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傷の悩み 無料相談
創傷治癒よくある質問
- 治療中や手術後の気になる状態
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- Q231 相談者 ニックネーム:ひろ 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:女性
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仕事中扉に指先を挟み骨折、数針縫いました。
1日たって指先が白く医師の話では、両脇に流れている血管が切れている可能性があり、このままではやがて紫色や黒くなり、指先が壊死するかもしれないと言われました。
治療法は指先を切って、肉を盛るようになる。と言われましたが、詳しく知りたいです。
また他に治療法はないのでしょうか?
現在、総合病院の整形外科に通院していますが、医師は様子をみる。と言った感じです。
右手の人さし指なのですごく不安です。
- A231 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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利き手の示指の末節部ならば特に、短くなること、知覚鈍麻や知覚過敏が残ることを避けなければなりません。
指の外傷治療は、専門的な知識と経験、経過に応じた日々の適当な判断が必要なので、担当する医師によって治療内容、治療結果が異なることも少なくありません。
また「やがて紫色や黒くなり、指先が壊死」しても、早期に「指先を切って、肉を盛る」(指の横側、手のひら、お腹などの皮弁を動かす)手術をすることもありますが、保存的療法といって手術をせずに肉芽の盛り上がりを待つことが出来る場合もあります。
「このままではやがて紫色や黒くなり、指先が壊死するかもしれない」状態にもかかわらず、担当医の言葉が、『指を短くしなければいけないかもしれない』ではなく、「治療法は指先を切って、肉を盛るようになる」というものなので、担当医は手指の治療を十分にご存知なのだろうと推測されます。
「詳しく知りたい」のは尤もですから、具体的な治療方針・治療内容は担当医にお尋ねになってください。
- Q232 相談者 ニックネーム:ゆん 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性
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腕の傷を縫合して8日後に抜糸したのですが、病院から帰って腕を動かすと、傷がぱっくり開いて穴があき、血がでてきてしまいました。
再び病院に行くことなく安静にしていても治るものなのでしょうか。
- A232 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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湿潤治療で治癒はしますが、残る瘢痕のことを考えるなら再縫合した方がよいかもしれません。
また、治療せずに経過を見るとしても、「再び病院に」行ったほうが良いでしょう。
可能ならば、形成外科を受診することをお勧めします。
- Q233 相談者 ニックネーム:コバン 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:男性
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40代の調理師です。4月の初めに包丁で手の人差し指付け根内側を15針程縫いました。
緊急外来で手術をした際、神経検査(針で指の先を刺し)確認後 先生とインターンにて手術が進められましたが、その際 神経は切れて無いからラッキーです、との事でした。
インターンとの会話で血管の止血を行うとの事、その際 神経を焼かない様気をつける事を指示していました、本当は焼かなくても良いそうですが、焼いて見る~と言っていました。
その後抜糸を終え 今は神経を焼かれ指の半分くらい神経が無い状態です。
先生はもう一度、傷を開け神経をつなげる手術が必要だと言いますが、この完全なる医療ミスにどうしても納得が行きません。
- A233 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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神経が断裂している部位の特定が必要です。
断裂がはっきりしているなら、手を使う仕事なのですから、知覚を回復させる治療を前向きにお考えになるべきでしょう。
- Q234 相談者 ニックネーム:だだ 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:女性
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3日前に整形外科にて右腕の石灰化したしこりを摘出する手術を受けました。
しこりの大きさは約1センチです。縫合方法がまず溶ける糸で4針縫合しています。
そしてひとつひとつ玉結びされてるような縫合です。結び目は外にでてます。傷口が赤く盛り上がっている状態がつづいてて痛みももちろんありますが痒みもあります。
消毒の指示もされてませんし ガーゼ?の交換も指示されてません。
一応不安なのでガーゼは市販で買って交換してます。
色々自分なりに調べると皮膚の縫合に溶ける糸は使用しないとでてきます。
傷口がとじにくかったり感染症のリスクもあるとみました。溶ける糸を使用されるとこもきいてませんし切り口も一直線ではなくすこしいびつです。
不安で不安でしょうがないのでこの縫合方法で問題ないのか心配で他の病院でみてもらうか悩み中です。
その場合手術したての状態でも診てもらえるのでしょうか?
- A234 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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本来、創が開かないように皮下で縫縮されていれば、「皮膚の縫合」は創を閉鎖するためではなく創縁を合わせることだけが目的になります。
したがって一般的に、表皮に縫合糸痕が残らないように組織反応の小さいナイロン糸を使うことが多いのですが、どんな種類のどんな太さの縫合糸を使うか、どんな縫合法で創を閉鎖するかは、創状態を見て実際に手術の現場で術者などが判断するものなので、「溶ける糸」で「ひとつひとつ玉結びされてるような縫合」が必ずしも誤っているというわけではありません。
そのままでも特に問題はありませんが、術後4~7日で抜糸をしても問題はないので、「不安で不安でしょうがない」気持ちならば、手術をした「整形外科」あるいは「他の病院」で抜糸をしてもらえばよいでしょう。
もちろん「他の病院」」でも「「手術したての状態でも診てもらえ」ます。
- Q235 相談者 ニックネーム:あんこ 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:女性
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左手の甲(親指の付け根付近)を2ヶ所切りました。
それぞれ2針づつ縫合してるんですが、傷の距離が近かったのと傷が深かった為、皮膚を寄せて縫合したので縫合の間に皮膚の膨らみが有ります。
抜糸は14日後です。この膨らみは治るんでしょうか?
- A235 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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いずれ手指を使う様になれば「膨らみ」は解消される可能性は高いでしょうが、外傷の詳細が判らないので、本来「皮膚を寄せて縫合」する必要があったのかどうかの判断が出来ません。
主治医にご確認いただくなり、直ちに形成外科で相談なさるなりしてください。
- Q236 相談者 ニックネーム:リン 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性
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左の人差し指の表側の第一関節の爪出る辺りに陽性しこりがあることがMRIを撮ってわかりました。
いつからは定かではないですが、多分長い年数、ほぼ20年ぐらいなってると思います。
ぶつかった時がもの凄く痛みがあるのと、出て来る爪が亀裂が入りやすく、場合によってその亀裂で爪と爪の間に血が滲み出たりする時もあります。
ずっと気になっていて、ようやく1月に整形外科に行ってみたら、MRIを撮り、陽性しこりがあったからと言われました。
それを手術しないと治らないと判断し、手の専門クリニックに紹介してくれました。
とりあえず三月後半に手術の予約を入れてあります。
聞きたいことは、20年以上経ってはいるが、セラピストの仕事でもあるため、手術して二週間ぐらい休みを取ってまで必要であるか、そのままにして置くべきかが気になるどころであります。
見た目は普通です。病名も教えてください。
- A236 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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おそらくグロムス腫瘍で、放っておいても悪性化することはありません。
緩徐なスピードで徐々に大きくなることが多く、寒冷刺激などで強い痛みが出現することもあるので、
お近くに「手の専門クリニック」があるなら、治療なさった方が宜しいのではないでしょうか。
- Q237 相談者 ニックネーム:どさんこ 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:男性
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前腕骨折をし、手術でボルトを外したのですが、その3日後、部活で少しサッカーをして、その時は大丈夫だったのですが、家に帰って見ると大量ではないですが出血していました。
なかなか止まってくれません。
傷口が開いてしまったのでしょうか、それとも、血抜きの管が入ってた所の穴からでてきたのでしょうか。
- A237 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「出血」が「大量ではないですが」「なかなか止まってくれません」というのは、縫合部からの出血でしょうか。
また、「血抜きの管が入ってた所の穴から」というのは、ドレーンは縫合線の一部に設置されていたのでしょうか、縫合線から離れた部位にドレーンが挿入されていたのでしょうか。
申し訳ありませんが、「前腕骨折をし、手術でボルトを外した」という情報だけでは、ご相談の状況が想像できません。
ただし、出血があるということは血流は悪くないということですし、皮下に血腫が出来ているということではないので、最悪の状態ではないでしょう。
圧迫止血をして、お掛かりになっている整形外科を受診してください。
- Q238 相談者 ニックネーム:ももち 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:女性
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去年12月22日に会社で右手中指の第一関節の少し下の内側を機械で挟み、骨には異常ない程度(でもかなり深い状態)にえぐれてしまいました。
直ぐに近くの町医者(外科 内科 )に行き6針縫いました。次の日からなるべく手を使わないように仕事はしました。そして毎日家で絆創膏をかえるだけでよいと言われテープだけ変えました。1週間後に抜糸しました。
その間もその時も患部に少しでも当たると電気が走ったように激痛が走るほどでした。
抜糸したときも中から膿が出てギューギュー絞られました。涙が出るほど痛かったです。その後絆創膏を貼ってもらい、また1週間後に見せに来るよう言われましたが、4日たった現在その傷が開いてしまっています。
お正月明けに他の病院に行ったほうが良いでしょうか。
今は3日間位張りっぱなしでいいとゆうケアテープを貼っています。
また病院に行ったら縫い合わせるのでしょうか。とにかく痛いです。
- A238 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「患部に少しでも当たると電気が走ったように激痛が走る」とすれば神経の損傷があるかもしれませんが、創感染による痛みの可能性が高いでしょう。
「抜糸したとき」「中から膿が出」たのですから、やはり創感染は明らかで、「4日」で「傷が開いて」しまったのも頷けます。
連日の創観察および処置が必要とも考えられる状況で、お掛かりになっている病院が「1週間後に見せに来るよう」な指示を出しているとすれば、「他の病院に行」くことも検討すべきでしょう。
創感染があるので、「3日間位張りっぱなしでいいとゆうケアテープを貼って」放置してはいけません。
直ちに形成外科や手の外科を専門とする整形外科にお掛かりになってほしいところですが、連休中でそれが無理ならば、毎日水道の流水で創を洗浄した後「ケアテープを貼って」、薬局で抗生物質の内服薬と消炎鎮痛剤を買い求めて服用してください。
「お正月明けに」は、何をおいても、受診してください。
- Q239 相談者 ニックネーム:大河ママ 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性
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2ヶ月前の10月13日に指根管症候群の手術をしました。
未だに親指と人差指の痺れは取れてませんが!
気になるのが傷の場所やその付近が引きつったような感じとヒリヒリと火傷した様な痛みと熱さがあります。
主治医にも相談したのですが、術後、何ヶ月は違和感が出るからとそればかりで。
指もちゃんと動かないのにストレスで苛々します。
- A239 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「手根管症候群の手術」で手根管を開放すると正中神経の圧迫が無くなり親指から環指内側までの「痺れ」は軽減しますが、術前の神経障害が強かった場合「痺れ」の消失に時間がかかることも少なくありません。
一方、「傷の場所やその付近が引きつったような感じとヒリヒリと火傷した様な痛みと熱さ」は、切開創の創部痛と術後の手掌痛と呼ばれるもので、個人差はありますが3~6カ月程度で軽快します。
手掌痛は特に治療をしないでも軽快しますが、何もせず待つのが辛い場合は、低出力レーザーの照射や手根管付近へのステロイド注射をします。
さて、「指もちゃんと動かせないのに」という記載が気になります。
知覚過敏、知覚鈍麻、運動制限の全く異なった症状が、一般に「痺れ」と表現されます。
メールの「痺れ」が何を指すかが、はっきりしません。
つまみ動作などの指の動きに障害があったり力が入らなかったりするなら、母指球の萎縮や前腕の筋緊張があるかもしれません。
主治医からは「術後、何ヶ月は違和感が出るから」と説明があったということですが、大切なのはそれに続く言葉で、主治医に相談するときには、何故「痺れ」ているのかを質問するばかりでなく、「ストレスで苛々」するくらいの「痺れ」を少しでも軽減するにはどうすればよいか、あるいはどんな治療があるかをお尋ねになってください。
- Q240 相談者 ニックネーム:ルンバ 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性
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H27年5月8日に、左肘部管症候群の手術をしましたが、術後2週間で抜糸 翌日よりリハビリ開始 術後 1ヶ月位に
突然 左手掌に痛みと痺れ 第4.5指が屈曲出現し内服で様子を見ましたが改善されず、セカンドオピニオンに行き 筋肉が剥がれて癒着して神経を圧迫しているので酷くなるようなら早目に再手術を進められましたが、家庭の事情で H27年11月20日に、再手術をしました。傷は20cmありました。
先生は、治すための手術では無い 神経を開放する手術だと言われました。
3週間固定し今は フリーの状態です。
自己リハビリをする様に言われましたが、神経剥離をした傷の痛みと 手掌と4.5指の痛み痺れが、術前と全く変わらず、先生に聞いても、年単位だとも言われ どうして良いか分かりません。
是非 少しでも 改善方法がありましたら、良きアドバイスを頂けたらと宜しくお願い致します。
現在 リリカとメチコバール 内服しています。
- A240 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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主治医から説明を受けているでしょうが、尺骨神経の損傷のため「手掌と4.5指の痛み痺れ」が残っています。
一般的に、尺骨神経麻痺で「神経を開放する手術」をした場合、術後の痛みが無くなるまで2か月~2年程度かかることもあります。
また、術後1ヶ月なら本来「傷の痛み」は無い筈で、同部位で自発的なしびれ感があるならジセツテジアやアロディニアと呼ばれる状態かもしれませんし、現在「傷の痛み」がある部位で尺骨神経が再生しつつあるということかもしれません。
手術をしてくだった主治医は手の外科の専門医でしょうから、基本的に、術後のリハビリなどに関しても主治医の治療方針に従うべきと考えます。
以下は参考程度にお読みください。
神経麻痺の症状の回復には時間がかかるので、術後のしびれなどの症状には、様々な治療法を組み合わせて対処することになります。
「リリカ」(プレガバリン)の投与に合わせて、直線偏光近赤外線の照射なども試みてください。
また、腕神経叢ブロックや疼痛部への浸潤麻酔注射で、取り敢えず痛みは軽減するでしょう。
本来の適応ではありませんが、メキシレチン塩酸塩の投与が有効なこともあります。
「傷の痛み」が皮膚の異常知覚なら、外用麻酔薬(リドカイン軟膏など)も効果があるかもしれません。
いずれの治療も手の外科の専門医ならご存知でしょうから、根本的な治療ではないので施行するだけの意味はないという判断か、ご相談者様がご自身の症状と辛い気持ちをしっかりと伝えきれていないということではないでしょうか。
主治医と相談のうえ、ペインクリニックを受診してみてもよいかもしれません。
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