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創傷治癒よくある質問

  1. 甲状腺手術
  1. 首・肩
Q11 相談者 ニックネーム:Mほうじ茶ラテ  患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性

9月末に甲状腺の摘出手術をしました。
予後は良く、体調もとくに問題はありません。
ただ、傷口の回復が他の方より遅く、3か月近くたっても赤みがあります。
検診で訴えても「体質だから…」のみ。皮膚科にもかかりましたが、回答は変わらなかったので、半ば諦めています。
体質だから治らないのか…と思っていた矢先、赤みがあっても痒みは無かったのですが、急に痒みが出始め、赤みが酷くなってきました。
これはケロイドになる兆候でしょうか?
病院にかかっても体質だから…と言われるならお金の無駄ですし、一度ご相談をと思ってメールしました。
やはり、傷跡は体質で諦めるしかないですか?
今は処方されたリドメックスを塗ってますが、あまり変わりません。
傷跡のことで悩むなら手術しなきゃ良かったと後悔する日々です…

A11 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
ケロイドか肥厚性瘢痕かメールでは判断できませんが、「体質」であったとしても治療は出来るので「諦める」必要はありません。
ただし、「3か月近くたっても赤みが」あるのは特別異常な状況では無いので、もし貴方が「何故こうなったんでしょうか」と質問をなさったなら、「体質だから」と回答されたのも頷けます。
「甲状腺の摘出手術」をしてくだった先生も「皮膚科」の先生も瘢痕の専門ではないのでしょうから、レーザーや瘢痕形成術の適応を検討するため形成外科を受診して相談してください。
Q12 相談者 ニックネーム:さむ 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:女性

妻が、昨年の7月に甲状腺摘出手術を受けました。
その際首に横幅10センチ程度のメスが入り、今まで自然治癒力を期待して様子を見守ってきました。
しかし、もう間もなく1年が経過しようとしているにも関わらず、傷の赤身はひかず、傷口がもりあがったような状態になってしまっています。
もともと、ピアス跡が盛り上がっていたことから、担当医にはケロイドになる可能性は秘めていると言われていたものの、まだ33歳という年齢を考えると何とか治療できないか、という思いでいっぱいです。
現在は、コンシーラー(ファンデーションのようなもの)を塗り、できる限り肌色に近い状態にしてはいますが、皮膚の盛り上がりもあるため隠しきることはできず、本
人は相当なストレスを抱えています。
少しでも効果がありそうなことであれば、チャレンジしてみたいとかんがえていますが何かいい治療法はないでしょうか。

A12 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「ケロイド」なのか肥厚性瘢痕なのかメール内容だけでは判断できませんが、形成外科を受診していただければ治療可能です。

瘢痕の状況によってさまざまな治療法があるので、治療するかどうかは治療内容を理解したうえでゆっくりと検討することにして、まずは複数の形成外科でどんな治療法があるかをお聴きになってみてはいかがでしょう。

瘢痕あるいはケロイドの治療は、形成外科領域においては最も基本的であり、一方で最も究極的な治療なので、形成外科専門医ならばあらゆる治療法に精通しているがそれぞれの形成外科医で勧める治療方針は異なるかもしれません。
焦ることなく、最も信頼できるとお感じになった形成外科医を主治医として、一緒に考えて治療方針を決定してください。
Q13 相談者 ニックネーム:あっくん 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性

昨年1月中旬に甲状腺全摘手術を受け、その際、声帯麻痺を起こしカニューレを使用しておりました。
その後、カニューレを外すことができたのですがその傷痕がひきつれがひどく、飲み込む時などに傷痕が上部に3~4cmほど動きます。
手術を受けた病院の形成外科を受診しましたが、MRI検査の結果、気管とくっついてるので手術はすすめませんが、どうしてもと言われるのであれば行いますと担当医から言われました。
このような場合、どうすればよろしいですか?

A13 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
診察をしていないので、言い切ることはできませんが、手術可能と考えます。
気管壁に欠損が無いならば、癒着を剥がすだけか瘢痕切除で、「傷痕」の「ひきつれ」が解消されます。
気管壁の欠損があるなら、気管と癒着した瘢痕を残したままでその上を脂肪弁で覆う方法や、気管の穴を塞ぐ瘢痕を外した後に耳介軟骨などを使って穴を塞ぎその上を脂肪弁で覆えばよいのではないでしょうか。

手術法は一つではありません。
どんな手術法が良いか、「手術を受けた病院の形成外科」の「担当医」と話し合うか、他の形成外科でセカンドオピニオンをお求めになることをお勧めします。
Q14 相談者 ニックネーム:BRF 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:男性

今月2日に甲状腺切除術を受け、6日に退院しました。現在術後14日目です。
退院の翌日から創部の内部が全体的に瘤のようにだんだん盛り上がってきて、わずかに下がったり上がったりをくり返しながら、現在でも平常時の平らな状態から高さで言うと1cmくらい高い状態になっています。
ドレンからの出血も止まったので退院したわけですが、この盛り上がりは内部で残りの出血があったのか、それとも傷回復の一過程としての皮膚の反応なのか、どちらが考えられるでしょうか?
もし、前者の場合、内部の血腫が固まって回復不能になることはありえるのでしょうか? 
手術後の1回目の診察までまだ2週間あるのですが、主治医に電話して早く診てもらった方がいいのか迷っています。

A14 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
術後5日目から「瘤のようにだんだん盛り上がってきて」いるのは、「傷回復の一過程としての皮膚の反応」とは考えられません。
血腫は一度固まった場合でも再度吸引可能なほどに軟らかくなるのが一般的なので、「回復不能」ということはありません。

感染を起こして膿瘍が出来ているなら熱発があるでしょうが、膿瘍が小さく限局しているので自覚症状が無いとも考えられます。

万一のことを考えて、予定の診察日を待たず受診した方がよいでしょう。

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