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創傷治癒よくある質問

  1. 動物から受けた傷て
  1. 腕・手・指
Q91 相談者 ニックネーム:無記入 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性

3才になる長女が、近所で飼っている犬に右手をかまれ、表面がかぎざきのようになってしまいました。

A91 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
よく、飼い犬に手をかまれるという表現がありますが、けっして意外なことではなくて、私どもの立場からは、かまない犬はないとさえ言いたくなります。

傷の処置としては、よく消毒するの一語につきます。しろうとでは無理ですから、たいした傷に見えなくても、やはり医師の処置が必要になります。表に見える傷が小さくても、意外に奥深くまでかみあとが達していることが多いものです。そして口の中にはいろいろなバイ菌がいて、それがかまれてできた皮膚のトンネルの中で繁殖して、たちの悪い感染を起こすこともあります。普通の化膿だけでなくて、破傷風などという恐ろしい病気も起こります。最近は、予防注射で、子どものときから破傷風の免疫がついている場合もありますが、そうでなければいまからでも予防注射をしておいたほうがよいと思います。

ただ、狂犬病の心配はないといってよいでしょう。幸いなことにわが国では過去50年、狂犬病の発生をみておりません。

普通、傷は1~2日たった手おくれの傷でなければ縫ったほうがなおりはよいとされています。ところが従来は、犬のかみ傷は、縫うと中にバイ菌をとじこめて、かえって化膿しやすいという理由から、なるべくとじないようにといわれてきました。しかし、そうしておくとそうとうひどい傷あとが残ります。また顔の場合は元来、傷のなおりがよくて化膿しにくいので、むしろよく消毒して積極的に傷をとじてもよいというように考えが改まってきました。目立つ傷が残った場合でも、半年から1年もすれば化膿のおそれもなく、必要な修正手術が行えるようになります。

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