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創傷治癒よくある質問

  1. 火傷
  1. 腕・手・指
Q1 相談者 ニックネーム:アカ 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:男性

電気ケトルの湯気で左手首を火傷しました。火傷して1、2時間は痛みもありましたがその後痛みは退きました。
翌日から五百円玉程の大きい水泡が出来、皮膚科でゲンタシン軟膏を処方して頂きました。10日後に再受診して萎んできた水泡を潰して頂き、フィブラストスプレーを処方してもらいました。
痛みはありませんが水泡の下はまだ上皮化しておらず、水泡を潰した周りはシミのようになっています。おそらくDDBレベルの火傷のような気がします。
現在、フィブラストスプレーで対応していますが、これは今後何もしないよりは火傷跡を薄くしたり、皮膚治癒促進に役立つでしょうか?
また、フィブラストスプレーは穴が開くような褥瘡に対して肉芽形成をする作用があると聞いて火傷部分が盛り上がってこないか懸念しています。

A1 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
Ⅱ度SDBの熱傷です。
潰瘍ではなく表皮欠損だけなら、トラフェルミン(「フィブラストスプレー」)の適応ではありません。
厳密には適応外使用ですが、熱傷「部分が盛り上がって」くることはありません。
主治医は、診察・診断のうえで、治療方針と治療法を決定しているのですから、使用する薬などに関する疑問や質問は、主治医にご確認ください。
頂いた情報からは、感染と擦過を防ぎつつ湿潤療法を選択するとよいように考えますが、手関節部は手を使わないつもりでも日常生活で動いてしまうことも少なくないので、治療法は主治医とよくご相談なさって、予測される治療経過も同時にお尋ねになれば不安は解消されるのではないでしょうか。
Q2 相談者 ニックネーム:みー 患者様(相談対象者) 年齢:1歳4か月 性別:女性

子どもが11ヶ月の時に加湿器の蒸気で手のひらを火傷し、形成外科で治療してもらいましたが中指と薬指に瘢痕拘縮をおこし、1歳4ヶ月で植皮による拘縮解除の手術を行いました。
皮膚は踝の下から取れば、他の部分と見た目がなじむと言われてそのようにしていただきました。
現在術後2週間と少し経ち抜糸も行い、ジュクジュクした感じも消えてきています。
通常の見た目になるには1年かかると言われましたが、今は皮膚表面がザラザラして少し茶色っぽい感じです。
そこで質問なのですが、現在の見た目から徐々に肌色になり皮膚の質感もまわりの皮膚のようになっていくのでしょうか。
また、手に移植する皮膚は踝の下が適していると言う人と、土踏まずの上という人、または足底という人が聞いたことがありますが、見た目に差は出るのでしょうか。

A2 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
足の内側の「踝の下」、「土踏まずの上」、「足底」など、日焼けで黒くならない部位はメラニン細胞が多くない(存在しない)ため、そこから採皮して植皮しても術後に色素沈着が起きにくいので、「手のひら」の植皮術の際の採皮部位として適しています。
今回行われた施術は全層植皮術でしょうから、採皮と縫縮(採皮創の閉鎖)がやり易く、術後の瘢痕の目立ちにくい、あるいは術後の瘢痕が靴に擦れることのない部位として「踝の下」を選択したのではないでしょうか。
植皮した皮膚は、植皮部の皮膚と置き換わることは無いので、「1年」かかっても完全に「通常の見た目に」なることはありませんが、時間の経過とともに見た目も柔らかさも多少は馴染んでいきます。
「1歳4か月」のお子さんなら、手指の瘢痕拘縮解除の手術として適当な時期だったと考えます。
植皮片の縫合線の瘢痕化が起きると、お子さんは自然に手指を使わなくなる可能性があります。
もちろん見た目も大切ですが、今、最も重要なのは、瘢痕化を防ぎ、手指を積極的使ってもらえるようにすることです。
手術で治療が終わったわけではないので、ご本人が手指の可動域や植皮の色調などを気にせずに日常生活が送れるようになるまで、「形成外科」でしっかりと経過を診て貰ってください。
Q3 相談者 ニックネーム:RM 患者様(相談対象者) 年齢:50代後半 性別:女性

2歳半の時にやかんの熱湯を頭から被り、洋服が化繊だった為か右腕上腕の皮が剥がれてしまいました。何度も手術をしたりしましたが今だに気になります。
はんこんこうしゅくじゅつと言う病名で手術を致しましたが、手術をしない方法がございましたらお教えくださいませ。

A3 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
申し訳ありませんが、診察をしなければ具体的な治療法の提案は出来ません。
手術以外にフラクショナルレーザーやマイクロダーマニードルなど治療法もありますが、状態によっては、むしろ手術の方が期間も費用も身体的負担も少ない場合もあります。
複数の形成外科、美容外科、美容皮膚科で意見を聞いてください。
治療法は一つとは限らないので、出来るだけ多くの治療法の選択肢を示すことが出来る医師を担当医にするとよいでしょう。
受診する際に、担当する医師が形成外科専門医の資格を持っていることも目安になるので、病院のホームページなどでお調べになってもよいかもしれません。
Q4 相談者 ニックネーム:きゅん 患者様(相談対象者) 年齢:指腹の表皮は、ほかの部位とは異なり透明層が存在して角質も厚いため、熱傷後の上皮と治癒までに時間がかかります。 指紋まで再生されるまでの期間中に、肥厚して線状の亀裂(あかぎれ)が生じることも少なくありません。 保湿をしておけばいずれ指紋も再生されますが、日常生活で指を使いながら治癒を待つことになるので、皮膚科や形成外科を受診し一時的にステロイド軟膏を使用するとよいでしょう。 性別:女性

約4ヶ月前に熱々の湯たんぽを指で揉む事を毎晩していたら人差し指と親指の指紋が火傷をし赤く炎症を起こした様になりました。
数秒しかその時は指を水につけませんでした。
そして、今現在迄も火傷した人差し指と親指の皮が硬いままで皮がめくれた様な感じでもあり違和感があり、火傷部分が丸く赤くなり時にはとても固い皮になったり指の中に切り傷?の様な線が入りヒリヒリ痛かったりで治りません。
これって治るのでしょうか?当初大した事ないと思い病院へは行きませんでした。
自分でできるケアもあれば教えてください。

A4 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
指腹の表皮は、ほかの部位とは異なり透明層が存在して角質も厚いため、熱傷後の上皮と治癒までに時間がかかります。
指紋まで再生されるまでの期間中に、肥厚して線状の亀裂(あかぎれ)が生じることも少なくありません。
保湿をしておけばいずれ指紋も再生されますが、日常生活で指を使いながら治癒を待つことになるので、皮膚科や形成外科を受診し一時的にステロイド軟膏を使用するとよいでしょう。
Q5 相談者 ニックネーム:もも 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:女性

1週間前、鉄板に指先を数秒触ってしまい、その直後タオルに包んだ氷で冷やしました。
その12時間後、水ぶくれにはならず痛みは無く白っぽくなっていました。
鉄板に触ってから24時間後、火傷部分は何もなかったようになっていたのでそのままにしました。
火傷から2日経っても水ぶくれは無い状態で、完治してると思いそのまま1週間経ちましたが、火傷部分の皮膚の感覚が鈍いです。そのうち感覚は取り戻せるのでしょうか。それとも皮膚で見てもらったほうが良いのでしょうか。

A5 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
熱傷深度はⅠ度あるいはⅡ度SDBでしょう。
指先は表皮が厚いため、比較的、水疱は出来にくいものです。
特に治療をしなくとも、時間の経過とともに「感覚は取り戻せ」取り戻せるのが通常です。
念のため、形成外科あるいは皮膚科で診て貰うとよいでしょう。
Q6 相談者 ニックネーム:もも 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:女性

鉄板に数秒指先を触ってしまいました。
すぐにタオルで包んだ氷で1時間以上冷やしていましたが、患部が白くなっていました。12時間経過して現在水ぶくれは無く皮膚は白い状態。触れると痛みは少しあるけど感覚が少し鈍いです。
範囲は小さいのでそのまま自然治癒するでしょうか。

A6 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
Ⅱ度SDBでしょう。
擦れや感染を起こすとDDBに進行する可能性もあるので、形成外科あるいは皮膚科を受診して自己ケアの方法を具体的に指導して貰ってください。
Q7 相談者 ニックネーム:3児の母 患者様(相談対象者) 年齢:10代前半 性別:女性

13歳の娘が料理中、フライパンの持ち手を握った際、鉄の部分を触り、1〜2センチほどの火傷をしました。直ぐに流水で20分ほど冷やしました。その後、確認すると小さな水膨れが出来ており、まだ痛みがあるようです。この質問コーナーでも火傷の場合は保冷剤は使わないとご助言があったので、保冷剤は使用せずに様子を見ました。このような場合、やはり保冷剤は使用せずに、痛みが取れるまで、さらに流水で冷やした方がよかったでしょうか?また、保冷剤を使った場合、火傷の部分にどのようなダメージが及ぶため使用しない方がよいか、具体的に知りたいです。

A7 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
損傷組織の徐熱をするのであって、創部を0℃以下で冷却する必要はありません。
長時間にわたる保冷材による冷却で、凍傷を起こすことがあります。
受傷直後に水道の流水で20分ほど冷やした処置は適切でした。
もちろん続けて流水で冷やしても構いませんが、清潔な濡れタオルでも可能です。
Q8 相談者 ニックネーム:つっつ 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:男性

幼少期やけどの後、皮膚移植の手術をしております。(左手親指と人差し指の間)
傷跡を目立たなくしたいのですが、金額の相場とどれくらい目立たなくなるかを知りたいです

A8 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
整容目的ならば自費治療なので、費用は施術をする病院が決定します。
手指の可動域に制限があれば、治療が保険適応になることもあります。
瘢痕形成術、皮弁形成術、植皮術などのほか、内服や注射などの治療法があります。
実際に治療をするかどうかは治療計画を提案して貰ってからじっくりと検討すればよいのですから、形成外科を受診してご相談なさるとよいでしょう。
Q9 相談者 ニックネーム:なつ 患者様(相談対象者) 年齢:3歳0か月 性別:女性

2年ほど前に深度Ⅱほどの火傷を炊飯器の蒸気で手のくるぶし辺りにしてしまいました。それから形成外科に通い、リンデロンを塗り包帯を巻いて過ごしていました。その後ヒルドイドなどを塗っていましたが、現在は特に何もしていないのですが火傷の跡が白くなってしまっていまして、夏は特に目立ちます。今後も日焼け止めをしっかりと行っていくべきなのか、ヒルドイドを塗っておくべきなのか、何もする必要がないのかできることがあるのか教えていただきたくご連絡しました。また、今後馴染んできたり目立たなくなってくるものでしょうか。

A9 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
表皮全層を損傷したⅡ度SDBだったのでしょう。
メラニン細胞の欠損のため、熱傷後の皮膚が「白くなってしまって」います。
時間の経過とともに少しずつ色素が戻る可能性がありますが、培養表皮移植などメラニン細胞を誘導するような治療が必要かもしれません。
上皮化後「2年ほど」経過しているので、一般的に、「日焼け止め」も「ヒルドイド」も必要ありません。
個々の症例で最適な対応は異なるので、形成外科を受診して、現在の状態を評価してもらい、日常生活の指導をして貰ってください。
必要に応じて、1年に1度程度、経過を診てもらうとよいでしょう。
Q10 相談者 ニックネーム:はちみつ 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性

8日前に砂糖を火にかけカラメルを作っている最中に誤ってヘラで左手にカラメルをかけてしまい左手の親指、爪の部分から手の甲の部分の8割を火傷しその日の内に救急病院を受診し紹介状を頂き、翌日に総合病院の皮膚科へ通院しています。
8日が経った現在の症状は手の甲の手首側、小指の付け根から親指の爪まで約1.5cm幅程度、水疱が破れ白く皮膚が剥き出しになっていて手の甲の中央部分は皮膚が茶色く水疱にはなっておらず、感覚が鈍い状態になっています。
本日も受信日だったのですが皮膚科の先生に皮膚科では手に負えなそうなので病院を紹介するから受診して下さいとの事で、一ヶ所はERの皮膚科もう一ヶ所は形成外科でした。
今後の治療や予後を考えどちらを選択するべきか悩んでおります。
どちらも大きい病院ですので受診予約は、まだ先との事でしたので、もう少し現在の皮膚科で手当をして頂くのですが正直、不安です。
先程の治療や予後を考え、現在の状況では、どちらを選択するべきなのでしょうか?

A10 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
熱したカラメルで手背の比較的広い範囲を受傷したなら、熱傷深度はⅡ度DDBの可能性が高いでしょう。
手指の熱傷ですから、受診は先延ばしにすべきではありません。
大きな病院だから受診がまだ先になるのではなく、大きな病院だからこそ専門治療の緊急性を理解しているはずです。
形成外科でも皮膚科でも、大きな病院でも小さなクリニックでも構わないので、手指の熱傷に長けた医師に診てもらってください。
手指という特殊部位ということから、形成外科の方がよいかもしれません。

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