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創傷治癒よくある質問

  1. 昔の傷や治療後年数の経った傷の気になる状態
  1. 頭部
Q41 相談者 ニックネーム:みほ 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:女性

小さい頃に足を滑らせ、一階の窓から落ちてしまい、外の石段に後頭部がぶつかりぱっくりと切れてしまいました。
病院で傷口はホッチキスで止めてもらいました。傷口は手で触るとシリコンのようにムニムニしており、髪の毛は生えていません。完全にハゲています。

それから約10年経った今、ふと手で傷口に触れたところ、傷口にかさぶたができています。
どこかにぶつけた可能性もあるかもしれません。傷口にばい菌が入ったからかさぶたができたのでしょうか?教えてください。

A41 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
瘢痕部位に毛嚢炎が出来たのでしょう。
通常は放っておいても、2~3日から長くても1週間ほどで治癒します。
多発するようなら、皮膚科を受診して内服抗生剤を処方してもらって下さい。
Q42 相談者 ニックネーム:ヨシ 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:男性

今から約5年前に階段から落ち右頭部を強打して病院にて簡単な手術をしていただきました。
それからは、気分も良くなり体調も良くなっていたのですが、二月中頃くらいから夜になると得に陥没してるところらへんに頭痛がおこります。
アルコールもビール一本くらいなのですが頭痛がおこります。
毎日ではなく、2日に一度くらい?
毎日続くときもあります。
我慢出来ないときもありますが、なんとか気分を沈めてから寝ます。
こんな事はあるのでしょうか?

関係ないかもですが、年末に風呂上がりに気を失って頭から倒れ鼻血か解りませんが血だらけにも、なりました。

A42 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「約5年前」に「右頭部を強打」したことと、「二月中頃くらいから夜になると」「頭痛」が起きることの関連は無いでしょう。
ご相談症状は片頭痛ではないかと考えますが、CTやMRIで脳や脳血管に異常が無いことを確認しておいた方がよいのではないでしょうか。
脳外科を受診してご相談なさってください。
Q43 相談者 ニックネーム:こみさん 患者様(相談対象者) 年齢:70代後半 性別:男性

33年前聴神経腫瘍の開頭手術を受けました。
手術自体は好結果で、その後複数の病院でMRI検査を受ける機会があるごとに、状況は異口同音素晴らしいと評価されています。
しかし手術直後から縫合部のひきつった感じの痛さに悩まされてきました。ただ初期は痛みの程度や間隔は間遠で、手術を受けた病院でも残念だが機能は保持されているので、我慢の範囲であり対処の方法無しとの回答でした。
この縫合部はその後瘢痕化し、徐々に痛みも1週間程度に1回から増え、現在は毎日となり、痛みの程度は強くなっています。
この間各所の脳外科、整形外科、脳神経外科、ペインクリニックや鍼灸医等を受診しましたが、鎮痛剤による対処以外に方法がないとの結果に終わり、その効果が顕著でないまま今日に至っています。
この間痛みを軽減するため、癒着した瘢痕部を自分の指で押して少しでも和らげると楽になる感触を得ていたので、2016年初頭、マッサージ師に瘢痕部を中心に、周辺部のマッサージをお願いし、。多少楽になる期間もあったのですが、痛みは増すばかりで、脳神経外科医の受信を受けたところ、頸椎部の狭窄、ヘル二アがあることを指摘され、カラーの使用、鎮痛剤の投与による治療を受けています。

このころまでは週1~2回程度のゴルフも楽しんでいたのですが、流石にこれも止めています。
痛みは明らかに手術後の瘢痕部からのものが強く、できれば薬だけではなく、根本的な対処策がないものかと求めています。

A43 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
瘢痕による痛みなら、術後数か月後をピークに軽減するのが通常ですが、瘢痕拘縮が強くなったための牽引痛ならば、数年から数十年にわたり継続することも考えられます。

トラニラスト内服やヒアルロン酸外用、ステロイド注射、ティッシュエキスパンダーを使用した瘢痕形成術などの治療を検討してください。

また、末梢知覚神経が切断された痛みならば術後徐々に軽快しますが、神経断端腫などが出来ていれば触れたり投打したりでかなり強い痛みが生じることもあり得ます。

「痛みは明らかに手術後の瘢痕部からのものが強」いとお感じになっているのですから、形成外科を受診してください。
Q44 相談者 ニックネーム:aoko 患者様(相談対象者) 年齢:40代前半 性別:女性

4年前に交通外傷により、頭髪の生え際(前額部)から後ろへ(後頭部方向に)8センチほど挫滅創を受け、その頭髪部は外傷性の禿げになりました。
受傷後、患部の神経の痛みの治療を優先し、禿頭の形成手術を延期していたのですが、1週間前にやっと、形成外科にて禿げている創傷部を切り取って縫い縮める手術を受けました。
術後は10センチの長さの手術痕となりました。
今回の手術後は、創部に塗布するバラマイシン軟膏のみ処方されております。
そこで今回のご相談なのですが、私は現在、肥厚性瘢痕の予防に効果があるとされるリザベンは処方されておりませんので、念のため主治医にそのことを相談し、肥厚性となる可能性は皆無ではないと思うので(素人考えですが)、リザベンを処方していただけるよう、お願いしたほうがよろしいでしょうか。
主治医のお考えもあると思いますが、失礼にあたらないよう、ご相談してみたいと考えております。
事故直後に通院していた今回とは別の形成外科では、しばらくリザベンを飲んでおりましたので、今回は必要がないのかしら?と少し不安に感じましてご相談させていただきました。

A44 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「リザベン」はケロイドや肥厚性瘢痕の治療に投与するのが本来の使用法なので、保険診療のうえでケロイド・肥厚性瘢痕の予防に使ってよいかの判断は意見の分かれるところです。
一方で、「リザベン」の成分トラニラストは肥厚性瘢痕の原因と考えられているサイトカインという物質を抑制するので、より確実な効果を得るために、受傷後赤みや盛り上がり、痒み、痛みが出現し始める前に、早めに「リザベン」(トラニラスト)を服用し始めることも少なくありません。

瘢痕の治療は出来る限りの治療を組み合わせて為されるものですし、頭部の皮膚は伸展性が小さいため肥厚性瘢痕にはなりにくくとも幅広の瘢痕になり易いので、様々な治療法について主治医とよく話し合って治療方針を決定してください。
Q45 相談者 ニックネーム:   患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性

幼稚園の頃色鉛筆が頭に刺さり気を失って父親に止血してもらいました。病院には行きませんでした。
現在24歳で傷跡は大きな黒子のような形になっています。
高校のころは固かったのですがニキビの芯がとれるように中身が出て今は押すとふわふわと柔らかいです。
小さい頃から時々偏頭痛がして特にこめかみ近くにあるこの黒子のような傷近くが痛く感じます。
また無意識につい触ってしまい嫌な感じがしたり気持ちがモヤモヤしているときに触っていることがあります。

病院に行こうと何度か思いましたが大事にしたくないとか今はなんとなく大丈夫だからと先延ばしにしています。
もし病院に行くならどういう科がいいのかよろしければ教えてください。

A45 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
申し訳ありませんが、「大きな黒子のような形」の「傷跡」というのが、想像できません。
「高校のころは固かったのですがニキビの芯がとれるように中身が出て今は押すとふわふわと柔らかい」症状は、粉瘤の内容物排出後の状態によく似ています。
また、「幼稚園の頃色鉛筆が頭に刺さ」った部位がこめかみの部位であったというだけで、「小さい頃から時々」あった「こめかみ近くにあるこの黒子のような傷近くが痛く感じ」る「偏頭痛」は、「傷跡(瘢痕)」とは直接の関係はないでしょう。

先ずは形成外科を受診して、「大きな黒子のような形になって」いるのが瘢痕なのか、母斑や疣贅なのか、粉瘤などの皮膚腫瘍なのかを診断してもらうとよいでしょう。
Q46 相談者 ニックネーム:なや美 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:女性

小6の時に、事故にあいました。私は、生死を彷徨うほどの傷を負いました。
頭蓋骨が割れ、顔に傷ができ、目も押しつぶされ、見えなくなりました。
だけど、目の形は、歪になりましが、目ん玉は潰れていませんでした。
美容外科にかかりました。だけど、少しずつ直りはしましたが。確実には治りませんでした。
もしも、可能なら元の目の形に、戻りたいです….
事故の後遺症もあり。髄膜炎になり、また頭を開きました。
そのおかげで、また頭の形が、歪になりかみのけも生えてきません。

A46 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
顔面骨骨折後の変形と顔面の瘢痕は、診察をしなければ詳細が判らないため、具体的にお答えすることができません。
骨変形は骨切り(人工的に骨折線を作る)をして、自家骨で治す方法とセラミックを使って治す方法がありますし、瘢痕は拘縮を取って皮弁や筋皮弁、脂肪弁、プロテーゼ挿入などとともに瘢痕形成術で治療可能でしょう。
整容面の治療法は様々なアプローチがあるので、担当する医師によって勧める治療法、手術法が異なることもある筈です。
複数の形成外科を受診して、提案される治療法の全てを理解してメリット・デメリットを検討のうえ、納得のいく治療を受けてください。
Q47 相談者 ニックネーム:無記入 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:女性

5年程前コンクリートの壁に左後頭部を強打し、大きなたんこぶをつくってしまいました。
出血は無かったため冷やすだけの処置をして放置していたのですが、今でもそのたんこぶが消えずに残っているのが気にかかっています。

直径5センチくらいで、触ると硬く、色は普通で赤くもなんともありません。
痛みも全くありません。ここまで月日が経ってしまっていると、溜まってしまった血液を注射で抜くというのは出来ませんよね?
たんこぶを消したいとなると手術でしょうか?

また、これはこのまま放置していても大丈夫なのでしょうか?
何年も後になってから痛み出したり、何か症状が出たらと思うと不安です。

A47 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
皮下血腫の痕が線維化したか石灰化したのかもしれませんし、骨膜が反応性に肥厚して「たんこぶが消えずに残っている」ようになっているのかもしれません。
レントゲン検査やCTあるいはMRIで確定診断が出来ます。
「このまま放置していても」「何年も後になってから痛み出したり、何か症状が出」ることはないので、急いで処置をする必要はないでしょう。
Q48 相談者 ニックネーム:ぴぴ 患者様(相談対象者) 年齢:10代前半 性別:男性

小学生の頃ブランコにぶつかり、頭のつむじの隣をけがをして7センチ縫い、そこの部分だけ毛が生えなくなってしまい2ヶ月前に地元の形成外科に行ったが治らないと言われたのですが目立たなくなる治療はあるのですか

A48 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「毛が生えなくなって」いる部分を瘢痕性禿髪と呼びます。
頭頂部の外傷後には、比較的起きやすい脱毛斑です。
瘢痕性禿髪部には毛根は存在しないので、内服薬、外用薬、注射、レーザーなどの治療は効果ありません。
後頭部の毛根を採取して禿髪部に移植する自毛植毛手術、あるいは禿髪部を切除して皮弁という手法で縫縮する瘢痕形成手術の適応です。
「地元の形成外科」で手術について説明をしてもらうか、他の形成外科を受診して相談してみるとよいでしょう。
Q49 相談者 ニックネーム:とも 患者様(相談対象者) 年齢:40代後半 性別:男性

生まれる時に産婆さんに親指で頭頂部から後頭部に5cmほど向かった位置に直径で15mm程度の傷をつけられ、ハゲができました。
さわると、周りと比べてぷくっと隆起した感じです。肉球みたいな感じです。以前、何かギュッとさわってしまった時には中から水のようなものが出てきました。(ティッシュでグッと押してみたら透明な水分みたいなものが付いた)

若いうちは髪の毛で隠せましたが、最近は徐々に薄くなり気になっています。このHPを見て、切り取って縫うなんて方法があったんだ!と、もっと早く知っていれば・・・と痛切に後悔しました。
このハゲにより、ショートカットにして薄くなるのを気にしない、という方法も取れません。
47歳ですが、手術は可能でしょうか?

A49 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「さわると、周りと比べてぷくっと隆起した感じで」「ギュッとさわってしまった時には中から水のようなものが出て」きたという症状から、「生まれる時に産婆さんに親指で」「傷をつけられ、ハゲができ」たわけではなく、先天的に皮膚腫瘍が存在したのではないでしょうか。
部分的な瘢痕禿髪の治療法として、切除縫縮、皮弁、ティッシュエキスパンダー、植毛手術などが提案されます。
また根本的な治療法ではありませんが、禿髪部に直接貼る部分カツラも優れたものが出来ています。
診察をしなければ治療法の提案も出来ないので、まずは形成外科を受診してください。
それぞれの治療法の利点・欠点を理解し納得したうえで、ゆっくりとお考えになって治療をなさるかどうかお決めになるとよいでしょう。
Q50 相談者 ニックネーム:リュウセイ 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:男性

10年前に部活動でサッカーのゴールポストに頭(頭頂部あたり)をぶつけました。たんこぶができ一時的に円形脱毛になりましたが数ヶ月で髪は生えてきました。
現在もその部分を触ると少し盛り上がっており、若干の痛みを感じます。
コブはこのまま放置しても問題ないのでしょうか?
痛みは触るとヒリヒリする程度です。

A50 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
打撲による腫脹が原因の一時的脱毛で、円形脱毛症ではありません。
皮下組織が肥厚して「触ると少し盛り上がって」残ったのでしょうが、「触るとヒリヒリする程度」とはいえ「若干の痛み」の説明がつきません。
「盛り上がって」いる状態は治療の必要はありません。
毛流に逆らって触れたときに「ヒリヒリする」だけなのかもしれませんが、形成外科で一度診て貰ってください。

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