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創傷治癒よくある質問

  1. 子どものけが(転んだ・ぶつかった・切ったなど)
Q171 相談者 ニックネーム:ひかり 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性

2歳の娘が4か月ほど前に、おでこを金物の角にぶつけて、4針ほと縫いました。現在、傷口は若干赤みをおびていて、触ると周囲の皮膚と比較して硬い状態です。 前を向いているときは、ほとんどわからないのですが、上目づかいになるときやおでこを動かしたときに、傷口の硬い部分が折り目のようになってへこんで見えます。今後、どのような経過をたどるのでしょうか。また,へこみは目立たなくなるのでしょうか。子供の怪我は 親の責任なので、傷口を見るたびに胸が締め付けられる思いです。

A171 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
割打創受傷後、3か月までは瘢痕が硬くなる傾向があり、6か月に向けて軟らかくなり、それ以降も徐々に硬さはほぐれていくのが通常の経過です。
身体が温まると赤くなる症状も、数年の経過のうちに消褪します。
皮下に癒着があると、前頭筋の動きで皺が寄って凹んでいるように見えます。
毎日1回~2回、30秒~1分程度で構わないので、痛がらない程度に瘢痕を押しつぶして、硬さをほぐすようにマッサージをしてください。

子供は怪我をするものです。
幼小児の怪我を親の責任とは思いません。
外傷の瘢痕は時間の経過とともに目立たなくなり、成人する頃には本人は気にしなくなることが少なくありません。
お子さんが今後も繰り返し小さな怪我をすることを前提として、怪我をした時におかかりになる病院を検討しておき、瘢痕の経過を定期的に診て貰うようにしてください。
厳しいことを言うなら、諸般の事情はあるにしても、瘢痕が目立たなく気にならなくなるまでフォローしてくれる病院を選ばなかったとすれば、それが親の責任です。
Q172 相談者 ニックネーム:あい 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性

3歳0ヶ月の娘がブランコから膝から落ち、その衝撃で前歯で下唇をかみ、貫通しました。
当日は下唇中央に横に1.5cmほどのアーチ型の傷と、下唇すぐ下の肌色の皮膚の部分に1cmほど血がにじんでいました。救急で形成外科を受診し、その際は貫通には気づかれず、縫うほどじゃないし跡も残らず3、4日でなおりますよと言われ、口内炎の固まる薬をもらい、塗り続けました。その夕方から38度の発熱があり、その後に行った歯医者でもらった抗生物質を夜中からなんとかスポイトで服用開始しました。3日間は全くしゃべれず、あーとかうーとか言って意思疎通する状態でした。怪我の翌日に黄色のじゅくじゅくが固まった薬の下にあるのを見つけて病院を受診、無理やり薬を消毒綿でゴシゴシとったせいか、傷口は線でなく三角の赤い穴のようになっていました。その後は口内炎の薬からワセリンに変わりました。
1ヶ月経った今、下唇にぼこっとしこりになり、傷が開いたせいか開いた幅の分唇の面積が増えて部分的に厚くなり、加えて粘膜の部分もなだらかに盛り上がって山のようになっています。笑って唇が伸びると、真ん中の不自然な厚みとしこりがかなり目立ちます。唇下の皮膚の部分は1ヶ月経ってたから私が貫通していたことに気づいたため、ワセリンすらも塗らずにいて、ぽこぽこと歯の幅の傷が二つついています。
今心配なのは、傷跡というより唇が変形していることです。この変形は将来まで残るでしょうか。
受傷一か月からできることはワセリンを塗る以外あるでしょうか。
この頃、きずあとクリニックという専門の病院か、形成外科か、口腔外科か、どのクリニックに行ったらいいかも迷っています。

A172 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
歯牙による自咬創は感染を起こす可能性が低くないため、「貫通」していたとしても直ちに縫合しないことも少なくありません。
口腔内の粘膜創面は、「薬を消毒綿でゴシゴシとった」こととは関係なく、受傷翌日の浮腫のため「線でなく三角の赤い穴のようになって」見えることがあります。
一般的に、受傷後3か月までは「しこり」は硬いままで、6か月に向けてやや柔らかくなり、しこりが無くなるまでに数年以上を要します。
6か月以降に、しこりを潰すようなマッサージを毎日30秒~1分程度すると、しこりが気にならなくなるまでの期間が短縮できます。
しこりの消褪とともに「唇」の「変形」も軽減しますが、適時・適当なアドバイスを貰うため「きずあとクリニックという専門の病院か、形成外科」を早急に受診してください。
いまご家族に大切なのは、信頼できるとお感じになる主治医を見つけ、定期的に経過を診て貰い、心配なことは全て相談し、疑問と不安を残さずにおくことです。
Q173 相談者 ニックネーム:ヤマモト 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:男性

1歳10ヶ月の息子が、1ヶ月ほど前に目尻の所を怪我しました。
物が落ちてきて擦り傷みたいになってました。
顔なので治るのか心配だったため小児科に行き、薬をもらいました。
ちなみにもらった薬は、アクアチム軟膏です。
ですが、1ヶ月経った今、その部分だけが薄く赤い色が残ったまま気になります。
ちゃんと綺麗に消えますでしょうか?

A173 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
擦過傷の上皮化後3か月までは赤みが強い時期です。
6か月に向けて赤みは薄くなりますが、それ以降もお風呂に入ったり泣いたりして体が温まるたびに赤くなる時期は1年程度続きます。
紫外線対策と保湿は忘れず、継続してください。。
ご心配ならば、形成外科で定期的に経過を見て貰うとよいでしょう。
Q174 相談者 ニックネーム:ちひろ 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性

3日前に1歳の娘がアスファルトの上でこけてしまい、おでこと頬に擦り傷ができてしまいました。擦った部分が広く絆創膏が貼れない大きさだったため水で洗いそのままにして数日が経ち、今かさぶたになってる状態です。コロナもあり病院には行かずとりあえず家には市販薬のポリベビーはあるのですが、塗るべきかわからず結局塗らずにかさぶたができてしまいました。今からでもワセリンやポリベビーなどは塗るべきでしょうか?もしくは、かさぶたのまま様子を見るべきでしょうか。顔に傷が残ってしまうことを恐れています。傷は深くはなく当日よりも少しマシにはなってきている気はします。

A174 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
擦過創を乾燥させずに上皮化させるため、「ワセリン」を塗ってください。
湿潤環境の方が上皮化は早く、瘢痕が残りにくいのです。
「顔に傷が残ってしまうことを恐れて」いるならば、直ちに形成外科を受診してください。
上皮化完了後も、瘢痕が目立たなくなるまで、定期的に形成外科で診て貰い、適時、具体的なアドバイスを貰ってください。
Q175 相談者 ニックネーム:Aki 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性

2週間前に2歳3ヵ月の娘が転んで大きな石にオデコを打ちました。タンコブと傷が出来たのですが、出血は直ぐに止まり近くの薬局では何もする必要がないと言われました。ただ現在傷跡にシコリがあり色素が抜けて真っ白になってしまっています。ちゃんと肌色は戻るのでしょうか?顔の目立つ場所なので傷跡が残らないように処置したいです。

A175 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「近くの薬局では何もする必要がないと言われ」たならば、皮膚欠損はなかったのではないかと推測します。
皮下の「シコリ」の盛り上がりにより皮膚に緊張がかかり「真っ白」に見えているだけならば、「色素が抜け」ているのではないので、「シコリ」が消褪すれば肌の色調は「戻」ります。
「シコリ」が瘢痕で「真っ白」に見えているのならば、打撲・割創の皮膚欠損部に瘢痕が形成されているので、周囲の皮膚と同じ色調にはなりません。
申し訳ありませんが、いただいた情報だけでは詳細な症状が把握できないため、具体的な回答・アドバイスが出来ません。
形成外科あるいは皮膚科を受診してご相談なさってください。
Q176 相談者 ニックネーム:まぁ 患者様(相談対象者) 年齢:10代前半 性別:男性

子供が今11歳で6歳の頃、友達とじゃれあっていた際に額からまゆ毛にかけ縦斜めに3センチ程度の傷が出来てしまい病院で縫ってもらったのですが、最近触ったりするとチクっと痛かったりつれる様な感じがすると言います。
傷痕はケロイド状とかにはなってません。ただ、一部へこむ箇所があります。まゆ毛は縫ったところはハゲたままです。
傷が治りづらい子なのか、今でも傷痕はくっきり残っています。
成長過程で薄くなったりするのでしょうか?
また痛みやつれる感じがなくなりますか?
今はまだ子供で僕気にしてない!と言っていますが、彼が思春期や大人になり気にするのではないかと…。
キレイに治る方法がありますでしょうか?
またその際どの病院、何科に相談したらいいか教えて下さい。

A176 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
成熟「瘢痕」が皮下で癒着を起こしているのでしょう。
「触ったりするとチクっと痛かったり つれる様な感じがする」することは問題ないのですが、「成長過程で薄くなったり」しません。
ご本人が「気にする」ようになって治療を希望するなら、瘢痕を切除して縫合し直す瘢痕形成術で一本の線状に縫い直せば、「へこむ箇所」も「まゆ毛」が「ハゲたまま」の状態も解消されます。
形成外科を受診して相談してください。
Q177 相談者 ニックネーム:さくら 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性

4日前、一歳半になる子どもが5段ほど階段から落ち、おでこの真ん中に階段の角でぶつけたであろう傷ができました。
幸い、割れるような傷ではなかったのですが、強く打ち、打傷というのでしょうか…スパッと擦り傷ができてしまいました。
すぐにワセリンを塗ってラップで蓋をしたので、傷口は塞がったのですが、しっかり3センチほど、傷跡が赤黒く残ってしまっています。
近くの皮膚科では取り合って貰えず、処置がありませんでした。
ただ、少しの引っ掻き傷や、瘡蓋も全て跡になってしまっていて、親の私もそうなので…跡になりやすいタイプだと思っています。
今後どのような対応をしていけばいいのでしょうか、、
それと、傷の治癒にもとかいてありますが、ヒルドイド軟膏は効果ありますか?

A177 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「少しの引っ掻き傷や、瘡蓋も全て跡になってしまって」いる状態が、どの程度の外傷なのか、残っている「跡」が色素沈着なのか、肥厚性瘢痕なのか、ケロイドなのか、それ以外の状態なのか、情報が少ないので判断が出来ません。
また、まだ「一歳半」ならばいずれの外傷も1年半以上経過していないわけですから、長期的な経過の参考にはなりません。
受傷したのが「割れるような傷では」なく「擦り傷」で、受傷後「4日」で上皮化が既に完了しているなら、今後3か月から6か月程度の期間、保湿と紫外線対策に努めていただければよいでしょう。
ちなみに、「すぐにワセリンを塗ってラップで蓋を」なさったことは緊急的な処置として正しかったのですが、今後同様の外傷を受傷した場合に、万一の感染や不測の事態を想定するならば医療用材料をお使いになる方がよいと考えます。
Q178 相談者 ニックネーム:やま 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:男性

5歳の弟が家の中で足を滑らせ転倒した際に机の角に当たり左の鼻の穴の下に1cm程の深い傷を負いました。両親は傷を残したくないと病院へ行って糸で縫うと決断をし、病院の緊急外科にいったのですが、この場合この判断は正しかったのでしょうか?また、自然に治るようなものなのでしょうか?

A178 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
開放創の隙間を、線維芽細胞が豊富な瘢痕組織が埋めることによって外傷後の瘢痕が形成されます。
したがって、創縁を完全に閉鎖して安静を保つことができるなら、縫合でもテープ固定でも大きな違いはありません。
よく動く部位など、創を開く方向に緊張がかかると判断した場合に、縫合を選択するのです。
また、「机の角に当たり」「糸で縫う」かどうか迷うほどの「深い傷を負」ったとすれば、硬いものにぶつかったための割創なので必ず創縁に挫滅部分が存在します。
創縁に挫滅がある創は、鋭利な刃物で切った創と違い、創縁を完全に閉鎖できないことも少なくないため、縫合しても瘢痕が残りやすい傾向があります。
病院で縫合処置をなさったなら、ご「両親」が「病院へ行って糸で縫うと決断」した「判断」が「正しかった」かどうかは関係なく、診察をした担当医師が縫合をした方がよいと判断したということなのでしょう。
おかかりになったのが「緊急外科」ならば、抜糸を待たず直ちに形成外科を紹介して貰うことをお勧めします。
Q179 相談者 ニックネーム:春の風 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性

4日程前に5歳の娘が顔面から転んで、床に落ちていたプラスチック製のおもちゃで頬を打ちました。箱のような形のおもちゃの縁の部分で打ったようで、細い線のように内出血が見られました。すぐに頬を触って骨に異常がないかなど確認しましたが、特に痛いと言うところはなく、頬の皮膚が毛羽だったような擦り傷のような痕が見られましたが、内出血ならそのうち治るかと様子を見ていました。ところが2日前から頬の一部が赤くなってきて、赤みは引くことなくどんどんひどくなっているように思います。本人も痛いと言うようになりました。受診すべきは皮膚科でしょうか、形成外科でしょうか。またこの怪我は治り、傷はわからなくなるのでしょうか。

A179 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
皮下の血腫が吸収される過程で赤みが出現しているのかもしれません。
特殊な場合を除き、外傷の症状が、受傷後「2日」経過して悪化することはありません。
また、触りすぎ、痛いか尋ねすぎで、「赤くなってきて」「痛いと言うように」なっているのかもしれません。
申し訳ありませんが、診察をせずに具体的な回答やアドバイスは出来ません。
特に治療はなく経過を診るだけの指導かもしれませんが、形成外科を受診して相談してください。
Q180 相談者 ニックネーム:まんまる 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:男性

7日前に2歳の息子が眉間に2針縫合とその少し下はテープで止めるケガをしました。
6日後に抜糸をして今1日たったところですが下の傷がもう盛り上がってきています。
テープを貼るように医師からは言われてずっと貼っているのですが、上の傷は少し血が出ることもあり、湿潤療法の方が良いのかなとか、テープで角質が剥がれるとかいろいろ心配です。
傷跡を残さない様にするには今の治療法がベストでしょうか?
母親がケロイド体質なので眉間や鼻はケロイドになりやすい位置でしょうか?
ケロイドにならないようにするにはどうしたら良いでしょうか?

A180 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
受傷から「6日後」に「抜糸」して「上の傷は少し血が出る」とすれば、創閉鎖と上皮化が順調に完了していないということです。
また、「下の傷がもう盛り上がってきて」いるということですが、受傷「7日」で「ケロイド」が出来始めているということはないでしょう。
申し訳ありませんが、診察をしなければ具体的なアドバイスはできません。
「眉間や鼻」は必ずしも「ケロイドになりやすい位置」ではありませんが、ご家族が「ケロイド体質」で「傷跡を残さない様に」お望みならば、直ちに形成外科におかかりください。
今後の経過予測と為すべきことの理由まで理解すると不安が軽くなるのが通常ですから、指示を受けるだけでなく、治療方針と現在すべきケアの意味を担当医にしっかりとお尋ねになってください。

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