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創傷治癒よくある質問

  1. 頭皮の傷跡・傷によるはげ
  1. 頭部
Q1 相談者 ニックネーム:うっかり 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:男性

仕事中でお辞儀をした際に、金属の小さな突起物に頭を打ってしまい、たんこぶほどではないですが、小さく赤く膨れて、じんやりと血が出る状態になってしまいました。
この部分から髪の毛が生えなくなってしまわないか不安です。
瘢痕性脱毛症はどの程度の怪我から発症するものなのでしょうか。

A1 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
創の治癒過程において、皮膚および皮下組織の欠損部を瘢痕組織が埋めた状態が瘢痕です。
瘢痕には毛根組織が存在しないため、「瘢痕性脱毛症」が生じます。
「小さく赤く膨れて、じんやりと血が出る状態」ならば、表皮の挫創から血が滲んでいるだけでしょうから、「髪の毛が生えなくなって」しまうことはないでしょう。
Q2 相談者 ニックネーム:スヌーピー 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:男性

2ヶ月前ごろに車とぶつかり後頭部をうち出血はないものの大きなたんこぶができました、腫れが引き事故から1ヶ月がにぶつけた部分の毛が無くなってるのに気づきました、そのまた1ヶ月後には毛が無くなった範囲が倍近くまで広がってました、これはまた生えてくるものでしょうか?それとも瘢痕性でしょうか?

A2 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
急に「大きなたんこぶ」が出来たことにより、頭皮が引き延ばされて毛根を栄養する血管が潰れ、血流が悪くなったために、ショックロスと言われるような一時的な脱毛が起きたのかもしれません。
特に治療をしなくとも、3か月経過した頃から、再度発毛することが少なくありません。
また、脱毛「範囲が」「広がって」いるなら、自己免疫による円形脱毛症も完全には否定できません。
頭髪専門クリニックや皮膚科あるいは形成外科などを受診して、ご相談なさってください。
Q3 相談者 ニックネーム:あちゃ 患者様(相談対象者) 年齢:8歳 性別:男性

息子は頭部(生え際から頭頂部に向かって)に楕円形に6.5✖️5センチくらいの先天性色素性母斑があり、定期的に皮膚科を受診しています。最近、大きさが微妙だから医師より切除を考えるようにとお話がありました。頭部の場合、エキスパンダーの使用や分解切除となる可能性が高いと聞きましたが、エキスパンダーを使用した場合、皮膚が伸びた分、毛量は減るかもしれないけど毛は残る、というイメージで良いでしょうか?また、頭部は進展性が低いとのことですが、必ずエキスパンダーを使用するものなのでしょうか?

A3 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
頭部色素性母斑の切除は、将来的に瘢痕禿髪を残さないための工夫が必要です。
多くの場合、幅広い母斑を一度で切除できないため、何回かに分けて切除し、縫い縮めます。
切除術の間隔は半年以上開けて、瘢痕と瘢痕周囲の皮膚が柔らかくなってから次の手術を行います。
最後の回の手術で1本の線状に縫縮したり、皮弁法を使ったりして、最終的に瘢痕が目立ちにくくなるように工夫しながら手術を計画します。
分割切除法は、一度では取り切れない母斑の切除が可能なうえ、一度で切除するよりも縫合線を短くできるため整容的にも優れています。
分割切除法では2回目、3回目の切除と回数を重ねるにつれ縫合線にかかる緊張が強くなるため、ティッシュエキスパンダーを皮膚の下に入れて日数をかけて徐々に膨らませて皮膚を伸ばし、伸ばした皮膚を皮弁として利用して母斑切除部分をカバーするのがティッシュエキスパンダー法です。
整容的には優れた方法ですが、ティッシュエキスパンダーを膨らますのに日数が必要なため定期的な通院が必要ですし、ティッシュエキスパンダー挿入期間の管理も必要です。
ティッシュエキスパンダーで伸展した頭皮の毛髪密度は減りますが、通常、術後に髪の薄さが気になる程にはなりません。
母斑の部位と形にと面積により、手術法やデザインは異なるので、形成外科を受診して、担当の医師と納得いくまでよくご相談なさってください。
Q4 相談者 ニックネーム:ししししし 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:男性

2年前に右前頭部の脂腺母斑(2×3cmほど)を取る手術をして縫って貰いました。その後1年ぐらい経過したところから脂腺母斑のあったところではなくその後ろ側の頭皮が引っ張られている感覚が強くなり、毛量が減っている気がしてAGAクリニックに通いミノキシジルとフィナステリドを処方して貰いました。ただ処方箋で毛量が増えたという気はせず、寧ろ以前より引っ張られている感じが強くなっており、該当箇所をみたところ毛髪の本数が明らかに少なくなっており、大きな分け目のようにハゲているのに気づきました。またその周辺は特に白髪が多くなっています。このような症状を治す、もしくは回復に向かわせるにはどのような施術を施せばよいのでしょうか?

A4 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「右前頭部の脂腺母斑」を「取る手術」と、「その後ろ側」の「毛量が減っている」症状は関係ありません。
先に「引っ張られている感覚」があり「毛量が減って」、数週か数か月か明確ではありませんが暫く時間が経過してから「該当箇所をみたところ」「毛髪の本数が明らかに少なくなっており」、「周辺は特に白髪が多くなって」いたという状況から推測される診断は、円形脱毛症で既に治癒過程ということです。
円形脱毛症の典型的な症状は、痒みや突っ張る感じなどの前駆症状があって頭髪の一部が短期間に脱落した後に、2か月程度の期間をおいて発毛が始まりますが、その多くは「白髪」が生え始め徐々に黒い髪に戻ります。
円形脱毛症でも「ミノキシジル」は発毛し始めた髪の毛の伸長を促進しますが、「フィナステリド」は円形脱毛症には効果はありません。
既に円形脱毛症の治癒に向かう期間に入っているので、急いで受診する必要は無さそうですが、ご心配ならば、皮膚科でご相談なさってください。
ただし、円形脱毛症は自己免疫疾患のため今のところ決定的な治療法は無いので、効果的とは言い切れない古典的な治療法しか提供できていない皮膚科も少なくないことは前もってご承知おきください。
Q5 相談者 ニックネーム:て 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:男性

ブレイクダンスの頭で回るベッドスピンを高校生の頃から今まで14年ほど続けています。
1年前から頭頂部の毛が短く薄くなってきていることに気がつき、皮膚科に行ってナジフロキサシンを処方され3ヶ月使用を続けています。
今のところ効果は見られずこのまま薄くなってしまうのではないかと不安です。
何か他にいい治療はないでしょうか?

A5 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
ニューキノロン系抗菌薬は毛嚢炎などの治療に有効ですが、発毛「効果」はありません。
「皮膚科」では、毛嚢炎に伴う脱毛と診断したのかもしれません。
診察をしなければ診断が出来ないのですが、薄毛の原因に関わらず、発毛を求めるなら、ミノキシジル外用薬をお選びになるとよいでしょう。
「頭頂部の毛が短く薄くなってきている」原因が「ブレイクダンスの頭で回るベッドスピン」ではなく男性型脱毛症(AGA)なら、フィナステリドやデュタステリドの服用でAGAの進行を抑制することが可能です。
Q6 相談者 ニックネーム:やまだ 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:男性

FUE法による植毛の傷跡(後頭部の白い斑点)はレーザー治療等で改善することは可能なのでしょうか?

A6 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
毛根のくり抜き創から形成された成熟瘢痕の白さなので、今のところ「改善する」治療法はありません。
Q7 相談者 ニックネーム:なみ 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:女性

二週間ほど前に医療脱毛で、1.5×1.5cmくらいのサイズで髪の生え際に火傷をおわされ毛が生えてこない状況になりました。

A7 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「医療脱毛」の施術から「二週間ほど」経過しているので、表皮に異常は残っていないでしょう。
一時的な脱毛で、3か月程度の期間を置いて再度発毛する可能性があります。
施術をした病院あるいは他の形成外科で経過を診て貰ってください。
発毛の外用薬を塗布しても構わないことを確認して貰い、5%ミノキシジル外用薬をお使いになるとよいでしょう。
Q8 相談者 ニックネーム:りゅん 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性

10年前に髪の毛をクリップでまとめてたのですがクリップが物に引っ掛かり後頭部がハゲてしまいました。その後大きくなり始めて毛根もなく2センチ×4センチのハゲになりました。
治療法は有りますか?

A8 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
40歳代で「クリップが物に引っ掛かり」牽引性抜毛が生じ瘢痕性禿髪になったとしても、「その後大きく」なることはありません。
「後頭部」に小さな「ハゲ」が出来て「その後大きくなり始めて」「毛根も」ない「ハゲに」なったなら、円形脱毛症の可能性が高いでしょう。
皮膚科を受診してご相談なさってください。
治療法の選択に、日本皮膚科学会の円形脱毛症診療ガイドラインを参考にしてください。
Q9 相談者 ニックネーム:かな 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:男性

双子妊娠の際に双胎間輸血症候群ということでレーザー治療をおこなった際に頭皮を体内で火傷を負ったと思います。頭部の一部が髪が生えてこない状況で18歳となりました。
7歳になる際に一度、形成外科で頭皮を伸ばす手術を行っております。範囲が広範囲のだったため一度で完了できず2.3回必要ということで手術を見送っておりました。
子供心として不安と怖さから追加手術は行っておりません。
今回、成人を迎えたことで社会にでることも考え何か新しい技術など方法があるのか知りたく相談させていただきました。

A9 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
頭皮は伸展しにくいため、瘢痕を単純に切除縫縮しても、数か月のうちに縫合線の瘢痕が広がって手術前と同じように幅の広い瘢痕が形成されてしまいます。
したがって、禿髪瘢痕の部位や面積にもよりますが、局所皮弁やティッシュエキスパンダーなど特殊な手術法を選択します。
部分ウィッグもかなり進化して使いやすくなっていますが、自身の頭髪にこだわるなら、瘢痕部へ自毛植毛をする方法もあります。
瘢痕への自毛植毛は、健常頭皮に比べやや生着率が劣る可能性があるので、数回に分けて行うことになります。
形成外科および自毛植毛専門クリニックでご相談なさってください。
Q10 相談者 ニックネーム:ぼはん 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:男性

およそ1.5ヶ月前に脂腺母斑の除去手術を形成外科で行いました。
場所は、右後頭部で大きさは縦方向3.5cm、横方向2.5cm。
切除は縦方向に切り、縫合は糸と医療用ホチキスとなりました。
術後1週間ほどで抜糸、その後数回に分けてホチキスを取り外しました。
腫れも痛みもなく経過は良好でホチキスを全て取り外しましたが、しばらくしてから縫合の跡から毛が抜けてしまいました。
現在は元々あった脂腺母斑より一回り小さいくらいのハゲになっています。
メスの跡、縦方向にハゲるのは覚悟していましたが、横方向にハゲるとは…
この部分にはもう髪の毛は生えてこないのでしょうか?
数ヶ月すれば生えてくるのでしょうか?

A10 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
瘢痕が幅広くなっているなら、瘢痕組織には毛根は存在しないので発毛はしません。
縫合線の瘢痕は細い線状のままで瘢痕の周辺の健常頭皮から毛が抜けているなら、一時的な血流低下による脱毛の可能性があり、術後3か月から6か月程度で発毛します。
後頭部は皮膚が伸びにくいため縫縮後の瘢痕が幅広くなって瘢痕禿髪が起きやすいということを、形成外科医は十分に承知しています。
形成外科におかかりになったなら、術後の瘢痕が目立たなくなるよう治療計画を練ったうえで手術をしたでしょうから、引き続き、瘢痕が気にならなくなるまで定期的に形成外科で診て貰い、気になることは全てお尋ねになり、適時適当なアドバイスを求めてください。

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