傷の悩み 無料相談

創傷治癒よくある質問

  1. 家での手当や日常の注意
  1. 下肢
Q11 相談者 ニックネーム:里笑 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性

8月30日に自宅の階段を踏み外して足の親指を骨折してしまい、整形外科を受診して9月2日に手術をしました。
3日に退院し、昨日16日に術後14日後で抜糸しました。
消毒後ガーゼを貼っていただいて 明日にはガーゼはがして入浴しても良いと言われていたので、今日ガーゼをはがしたのですが端っこの1.5mm程のところから少し染みだしがあるようで不安になり、シャワーであまりお湯がかからないように入って、消毒後自宅のガーゼを貼りましたが大丈夫でしょうか?
ガーゼをせずに乾かしたほうが良いものか迷います。次回受診は、2週間後の予約です。

A11 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
縫合創の接合不全(哆開・しかい)は、

a)血流が悪く治癒の遷延が起きている
b)縫合の際に創面がしっかりと合わさっていなかった
c)皮下膿瘍が出来た
などの可能性があります。

a)やb)ならば、「シャワー」も石鹸も問題ありませんが、
c)の膿瘍が「骨折」「手術」の骨固定具まで達している場合は「シャワー」をしてよいかどうかは診察をしなければ判断できません。

まず問題ないでしょうが、「整形外科」を受診して診てもらって下さい。

一般論として、治療経過が思わしくないと感じたときには、「次回受診は、2週間後の予約」だろうが何だろうが、直ちに受診すべきです。
Q12 相談者 ニックネーム:ふる 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性

一ヶ月前に太ももをカッターで深く横に切ってしまいました。
ぱっくりと傷が開いてしまいましたがキズパワーパッドで傷を繋ぎあわせるように押さえつけていた結果、
傷が塞がり数日で出血も止まりました。
それ以降は市販のヘパリン類似物質を含む塗り薬をこまめに塗るため傷の固定をやめたのですが、傷跡が縦に伸びてきてしまい、現在縦幅5ミリ、横幅5センチほどになっています。
傷跡は赤く、膨らみはありません。痛みや痒みもありません。
やはり今からでももう一度傷跡が伸びないようにテープなどで固定した方がいいのでしょうか?
それとも必要以上にテープで押さえつけることは良くないでしょうか?
まだ傷が熟成しきっていない今だからこそ間に合う処置があれば教えていただきたいです。

A12 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
表皮・真皮の欠損部に瘢痕組織が形成されて「傷跡」(瘢痕)になっています。
大腿部は膝の屈伸によって縦方向に緊張がかかるため、幅広い瘢痕になってしまいます。
これ以上広がる方向に力がかからないように、盛り上がってこないようにテープを貼っていただいた方が良いでしょう。
膝を屈伸させても緊張がかからないか、3カ月以上経過したなら、シリコンジェルシートを貼付することも有効です。
ご自身で判断なさるより、出来るならば形成外科を受診して、自己ケアをアドバイスしていただくことをお勧めします。
Q13 相談者 ニックネーム:ニコ 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性

先日、整形外科にて踵下にできた二センチほどの腫瘍を摘出するため足を縫いました。
一週間後に抜糸をし、当日は大きな絆創膏のようなものを貼り、翌日には剥がして入浴も可能だということでした。
足のよく動かす部分でもあり、突っ張り感や歩いた時の痛みもありますが、このまま何もせず傷口をむき出しにしていて大丈夫なのかなと不安があります。
足に体重がかかったときに傷口が裂けてしまったりしないのでしょうか。

A13 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「踵下」の「腫瘍」ということは、繊維腫か脂肪腫あるいは漿液腫でしょうか。
いずれも悪性のものではないので、完全に摘出できているでしょう。
また、皮膚の切除・欠損もないでしょうから、縫合線に強い緊張がかかっていることもないでしょう。
したがって、主治医が「翌日には剥がして入浴も可能」と仰るなら、切開創は完全に閉鎖しているのでしょうから、「このまま何もせず傷口をむき出しにしていて大丈夫」と考えられます。
Q14 相談者 ニックネーム:meigetu 患者様(相談対象者) 年齢:50代後半 性別:男性

5年前に夫がバイクで転倒、向う脛に5×10cm程度の創傷となりました。
化膿が収まった後、盛り上がりは起きず、テラテラ光る薄い皮ができましたが、かゆみがあり白くなるまで掻いてしまいますので、皮膚もめくってしまって掻き壊し状態で厚くなりません。
保湿保護になるかとヒルドイドや馬油、シアバターなどを塗っていますが、これでよくなるでしょうか。
かゆみをとる方法を教えてください。

A14 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
瘢痕に皮脂腺が無いため、乾燥して、「かゆみ」の原因になっています。

ボディクリームやハンドクリームなどで、常に保湿をしておくことが大切です。
もちろん「ヒルドイドや馬油、シアバターなど」でもかまいません

「掻き壊し」を繰り返すことはよろしくないので、痒みが強いときは保湿剤を塗るだけでなく、ステロイド外用薬を塗ったり、抗ヒスタミン剤などのかゆみ止めを内服した方がよいでしょう。
Q15 相談者 ニックネーム:bon 患者様(相談対象者) 年齢:60代前半 性別:男性

バイク転倒により、5~7センチほど足首を切り、7針ほど縫いました。
2週間ほどたって抜糸したのですが、1ヶ月半以上たった現在も時々非常に痛みます。
傷口の周囲が炎症を起こしているようです(膿は出ていませんが)。
そういえば抜糸したあと傷口見たらシルクの糸が一本残っていましたが、そのままにしておきました。
どのような洗浄、手当を今後続ければいいでしょうか?
現在は、抗生物質と痛み止めを飲んでおり、時々コリステン硫酸塩入の市販薬「ドルマイシン軟膏を塗っております。

A15 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
傷口の周囲が炎症を起こしているよう」ならば、ご自身でのケアはお勧めできません。
直ちに近医を受診することをお勧めします。
可能ならば形成外科を受診するとよいでしょう。
Q16 相談者 ニックネーム:Fuego 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:男性

3日前にランニング中にふくらはぎを肉離れして、整形外科でII度と診断され、2週間の湿布とサポータ固定を指示されました。ようやく歩けるようになってきたところで、今頃は肉芽組織がそろって、これから1・2週間さかんにコラーゲンが組織化していくのだろうと考えています。そこで質問ですが、再受傷しにくい瘢痕組織にするために今何をするのが適切かご意見をいただけないでしょうか?
具体的には、RICEと湿布はいつ(あるいはどんな目安で)とるべきか。コラーゲン組織の向きをそろえるためにストレッチに効果はあるか。あるとすれば、どんなストレッチをどんなタイミングで行うべきか。サポータ固定は、コラーゲン組織化に影響があるか、あるとすればいつごろまで固定しておくべきか。これら以上に再受傷しにくい瘢痕組織にするために考慮するべきことがあるか(栄養など)。

以上教えていただきたく、よろしくお願いいたします。

A16 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
為すべきは「再受傷しにくい瘢痕組織にする」ことでななく、なるべく瘢痕組織を少なくするために急性期はRICEが重要です。

診察をしていないので具体的なアドバイスは出来ないのですが、一般的に、担当医の指示通り「2週間の湿布とサポータ固定」をしておくのが最善でしょう。

固定、安静が長く続くと受傷部が拘縮を起こすこともありますが、外傷の程度や症状によって回復は違うので、温めたりマッサージを開始する時期は担当医の指示に従って下さい。

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