか皮が伸びてしまっています。 また、水ぶくれができていた皮の内側が黒っぽくなってしまっています。
他に水ぶくれが出来なかった部分の皮膚が茶色く固くなってしまいました。

A44 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
一般的に、「水ぶくれに穴が空い」た場合は、感染の機会を減らすため水泡を除去します。
受傷後1週間以上経過しているならば、「水ぶくれ」の下で上皮化が完了しつつあるかもしれません。
「茶色く固くなって」いるのは表皮だけなので、特に何もしなくともいずれ脱落し新しい皮膚と置き換わります。
感染を起こすと、痛み、腫れ、赤み、発熱などの症状があります。
今回の熱傷は、「キズパワーパッド」を「貼って乾燥しないようにして」おけば、そのまま上皮化し、瘢痕も残さず治癒する可能性が高いでしょうが、今後熱傷を受傷した際は直ちに形成外科を受診するようにしてください。
Q45 相談者 ニックネーム:k 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:女性

1週間前ほどに指を火傷し、そのときは水膨れのように膨らんでいて、すこしやわらかかく、白かったです。しかし、だんだん黄色っぽくなっていって今はとても硬くなっています。どうすればいいのでしょうか?

A45 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「水膨れ」の内容は、蛋白質を含む血漿成分です。
水膨れの外套の表皮はすでに活性を失った表皮なので、「黄色っぽくなって」「硬くなって」しまいます。
赤み、痛み、腫れなどの感染兆候が無ければ、「黄色っぽく」なった水疱を破らずにおいておけば、熱傷創の上皮化に伴っていずれ自然に脱落します。
上皮化が完了する前に水泡が破れた場合は、直ちに形成外科か皮膚科を受診してください。
Q46 相談者 ニックネーム:えこ 患者様(相談対象者) 年齢:  性別: 

220度の油がかかってしまい手のひら下の方と手首をやけどしました。水と氷で冷やし病院へ行き塗り薬とガーゼで保護されました。その日に水ぶくれが出来ました。家では塗り薬とガーゼの保護を朝、夜としてます。やけどから5日目頃に水ぶくれはつぶれ9日目頃に硬く茶色になった皮が剥がれ剥がれた所は少し赤くなってる位です。この状態だと塗り薬とガーゼの保護がしなくて、よくなるのはいつ頃でしょうか?

A46 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「220度の油がかかって」受傷した熱傷ならば、ほとんどの部位がⅡ度SDBで一部Ⅱ度DDBが混在している可能性があります。
「やけどから5日目頃に水ぶくれはつぶれ9日目頃に硬く茶色になった皮が剥がれ剥がれた所は少し赤くなってる位」という記載が全て上皮化した状態ならば、「塗り薬とガーゼの保護」は必要ありません。
ただし、受傷後2週間以内にⅡ度DDBの部位が上皮化するとは考えられないので、熱傷創の状態を診なければ今後の経過予測は困難です。
手掌から手関節にわたる熱傷は、上皮化後も瘢痕拘縮による関節の運動制限が起きないように経過を診て貰う必要があります。
診察をしなければ症状の詳細が把握できないため、具体的なアドバイスが出来ません。
形成外科など熱傷の専門病院で、現在の状態と今後の経過予測、治療方針をお尋ねになってください。
Q47 相談者 ニックネーム:ひさ 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性

4ヶ月前に手首に火傷し、跡が消えないです。
赤黒っぽい色で皮膚がてかてかして感覚も鈍いです。傷跡は残ってもしょうがないですが赤い色を何とかしたいです。
皮膚が薄くなっているので毛細血管拡張になってしまったのでしょうか。。
赤黒っぽい色は消えないのでしょうか?

A47 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「皮膚がてかてかして感覚も鈍い」なら、まだ活動期の熱傷瘢痕の可能性が高いでしょう。
特に治療をしなくとも、長期的に経過を待てば、いずれ赤みは薄くなります。
赤みを早期に退かせる治療としてレーザー治療があります。
熱傷後に「赤黒っぽい色」になっている状態なら、瘢痕ではなく色素沈着だけの可能性も否定できません。
保湿とハイドロキノンなどの美白剤が有効です。
形成外科を定期的に受診して状態を評価してもらい、適時、適当な治療法を選択するとよいでしょう。
Q48 相談者 ニックネーム:ハルナ 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:女性

34年前にお湯をかぶり、火傷をし、右手甲全体に火傷の跡が残っています。
利き手が右と言うこともあり、人に見られる事もあり、その度にケガ?などと質問される事にものすごく悲観的になり、夏場でも長袖を着て、なるべく右手甲を隠しながら人と接したりとしてきました。
家族は、あまり目立たないからきにする事ない。皮膚移植までする必要ない。といいますが、自分の中で、右手のコンプレックスがすごく、とてもきになります。

34年前の火傷の跡でもキレイになる可能性はあるのでしょうか?

A48 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
今の医療技術では、瘢痕の全くない状態に回復させることは出来ません。
ただし、現状より状況を改善することは可能です。
専門医であっても、どんな治療法が適しているかの判断は、各医師によって異なります。
複数の形成外科で複数の治療法を提案してもらい、すべての治療法のメリット・デメリットを理解し、最も信頼するとお感じになった医師を主治医として、ご自身の希望を含め、治療をするのか、いつごろどんな治療をするのかをよくご相談なさってください。
植皮をするなら、全層植皮で肌質は改善されますが、術後の植皮片に色素沈着が起きる可能性が高いので長期的な対策が必要です。
Q49 相談者 ニックネーム:みく 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:女性

私は接客業をしていて9月3日にそのお店でクレープを新しく来た人に教えていた所クレープの生地を焼くための鉄板で肘よりも少し上の所の皮膚をやけどしてしまいすぐに水道水で冷やしてからあまりにもひりひりとした痛みがあるのて少し氷が入ったもので冷やしていました。次の日起きてみると5センチか6センチの水脹れが出来ていました。どうしたらいいかも分からずインターネットで調べた所潰さないで治るまで放置するのが好ましいと書いてありましたが、それをしても大丈夫なんですか?病院はまだ怖くてなかなか行けません。出来れば痛いのは嫌ですし、病院に行くのも怖いくらいです。この時ってどうすればいいですか?

A49 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
最良の選択は、直ちに形成外科あるいは皮膚科を受診して治療していただくことです。
熱傷創は、上皮化するまでに感染したり擦れたりすると皮下組織の損傷が進行し、重症度が増してしまいます。
また上皮化後の色素沈着や瘢痕を最も少なくするには、専門外来で診ていただいた方がよいでしょう。
事情があってご自身で治療をなさるなら、水泡は潰れていなければそのままにしておいても構いませんが、一部でも破れたら全て除去して湿潤療法で治療をなさってください。
Q50 相談者 ニックネーム:しー 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性

今年の5月末に仕事中に右腕に火傷を負いました。縦幅およそ4cm、横幅およそ1cmです。火傷した直後にすぐに冷やすことができず、水ぶくれもできなかったのでその後も何も処置をせずに5日間放置していたところ、患部がだんだんと赤く腫れていき、病院へ行きました。
主治医からは、2度の深い火傷と診断されました。
今の状態は水に濡れてもよく、薬はヒルロイドを毎日塗っています。ですが、患部の中心が2ヶ月経った今でも赤く、皮膚ができていません。主治医は傷の範囲は狭いけど、深いから治るまで長い目で見てください、と言われました。分かってはいるものの、最初と比べあまり変化が見られない傷に徐々に不安になってきました。
2度の深い火傷はこんなに時間がかかるものなのでしょうか。不安になるのは仕方がないのでしょうか。

A50 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
熱傷は受傷した瞬間だけでなくその後の対処で重症度が進行するので、受傷直後から水道の流水などで受傷部を冷やすことが基本です。
Ⅱ度DDB(深達性熱傷)は、熱傷創面の底の部分からの上皮化はありません。
Ⅱ度DDBの待機的な治療は、肉芽増生によって創が浅くなり、周辺から上皮化が進むか瘢痕として治癒するかを気長に待つことになります。
広い範囲のⅡ度DDBは上皮化しないのが基本なので、植皮や縫縮などの外科的治療が勧められることが多く、手術を避けた場合、上皮化あるいは瘢痕化に2週間以上ときには数年の経過を要することもあります。
創状態を診察していないので具体的なアドバイスは控えますが、創周辺の発赤が強くなったり腫れたり痛みが出現したりしていないなら感染の兆候はないでしょうから、待機的処置の経過は順調と考えます。
「不安」は当然のことですから、主治医に今後の治療方針と経過予測をお尋ねになるのがよいでしょう。

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