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創傷治癒よくある質問

  1. 肥厚性瘢痕
  1. その他(場所を特定しない・複数の部位)
Q11 相談者 ニックネーム:ゆうと 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:男性

3か月ほど前から肥厚性瘢痕ができているのですが、入浴はどのようにすればよいですか?
また、傷痕は寝るときにねがえりなどで多少刺激されることがあるのですが、大丈夫でしょうか? 対策などを教えていただきたいです。
目立たなくなるとは、白くなって傷跡だけが盛り上がるといった感じでしょうか?

A11 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
肥厚性瘢痕がどの部位に出来ているか、日常生活でどのような運動をしているかなどによって、対処法は多少違います。
肥厚性瘢痕が大きくなるのを防ぐには、瘢痕に引っ張る力がかからない様に瘢痕のある部分を安静にすることと、圧迫をしておくことが大切なので、テープで固定したりスポンジで圧迫したりサポーターを使用したりも有効です。

一般的に肥厚性瘢痕は長期的に経過を待てば盛り上がりが小さくなり色調は白くなりますが、瘢痕を目立つと感じるかどうかは個人の感覚によるところが大きいので、自身で家庭用の医学書やインターネットなどで画像を検索していただくと良いでしょう。

相談だけの受診でも遠慮することはないので、具体的な対策や治療は形成外科を受診して下さい。
Q12 相談者 ニックネーム:jun 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:男性

2ヵ月前、形成外科で赤みの抜けない幅のある瘢痕の切除手術を受けたのですが、傷が塞がらなかったのか、元より幅の広い赤い瘢痕になっています。
受診すると特に何も言われず「赤いのはまだ時期が浅いから」と言い、なぜ幅があるのか問うと「糸が切れたのかな」と言われました。
時期が浅いのは承知ですが、赤みのある瘢痕を切除して、同じ場所にまた元より大きい瘢痕をつくって今後改善するのでしょうか?
手術直後、切開していない部分が大きなシワのように寄っていて、歪に縫われていました。

A12 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
やや専門的な言い回しも含まれますが、ご自身のお身体のことですから、ぜひご理解なさってください。
創傷治癒は、組織欠損部が瘢痕を形成せずに損傷前の組織に戻る「再生」と、炎症を伴って肉芽が瘢痕組織に置き換えられていく「修復」のどちらかの機序で行われます。
人の皮膚で再生が期待できるのは真皮までの欠損創なので(つまり再生するのは表皮だけ)、真皮深層までの創傷ならば必ず瘢痕が残ります。
言い換えれば、創傷治癒の過程で、真皮や皮下脂肪の欠損部を瘢痕組織が埋めて修復され、その上に表皮が再生するのです。

瘢痕切除術は、瘢痕を切除した部位に新たな瘢痕組織が形成されないよう、皮下の縫合で真皮および表皮が盛り上がるくらいにしっかりと縫い寄せます。
通常は、身体の動きに合わせて瘢痕(術後創)の周囲の組織に緊張がかかり引っ張られ、盛り上がりは徐々に平らになります。
一方、動きの大きい部位にもかかわらず、皮膚の緊張が強過ぎるなどの理由で盛り上がりを作れなかった場合や、皮下の縫合糸が比較的早めに切れてしまった場合、幅広い瘢痕が形成されてしまうのです。

術後3ヶ月程度までは赤みが強くても、徐々に色調は落ち着いていくのが一般的ですが、
幅広くなった瘢痕が縮んで細くなることはありません。
術後2カ月ならばまだ経過を待つ時期ですが、まずは担当医に今後の治療方針をお尋ねになり、それでも不安があるようなら、他の形成外科を受診してセカンドオピニオンをお求め
になることをお勧めします。
Q13 相談者 ニックネーム:yuna 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:女性

二ヶ月前、他の病院でほくろ除去(レーザー)をしたのですが、傷が赤く盛り上がりツルツルした肥厚性瘢痕になってしまいました。
正直きれいに治すのは難しいのでしょうか?
まだ術後間もないので、早く治療すればきれいになるの可能性はあるのでしょうか?

A13 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
術後「二ヶ月」の「赤く盛り上がりツルツルした肥厚性瘢痕」は、通常、特に治療をせず待つだけでも、長期間経過のうちに、徐々に赤みが引き、盛り上がりも小さくなります。

なるべく早く症状が改善することを望むなら、圧迫やステロイドテープ、ステロイド注射、
レーザー治療、トラニラスト内服などの治療が有効かを、まずは手術をした病院で相談してください。

診察をしなければ具体的なアドバイスが出来ないので、他の形成外科を受診してセカンドオピニオンを求めてもよいでしょう。

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