傷の悩み 無料相談

創傷治癒よくある質問

  1. 治療中や手術後の気になる状態
  1. 腕・手・指
Q1 相談者 ニックネーム:pic 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:男性

先日、缶詰で親指を切り、病院に言ったら5針縫いました。医者からはいつ、抜糸とかは言われず、こちらから聞いたら10日から二週間と言われましたが1週間経った今でも抜糸の話しがありませ。仕事はスーパーの仕事で忙しい時期でもあり、抜糸しないと製造に入れないため、困っています。やはり、傷口は14日はかかるのでしょうか?

A1 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
指先の切創は、1週間以上経過してから抜糸するのが通常ですし、2週間後に抜糸ということも少なくありません。
創が閉鎖していれば抜糸は可能ですが、手指は角質が厚いため、真皮層や表皮が閉鎖しても、抜糸後もアカギレのように開いて見えることも有り得ます。
抜糸後も表皮の引っ掛かりが無くなるまで2週間ほど創部の保護が必要かもしれません。
抜糸しないと製造に入れないのは職場の修行規則なのでしょうが、縫合糸が残っていることだけが問題なら、早期に抜糸して、縫合糸の代わりにサージカルテープなどで創を閉鎖したまま固定し手袋をして製造作業に入ることは可能です。
Q2 相談者 ニックネーム:ゆき 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:女性

刃渡り1.5センチほどのアートナイフで左手掌側、親指の付け根から掌側に2センチくらいのところを刺してしまいました。近くの外科で縫合してもらい、抜糸まで済みました。縫合の際に先生に刺した先の親指の外側半分の感覚がないことと、ビリビリする痛みがあることを伝えました。これは治るかもしれないし、治らないかもしれないと言われました。顕微鏡手術でつなげることはできないか聞いたら、それは無理だと言われました。今も触ると感覚はないのですが、痺れのような痛みがあります。親指の腹側に感覚がないので日常生活や楽器の演奏にとても支障があります。手術は難しいのでしょうか。

A2 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
正中神経末梢の掌側指神経の損傷でしょう。
知覚神経末梢は徐々に伸びて、知覚鈍麻は解消します。
神経回復の補助として、ビタミン薬や疼痛コントロールのための鎮痛薬が有効なことも少なくないので、手外科を標榜する整形外科を受診してください。
Q3 相談者 ニックネーム:MCさん 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:女性

指をドアに挟まり第一関節までの肉のみがちぎれ取れてしまい緊急入院12日間しました。
まだ不安定ではあったのですが退院日は雨で自宅療養する為に食材など買いに久しぶりにたくさん歩きました。
傷を毎日自分で洗うようにしていくのですが、以前よりも縫い目境目が黒くなってるような感じがしています。
指先はしろかったりピンクだったりなのですが黒っぽい部分は死にかけているのでしょうか?それとも血液の塊なのでしょうか。
普段は手をひたすら上に上げて血流が良くならないようにしています。
昨日退院して今なので通院が次は来週になります。様子を毎日見ておいた方が良いのでしょうか

A3 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「縫い目境目」の「黒っぽい部分」は壊死して脱落する組織です。
受傷後「12日」経過して「退院」して「毎日自分で洗うように」に指導されたなら、「黒くなってる」範囲がさらに広がることは無いでしょう。
特別な事情があっての早期退院だとか毎日通院を指示されているのでなければ、安静を保つ必要や毎日診察が必要な状態ではなくなったから「退院」と判断されたということです。
「様子を毎日見ておいた方が良い」という条件は無いということでしょう。
「次」の「通院」の際に、主治医に、日常生活で制限すべき行動はあるのか、身体や創状態がどんな様子だったら直ちに受診すべきかを、具体的にお尋ねになれば不安は解消できるのではないでしょうか。
Q4 相談者 ニックネーム:心配性 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性

2月後半に右手小指第二関節を剥離骨折し、治療とリハビリを続けていますが、第二関節が曲がったまま伸びなくなりました。曲げるのも、第一第二関節は通常の可動域の半分ほどでグーをしても小指が手のひらにつきません。曲げた時の痛みやつっぱりも続いています。現在は自宅でのアイシング、温冷水の交代浴、病院でのリハビリを行なっています。手術をしないと第二関節の拘縮はもどりませんか?痛みやつっぱりは徐々に消えますが?稀に痛みが治らないことがあるとリハビリの方に言われて、不安になりました。

A4 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「小指第二関節」(小指PIP関節)の「剥離骨折」で、「第一」「関節」(DIP関節)の屈曲制限は起きません。
したがって、「第一」および「第二関節は通常の可動域の半分ほど」しか曲がらないのは、長期に固定されていたためと考えられます。
また、「第二関節が曲がったまま伸び」ないのは、リハビリが足りないことが原因でしょう。
動かせるようになれば、「痛みやつっぱり」は軽減します。
レントゲン写真でPIP関節およびDIP関節の異常が無いなら、「リハビリ」は「病院」だけでなく、自宅で自身で行う「リハビリ」を主として行ってください。
一般的に、「小指」を使わなくとも通常の日常生活を送ることは可能なため、「リハビリ」だけでなく、普段から意識して手指を使わなければ動くようにはなりません。
自宅での「リハビリ」方法の指導を受けて、積極的に実践してください。
短時間ずつでもよいので、毎日、ご自宅で「小指」を伸ばすための工夫が必要です。
テレビを見るときなど数十分から1時間程度でよいので、座布団を敷いて手のひら側をお尻に沿わせるようにして座ってください。
「小指」がお尻の丸みに沿う程度まで伸びるようになったら、手の甲側を上にしてその上に座るようにしてください。
「第二関節」が伸びるようになったら、座布団を敷かずに手の甲を上にして、その上に座ります。
極端な無理は避けるにしても、時間の経過を待つだけでは手指は動くようにはならないことをご認識ください。
Q5 相談者 ニックネーム:こば 患者様(相談対象者) 年齢:50代後半 性別:女性

2022年8月右手中指亀裂骨折後にバネ指発症、2回注射治療したものの痛み等完全にはとれず経過観察。同年12月右手薬指亀裂骨折及び靭帯損傷後バネ指発症、同じく2回注射治療したが痛みと稼働困難とれず。治療中中指バネ指悪化、付け根にガングリオン見つかる。同時に中指、薬指、小指の伸筋腱脱臼併発。脱臼に関しては痛みなく支障があまり無い為手術はせず経過観察。2023年7月中指ガングリオン除去手術、薬指バネ指手術。術後3ヶ月程は腫れと痛み、指の曲げ伸ばしの困難があったが徐々に回復。時折手を使いすぎると腫れが出たが痛み等はなく1日程度で治まる。その後日常生活に何も支障がなかったが、2024年5月初め頃より少しの腫れと鈍痛(特に中指)が続いている。曲げ伸ばしは今のところひっかかりはない。術後の後遺症なのか?バネ指再発なのか?それとも脱臼からくる痛みなのか?教えて下さい。

A5 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
申し訳ありませんが、頂いた情報だけでは「少しの腫れと鈍痛(特に中指)が続いている」原因を推測することは出来ません。
一旦「日常生活に何も支障が」ないくらいまで回復しているのですから、「2024年5月初め頃より少しの腫れと鈍痛(特に中指)が続いている」のは「術後の後遺症」ではないでしょう。
「バネ指」は屈筋腱あるいは腱鞘の肥厚によって生じます。
3本の指の同時腱脱臼なら、強い外力や繰り返しの負荷があったのでしょう。
「バネ指」も「脱臼」も原因ではなく結果なので、それらの症状を引き起こす原因や基礎疾患が無いか手外科を標榜する整形外科で精査してください。
Q6 相談者 ニックネーム:寝坊して焦ってしまった人 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性

先日自宅のシャッターを開ける際、手が滑り手根部をに裂けるような切り傷を負いました。
シャッターが錆びていたため、すぐに病院に行き処置をしてもらったのですが、
最初に流水で流す際に皮膚をきちんともとの位置にできず、病院は整形外科にかかったためあまりきちんと処置してもらえなかったのか、一部えぐれたような傷の部分で上皮のない部分ができてしまっています。(パズルのように上皮をきちんとくっつけられず、隙間のように空いている部分がある)ほかの部分の皮膚の下にその部分の上皮が挟まってくっついてしまっているので、これを流血してでもはがして元の位置に戻すほうが直りが早いのか?また、跡が残らないのか?など考えています。

A6 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
申し訳ありませんが、診察をしなければ明確なアドバイスは出来ません。
頂いた情報だけで判断すると、そのまま上皮化を完了させ、瘢痕が残った際に瘢痕の修正を検討した方がよいのではないかと考えます。
直ちに形成外科を受診してご相談なさってください。
Q7 相談者 ニックネーム:くりりん 患者様(相談対象者) 年齢:60代前半 性別:男性

ゴミ収集中ゴミ収集車の回転盤に右手甲が捲かれ皮膚が損傷。右手背デグロービング損傷にて、縫合手術を受けた。2週間後に抜糸。約1カ月後に治療終了と言われ通院終了。その後2週間近くたつけど、手、指の腫れと痛みがあり、指がうまく動かなくグーができない状態で、まだ仕事に復帰できません。このまま痛みや腫れがひくのを待つしかないのでしょうか?指が動くようにリハビリ的なことをしているけど、なかなか動くようになりません。

A7 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「治療終了と言われ」たなら腱や神経の損傷は無かったのでしょうから、「痛みや腫れがひくのを待つしかない」のですが、手指を動かすリハビリをなさった方がよいでしょうし、リハビリの仕方を指導して貰った方がよいと考えます。
手外科を標榜する整形外科でご相談なさってください。
Q8 相談者 ニックネーム:M 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性

左手、中指・薬指・小指の第二関節に膨らみがあります。(見た目はブシャール結節)
痛みや動かしにくさなどは全くありません。
地元の整形外科さんにてレントゲンをとってもらいましたが、骨の変形などはとくにみられませんでした。
生まれつきかは分かりませんが、15歳のときには既にそうなっていたと思います。
見た目にすごく悩んでいるのですが、改善策などはないのでしょうか?

A8 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
片側性、局所的であることから、遺伝子異常は否定的ではないでしょうか。
原因は過去の外傷や習慣性刺激の可能性が高いと考えます。
骨の変形などはとくにみられなかったということですが、右手指との左右差も無かったということでしょうか(左右の比較が重要です)。
15歳以前あるいは15歳ころに左手だけで重いものを持つ習慣が無かったか、同部位を擦るような動作を繰り返すことが無かったかを思い返してみてください。
ご報告通り指骨の変形も左右差も無く、関節面の異常も無いなら、動かしにくさは生じません。
骨の変形が無くPIP関節付近の軟部組織が肥厚しているだけなら、ステロイド剤の注射や軟部組織切除の適応があるかもしれません。
申し訳ありませんが、診察や検査をしなければ詳細が把握できないため、具体的な診断も治療法の提案も出来ません。
形成外科を受診してご相談なさってください。
Q9 相談者 ニックネーム:tm 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性

仕事中、カッターで手首を切ってしまい、一針塗ったのですが、3日くらいしてから時々、小指が痺れます。
抜糸は4日後なんですが、すぐに病院に行った方がいいですか?

A9 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
切創による神経切断があれば、受傷時点から症状が発症するのが通常です。
すなわち、外傷の場合、受傷から「3日くらいしてから」神経症状が出ることは一般的ではないのですが、数日してから症状が出始めることもあります。
また、外傷の神経損傷ではなく、「手首」の創処置で知覚神経を圧迫しているのかもしれません。
頂いた情報だけでは切創の部位も深さも把握できませんし、「時々」の頻度もどんな時にどの程度の「痺れ」があるのかも把握できないため、原因の推測も困難です。
「4日後」の「抜糸」の際に担当医にご相談ください。
Q10 相談者 ニックネーム:心配性 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性

1か月半前に右手小指の第一関節を剥離骨折しました。第二関節を曲げた形で数週間固定し、固定を外したところ第一関節と第二関節が曲がらなくなっていました。第一関節は全く動かず、第二関節は多少曲がりますが痛みがまだあり、拘縮しているようです。医師からは痛くてもどんどん動かすように言われましたが、曲がらないかもねと言われてしまいました。リハビリは週に一度、あとは自分でとにかく動かすように言われましたが、固定を外して4日目、第一関節、第二関節とも外した時の角度以上には曲がる様子がありません。曲がらないかもね、というのはこのまま一生固まったまま曲がらないかも、という意味でしょうか。

A10 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「第二関節」を動かす浅指屈筋腱の損傷は無いはずですから、「第二関節が曲がらなくなって」いるのは「第二関節を曲げた形で数週間固定」していたための一時的な症状です。
「右手小指の第一関節を剥離骨折」して「第二関節を曲げた形で数週間固定」しても、「一生固まったまま」「第一関節と第二関節が曲がらなく」なることはありません。
「曲がらないかもねと言われ」たのは、今すぐに曲げることは出来ないはずですがリハビリをしていただければ曲がるようになりますという意味と推測します。
「医師からは痛くてもどんどん動かすように言われ」ているのですから、骨折片の骨癒合は完了しているので、指示通り「自分でとにかく動かすように」していただくとよいでしょう。

「右小指」深指屈筋腱付着部の関節内「剥離骨折」と推測します。
「第一関節、第二関節とも」他動的に動かそうとしても可動域制限があるのか、他動的な可動域制限はなく自身で伸展は出来るが屈曲に制限があるのか、自身では伸展も屈曲も出来ないのか、また、どの部位にどの動作のときに「痛みがまだ」あるのか等々、頂いた情報だけでは詳細が把握できません。
今回ご相談いただいた不安な点は、担当の「医師」や「リハビリ」を受け持つ理学療法士にお尋ねになれば、明確な回答があるはずです。
理学療法士にご確認いただけば、自宅での「リハビリ」方法も具体的にアドバイスしてくれるでしょう。

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