傷の悩み 無料相談

創傷治癒よくある質問

  1. 低温火傷
  1. その他(場所を特定しない・複数の部位)
Q1 相談者 ニックネーム:り 患者様(相談対象者) 年齢:10代前半 性別:女性

元旦に湯たんぽで3度の低温火傷をしました。くるぶしの少し上に3cm×1.5cmです。整形外科で湿潤療法で3ヶ月かかり傷は塞がりました。
傷跡が残ったことは本人もあまり気にしていないのですが、ネットで熱傷瘢痕は癌になりやすいことを知り、とても心配しています。
瘢痕癌予防のために、今すぐにではないにしても、手術をしたほうがよいのか、など考えています。他に、今何か対策として出来ることがあれば教えていただきたいです。
現在、傷跡に医師の指示でリンデロン軟膏を塗り、保護していますが、ターンオーバーなのか、皮が少しずつむけてきています。このようなことはあるのでしょうか?

A1 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「熱傷瘢痕は癌になりやすい」ということはありません。
おかかりになっている「整形外科」が熱傷および瘢痕の治療に精通しているならよいのですが、多くの整形外科は骨領域の治療を主としているのですから、上皮化までに「3か月」もかかっているのですし、瘢痕拘縮を防ぎ瘢痕を目立たなくするために直ちに形成外科でご相談なさることをお勧めします。

ⅰ)熱傷は身体のあらゆる部位に受傷する可能性があるが関節部分に熱傷を負うことも少なくない、ⅱ)関節にかかる瘢痕は拘縮を起こしやすく無理に伸ばすと瘢痕が割れてしまうことが多い、ⅲ)頻繁に潰瘍化を繰り返すような瘢痕から瘢痕癌が発生することがある、という3つの要素をまとめて「熱傷瘢痕は癌になりやすい」という勘違いが起きているのでしょう。
一般の方の経験による情報や伝え聞いた医療情報には、正しくないものも少なからず含まれます。
医療情報は、情報の発信源を確かめてください。
Q2 相談者 ニックネーム:ナベ 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:男性

mriでの低温火傷について質問です。mriやそれ以外の低温火傷は何らかの前触れがありますか?
何かあったときのためにブザーは渡されるのですが、なにも感じずⅢレベルの火傷などなったらと思うと怖くて仕方ありません。

A2 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
MRI検査に伴う熱傷は熱傷部位に熱さを感じるので、患者さんご本人が気付かないことはありません。
したがって、意識がない患者さん以外で、Ⅲ度の熱傷が生じることは考えられません。
また、MRI検査の前に、金属物などの装飾品や熱発生の可能性のあるものを身に着けていないことは繰り返し確認される筈です。
更に、肌と肌が接触しているとMRI検査中に高周波ループ発生による熱傷が起きる可能性があるため、パジャマ型の検査着にしたり、肌が接触しそうな部位にタオルや非伝導性パッドを挟むなどの対策が取られます。
これまでの日本国内のMRI検査に伴う事故や事故につながる直前の事象についての情報は日本医療機能評価機構から各医療機関に発信されており、どの医療機関においても医師、検査技師ともに情報共有し未然に事故を防ぐ対策をとっています。
ことさら心配する必要はありませんが、あらゆる医療行為はメリットとデメリットを比較してメリットが大きいと判断したときに為されるものなのですから、MRI検査が怖くて仕方ないことを主治医に伝えて他の検査で代用できないか相談してみてもよいでしょう。
Q3 相談者 ニックネーム:コリラックマ 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:女性

現役高校生で3ヶ月前くらいに朝起きたら水ぶくれができていて医者に低温火傷をしていると言われました。原因は携帯の熱だと思われます。
当時はひどく重症で皮膚は壊死していました、きっとIII度の火傷でした。
最初に診察してもらった医者には君の脚は治らないと言われ、違う病院に行ったところ壊死した皮膚を取り除く治療を行い治療2ヶ月くらいで皮膚を再生することに成功しました。
医者にはこれで治療は終わりだから診察をする必要がないのであとはケルロイドという薬を塗ってくれと言われ貰いました。
皮膚は再生したもののまだ赤く大きく傷跡は残っています。未だに傷を悪化させないように、隠すようにと皮膚科でもらうガーゼを貼って学校では生活していてとても辛いものです。
傷跡はいつ治りますか?と聞いたら何年もかかるよと言われました。
低温火傷の傷跡を綺麗に治すにはどうしたらよいのでしょうか?やはり形成外科や美容外科で相談するべきなのでしょうか?低温火傷は周りにも経験した人がいないためこれからどうすればいい方向にいくのかわからないです。

A3 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
熱傷の治療は「皮膚を再生することに成功」したら「これで治療は終わり」ではなく、上皮化した時点から瘢痕を目立たなくする治療が始まっているのです。

上皮化後まだ1カ月程度なら色素沈着がまだまだ続く時期ではありますが、形成外科は手術だけでなく、瘢痕を目立たなくするために様々なアドバイスをしてくれるので、直ちに形成外科を受診してください。
Q4 相談者 ニックネーム:うっくん 患者様(相談対象者) 年齢:70代前半 性別:女性

母が低温やけどで、処置が悪かったのと、たらい回しにされていたのもあり(放置と自己処理で長期放っていた為)2年前ようやく植皮が必要と形成外科で手術をしました。
しかしその後痛みが出てきて見た目にきれいになっていたのに、また赤くなってきて痛みの原因が解明されず、手術をした医師から紹介されたのでペインクリニックの電極埋込み術で少し痛みを散らすことはできましたが、また数ヵ月後に痛いと泣き出して、傷もひどくなっていてかわいそうで原因を追求したいのです。
先日足がパンパンに腫れていて、もともとむくみがひどかったのですが、心臓も腎臓も異常ないと言われています。
もしかしてそんなことも原因になるか教えていただきたいです。
ちなみに傷は左のスネです。

A4 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
診察をしないでお答えすることになるので、見当違いの回答であればご容赦ください。
「低温やけど」は深達度が深くなるので、絶対に自己判断をしてはいけない熱傷のひとつです。
分層植皮と全層植皮では瘢痕のツッパリが大きく違うので、お母様の訴える「痛み」が何によるものかを突き詰めなければ根本的な治療が出来ません。
術後経過の良かった植皮部分が「2年」もしてから「赤くなって」くることは、通常は考えられません。
また、「ペインクリニック」での処置のあと、「数か月後」に「痛み」が再燃し、「傷もひどくなって」いることも一般的な経過ではないようです。
失礼ですが、お母様が痒みか何かのために、ご自身で植皮部を引っ掻いているということはないでしょうか。
「心臓も腎臓も異常ない」のに「足がパンパンに腫れ」たのは、引っ掻いた創部が感染を起こし浮腫みが生じたのかもしれません。
また、「低温やけど」の治癒までに時間を要したこと、「赤くなって」いること、「痛み」があることから、可能性は低いのですが、植皮下に膿瘍などが生じていることも完全には否定できませんが、その場合は診察だけでも診断はできるでしょうし、CTなどの検査で確定が出来ます。
もともと「スネ」(下腿)は血流が悪いため、「原因」が無くとも、
外傷後や手術後に痛みを感じることがあります。
時間の経過とともに状況は変わっているでしょうから、「手術をした」「形成外科」や「ペインクリニック」で再度診察をしてもらうか、あるいはそのほかの形成外科でセカンドオピニオンを求めてみてはいかがでしょう。
Q5 相談者 ニックネーム:桔梗 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:女性

1年程前に湯たんぽで脛に低温火傷をしました。
痕が変色して目立つため、スカートがはけなくてショックです。
家の近くの成形外科に行ってみたところ、全然綺麗な方なのでなにもすることはない、痕は残るが仕方がない。まず脛では手術もできない。と言われました。
しかし、火傷後すぐに行った皮膚科では痕が残るようだから、気になるなら皮膚を切除して縫い合わせる方法もあるよと言われていました。
切除縫合術と言うんでしょうか?今の状況から少しでもよくなるならしたいです。
痕の大きさは、縦3~4cm、横2cmほどです。
自分で調べてみたら縦にできた痕なら手術できると聞きました。
成形外科でいわれた通り脛ではどうすることもできないのでしょうか?

A5 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
一般的に「10代」の「脛」は皮膚を左右から寄せるほどの余裕がないため、「まず脛では手術もできない」と言われたのでしょう。
診察をしなければ脛に皮膚の張りの程度が判らないので、具体的なアドバイスは出来ませんが、「痕が変色して目立つ」だけならレーザーの適応があるかもしれません。
他の形成外科でも意見を訊いてみてはいかがでしょう。

Warning: Undefined variable $the_query in /home/woundhealing/www/wp20230330/wp-content/themes/whc2023/category.php on line 177

Warning: Attempt to read property "max_num_pages" on null in /home/woundhealing/www/wp20230330/wp-content/themes/whc2023/category.php on line 177

低温火傷 一覧に戻る

  • 創傷ケア褥瘡の知識
  • 創傷ケア褥瘡の知識
  • 創傷ケア褥瘡の知識
  • 創傷ケア褥瘡の知識
  • 創傷ケア
  • 褥瘡の知識
  • 創傷ケア
  • 褥瘡の知識

side

ページトップに戻る

ページトップに戻る