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創傷治癒よくある質問

  1. 昔の傷や治療後年数の経った傷の気になる状態
  1. 下肢
Q81 相談者 ニックネーム:ヨーコ 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:女性

小学生の頃、転んで膝を怪我しました。その際小さな石が入ったのですが(1mmくらいのもの)、病院には行かず自分で取り出した記憶があります。
そのまま自然治癒し、少し膨らんだ傷跡が残りました。傷自体は5mm×5mmくらいで、痛みなど全くありませんでした。ところが数ヶ月前からその傷がぷくっと膨らみ、1cm×1cmくらいの柔らかい出来物のようになってしまいました。膝なので床に着くと少し痛みがあります。触りすぎたのか、血のようなものが出た事もありますが1度だけで、普段は痛みなどはありません。
何かの拍子に大きくなってしまったのか、中にまだ石などが残っているのか少し心配です。受診した方が良いでしょうか。

A81 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
瘢痕をぶつけたか、こすったか、引っ掻くかして血腫が出来たのかもしれません。
ケロイドの可能性は低いのですが、一度、形成外科を受診して相談してください。
Q82 相談者 ニックネーム:MAE 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:男性

40年近く前の中学1年の時に左大腿に先の尖ったガラス片が突き刺さる事故に遭いました。
箇所は足の付け根から約5センチ下部の前面、外観上の幅約10センチの横一直線、最大の深さは約7センチだったそうです。
静脈を切って大量出血があり、7針を縫う手術を受けました。
これが原因で今でも左足全体にピリピリした感覚があり、神経が鈍い感じになっており、足首が動きづらく、親指が反らない状態となっています。

A82 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「足の付け根から約5センチ下部の前面、外観上の幅約10センチの横一直線」の外傷なので、大腿神経あるいは閉鎖神経の損傷が想定されます。
一方、「左足全体にピリピリした感覚があり、神経が鈍い感じになって」いるという表現が左下肢全体の知覚異常を表しているなら、坐骨神経の損傷が疑われます。
「足首が動きづらく、親指が反らない状態」は脛骨神経、腓骨神経の障害によるものですが、脛骨神経も腓骨神経も元をたどれば坐骨神経由来の神経です。つまり、一般的に考えると、受傷機転と症状が合致しません。

ところが受傷が「中学1年の時」で、「最大の深さは約7センチ」で「静脈を切って大量出血」する深さならば、当時身体が大きくなかったと考えれば「ガラス片」の先が坐骨神経に届いた可能性もあるでしょう。

全ての症状が受傷直後からあるならば、診断は外傷性坐骨神経損傷でしょうし、受傷直後より症状が悪化していたり無かった症状が出現したりしているならば、診断は坐骨神経痛ということになります。
整形外科を受診して治療なさるなり、ペインクリニックで相談なさってはいかがでしょう。
Q83 相談者 ニックネーム:フル 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:男性

7年前左足首の内側でくるぶしの少し下を刃物で深く切ってしまい、神経や血管など切ってしまいました。
整形外科で手術後2~3年くらいで痺れが無くなると聞いていたのですが、未だ無くなりません。
指先は動くのですが、切る前よりかは力を入れづらくなったと思います。
足裏の内側足根小球の部分は未だ感覚が鈍く痺れが一番強いです。
痺れは足裏全体にあり、傷口を叩くと、特に中指と親指に電気が走るような感覚があります。この痺れはもう治らないのでしょうか?

A83 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「傷口を叩くと、特に中指と親指に電気が走るような感覚」はTinel’s Signと言って、障害された知覚神経の断端を指先などで叩くと、末梢に向かって放散痛が生じる症状で、神経の損傷部位を特定するのに有用です。
踵の知覚に異常がないなら、外傷に引き続き発症した足根管症候群なので、
後脛骨神経の枝の内側足底神経の障害で、長期にわたると筋委縮が起きて多少「力を入れづらく」なることも起こり得ます。
原因が神経の圧迫や絞扼によるものならば、それを解除すれば症状は消褪します。
整形外科を受診してください。
Q84 相談者 ニックネーム:コロン 患者様(相談対象者) 年齢:10代前半 性別:女性

私が6歳の時に、スポーク外傷になりました。
傷口からバイキンが入り41度の熱が出たので、1ヶ月ほど入院しました。傷口はアキレス腱や、骨がみえていました。
皮膚科と1週間に1回形成外科で治療をしました。
壊死している部分を麻酔をして削り取る治療をして、その頃に新薬だった皮膚を再生する薬でだいぶなおりましたが、退院してからもしばらくは歩けませんでした。
それから8年経ちましたが、未だ傷跡をさわったら、痺れる感じがして、爪を立てても痛みを感じない部分もあります。
長時間歩いたり運動をすると痛み、背伸びをすると、ぐらつきます。
これはよくあることなんですか?それとも病院に相談した方がいいですか?

A84 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
蜂窩織炎か壊死性筋膜炎だったのでしょう。
治癒後の瘢痕には知覚を司る末梢神経が行き届いていないため、「痺れる感じがして、爪を立てても痛みを感じない」のです。
安静時には痛みはないが「長時間歩いたり運動をすると痛み」が出現するとすれば、血流が悪いため筋肉の虚血が起きるのか、リンパ流が悪いため筋肉の浮腫みが起きている可能性があります。
「背伸びをすると、ぐらつき」があるのは筋肉を一部削ったためか、筋委縮や筋肉の癒着のために力のバランスが悪いのか、いずれかが関係しているかもしれません。
臨床症状と視診、触診、レントゲン、CT、MRI、血管造影、リンパ管造影などの検査で、現在の状態の把握と、今後の改善の可能性、治療をするならばどんな治療でどんな改善が見込めるかなどが明確になります。
引き攣れや運動障害が無ければ直ちに「病院に相談」する必要はありませんが、時期をみていずれは検査をした方がよいでしょう。
Q85 相談者 ニックネーム:めい 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性

私は昔右の脚の付け根に傷を負いました。
その時の傷が体の成長と共に伸びずに、傷を負った時のままの大きさなのは何故ですか?

A85 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「傷」(傷跡)は、正常な皮膚組織の欠損部を瘢痕組織が埋めたものです。
瘢痕組織は「体の成長と共に」成長することはないので「伸びずに、傷を負った時のままの大きさ」なのです。
Q86 相談者 ニックネーム:無記入 患者様(相談対象者) 年齢:無記入 性別:無記入

3年前の2月に砂利道で膝を擦りむいたのですが、その傷の箇所に小豆位の大きさの盛り上がりが出来ています。
怪我をした時が夜ということもあり、キズパワーパットにて応急しました。
傷みもなく、存在自体を忘れていましたが、最近になり膝の屈伸や盛り上がりを触ると痛みがあります。
一度、病院を受診すべきでしょうか。

A86 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
肥厚性瘢痕です。

何もせず放置しても、更に数年の経過のうちに平坦になり目立たなくなるのが一般的です。
ぶつけたか何かで痛みが生じたところを毎日の様に触るので、「膝の屈伸や盛り上がりを触ると痛み」を感じるのではないでしょうか。

必ずしも直ちに専門医の診察が必要とは考えませんが、今後「盛り上がり」が大きくなるようであったり広がったりするようなら形成外科を受診してください。
Q87 相談者 ニックネーム:ゆっぴい 患者様(相談対象者) 年齢:80代 性別:男性

80代の父ですが、10年前に耕運機に足を取られ大きく切ってしまいました。
外科医に縫合してもらいましたが、その傷がまだ時々化膿し、発熱したりします。
医者に行くと抗生物質で治療されますが、繰り返し発症します。
完治治療はないのでしょうか?

A87 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「時々」がどれくらいの頻度かということも大切な情報なのですが、比較的頻繁に「化膿し、発熱したり」するならば、皮下に膿瘍や感染創が潜んでいる可能性があります。

診察をしていないので具体的なアドバイスが出来ませんが、形成外科を受診して相談すれば根本的な治療法を提案してもらえるはずです。

形成外科が自宅のそばにない場合は、受診の際に通院が困難なことをお伝えになって、自宅でできるケア、近医でできる治療、専門病院(形成外科)でしなければいけない治療と分けて治療方針を検討して頂くとよいでしょう。
Q88 相談者 ニックネーム:りんごちゃん 患者様(相談対象者) 年齢:60代後半 性別:男性

父が、10年以上前に仕事で怪我をして、アキレス腱損傷と皮膚がえぐれてしまい、太ももから皮膚移植をしました。
傷あとがいまだに乾燥してしまい、靴を履くと擦れて切れてしまうそうです。
後、長く休んでいて歩き出す一歩目がどうしても痛いようで。
何か、キレイに治す方法はありませんでしょうか??
大きなケガだったので、痛みはしょうがないのでしょうか?

A88 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「長く休んでいて歩き出す一歩目がどうしても痛い」のは、アキレス腱が短縮しているためならばアキレス腱延長手術が必要です。
また、「太ももから皮膚移植」をしているので分層植皮でしょうから、瘢痕は硬くなるでしょうし、汗腺・脂腺もないので乾燥は必発です。
アキレス腱部分の瘢痕が硬いあるいは「乾燥して」いるために「長く休んでいて歩き出す一歩目がどうしても痛い」ならば、瘢痕の保湿と軟らかくするための自己ケアが中心になります。

市販されているハンドクリームなどでもよいのですが、尿素クリームやヘパリンクリーム、ヒアルロン酸クリーム、コラーゲンクリームをお使いになるとよいでしょうし、必要に応じてステロイドホルモンクリームを使う必要もあります。

根本的な治療として、分層植皮の瘢痕を全層植皮に置き換える手術が可能です。
これからの生活のしやすさを考えれば、手術をした方がよいのではないでしょうか。
詳細は、形成外科を受診してご相談いただくことをお勧めします。
Q89 相談者 ニックネーム:タコポン 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性

10年ほど前に自宅ガラス扉に足をぶつけてしまい、ガラスが割れて刺さり12針縫う怪我をしました。
年をとるにつれ体重を支える足に負担が来て、傷が痛く。赤くなりひきつれが、こわいです。鍼を打ってもらい神経のくっつきが、よくなったのですが、傷は雨の日などは痛く、今後このようなことがないよう、したいです。

A89 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
瘢痕拘縮により引き攣れが起きているのでしょう。
拘縮解除のために、瘢痕形成術と皮弁術を組み合わせれば、痛みは無くなるでしょう。
形成外科を受診すれば相談にのって貰えます。
Q90 相談者 ニックネーム:mwk 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性

15年以上前から膝裏にコブのような膨らみを感じ、押すとふくらはぎ辺りに電気が走る痛みを生じていました。
何軒か病院にかかりましたが、ハッキリせず、約1週間前に入院設備のある整形外科にて神経鞘腫だろうとの診断を受けました。
6.5㎝×4㎝の腫瘍な為、手術を行い、半分以上は摘出したそうです。
現在、術後1週間で傷も渇き、退院しても大丈夫とのことですが、膝を真っ直ぐにして立てず、歩行時に、ふくらはぎ、膝裏の中がツキンツキンと痛み、定期的に圧迫される痛みがあり全体的にツッパリを感じます。
膝裏やふくらはぎは皮膚の感覚も少し鈍くなっています。
このまま今までのように、歩いたり走ったりができるのか不安です。
傷もボコボコと縦にうねりながら20㎝ほどあります。
この傷がどんな形状や色になり、歩行時の痛みやツッパリはどの位の期間で改善されていくのか教えてください。

A90 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
現在の痛みやツッパリは瘢痕によるものではありません。
神経鞘腫の手術で、神経に触れたためと安静期間に筋力の低下と膝関節の可動域制限が起きたためです。
その症状に関しては、術中所見と術後経過を知る整形外科の主治医にお尋ねください。
瘢痕は一般的に3ヵ月までは赤く硬くなり、6カ月に向けて症状が軽減、それ以降は年単位で徐々に改善します。

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