傷の悩み 無料相談

創傷治癒よくある質問

  1. 昔の傷や治療後年数の経った傷の気になる状態
  1. 胸・脇・腹・背・腰など
Q81 相談者 ニックネーム:みっちゃん 患者様(相談対象者) 年齢:80歳以上 性別:男性

1955年、肺結核治療のため右肺上葉切除。右乳頭部下に約15cmの縫合跡があります。
加齢とともに縫合部端のE型(縦横4cm太さ1cm)ケロイドが盛り上がり最近は突き刺すような痛みを感じる様になりました。患部を強く押さえてその痛みを抑えることもあります。
このような創傷治療は可能でしょうか。縫合部は以前はミミズ腫れ状でしたが加齢に従い普通の皮膚状になり傷口の端のE型ケロイドが盛り上がってきました。

A81 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
ケロイドの治療は、圧迫、保湿剤塗布、シリコンジェルシート貼付、ステロイド外用剤、ステロイド局所注射、トラニラスト内服、レーザー照射、切除縫縮・皮弁・植皮、中性子線照射、培養表皮などの治療法を組み合わせ計画されます。
形成外科でご相談頂ければ、ご自身で出来るケア、近医で可能な治療、専門病院でなければ出来ない治療というふうに分けて説明して貰えます。
「以前はミミズ腫れ状でしたが」「普通の皮膚状になり」「傷口の端」が「盛り上がって」きたとすれば、典型的な「ケロイド」かもしれませんが、「右肺上葉切除」のときに埋没糸として皮下に残した縫合糸が核となって炎症が継続している可能性もあります。
まずはお近くの形成外科を受診して、ご相談なさってみてください。
Q82 相談者 ニックネーム:キャンディ 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:女性

22年前に両脇の下に広い範囲で傷をつくってしまい、ケロイド体質なのか、人には絶対に見せられない状態でずっと悩んでます。
傷の中には触ると痛みを感じる箇所もあり下着などがあたると痛みと腫れてしまう事がありその度に形成外科で診てもらおうか本気で悩みます。
何科でどのような治療法があるか教えていただきたくメールしました。

A82 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
ご相談の内容だけでは、瘢痕の詳細が判りません。
部位、範囲、大きさ、硬さ、盛り上がりや色など、様々な条件で瘢痕の治療法は異なりますし、多くの場合、複数の治療法を組み合わせて治療する必要があります。
「痛みと腫れてしまう」ことがあるとすれば、異物の存在が考えられるので、異物除去も必要かもしれません。
直ぐに治療をしないとしても、まずは形成外科を受診して、さまざまな治療法を提案して貰い、それぞれの治療法の利点・欠点を十分理解し、ご自身が主治医とお決めになった先生と共に、治療しないという選択も含めて治療計画をたてて下さい。
Q83 相談者 ニックネーム:シャクナゲ 患者様(相談対象者) 年齢:60代前半 性別:男性

2年前の3月、胸椎の黄色靱帯骨化症の手術を背中からの切開で受けました。
昨年8月頃から、切開したあたりに何か重いものが張り付いている感じや背中の中心部に引っ張られる感じなど異常感覚が出てくるようになりました。症状は座っている状態での前屈と立位、歩行で増悪します。寝ているときと、背もたれにもたれているとき は何も感じません。
整形外科で診察を受けたところ、MRIやレントゲンで異常はなく手術に伴う筋肉の瘢痕ではないかということでした。
手術から1年半もたってこのような症状が出るものでしょうか。現在、メチコバールを処方され、背中を温める温熱療法をしています。好転は期待できるでしょうか。さらに悪化する心配はないでしょうか。歩行は手術前より改善されています。

A83 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「MRIやレントゲンで異常は」ないのですから、知覚異常か瘢痕拘縮が原因の可能性が高いのではないでしょうか。
つまり、「手術から1年半」経過して手術によって鈍くなった切開部分の知覚が回復したために、「切開したあたりに何か重いものが張り付いている感じや背中の中心部に引っ張られる感じなど異常感覚が出てくるように」なったのかもしれません。
また、「症状は座っている状態での前屈と立位、歩行で増悪」していることや、「寝ているときと、背もたれにもたれているとき は何も感じ」ないことなどからは、「手術に伴う」皮膚および「筋肉の瘢痕」が疑われます。
どちらが原因としても、時間の経過と共に、症状は徐々に軽快すると予測されます。
ただし「異常感覚が」続くと、症状が周囲からはなかなか理解されないため、患者さんご本人にとっては実際の症状以上に辛いものであることも少なくありません。
「歩行は手術前より改善されて」いて「黄色靱帯骨化症」が進行していないのならば、主治医と相談をして、ペインクリニック(麻酔科)を受診してみては如何でしょう。

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