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傷の悩み 無料相談
創傷治癒よくある質問
- 治療中や手術後の気になる状態
- その他(場所を特定しない・複数の部位)
- Q31 相談者 ニックネーム:みつ 患者様(相談対象者) 年齢:20代後半 性別:女性
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僕の妻は膠原病で先日体調を崩し入院しました。日光に当たり身体に紅斑ができています。
特に露出していた顔に症状が出ているのですが日焼けが原因の火傷(顔)もひどい状態です。
火傷の跡が残らないか妻が不安になってます。
少しでも火傷が良くなる治療や今後の対処方法を教えていただきたいのでお問い合わせ致しました。症状としては肌は赤くなり次第に皮が剥がれてきて、乾燥してる箇所が所々黒くなってきています。
赤くなり始めて一週間程度。ヒリヒリ、チクチクと痛いようです。素人目で火傷の深さは1度のような気がします。
せめて一つだけでも不安をなくしてあげたいです。
- A31 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「熱傷の深さは1度のよう」とのことなので、保湿をすれば「ヒリヒリ、チクチクと痛いよう」な症状は軽快します。
通常の熱傷と同様の処置が基本になりますが、基礎疾患として膠原病があるならば、一般論でお答えすることは極めて難しいと考えます。
主治医に相談して、形成外科を紹介して貰ってください。
- Q32 相談者 ニックネーム:無記入 患者様(相談対象者) 年齢:無記入 性別:無記入
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労災での皮膚処置について質問します。肘と膝に1ヶ月半前に通勤途中に怪我をしたときの皮膚の状態がきれいに治らず跡があります。
何箇所か傷がある中で瘢痕など傷あとをきれいにする塗り薬は頂いております。
美容皮膚的なレーザーなど(色素を薄くしたり、盛り上がりをなくす)で保険適用の範囲で皮膚科で施せる処置はありますでしょうか。
- A32 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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今のところ、「美容皮膚的なレーザーなど(色素を薄くしたり、盛り上がりをなくす)」の治療は保険適応ではありません。
労災の担当者と話し合って、保険適応外の治療が可能かどうかをご確認になってみて下さい。
また、治療をするかどうか、保険適応の治療かどうかは別にして、いちど瘢痕治療を得意とする形成外科を受診して相談してみてはいかがでしょう。
- Q33 相談者 ニックネーム:hana 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:女性
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昨年7月に旅行先で同乗する車が横転し、右肩を強く地面に擦り付けられました。
診断は、右鎖骨遠方位開放骨折と肋骨骨折、右肩から二の腕の挫創という結果でした。
搬送先で20日間入院し、デブリードマンを2回行いました。
さらに抗生物質を点滴投与し、感染症等の検査をしたところ問題ないとのことで退院して、自宅近くの病院へ転院しました。転院した病院では、医師から「骨髄炎を懸念し傷が良くなるまで鎖骨の手術を待った方がいいだろう」とのことで、とりあえずリハビリとなりました。
傷については、かさぶたがひどかったために、皮膚科へかかりかざぶたはなくなったものの、傷跡の治療は何もしていません。
主治医の医師に、「リハビリをしながら、形成外科にかかって傷跡の治療を始めたい」と申し出たところ、「鎖骨の手術をするかもしれないから、手術痕もできてしまうので、傷の治療はまだ早い」と言われたためです。現在の状況としましては、傷のほとんどの皮膚が脱色しており、しわしわになっています。また、まだ赤みがあり、皮膚が弱い所も多々あります。
先月から、その赤みがあるところから、少し出血しはじめ、かさぶたができてしまいました。
今日まで、湿潤療法というものを知らず、ずっとカーゼで覆っていて、診察の際も消毒をしてもらっていました。お尋ねしたいのは、この赤く出血があるところに、今から湿潤療法をしても効果はありますか?
できれば転院をして、傷跡治療に取りかかりたいのですが、受傷から1年も経っており、今さらどういった治療が効果的なのかが分からず、正直、病院選びを失敗するのが恐いです。
脱色したしわしわの部分には、どのような治療が効果的でしょうか?
- A33 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
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「赤く出血があるところ」は、周囲の皮膚が健常ならば「湿潤療法」も可能ですが、浸出液のコントロールや感染予防が必要になることもあるので専門医の指示に従った方が良いでしょう。
また診察をしなければ確定的なことは言えませんが、「脱色したしわしわの部分」は範囲が狭ければ切除縫縮手術の適応になります。
瘢痕の治療は、長期的な治療計画の中で今何をすべきかを判断するもので、今すぐに治療をしないとしても専門医に相談をしておくことが大切ですし、ご相談の場合は、骨折、瘢痕、出血創を全て総合的に評価して治療方針を建てる必要があります。
主治医にもう一度相談すると同時に、複数の形成外科を受診して治療を提案して貰い、それぞれの治療法のメリット・デメリットを十分に理解して、ご自身が最も信頼できるとお感じになった担当医と改めて治療方針を検討するようにしてください。
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