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創傷治癒よくある質問

  1. 家での手当や日常の注意
Q11 相談者 ニックネーム:さき 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:女性

昨年11月下旬に手術を受けたことで、下瞼(下睫毛より0.5㎝下)に幅3センチほどの縫い跡が出来てしまい、涙袋もなくなり縫い痕がシワのように凹んでいます。
さらに、笑った時にその縫い痕の下に涙袋の代わりに膨らみができています。
時間が経てば、縫い跡の凹みがなくなり涙袋もある程度元の状態に戻りますか?
今の状態を見ても戻るとは思えませんので、綺麗に治すために今からできることを教えてください。
今は縫い痕に保護テープを貼って1、2日で張り替えていますが、綺麗に治すために保護テープを貼ることを続けても良いですか?
良い場合、綺麗に治すための貼るコツを教えてください。

A11 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「時間が経」っても「縫い跡の凹みがなくなり涙袋もある程度元の状態に戻」ることはないでしょう。

まだ術後2ヶ月しか経過していないので、医療機関の多くで6カ月程は経過を診た方がよいと言われるかもしれませんが、下眼瞼で表皮の瘢痕が皮下組織と癒着していると予測されるので、瘢痕切除形成術の適応と考えます。

「保護テープ」はほぼ意味を成しません。
手術をした病院で相談なさるか形成外科を受診してください。
Q12 相談者 ニックネーム:Seven 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:女性

1ヶ月ほど前に家具にぶつけてまぶたの辺りに1センチほどの傷を負い、形成外科で3針縫う怪我をしました。
1週間後に抜糸してその後1ヶ月はマイクロポアテープを貼っていました。
その後担当医からはもう貼る必要はないと言われましたが、まだ傷口は赤い線のように残っています。
赤みは徐々に消えるでしょうと言われましたが、3ヶ月は紫外線遮断のために貼っていた方が良いと言うことも聞きますので、本当にもう何もしなくても良いのか心配です。
遮光テープとしてマイクロポアテープの他にエアウォールUV というものも良いと聞きました。
やはりまだ紫外線対策をした方が良いでしょうか。
また、本当に線のような傷跡の赤みはなくなるのでしょうか。

A12 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「遮光テープとしてマイクロポアテープ」や「エアウォールUV」を貼っておいても構いませんが、「40代後半」の女性ならばUVブロック効果のある基礎化粧品程度はお使いになるでしょうから、それで十分と考えます。
一般的に「40代後半赤み」は受傷後3カ月程度継続し、その後徐々に薄くなっていきます。
外傷の瘢痕は目立たなくなっても全く無くなることなないので、特に治療をしないとしても、いずれ気にならなくなるまで定期的に「形成外科」で診て貰うとよいでしょう。
Q13 相談者 ニックネーム:みかん 患者様(相談対象者) 年齢:10歳未満 性別:女性

顔に鉛筆が刺さり、芯は入ってないと思うのですが、鉛筆の黒い墨の色と傷がついてしまいました。
まだ2歳で小さいですし、顔なので、できればなくしてやりたいと思うのです
が。せめて薄くすることは可能でしょうか。
家でなにかケアする方法などありますでしょうか。

A13 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
皮膚の浅い部分(表皮)に色素が残っただけならば時間の経過とともに薄くなりますが、深い部分(真皮)に鉛筆の芯の炭素が残ってしまった場合は成長後も残るかもしれません。

擦ったり、押し出そうとしても取れるものではないので、無茶な「ケア」は今後の診察、治療をし難くするだけと考えて、嫌がる処置はなさらないでください。

レーザー治療が有効ですが、すぐに治療するかどうかはゆっくり検討することにして、なるべく早い時期に一度、形成外科や美容皮膚科を受診して診てもらって具体的なアドバイスを貰った方がよいでしょう。
Q14 相談者 ニックネーム:ミッキー 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性

今年の1月5日に旅行先で夜間に自転車運転時している時に転倒し、前歯が少しと、八重歯が半分欠け、顔面創削をしました。旅行先での病院は外科しかなかったため、十分な処置が出来ず一晩ホテルで過ごし、朝一で病院へ向かいました。歯の治療は口腔外科から歯科医に紹介して頂き治療していますが、皮膚科はこれで完全に治療は終わりですと言われました。
しかし、八重歯の上の皮膚は赤みや膨らみがまだ取れず、縦に1.5cmほどミミズ腫れが出来ており、不安な日々が続いています。
今は、非ステロイドの保湿剤のみ使用と、乾燥しないよう心がけています。困ったことに、12月から就職活動中なので、少しでも早く良くなるよう治療したいと思っています。また、メイクにはどのように気をつければいいか、教えて頂きたいと思います。

A14 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
瘢痕の治療なので皮膚科ではなく、形成外科におかかりになった方がよいでしょう。
「八重歯の上の」「膨らみ」は徐々に小さくなりますが、受傷後3カ月程度は皮下のシコリが硬いまま残るとお考えください。

シコリを早く解消するには、3か月以上経過したら、1日1回~2回程度、親指と人差し指でシコリを挟みゆっくりと力を加えてつぶします。
急いだり、強過ぎたりするとかなり痛みますから、焦らないでください。
毎日根気よく続けると、何もしないで待つより早く軟らかくなるはずです。

メイク落としの際に多少痛みがあるかもしれませんが、外傷がなければ、メイクは通常にしていただいて構いません。
一般的には、半年~1年もすれば外傷の痕跡もないくらいに治りますが、ご心配ならば定期的に形成外科を受診して経過をみていただくことをお勧めします。
Q15 相談者 ニックネーム:Triple Eccentirc 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:男性

額部をぶつけて、眉毛の中央部下端から額にかけて(上下方向)、2.5cmほどの裂傷ができました(一部陥没骨折もありましたが陥没程度も小さく、形成外科の先生と相談して手術はとりあえずしないこととした。)。
病院で5針縫った後、白色ワセリンを処方され塗っていましたが、一週間後の抜糸後は、ヒルドイドソフト軟膏を塗るようにといわれ、毎日朝晩ヒルドイドを縫って眉毛から上の部分はテープを上から貼っています(お風呂後も塗っているのでほぼ24時間この状態)。
現在、受傷後6週間ほどですが、3、4週間目をピークに傷の赤みが引いてきて、赤黒い色にかわり非常に少しずつですが傷自体も薄くなってきています。ただ、この傷部分は硬く、固定されたような状態になっており、眉毛がほとんど動かせない状態です。(傷の無い箇所は動かせるのですが、傷部分(眉毛中央)で固定されていて動きが著しく制限されている。)
この固定状態を改善させるために、傷部分のマッサージをしようかと思うのですが、まだ時期的に早いでしょうか?この固定状態を改善するために良い方法があれば教えてください。
本来受診した形成外科の先生に相談するのが良いかと思うのですが、現在海外赴任中のため、相談ができない状態です。どうかよろしくお願いします。

A15 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
瘢痕が皮下組織と癒着しているため「固定されたような状態になっており、眉毛がほとんど動かせない状態」になっているものと想像できます。
治癒後3カ月ほどは瘢痕は硬くなるのが通常なので、「傷部分は硬く」ても問題ありません。
「固定状態を改善させるため」の「傷部分のマッサージ」は、瘢痕が軟らかくなり始める時期以降が最適ですから、治癒後3カ月を経過するまでお待ちになった方がよいでしょう。
Q16 相談者 ニックネーム:ashu 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性

半年前にインターネットの配線でつまづき、膝から転び顔を打ちました。その際に鼻の真ん中と鼻の下と唇の間が少し抉れてしまいました。
次の日に病院に行き、その後は湿潤療法で治療しました。鼻の真ん中は一ヶ月後ぐらいから少し膨らんで来ました。鼻の下と唇の間は鼻の付け根の方が膨らんで赤いままです。
心配になり、再度病院に行きましたが、結果は良好のようでこのまま自然に、鼻の真ん中の膨らみも鼻の下と唇の間の赤く少し膨らんだ傷も1年ぐらいかけて、肌に馴染んでくると言われましたが、半年経っても傷跡が赤く、鼻の真ん中は色は肌色ですが若干膨らんでいるのが気になります。
病院で言われた通り、このまま時間の経過を待てば白い平らな傷になり肌に馴染んで目立た無くなってくるのでしょうか?
鼻の真ん中の傷は横に斜めに膨らんでいたものが半年かけて縮小し、今は5ミリくらいの円形です。鼻下と唇の間は向かって右端の方に一センチ程度です。他人には目立たないらしく、人に言われたことはありませんが、自分が気になって仕方ありません。
現在は傷になってから一ヶ月後ぐらいからシリコンジェルを塗っていますが、病院で傷跡が息が出来ないので自然に治すのが一番いいと言われました。
鼻の真ん中に丸く膨らんだ傷跡は時間の経過と共に平になる可能性はありますでしょうか?病院ではこれぐらいならステロイドのテープなども必要無いと言われました。また鼻の下と唇の間の縦の線状の瘢痕の赤くて硬いのも時間の経過と共に傷が平に白くなって肌に馴染んできますでしょうか?
この半年間紫外線にだけは執拗に注意しています。早く良くするために何かいい方法などありましたら伝授いただきたいと思います。

A16 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「他人には目立たないらしく、人に言われたことはありませんが、自分が気になって仕方ありません」という瘢痕は、具体的な治療目標を立てにくいため、治療計画を立てるのに難渋することが少なくありません。
「鼻の真ん中の傷は横に斜めに膨らんでいたものが半年かけて縮小」しているわけですし、
治療の経過から診察医は創傷および瘢痕の治療に精通しているようですので、「このまま自然に、鼻の真ん中の膨らみも鼻の下と唇の間の赤く少し膨らんだ傷も1年ぐらいかけて、肌に馴染んでくる」という担当医の判断に従って、積極的な治療をせずとも時間の経過を待っていただいてよいのではないでしょうか。
シリコンジェル塗布と紫外線ブロックは、お続けになっていただいて構いません。
何もせずにただお待ちになるのは心理的に大きな負担になることも少なくないので、直ちに治療をしないとしても定期的に担当医に診察をしてもらった方が良いでしょうし、他の形成外科でセカンドオピニオンをお求めになることを検討なさってもよろしいでしょう。
Q17 相談者 ニックネーム:AK 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性

数年前に顔に4センチほど傷を作り、12月に形成外科にて瘢痕形成術を受けました。もうじき4か月が経ちますが、まだ硬さと赤みがあります。
術後、3か月間マイクロポアを張り続けていました。
3か月目の定期受診の際、医師より今後はテープは貼らなくてよいので、その代わりに日焼け止めを使用するよう言われました。
私としてはまだ傷跡が目立つため、傷跡を隠すためテープをこれからも張ってもよいか聞いたところ、日中は貼って、帰宅後は剥がすようアドバイスを受けました。
医師のアドバイスにより、現在も日中はマイクロポアは貼り続けています。

そこでご質問ですが、これから紫外線が気になるため顔全体に日焼け止めを使用するのですが、日焼け止めを塗ってから、その上にマイクロポアを張っても可能でしょうか。
マイクロポアの上に日焼け止めを塗るとテープ自体が白くなってしまうため、できれば日焼け止めを塗ってからマイクロポアを貼りたいと思っています。

A17 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「瘢痕形成術」の「術後、3か月間マイクロポアを張り続け」る必要があった理由は、(1)紫外線防止だけでなく、(2)瘢痕を幅広くするような外的な力が加わらない様に、(3)瘢痕の盛り上がりを抑えるため、(4)局所の安静を保つためです。

したがってもう時期的には「今後はテープは貼らなくてよい」のですが、「これからも張って」いても特に問題がある訳ではありません。

もちろん「日焼け止めを塗ってからマイクロポアを貼」っても構いませんが、「目立つ」「傷跡を隠すため」ならば、濃い目のコンシーラーなどで瘢痕をカバーしてから通常のお化粧をなさってはいかがでしょう。
Q18 相談者 ニックネーム:もとを 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:男性

コンクリートで転んでできた下アゴ突端の擦り傷で、表皮?真皮?がえぐれて肉が見えています。クイックパッドで湿潤療法と思い貼っていますが、滲出液が多くあふれてきてしまいます。こまめに張り替えるか、ワセリン等で覆ってしまうのがよいのでしょうか。ドレッシング材は使用したことがないのですが、ドラッグストアなどで入手できますか?

A18 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
浸出液で創周囲の健常皮膚がカブレてしまうことがあるので、「浸出液が多くあふれてきてしま」う状態ならば「クイックパッド」を「こまめに貼り替え」てください。

可能ならば一度、形成外科など創傷治癒の専門医を受診して、自宅での湿潤療法の適応になるかどうかを診断して貰ってください。

どんなに優れた治療法や新しい治療材料でも、適応を間違うと、期待した結果が得られないばかりか治癒の阻害になることもあるのですから、迷った時はまず専門医を受診して具体的に指導して貰うのが得策です。
Q19 相談者 ニックネーム:無記入 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:男性

口周りを縫ってテープ固定から3ヶ月経ちました。
テープを張っていると傷跡のまわりの皮膚のたるみ具合が観察できないということでこれからはテープをはがしてくださいと言われました。
でも広がってケロイドのようになってしまわないか不安です。続けなくていいのでしょうか?

A19 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
診察をしていないので具体的なアドバイスは出来ません。
一般的には、受傷後3~6カ月経過していれば「テープ固定」は必要無くなります。
外傷の治療を専門になさっている医師かどうかで「柔らかい」という言葉も評価がかわるので、お掛かりの「お医者さん」の専門をお尋ねになってみても良いでしょう。
「不安」があるならば、他の形成外科も受診して、セカンドオピニオンをお求めになることをお勧めします。
Q20 相談者 ニックネーム:無記入 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:男性

つい10日程前に転倒により顔の頬にすり傷(少し血が出る程)が出来てしまい、湿潤療法を家で試しました。病院には行っておらず家で綺麗に水洗いしラップを貼るのを続けました。
今は皮もはりほぼ治ったのですか光の加減で少し膨らんでいます。(傷が出来始めた所からなだらかに軽めの段差?というのか)
痛みも無く感染とかではありません。後ろから光を当てるとやはり傷ができた部分に軽く膨らみがあります。
肥厚性瘢痕のような膨らみやテカテカしたりとはまた違うのです。今は圧迫を続けているんですが、平になってくるんでしょうか?

A20 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
いわゆる「湿潤療法」は優れた治療法のひとつですが、湿潤療法で治療した方が良い外傷かどうかの判断には専門的な知識が必要になることがあります。
「顔の頬」の「すり傷(少し血が出る程)」が「10日程」で治っているならば、治療法の選択として「湿潤療法」は間違いでは無かったようですが、瘢痕が目立たない様に治癒させるためには、上皮化まででなく、上皮化後も、適時、経過に合わせた対処が必要です。

おそらくしばらく経過を待っていただければ「平らになってくる」でしょうが、診察をしなければ具体的なアドバイスができません。
シリコンシートやステロイド剤が有効な場合もあるので、形成外科を受診して相談して下さい。

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