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創傷治癒よくある質問

  1. ケロイド
  1. 胸・脇・腹・背・腰など
Q11 相談者 ニックネーム:ヒロ 患者様(相談対象者) 年齢:60代後半 性別:男性

私は2002年に心臓弁膜症で弁の置換術を行いました。その後傷跡が縦に約20㎝残っています。(特に傷の下部5㎝程が赤く盛り上がってケロイド状に)

手術は成功し毎日無事に過ごさせてもらっていることを感謝していますが、困っていることがあります。
それは、かゆみがあること、見た目が悪く公衆の温泉等での入浴は人様に不快な印象を与えるのか傷跡への視線が気になり温泉に行けません。
ケロイドを目立たなくする治療はありますでしょうか。ちなみに、術後ワーファリンを毎日服用しています。

A11 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
診察をしなければ具体的な治療法の提案は出来ませんが、トラニラスト内服、ステロイドテープ、瘢痕切除手術、ステロイド注射、フラクショナルレーザーなどの適応がありそうです。

とくにレーザー治療ならば、痛みもなく通院で治療ができます。
形成外科を受診して相談してください。
Q12 相談者 ニックネーム:たかさん 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:女性

現在高校3年生の娘のケロイド体質についての相談です。娘は小学5年ごろに胸の中心に小さなニキビのようなものができ、なかなか治らずに気が付いたら枝豆程の大きさで隆起したものになっていました。
皮膚科にかかり、ケロイド体質とはじめて診断されました。その時から飲み薬(リザベンカプセル・シナール錠、ワカデニン腸溶錠、アレグラ錠)とはり薬(エクスプラスター)を現在まで続けています。
中学・高校とダンス部に所属していましたので、はり薬続けられない時も多く、汗によってかゆみが増し、患部を掻いてしまい悪化させることも多々ありました。
現在も全く治らず、年頃の女の子なのに胸元を気にして好きな洋服も着れずに辛がっています。いろいろネットで調べたり先生にお聞きしても、すぐには治らないといわれるばかりです。少しでも改善される可能性があるならどこへでも治療に連れて行きたいのですが、よい方法と病院を教えてください。

A12 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
胸部のケロイドは、乳房の膨らむ年齢には強い緊張がかかって、大きくなる可能性が極めて大きいものです。
高校3年生ならば、成長期を過ぎる年齢ですから、そろそろ本格的な治療を検討してもよいかもしれません。
ケロイドの治療は、圧迫、周辺皮膚の緊張の緩和、トラニラスト内服、保湿剤外用、シリコンジェルシート貼付、ステロイド剤外用、ステロイドシール貼付、ステロイド懸濁液のケロイド内注射、レーザー治療、代謝拮抗剤内服、切除手術、中性子線照射などを組み合わせて行います。
確かに「すぐには治らない」ことも少なくないので、信頼できる担当医のもとで、治療方針をじっくりと検討する必要があります。
当ホームページの『医療機関のご案内』などを参考にしていただき、幾つかの形成外科や傷あと専門外来を受診して、ご相談なさってください。

【医療機関のご案内】
http://www.woundhealing-center.jp/kikan/

申し訳ありませんが、創傷治癒センターから具体的に病院を紹介することはしておりません。
ケロイドは「すぐには治らない」ため、評判の良い病院を探す以上に、お嬢様自身が信頼して治療を任せることが出来ると感じる医師を主治医として、積極的に治療にかかわる必要があります。
専門機関であれば、提案できる治療内容に大きな違いはないので、通院しやすい病院、話しやすい、相談しやすい担当医のいる医療機関をお選びになることが大切です。
例えば、ダンスや激しい運動をなさることが多いならば、スポーツ用のブラジャーより、両乳房を寄せるようなブラジャーを使うだけでもケロイドにかかる緊張が小さくなり、ケロイドの悪化を防ぐことが出来るのですが、このようなプライベートな相談までを出来る治療環境が必要なのです。
複数の医療機関を受診して、ぜひ、信頼できるよい担当医とめぐり合ってください。
Q13 相談者 ニックネーム:hanahana 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性

昨年5月広汎子宮全摘出術を受けましたが、傷跡がケロイドになり、痒くてたまりません。
埋没縫合にしてくれていましたが、1か月もするとケロイドになり、6月末に形成外科を受診しましたが、再縫合しか傷跡を目立たなくする方法はないと言われました。
10月の朝日新聞の記事を見て、10月から今までステロイドの入った軟膏を塗布していますが、一向にケロイドは良くなりません。
ケロイドは市販の傷跡、しこりをなくすへパリンを含有する軟膏のほうが良くなるのでしょうか。

A13 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「形成外科を受診」して、「再縫合」を勧められたならば、厳密には「ケロイド」ではなく肥厚性瘢痕ではないでしょうか。

一般的に「ステロイドの入った軟膏を塗布して」も効果が全くないわけではありませんが、「痒くてたまらない」までの症状はほとんど改善されないでしょうし、「市販の傷跡、しこりをなくすヘパリンを含有する軟膏」は主に保湿を目的としたものなので、これも痒みに著効することはありません。

数年という経過を長期的に待って頂ければ瘢痕は赤みが薄くなり、盛り上がりも軽減され、
痒みが起きても保湿剤で治まる程度の症状になるでしょうが、少しでも早く改善を望むならば、ステロイドテープ、ステロイド注射、シリコンジェルシート、レーザー治療をするこ
とをお勧めします。

またいわゆる「再縫合」は瘢痕形成術と言って、盛り上がった瘢痕だけを切除して正常な皮膚同士を縫合する手術で、局所麻酔でも可能ですから、思い切って手術を検討なさった方が良いかもしれません。

ご自身で判断をなさるより、もう一度形成外科を受診して、ご自身の望みが痒みの軽減なのか、瘢痕を平らにすることなのか、赤みをなくすことなのかをしっかりと告げて、具体的な治療法を提案して貰ってください。
Q14 相談者 ニックネーム:ユリアン 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性

長年、胸の中心に2?×1?位のケロイドがあり、最近、厚さを増し、また痛みがあるため、近所の皮膚科に行きました。ステロイドの注射を一月に一度打ってもらうことにしました。
5、6、7月に打ってもらったところ、8月に突然、右の乳房が張って、痛みがあるのに気付きました。すぐに、乳腺外科に行き、エコーをしてもらい、乳管が少しはれているけど、様子見で大丈夫とのことでした。ステロイドがリンパに流れている可能性もあるといわれました。続けても一応良いとのことで、その後、気にならなくなりました。
その後、9月に打ち、生理がきたとたん、やはり右の乳房が固く張って痛みもあります。
まるで、子供におっぱいをあげていた時、乳が詰まって、張ったときのような状態です。
これは、ステロイドのせいでしょうか?また、続けてよいものでしょうか?

A14 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
乳腺外科の担当医に確認して頂くのがよろしいかと思いますが、「生理がきたとたん」「右の乳房が固く張って痛み」があるのですから、乳腺炎か乳腺症でしょう。
「ケロイド」に注射する副腎皮質ホルモン(「ステロイド」)は通常、緩徐に吸収される懸濁液を使うため全身性の副作用は出にくいものですが、1ヵ月に1回ならばやや頻回過ぎるかもしれません。
ただし「2cmx1cm位」の大きさの「ケロイド」ですから、注射できる容量は限られているので、「乳房が張って、痛みがある」原因が、「ステロイドの注射」とは考えにくいでしょう。
また「ステロイドがリンパに流れている可能性」は極めて低く、今得られる情報からは、「乳管が少しはれている」のは「ステロイドの注射」とは関係が無いと判断します。
このまま治療をお続けになっても構いませんが、「ケロイド」の治療は、ステロイドの注射以外に、圧迫、シリコンシート、ステロイドテープ、レーザー、切除、中性子線なども含めて総合的に判断すべきものですから、どうぞ幾つかの皮膚科や形成外科でセカンドオピニオンをお求めになってみては如何でしょう。

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