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創傷治癒よくある質問

  1. 肥厚性瘢痕
Q11 相談者 ニックネーム:けいた 患者様(相談対象者) 年齢:10代後半 性別:男性

1年前に自転車で転倒し、顔面左半分に傷を負いました。
その後すぐに病院に行き治療して、キズは治りましたが鼻の下だけ肥厚性瘢痕になってしまい、いまだ治療中です。
4ヶ月間ドレニゾンテープをはる治療をし、あまり傷が小さくならず病院を変えヘパリン類似物質油性クリームというのを
3か月ほど毎日塗っています。
少しよくなってきた感じはありますがまだまだ3ミリほど盛り上がっています。
いまの治療は最善なのでしょうか?

A11 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
瘢痕の治療は、瘢痕が全く無くなることはないので、複数の治療法を組み合わせて、患者さんご本人が妥協できるくらい目立たない瘢痕にするのが目標です。
「ヘパリン類似物質油性クリーム」は保湿軟膏で、手軽に出来る治療ですが、著明な効果が期待できるわけではありません。

「ドレニゾンテープ」はステロイドテープですから、効果が無いということはないでしょうし、痛みは伴いますが、ステロイドの局所注射も有効でしょう。

瘢痕の状態にも依りますが、ロングパルスYAGレーザーやフラクショナルレーザーやその他のレーザー機器も効果が期待できます。
夜間はシリコンジェルシートを貼ってもよいでしょう。

今直ぐになさるべきことは、複数の形成外科を受診して、様々な治療法を提案してもらい、同時に瘢痕に関する書物で、全ての治療法のメリット・デメリットを十分に理解し、ご自身が信頼できるとお感じになった医師を主治医と決めて、主治医とともに治療方針を再検討することです。
Q12 相談者 ニックネーム:くま 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性

顔のフェイスラインに何個かできた肥厚性瘢痕でここ数年毎日悩んでいます。
間違ったエステ(?)を繰り返した挙句肌荒れが悪化してしこり状態になってしまいました。

1cmにも満たない硬いものが何箇所もフェイスラインにあるのですが、どうにか治療法はないでしょうか?

A12 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
先ずは、ステロイドの瘢痕内局所注射かレーザー治療でしょう。
補助療法的に、トラニラストを内服してもよいでしょう。
瘢痕の治療は、ただ一つの治療法を選べばよいのではなく、様々な治療法を組み合わせて計画されます。
診察をしなければ具体的なアドバイスが出来ないので、先ずは形成外科や皮膚科を受診して、いくつかの治療を提案してもらい、どんな治療方針で行くのかを主治医とともによく相談・検討してください。
Q13 相談者 ニックネーム:ryi 患者様(相談対象者) 年齢:30代後半 性別:女性

4月に顔面から転倒して怪我をしました。
鼻から上はほぼ完治しましたが、鼻の下の傷がふさがったんですが肥厚性瘢痕のような状態になっています。
形成外科に受診したところ切除手術を進められましたが 手術跡や術後のケアなどが不安です。
他に治す方法があるか探しています。

A13 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
一般に、保湿、圧迫、シリコンジェルシート、トラニラスト内服、ステロイド外用、ステロイド貼付、ステロイド注射、レーザー治療、瘢痕剥削、瘢痕切除、電子線照射などの治療法を組み合わせて治療します。

ほかの治療をするより「切除手術」の方が瘢痕は目立たなくなるという判断があったからこそ「切除手術を勧められ」たのでしょうから、おかかりになった「形成外科」で「手術跡や術後のケアなど」「不安」にお感じになっていることを質問してみてはいかがでしょう。

また、複数の形成外科でセカンドオピニオンを求めて、全ての治療法のメリット・デメリットをご自身で十分に理解なさって、そのうえで主治医とお決めになった形成外科医と治療方針を再検討なさってもよいのではないでしょうか。
Q14 相談者 ニックネーム:うなぎ 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性

2年ぐらい前にアスファルトに顔面からこけて口の上を怪我してしまいました。
傷は塞がったのですが、傷跡が白いシコリ状(たぶん肥厚性瘢痕というもの)になってしまいました。
大きさは小さいですが、光の角度、特に太陽光にあたると結構目立って鏡などを見るとなんだか汚いな~と思ってしまうぐらいです。
肥厚性瘢痕になった傷跡はもう治らないでしょうか?

A14 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
長期間の経過のうちに徐々に目立たなくなります。
完全に元の肌に戻ることはありませんが、状況によっては多少なりとも目立たなくなる可能性もあるので、複数の形成外科、美容皮膚科で意見を訊いてみて、具体的なケアの方法を検討してみてはいかがでしょう。
その際に、期待できそうな治療法を提案されても直ちに開始するのではなく、必ずほかの医療機関でその治療法についてセカンドオピニオンを貰ってください。
Q15 相談者 ニックネーム:まな 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:男性

今年のはじめにおでこに5mm大の腫瘤ができました。5月にCTを撮り、瘢痕ではないかと言われました。やはり気になったので、7月に手術をおこなったのですが、その後アーモンド状のかなり隆起した腫瘤が術後2週間ほどで出来ました。病理では腫瘤とのこと。
その後かかっていた病院から違う病院を紹介され、また手術をする方針となりました。手術をしてまた2週間後、さらに大きな腫瘤となりました。やはり病理は瘢痕という結果でした。また一部肉芽腫になっており異物の有無は不明とのことでした。
その後はステロイドを打っていたのですが、一向によくならず、ついに3回目の手術を行うこととなりました。
しかし術後また再発し、現在は6cm×6cmの円盤状の醜い腫瘤となりした。病理はやはり瘢痕、一部肉芽腫とのことでした。
この病気はなんなのでしょうか? どんどん腫れて大きくなっています。今は中に黄色い水が溜まってパンパンに腫れる為、定期的に抜いていますが、結局溜まり、下の組織も硬く盛り上がっています。

A15 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
炎症性肉芽腫のために急激に大きくなった可能性もありますが、臨床像と病理所見からケロイドと考えるのが妥当でしょう。
現在は漿液腫の内容を定期的に抜いて、内壁の癒着を待っている状態かもしれません。
ケロイドならば、レーザーで小さくすることが可能かもしれませんし、切除後、中性子線治療をすると再発を防ぐことが出来ることも少なくありません。
先ずは主治医に、診断と今後の治療方針をお尋ねになって、納得がいかないようならば、他の形成外科でセカンドオピニオンをお求めになっては如何でしょうか
Q16 相談者 ニックネーム:sensei 患者様(相談対象者) 年齢:20代前半 性別:女性

鼻と口の間の皮膚を怪我して、肥厚性瘢痕だと皮膚科の先生に言われて、リザベンと貼り薬で治療して、三ヶ月ほど立ってだいぶん改善されてきました。
今は七ヶ月にたつんですが、周囲の皮膚はステロイドでまだ赤みは消えてないですが、受傷した部分は朝起きる時いつも白くて、手で引っ張り押すと、もっと白くなって、普通の肌色と違和感が出てきます。
これからだんだん白くて目立ってくのかどうかとても心配です。

A16 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
肥厚性瘢痕は成熟すると、白く平らな瘢痕になります。
元の肌の色にもよりますが、どんどん白くなって目立っていくことはありませんので、周囲の赤みが無くなれば、現在よりも目立たなくなると考えられます。

受傷後6か月ですから、手で引っ張ったり押したりせずに、瘢痕の安静を保った方がよいでしょう。

皮膚科の担当医に相談するか、形成外科を受診して、瘢痕の今後の経過予測をお尋ねになり、
瘢痕形成手術なども含めた治療の可能性を検討することをお勧めします。

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