傷の悩み 無料相談

創傷治癒よくある質問

  1. 昔の傷や治療後年数の経った傷の気になる状態
  1. 首・肩
Q11 相談者 ニックネーム:こすもす 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:男性

18歳の息子の声帯の傷跡のことでご相談します。
10歳の頃に階段の角で喉を強打した際に、右の声帯に傷ができてしまいました。その傷跡のせいで右の声帯が硬く萎縮した状態となっており、変声期に入ってから声が出しづらくなりました。日常生活にはあまり支障がない程度ですが、声に雑音が混じり、聞き取りにくい声になってしまいます。
声帯専門医のいる病院で、フィブラストを右の声帯に注入する治療を薦められましたが、フィブラスト注入で後遺症も出る事例が報告されているようです。どの程度の危険性があるのでしょうか。

A11 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「フィブラストを右の声帯に注入する治療」は、瘢痕を形成する線維芽細胞の数を減らし「硬く萎縮した状態」の改善を目的としたものです。

「フィブラスト」そのものが特別危険なわけではないので、「フィブラスト注入で後遺症も出る事例が報告されている」というのは、注入時に声帯や神経を傷つけてしまう可能性がないわけではないということでしょうし、治療によってどの程度「声」の改善が図れるかの保証はなく、それどころか更に「聞き取りにくい声」になることも絶対にないとは言い切れないと
いう、非常に慎重な発言なのではないでしょうか。

詳細は、主治医にご確認になったほうがよいでしょう。
Q12 相談者 ニックネーム:アップル 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性

5,6年前に、肩に脂肪の固まりがあり、このままでは、大きくなると皮膚科の先生に言われました。
切開しましたが、未だに、傷跡が痛みます。10センチほど赤く盛り上がっています。
見た目も、目立つので、何とかしたいです。

A12 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
通常、手術後の瘢痕は、時間の経過と共に成熟し、白く平らな外観に変わります。
肩は動きが多く比較的肥厚性瘢痕の出来やすい部位のため、「5、6年前」の手術にも
かかわらず、「10センチほど赤く盛り上がって」「傷跡が痛」む状態のままなのでしょう。
トラニラスト内服、ステロイドテープ、ステロイド注射、レーザー治療などで赤みと盛り上がりが改善すれば、瘢痕が軟らかくなって痛みも軽減する可能性があります。
白く平らになっても瘢痕の幅は変わらないため、幅の狭い目立ちにくい瘢痕にすることを望むならば、肥厚性瘢痕を切除して緊張がかからず擦れにくい方向に修正する瘢痕形成術が効果的
です。
形成外科を受診して相談して下さい。
Q13 相談者 ニックネーム:Hs 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:男性

3年ほど前に、事故で自発呼吸が出来ない状態になり、器官切開をしてもらいました。
今の状態は、はっきりと穴が空いているのが、喉の少し下の真ん中にわかる状態です。
傷がただれてる、かゆいなどの症状はありません。ただ、見た目で穴が空いてるので、この傷を隠すのに苦労しています。
このような状況でも、形成外科で保険を使った治療をしてもらえるのでしょうか?
傷を消したいだけの場合、美容整形のような所でないと、治療してもらえないと聞いたことがあります。
だいたいの値段などもわかれば教えて下さい。

A13 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「はっきりと穴が空いている」というのは、深い凹みがあるという状態でしょうか。
「傷がただれている、かゆいなどの症状」がない、あるいは発声に問題がないとすれば、「穴」が気管まで交通していないのではないでしょうか。

気管まで交通していても交通していなくても、整容的な目的あろうと機能的な目的であろうと、形成外科で修正手術が可能です。
治療法は必ずしも一つではありませんし、自費診療になるか保険診療になるかは診察をしないと判断出来ません。

「保険を使った治療をしてもらえる」かどうかや「だいたいの値段など」をお考えになって躊躇しているより、複数の形成外科を受診して、治療法と費用を説明して貰い、納得し、不安を全て解消した後に、治療法を選択し、施術を受けてください。

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