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創傷治癒よくある質問

  1. 受診前の相談(診療科目など)や未受診の気になる状態
  1. 下肢
Q81 相談者 ニックネーム:mamasann 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:男性

5野球の練習中、スパイクで左ひざを鈎状にえぐってしまいました。外科にかかり、小指の爪程のびらびらしたひふを切除して、10針ほどぬいました。担当医いわく、10日したら近医で抜糸するようにとのことでした。けれど、真ん中が、くっついてないようで、糸をぬいてもいいのかわからないのです。近所に外科もなく、罹ったところは午後やってなく、整形外科科、皮膚科でもいいのかしらと悩んでます。動きの激しいところだし、くっつかなかったらどしようかと心配です。

A81 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「3Mのマイクロポアテープ」は、瘢痕が幅広になる方向に外力がかからない様に周囲の皮膚を寄せ、瘢痕が盛り上がるのを防ぎ、紫外線を遮るために、一般的に、最も肥厚性瘢痕がおきやすい受傷後6ヵ月まで貼っておくものです。

お風呂に入った際もわざわざ剥がす必要はないので、多少見た目が悪くても、一度貼ったら汚くなって周囲から剥がれてくるまで貼りっぱなしにしておいてください。

創傷治療の専門医は、「外科」に限らず形成外科や「整形外科、皮膚科」など、様々
な科に所属しています。
おかかりになった「外科」の「担当医」は受傷から縫合直後までの状態から翌日の診察は必要なしと判断したのでしょうが、「整形外科、皮膚科でも」構わないので受診して、翌日に感染を起こしていないことを確認して湿潤療法・自宅ケアの適応かどうかを見極めて貰うのが最良だったかもしれません。

一般的に下肢(膝から下)の創は比較的治りにくいのですが、経過が順調ならば受傷後7日から14日程度で抜糸が出来ます。
既に受傷後14日以上を経過しているのですから、抜糸は可能でしょう。「小指の爪程のびらびらしたひふを切除」しているので、一部皮膚欠損が生じる可能性もあり、抜糸後も創処置が必要かもしれません。

加えて、敢えて厳しいアドバイスを差し上げることをお許しください。
「真ん中が、くっついてないようで、糸をぬいてもいいのかわからない」のはしょうがないとしても、「整形外科、皮膚科でもいのかしらと悩んで」、「動きの激しいところだし、くっつかなかったらどうしようかと心配」なさるくらいならば、「近所に外科もなく、かかったところは午後やってなく」などとおっしゃらず、無理にでも都合を付けて、多少遠くても最初の処置をしてくださった「外科」の「担当医」を午前に受診したり、創傷治療の専門医のいる施設(創傷治癒センターのホームページ『医療機関のご案内』でも紹介しています)まで足を運んだりすることも大切と考えます。

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