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創傷治癒よくある質問

  1. 粉瘤・嚢胞・いぼ・こぶなど
Q11 相談者 ニックネーム:いわっち 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:女性

顎のニキビのような吹き出物が悪化し、2年半程前から青黒く大きくなってきており、気になって皮膚科を受診したところ海綿状血管腫と言われました。
海綿状血管腫といっても様々なケースがあるので、病理検査をしてから、レーザー治療もしくは形成外科での切除手術になりそうです。
種類によってはレーザー治療をしても再発する可能性があるとのことで、それなら切除手術でしっかり治したいのですが、やはり顔ですのであまりお勧めはしないと言われました。
七ミリの幹部を切除するのに二センチ程の傷跡が出来るそうですが、年数と共に傷跡は目立たなくなりますか。

A11 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「海綿状血管腫」が表皮、真皮、脂肪層、筋層、骨膜、骨などいずれの組織に存在するかで、治療方針は異なります。
「レーザー治療」でも「切除手術」でも治療法に関わらず、血管腫の残存があったり、血管腫に血液を供給する流入血管を処理できなかったりすれば、「再発する可能性が」あります。

「切除手術」した場合、血管腫の全体像を確認して摘出する必要があるので、表皮に見えている血管腫の大きさの割に創が大きくなるかもしれません。
術前に、血管腫の広がりを造影レントゲンやMRIで確認した方がよい場合もあります。
もちろん、「年数と共に傷跡は目立たなくなります」が、創の方向、切除する組織の大きさ、表皮の切除面積などによって瘢痕の状況は異なるので、お掛かりになった「皮膚科」ではなく、実際に手術をする「形成外科」を受診して話を訊いてください。
Q12 相談者 ニックネーム:あきこ 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性

形成外科で顔のイボを切除して6日目です。まだ抜糸はしていません。
1ヶ所根が深く、えぐって穴が開いている状態でした。引き寄せて縫うよりも軟膏で皮膚を盛り上げた方が後が綺麗になると言われ、でも縫合はしています。
術後ケアの指示ですが、翌日から傷口をよく洗って処方されたアクトシン軟膏3%を塗り絆創膏等で保護するようにとの事。保湿が大事なので朝と夜、必要に応じて昼も。との事でした。
皮膚が盛り上がりだいぶ傷口も塞がっているようですが、縫合の糸も一部埋まってきてしまい…
抜糸はスケジュールの都合上、術後12日目の予定です。
仮に埋まってしまったとして抜糸はどーなりますか? 埋まってしまって一部糸が残っても平気なのでしょうか…黒いナイロン糸なので溶けるものではないと思います。

A12 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
完全に「埋まって」しまうことは無いので、「抜糸」は可能です。
「えぐって穴が開いている状態」で「引き寄せて縫うよりも軟膏で皮膚を盛り上げた方が後が綺麗になると言われ、でも縫合はして」いるならば、表皮縫合ではなく、皮下の真皮層を寄せているのでしょうから、主治医は縫合糸が肉芽である程度埋まることを前提に手術をしているものと考えます。
おそらく、わざわざ「黒いナイロン糸」を使っているのは、抜糸の際に見つけ易いようにするためでしょう。

治療を医師任せにすることなく治療計画を立てる際に
ご自身も参画する意識をお持ちいただきたいので、以下、厳しいことを書きますがお許しください。

ご質問の内容は、本来、主治医にご確認いただくものです。
美容的意味を持つ手術の経過に関する質問は、一般論でお答えするには適していません。

どんなご事情があるかは存じ上げませんが、メールでご相談いただくだけでは、「スケジュールの都合上」という言葉から何よりもスケジュールを第一優先しなくてはいけないと判断するしかありませんので、はっきりお答えするとすれば、縫合糸が埋まって抜糸に多少てこずっても我慢してくださいと回答するしかありません。

今回のご相談の中で、特に整容的なことをお申し出になっているわけではないのですが、少しでも目立たない瘢痕にしたいとお考えなら、治療前にご自身が何を重要視するかを主治医にお伝えになるべきですし、術後も自宅での処置法を指示して貰うだけでなく、どんなふうになったら再診予定日前でも受診しなければいけないのかなどを確認するようにしてください。
Q13 相談者 ニックネーム:かおる 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性

2年前に顎にできた粉瘤ができ手術してとりました。その時にできた傷にドッグイヤーがあり盛り上がりが気になってました。
今年のGWに顎にできたドッグイヤーの傷跡修正の手術を形成外科でしてもらい、いま傷跡の経過を見ているところです。
約2ヶ月が過ぎたのですが、あいかわらず盛り上がりが気になります。
硬さもあるので、時間の経過で良くなると信じているのですが、なかなか目に見える変化もなく悩んでいます。
1年はみないと、盛り上がりは平らにはならないのでしょうか?
顔なので1日でも早く良くなりたいです。時間の経過で良くなるのでしょうか?
1ヶ月が過ぎて茶色いテープは外していいと言われいまは外しています。

A13 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「顎」の皮膚はそれほど大きな動きのある部位ではないので、
「ドッグイヤー」の「盛り上がり」であれば、時間の経過を待ってもあまり「平らに
は」なりません。
真皮層をしっかりと寄せて縫合したために「盛り上がり」が出来ているなら、
6か月までにかなり目立たなくなると考えられます。
手術をした形成外科で不安をお伝えになって、
現在の状態、今後の見通しを説明してもらってください。
Q14 相談者 ニックネーム:たけ 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:女性

1年1カ月前にCO2レーザーで2mm程度のイボを除去しました。場所は目と目の間です。
薄茶色の跡が消えず、非常に悩んでおります。
施術後、何度か複数の皮膚科を受診しましたが、CO2レーザーは深く削られると跡が残りやすい、消えないだろう、薬を塗っても効果はあまりない、などと先生からコメントをもらうだけです。
(多くの先生が自分の所で施術したのかまず確認し、他の皮膚科で行った旨を伝えると、患部を良く見てもくれません)
先生のコメントの通りで、周りの肌と同じ色にならないものなのでしょうか。
ネットで調べると、時間が経てば赤みや茶色みは薄くなると記載が多くありますので、今まで様子を見ていましたが、私の場所はもう1年以上です。諦めるしかないのでしょうか。
もし少しでも良くなる軟膏などありましたら、教示ください。

A14 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「薄茶色の跡」というのは、凹みのない「茶色み」ですか?
凹みならば、アブレージョン、フラクショナルレーザー、フィラー注入、脂肪移植、成長因子注射などの治療が考えられます。
色素沈着なら、レーザーと美白剤を試す価値はあります。
「皮膚科」は皮膚病を診る病院ですので、皮膚病でない外傷性瘢痕の凹みや色素沈着は専門ではなく、「患部を良く見てもくれ」ないということもあるのかもしれません。
形成外科あるいは美容外科、美容皮膚科を受診してください。
Q15 相談者 ニックネーム:ツボ 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:女性

お聞きしたいのは私の状態で手術を受けられるかどうかです。
19歳の時粉瘤を皮膚科で切除手術、21歳で取り残し?を形成外科で再手術。法令線のすぐ内側、鼻と唇の間に手術跡1.5センチ。今は赤み、笑うと傷口に沿って線を引いたようにしわ?が出る。

出来るなら目立たなくする手術を受けたいが四年たっても赤み、かゆみが頻繁にある。21歳の時はアレルギーの影響と言われた。小児からアトピー持ち。傷まわりには症状無し。果たしてこの状態で手術は出来るのでしょうか? また傷は目立たなくなるのか?
粉瘤はよくある盛り上がったものでなくべちゃっとつぶれた感じでした。

A15 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「赤み」には、ロングパルスYAGレーザーなどの治療が有効ですし、同時に、「傷」(瘢痕)の「かゆみ」も軽減します。
瘢痕形成術に関して「手術を受けられるかどうか」というご質問であれば、手術は可能という回答になりますが、ご相談の「傷」(瘢痕)の状態が具体的かつ正確に把握できないため、手術をした方がよいかどうかを判断することができません。
またアトピー性皮膚炎の患者さんの場合、術後のテープ固定などの難渋することがあるので、術後ケアまでを含めて検討する必要があります。
傷跡は全く無くなることはなくとも、さまざまな治療を組み合わせて目立たなくすることは可能なのですから、複数の形成外科を受診して治療方針を提案して貰い、出来るだけ多くの選択肢の中からご自身の納得のいく治療を受けてください。
Q16 相談者 ニックネーム:ゆうとママ 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:男性

2歳5ヶ月になる息子ですが、下瞼が赤く腫れてきたので眼科で受診したところ、霰粒腫 と診断されました。
年齢的にもまだ小さいので、手術となると全身麻酔でしかできないので、しばらくの間目薬とリンデロン軟膏で様子を見る事になりました。1週間経ちますが、一向に良くならずに小豆大くらいまで大きくなってしまいました。
息子の場合、皮膚側にできている為、このまま放っておいて破裂してひどい傷跡が残っても嫌なので、手術も考えておりますが、皮膚側からではなく、瞼の中からメスを入れるのは難しいのでしょうか? 皮膚側からの場合、眼科医と形成外科医とどちらに執刀してもらえば良いのでしょうか?
また目尻寄りの下瞼ですが、場所的に目立つ傷跡は残ってしまいますか?

A16 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「霰粒腫」は瞼の裏側にある脂を分泌する腺が詰まるために起きますが、通常は感染を伴わないので、乳幼児の場合「しばらくの間目薬とリンデロン軟膏で様子を見る事」も少なくありません。
また「皮膚側にできて」「このまま放っておいて破裂して」も、通常「ひどい傷跡」は残りません。
「手術となると全身麻酔でしかできない」のですから、「眼科医」であれ「形成外科医」であれ、「2歳5ヶ月」のお子さんに積極的に手術療法を勧めることは無いのではないでしょう
か。
完全に摘出をしなくとも、「メスを入れ」て「霰粒腫」の内容を排膿させるだけなら
ば、「皮膚側から」も「瞼の中から」も可能で、「眼科医と形成外科医とどちら」でも構わないでしょうし、「目立つ傷跡は残」らないでしょう。
乳幼児でも、押さえつけてステロイド注射をする施設もあるようですから、担当医とよく相談してください。

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