傷の悩み 無料相談

創傷治癒よくある質問

  1. 湿潤療法・被覆材
Q11 相談者 ニックネーム:ゆか 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性

この間交通事故で下顎部を3針縫いました。
顎を縫合して抜糸終わってまして傷を治すにはピタシートを必要と医師から言われました。
ピタシートを貼るのが気持ち悪くて嫌で今はガーゼをずっとしてます。
お風呂のときはピタシートをしてお風呂上がるとガーゼに貼り替えてます。
この傷が綺麗に治らなかったら手術と言われました。
初めは怖かったんですけど今となれば手術は嫌じゃないです。
完治するにはガーゼでも大丈夫ですか?極力ガーゼがいいです。もうガーゼじゃ傷が消えないのであれば手術しようかともちょっと思ってきてます。
それともやっぱりピタシートの方がいいですか?
手術はした方がいいですか?

A11 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「ピタシート」は優れた創傷被覆材ですが、基本的に縫合から抜糸までの期間に使用していただきます。
比較的早期に抜糸した場合、瘢痕と周辺皮膚の安静を目的に数日から数週間だけ貼付を指示されることもあるかもしれませんが、瘢痕を濡らして洗っても構わないので「お風呂のとき」に「ピタシート」は必要ありません。
「お風呂」から「上がると」お使いになっている「ガーゼ」では周辺皮膚の安静も縫合瘢痕の安静も得られないため、「ピタシートを貼るのが気持ち悪くて嫌」ならば、瘢痕の安静用に紙テープ(サージカルテープ)を貼ってはいかがでしょう。
おかかりになっている「形成外科」でお尋ねになれば、具体的にアドバイスしてくれるはずです。
「交通事故」の「下顎部」外傷は打撲による割創のことが多く、その場合は創縁が多少なりとも挫滅されているので、早期に専門の医師が縫合しても比較的目立つ瘢痕が残りやすいと言えます。
瘢痕が目立つ場合いくつかの治療法がありますが、その中のひとつが瘢痕を切除して縫合し直す瘢痕形成「手術」です。
まだ受傷後1週間程度です。
少なくとも数週から6か月程度は、瘢痕の治療法を検討するより、なるべく瘢痕を目立たなくするためのケアをしつつ経過を待つ時期でしょう。
ご自身の顔のことなのですから、最良の経過と最適な治療を求めるならば、一般の方向けの外傷と瘢痕および瘢痕治療について書いた本が沢山あるので、一度お読みになってみてはいかがでしょうか。
治療法を検討するための参考になるはずです。

湿潤療法・被覆材 一覧に戻る

  • 創傷ケア褥瘡の知識
  • 創傷ケア褥瘡の知識
  • 創傷ケア褥瘡の知識
  • 創傷ケア褥瘡の知識
  • 創傷ケア
  • 褥瘡の知識
  • 創傷ケア
  • 褥瘡の知識

side

ページトップに戻る

ページトップに戻る