傷の悩み 無料相談

創傷治癒よくある質問

  1. 治療中や手術後の気になる状態
  1. 胸・脇・腹・背・腰など
Q181 相談者 ニックネーム:    患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:女性

4年前に乳がんで全摘、インプラントで一次二期再建しております。
形成外科医がきれいに縫合してくれましたが、腋窩側から正中側へ斜めに横断する約15cmの縫合跡のうち、2/3程に縫合部を挟んで上下それぞれ1-2mmに赤黒く色素沈着が残ったままで、傷として目立つ状態です。
皮膚が少なかったため縫合部にテンションがかかる状態だったと聞いていますが、両サイドは細い糸状であまり目立ちませんが、中央部の一部は1-2mm程度に広がっており、平らで白っぽく光沢がある状態となっています。
以下、3点ご相談させてください。

①主治医からは「時間とともに目立たなくなる」と言われ続けており、確かに胸の内側から薄くなってはいるのですが、4年経った時点でもまだ半分以上の部分で色素沈着が残っている場合でも、この先解消する見込みはあるのでしょうか。

②もし時間とともに消えるのだとしても、これ以上ただ数年単位で待つのは心情的に辛いものがあり、待つ以外の選択肢があるのであれば検討したいと思っています。
ハイドロキノンやビタミンCなどはどうかと尋ねたところ、「効果は期待できない、時間だけが解決する」との見解なのですが、その他例えばレーザーなどの適応はないものなのでしょうか。

③現在の主治医はこれ以上手を加えることは考えていないとのことで、もし解決策があるのであれば他院を探すこととなりますが、保険診療/保険外診療、形成外科/皮膚科/美容皮膚科などの選択肢の中から、どう相談先を選ぶのがよいのかのアドバイスもいただけましたら幸いです。

A181 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「縫合部を挟んで上下それぞれ1-2mmに赤黒く色素沈着が残ったままで、傷として目立」っているのは、「平らで白っぽく光沢がある状態」という情報から、表皮の色素沈着ではなく、拡張血管の豊富な瘢痕と推測します。
「時間とともに目立たなくなる」可能性はありますが、「数年単位で待つ」必要がありますし、ほとんど変化しないかもしれません。
瘢痕と周辺組織の状態を診察しなければ具体的なアドバイスはできませんが、レーザー治療や瘢痕形成術を検討できるかもしれません。
「現在の主治医はこれ以上手を加えることは考えていない」というのは、術後「4年」であれば、乳腺外科の「主治医」は「乳がん」の再発が無いことを5年間確認してから次の治療に取り掛かるべきとお考えなのかもしれません。
主治医とご相談のうえ、形成外科を紹介して貰うとよいでしょう。
Q182 相談者 ニックネーム:ちょこ 患者様(相談対象者) 年齢:70代前半 性別:男性

父が腹腔鏡で大腸癌の手術を約1か月前にしました。傷はきれいになっていて見た目には問題なさそうです。
しかし、医師からは、3か月はゴルフを控えてくださいと言われ、ショックなようです。表面の傷が問題なくても、お腹の中の傷が開いてしまうということなのでしょうか。
そう考えると、山登りなども控えさせたほうがよいのでしょうか。

A182 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
一般的に、手術後のリハビリ開始と日常生活の再開を早め、腹腔内癒着を防ぐために腹腔鏡手術が選択されます。
大腸を切除し端端吻合した場合、術後2ヶ月を経過すると縫合線を挟んだ前後の腸の動きがほぼ正常化し、術後3か月でほぼ正常な腸と異なるところが見られなくなります。
大腸を30cmほど切除しても栄養の吸収にほとんど影響はないので、腹腔内臓器の癒着による腸閉塞を懸念して3ヶ月間の運動制限を指示されたのでしょう。
術後どれくらいの期間でどの程度の活動までを許可するかは個々の症例で異なるうえ、主治医の考えもあるので、手術をなさった病院でご確認なさってください。
万一に備えるなら、登山など自身の判断で直ちに病院にかかれない場所への遠出はお控えになった方がよいかもしれません。
Q183 相談者 ニックネーム:ココ姫 患者様(相談対象者) 年齢:60代前半 性別:男性

先週椎間板ヘルニアの手術をしました。
日曜日にまだ腰にドレーンをしていてまだ血が出ていました。
月曜日にドレーンを抜きましたが出血が止まらずシーツも汚れる程で、毎日消毒しています。
昨日腰を触った時膨らんでブヨブヨしていました。
今日触ってみたら少し硬くなっていて月曜日に診ていただけるそうです。
看護師は身体の中で分散されると言っていましたが固まってしまったら分散できないのでは不安です。
どのような処置があるのでしょうか?

A183 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
椎骨に近い部位で血腫や漿液腫による神経の圧迫が起きないように「ドレーン」を挿入し、深部からの排液が減ったことを確認して「ドレーン」を抜去したのでしょう。
「ドレーン」を抜去しても、「ドレーン」の通り道の真皮層からの出血や浸出液は直ちに止まらないことも少なくありません。
「腰を触った時膨らんでブヨブヨして」いるとすれば、皮下の比較的浅い層の血腫を触れたと考えられます。
一般的に、血腫は一度「固まって」しまっても、再度融解して徐々に吸収されますし、血腫が大きい場合は切開して内容を掻把することも、血腫を除去することも可能です。
Q184 相談者 ニックネーム:たんたんさん 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:男性

昨年末に脾動脈瘤の摘出手術を施行しました。経過は良好で術後15日で退院し、手術創は大体15cm程です。主治医から毎日創部洗浄するように指示があったので、退院後は清潔を保っていました。その2日後に創部の一部に2cm程のニキビのような腫れが見られ、痛みはなかったですが痒みがありました。洗浄後は市販の滅菌パッドで保護していましたが、気が付くと腫れ上がっていたものが破れてピンク色の液体が出てきました。すぐに主治医に入電し指示を仰ぎ、関節圧迫で創部を押さえて1時間程で液自体は勢いが止まりましたが、完全には止まりませんでした。痛み、発熱もありません。退院後の経過観察が1週間後にあったので、自宅で経過を見ました。翌日には黄色っぽくなり、当日の診察では半透明の液でした。主治医は脂だと思うということで、イソジン軟膏を処方され1週間後に再診察で様子を見ました。再診でも液が止まらないので、急遽4cm程縫合しました。軟膏を継続して添付しました。更に1週間後の再診でなんとか液も止まり抜糸しました。継続して創部には軟膏を塗りましたが、その2日後に1cm程の穴が空いて主治医に入電。また液が出だしたことを伝えて、再診することになり、再度4針ホッチキス縫合しました。添付薬がゲンタマイシン軟膏に変わり、現在に至ります。まだ液は完全に止まりません。強いて言うなら、ホッチキス針がズレてきているように見えます。主治医もなぜだかわからないということです。術後1ヶ月半程経過して止まらない液に不安を感じます。何か他に原因があると考えられるでしょうか。ちなみに、脂とおっしゃる液は滲出液と思ってもよいのでしょうか。

A184 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
脂肪融解による膿瘍から排膿があったのでしょう。
膿瘍の内腔を閉鎖することなく表皮創を閉じれば、膿瘍腔に浸出液が貯留しするため、浸出液は止まりません。
主治医とご相談のうえ、創を開いて膿瘍の内腔を洗浄し改めて創を閉じるか、明確な対処法が提案されないなら形成外科を紹介して貰っては如何でしょう。
Q185 相談者 ニックネーム:ヒロ 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性

3ヶ月前に 腹腔鏡補助下腟式子宮全摘術で 子宮筋腫 子宮 卵管を全摘出しました。
お臍の傷なのですが お臍周りが 固くなり 手のひらくらいの範囲が しこりになっていて お臍の上の部分も 固く 盛り上がって お腹が出て 張った感じです。食事をすると 胃が膨れますが その時 その上の部分も同じように お腹が出て 苦しくなります。便通は毎日あります。 腸閉塞ではないと思います。腸閉塞は経験していますので。
この手術の時 腸閉塞だった癒着部分を 剥がしてもらったので。
お臍の中をカメラが通ったので その傷のせいで 治る過程で 固く しこりの様なものができたのでしょうか?

A185 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「お臍周り」の「固く しこりの様なもの」は皮下の瘢痕を想像させますが、一般的に「腹腔鏡補助下腟式子宮全摘術」の術後に多い症状ではありません。
「腹腔鏡」により皮下出血が起きて、「しこり」が残っているのかもしれません。
申し訳ありませんが診察をしなければ診断が出来ないので、「食事をすると」「お腹が出て 苦しく」なるなら、放置しておいてよいか何らかの処置をすべきかの判断が必要ですから、手術をした婦人科でご相談なさってください。
触診や超音波検査などで診断が可能です。
Q186 相談者 ニックネーム:たらこ 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:女性

半月前に子宮筋腫の手術を受けました。筋腫が大きかったため、お腹を縦に7センチほど切っての手術でした。
現在自宅療養10日目なのですが、2日ほど前から傷口の上の所が五ミリ程度開いており、傷口が白っぽくそこから浸出液?が出ている状態です。汁は透き通っていてにおいも無いと思います。
傷口には退院の時病院で頂いたテープを貼っているのですが、このまま次の診察まで10日ほど待っていても大丈夫なのでしょうか…?

A186 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
今は、感染を起こしていないようです。
創哆開部を、そのまま肉芽形成・上皮化させるか、掻把・再縫合するかは、主治 医の判断によります。
脂肪融解や皮下膿瘍の可能性がゼロではないので慎重を期すならば直ちに受診し た方がよいのですが、「このまま次の診察まで10日ほど待って」いれば肉芽増 生と上皮化が進むかもしれません。
ご都合が許すなら、一度受診してご自宅のケア法を指導して貰うことをお勧めし ます。
Q187 相談者 ニックネーム:秋桜 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:女性

卵巣嚢腫で腹腔鏡手術をし、15日が経ちました。
昨日から職場復帰(デスクワーク)し、今日は座椅子に座って在宅勤務をしています。
昨日までは臍はほぼ乾燥しているか、ほんの少し黄色い液(浸出液?)が出るかぐらいだったのですが、
今日の昼に臍を見ると、下記のような状態になっていました。
・浸出液がいつもより出ている。固まったものが臍周り全体につくぐらい。臭いもする
・5ミリくらい盛り上がっていて、ソーセージの端のようなひだ?のところが、一部割れていた(盛り上がっているのは、手術後から。ひだが割れたところは白く見えますが、あまり触れないようにしているのでよく見えません。)
・透明な赤い部分が1~2ミリくらいできていた
・血は出ていない
・痛みはない。動くと違和感がある時がある程度で、昨日までと同様

液と液の塊は綿棒でそっと拭いたのですが、上記状態は問題ないでしょうか。

A187 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
創縁が完全に閉鎖していない状態です。
石鹸を使ってシャワーで洗って構いません。
タオルで拭いた後、ワセリンや軟膏を塗っておいてください。
Q188 相談者 ニックネーム:みいみ 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性

乳がん昨年12/17に全摘しました。ステージ1,順調でした、1/4皮膚がえししてきたので早めの抜糸。その後全く傷口が塞がらない、パカパカしてます約5センチ。
先生に言ってもそのうちくっ付くから2週間後に来てと…不安で不安で仕方ありません。

A188 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
乳腺「全摘」術で皮膚が薄い場合に、皮膚切開線縁の血行不良のため皮膚壊死・縫合不全が起きることがあります。
主治医が「そのうちくっ付くから」と仰っているならば、主治医にとっては想定範囲内ということなのかもしれません。
自宅ですべきケア法の指導はあったでしょうから、次回「2週間後」の受診まではそれを続けてください。
受診時までに上皮化していればいいのですが、まだ創治癒していない状況なら、主治医に創状態の評価、治療方針、今後の経過予測をしっかりとお尋ねになってください。
Q189 相談者 ニックネーム:りさ 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:女性

5日前に婦人科で、外陰部に出来たできものを針で潰しました。
かなり大きくなっていたので麻酔をして貰って潰しました。1センチ程あり未だにじゅくじゅくし、出血する事もあります。
病院からは抗生物質のみ頂きました。排泄の際染みる事もありキズパワーパッドを貼ろうか迷っています。どうしたら早く治りますか?

A189 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「排泄の際沁みる」ならまだ創治癒していないのですから、感染を合併する可能性があります。
一般的には、赤み、腫れ、痛みの増強が無ければ感染を起こしていない状態なので、創部が排泄物に触れたり下着で擦れたりしないよう市販の創傷被覆材で保護しても構わないはずですが、排泄物で汚染された際にはその都度交換してください。
申し訳ありませんが、創部を診察しないで具合的なアドバイスはできません。
「婦人科」の医師は診察・処置をしたうえで創保護の指導をしていないのですから、再度受診して具体的な指示を貰ったほうがよいでしょう。
Q190 相談者 ニックネーム:みーちゃん 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:女性

こんにちは1ヶ月前に臍ヘルニアの手術をしました。術後2週間の診察では問題ないと言われ、もう通院もしなくて良いと言われたのですが、2日前くらいからお臍の切った所とお臍周りが痛みます。お臍の下あたりには、しこりのように硬くなっている様に感じます。お臍周辺の痛みがあります。尚、月に1度の生理にもなりました。このことが関係あるのかはわかりませんが…
再度受診したほうが良いのですか?
まだ産まれて間もない赤ちゃんがいるので手術を受けた大きな総合病院にはこのご時世あまり連れて行きたくはなくて悩んでいます。
寒さや体調が関係していて、痛みが出てきたのか何か問題があり痛むのか…
術後あまり経っていないので、これから馴染んで痛みは引いて行くのか教えて頂きたいのですが…
尚、傷口には見た感じ異常はなくお臍が硬く痛みがあるのです。
手術は外科で受けました。

A190 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
術後3か月までは「しこり」は「硬く」なるのが通常ですし、しこりを強く潰せば「痛み」ます。
「お臍周辺の痛み」は手術による痛みではなく、「生理」によるものかもしれません。
術後経過の不安を解消するため、手術をした病院を受診することをお勧めします。
特に問題ない状態だということを確認するだけなら、お近くの形成外科あるいは皮膚科または外科で診て貰ってもよいでしょう。

Warning: Undefined variable $the_query in /home/woundhealing/www/wp20230330/wp-content/themes/whc2023/category.php on line 177

Warning: Attempt to read property "max_num_pages" on null in /home/woundhealing/www/wp20230330/wp-content/themes/whc2023/category.php on line 177

治療中や手術後の気になる状態 一覧に戻る

  • 創傷ケア褥瘡の知識
  • 創傷ケア褥瘡の知識
  • 創傷ケア褥瘡の知識
  • 創傷ケア褥瘡の知識
  • 創傷ケア
  • 褥瘡の知識
  • 創傷ケア
  • 褥瘡の知識

side

ページトップに戻る

ページトップに戻る