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創傷治癒よくある質問

  1. 低温火傷
  1. 下肢
Q11 相談者 ニックネーム:こころ 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性

足首から下の外側と内側の色が違います。
外側が日焼けしたみたいになっています。黒と白というほどの色の差はありませんが、色が違います。
足元にヒーターをおいて仕事をしています。半年ぐらいこの状態です。夏の間に色は戻っていたのですが、段々と戻らなくなってきました。これも低温やけどなのでしょうか。水ぶくれや痛みなどはありません。
市販の薬かなにかおすすめのものはありますか。

A11 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
末梢血管の拡張あるいは新生血管により、「足首から下」の「外側が日焼けしたみたい」に見えるのではないでしょうか。
「日焼けしたみたいになって」いる「足首から下の外側」を指で押すと白くなり、離したときに周辺から速やかに色味が戻ってくるようなら、長期間「足元にヒーターをおいて仕事」をしているため末梢血管網に左右差が生じてしまったと考えられます。
指で押しても色調に変化が無く放しても変わらないなら、「足首から下の外側」の組織に色素沈着が起きている可能性があります。
指で押した跡が凹んだまま戻らなければ、浮腫みが生じています。
診察をしなければ詳細が把握できないので、形成外科か血管外科を受診して診断をしてもらい具体的なアドバイスを貰ってください。
Q12 相談者 ニックネーム:ぽの 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:女性

4年前の元日にふくらはぎが低温火傷をしてしまいました。
大きさは横3cm縦2cmぐらいです。
4年前と比べると皮膚も火傷していない肌の色と同じぐらいまで治りましたが傷跡はわかります。
日焼け止めを塗ったり保湿をしたりしていますがどうしても違和感があります。
自力でこれ以上治すのは難しいと思うのですが手術で火傷した部分の皮膚を取り除くことは可能でしょうか?

A12 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「日焼け止めを塗ったり保湿をしたりして」頂いて構いませんが、それらの処置で「火傷していない肌の色と同じぐらいまで治」った「傷跡」が「これ以上」に著明に改善することはないでしょう。
時間の経過とともに少しずつは目立たなくなるかもしれません。
瘢痕を切除して縫合する瘢痕形成術の適応があるか、レーザー治療でも有効かなどを専門医の眼で見て判断する必要があります。
形成外科を受診してご相談なさってください。
Q13 相談者 ニックネーム:ようちゃん 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:女性

6年位前に重度の低温やけどを足すねにしましたが、数ヶ月通院で傷痕は残ったものの完治しました。最近になり傷痕がとても痒く、傷痕を触るとプニプニしてる感じかあります。傷痕を軽く押しただけでとても痛くなり始めたので心配になりました。

A13 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
瘢痕の範囲が広がったり、瘢痕の高さが増したりしていなければ、問題ないと考えます。
むしろ年数が経過して瘢痕が柔らかくなってくると、身体が温まった時や発汗のある時に痒みが出現します。
乾燥で痒みが出ることもありますが、刺激などによる血管拡張が同様の症状を引き起こすこともあります。
念のため形成外科を受診して診察していただくことをお勧めします。
Q14 相談者 ニックネーム:A 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:男性

父が5日ほど前に湯たんぽで低温火傷をしました。
縦6.3センチ、横3センチほどの火傷を左のスネにおっています。
どうしても土曜日まで病院に行けず、冷やした方が良いのか、乾かした方が良いのかなど、それまでの処置を教えてほしいです。
きのう水ぶくれが割れて、今日は傷口が乾かないようにシートのようなものを貼って過ごしていたようです。歩くと傷にひびくと言っていました。
傷口は少し凹んでました。市販の塗り薬など、悪化しないために使った方が良いものがあれば教えていただけるとありがたいです。よろしくおねがいします。

A14 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
創部を乾かさないでください。
シャワーの流水で洗って、湿潤療法専用の創傷被覆材を貼っておいてください。
低温熱傷は一見、たいしたことが無いように見えても、比較的広い範囲で深い部位まで組織の損傷が起きていることが少なくありません。
ご事情がおありなのでしょうが、「どうしても土曜日まで病院に行けず」などと言っていないで、直ちに病院にお掛かりになってください。
Q15 相談者 ニックネーム:こっこ 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:女性

4年程前に湯たんぽでくるぶしから少し上のところをやけどしました。
その時の跡が約二センチほど残っています。
色素沈着で4年もたっているので薄くなる気配もありません。
跡を治したいのですがこの場合はどの様な治療、手術法でどのぐらいの金額になるのでしょうか

A15 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
低温熱傷治癒後の色素沈着は時間の経過を待ってもなかなか薄くなりません。
「約二センチほど」ならば切除縫縮手術が可能かもしれませんが、比較的肌の緊張に余裕がない部位なので縫縮が困難ならばハイドロキノンなどの美白剤やレーザー治療が適応になります。

治療は基本的に自費診療で施設によって費用は異なるので、複数の形成外科および美容外科で相談してください。
Q16 相談者 ニックネーム:無記入 患者様(相談対象者) 年齢:30代 性別:女性

足のすねに直径2センチの低温やけどの跡があります。低温やけどをしてから一年たっていますが一向に傷跡がよくなりません。表面はつるつるしていて、色は黒っぽくなっています。結構目立つので傷跡を目立たなくしたいです。

A16 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
やけどの傷跡部分を切って、正常な皮膚を縫い合わせる切除縫縮手術が一般的です。ただしある程度皮膚に余裕がないときれいな仕上がりになりません。状況によっては皮弁といって、別な部位の皮膚を動かしてくる特殊な方法が必要になることもあります。

また色素沈着だけなら、ステロイド剤やハイドロキノン軟膏などの美白剤を使用して、手術をしないで症状を改善させたほうが良い場合もあります。

いずれにしろ、実際の傷跡を診察しなければ、最適な方法を検討することが出来ません。形成外科を受診してください。
Q17 相談者 ニックネーム:かず 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:男性

湯たんぽで くるぶしを低温やけどしてしまいました 深達性2度です。

ネット で調べると 数十年後に有棘細胞がんになると 知られています とありますが、ほぼ なってしま うのでしょうか。どこに できてしまうのでしょうか?
骨あるところにはがんになりやすいとありますが、どのぐらい なってしまうのでしょうか?
例えば たばこを吸う人は 肺がんになることがあるぐらいの 感覚でしょうか?
まだ 十代で非常に心配です。

A17 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
熱傷治癒後の瘢痕の中でも、長い経過のうちに潰瘍や糜爛を繰り返す場合に、瘢痕を母床として最終的に有棘細胞癌などの皮膚悪性腫瘍を発症することがあります。
皮下組織が薄いと、外的な刺激で損傷して潰瘍や糜爛を起こしやすいため、「骨のあるところは癌になりやすい」と表現されます。

熱傷の受傷から有棘細胞癌発症までの経過期間が数十年と長いので、皮膚癌と診断された時点で内臓に転移していることも少なくありません。
皮膚癌はもともと何もない皮膚に発症するより、前駆病変といわれる何らかの病変や所見があった部位に発症することが多く、有棘細胞癌のうち10%程度が前駆病変として熱傷瘢痕があったという報告があります。

一方、正確な統計はありませんが、熱傷瘢痕から瘢痕癌を発症する可能性は1%にすら届きません。
「深達度2度」と記載がありますが、2度熱傷はSDBとDDBで治癒過程、治癒後の瘢痕の経過も大きく異なります。

ご心配ならば、皮膚科、形成外科を受診することをお勧めしますが、既に治癒して日常生活で特に不都合を感じていない瘢痕ならば、瘢痕癌発症の可能性はきわめて低いとお考えになってもよいのではないでしょうか。
Q18 相談者 ニックネーム:LULU 患者様(相談対象者) 年齢:その他 性別:女性

去年の1月にふくらはぎに湯たんぽで低温やけどをしました。直径3センチぐらい。
すぐに近くの病院(皮膚科)に行き、治療をしてもらってました。イソジンとユーパスタをガーゼに塗り毎日取り換えに言ってました。
ですが治るのに4か月ほどかかりしかも跡がくっきり残ってしまい、それから足を出すことができません。
大学病院の形成外科行ったところ、植皮か、縫合?3回くらいに分けてやるか、と言われています。
ネットでティッシュエキスパンダーという方法も見つけたのですが、どうなんでしょうか。どれがふくらはぎには適していますか? また手術をする場合、病院はきちんと選びたいのですが、選びかたとか見分け方とかはありますか?

A18 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「治るのに4か月ほど」かかったならば、色素沈着あるいは肥厚性瘢痕は必発です。
瘢痕の詳細が判らないのですが、「ふくらはぎ」の「直径3センチぐらい」の熱傷瘢痕ならば、一般的に、植皮より、瘢痕の分割切除術か皮弁術が適しているかもしれません。
ただし10歳代後半は最も「ふくらはぎ」に張りがある年代なので、皮膚の緊張が強ければ、瘢痕切除再縫合では再度、肥厚性瘢痕が出来てしまうこともあり得ます。

複数の形成外科で治療法を提案してもらい、それぞれの治療のメリット、デメリットを充分に理解して治療法を選択してください。

担当医が日本形成外科学会専門医の資格を有するかも施設選びのヒントになるかもしれませんので、ホームページ等で確認してから受診するとよいでしょう。
Q19 相談者 ニックネーム:K 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性

2日前にストーブの前で20分ほどウトウトしてしまい、寝ている間に近づきすぎていたのか足首近くの脛部分に低温火傷をしてしまいました。
目が覚めた時は脛が赤くなってヒリヒリしているだけで大したことないと思い、シャワーを浴びた後、濡れタオルで冷やしながらそのまま寝てしまったら、翌朝激痛で水ぶくれが3つできていました。
GWの為、自宅でワセリンとラップで処置しつつ、湿潤療法を行っている病院を探し、今朝、診察を受けたいと申し出ましたが「湿潤療法は毎日処置が必要だけど2日後からまた連休に入ってしまって処置できなくなるので他の外科に行ってくれ」と言われ、他の病院も遠かったり連休などでやっていないので仕方なくこのまま自宅で治療することにしました。
けれど、水ぶくれを破った方がいいのか破らないほうがいいのかわからず、結局破る勇気もなくそのままにしています。
ちなみにワセリンとラップで水ぶくれの周囲1?程度ほんのり赤みがある以外は、皮膚の赤みはなくなりました。痛みも当初より和らいできた感じがします。
薬局でプラスモイストを探しましたがなかったので、同じようなものということでハイドロウェットという医療パッドを購入し、昨日からワセリンとラップのかわりに使っています。
水ぶくれ部分は、特に触ったりしなければズキズキ痛む事もありません。水ぶくれの色は薄黄色です。
大きさも高さも全然かわらないのですが、このまま水ぶくれを破らずにプラスモイストなどの医療パッドだけ貼っていれば治るのでしょうか?
また、だいたいどのくらいで治るのか教えて下さい。

A19 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
ラップ療法のラップとは創面を覆って浸出液を創面に保って湿潤環境におく、すなわち創を閉鎖しておくということで、食品用ラップ材を使うという意味ではありません。
つまり「水ぶくれ」を「破らない」でおけば、最も優れたラップ療法、湿潤療法の状態であると言えます。
また湿潤療法は一般的に、感染している創の場合に感染を重症化する可能性があるのと、
浸出液が多すぎて漏出すると創周囲の正常な皮膚がカブレてしまうため、毎日、創を観察しますが、必ずしも「毎日処置が必要」なわけではありません。
したがって熱傷創を湿潤療法で治療することはそれほど困難なことではないのですが、十分な理解の無いまま自宅で自己ケアなさるのはお勧めできません。
可能ならば直ぐに形成外科か皮膚科を受診して、連休中の対処法を具体的に指示して貰って下さい。
どうしても直ぐに受診出来ないなら、出来る限り水疱(水ぶくれ)を破らない様にして連休明けに可及的速やかに受診しましょう。
もし水疱が破れてしまった場合は、薬局でハイドロコロイド素材を使った創被覆材を求めて、創面に貼って下さい。通常ならば2週間以内に上皮化するはずです。

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