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創傷治癒よくある質問

  1. 下肢潰瘍
  1. 下肢
Q11 相談者 ニックネーム:ひまゆた 患者様(相談対象者) 年齢:60代後半 性別:女性

69歳母のことです。昨年入院中に踵が黒く変色しその後じょくそうになり皮膚科受診してイソジンシュガーで様子を見てました。ですが段々悪化し整形外科に変更。違う病院を二ヶ所行きましたが持病もありいまのところで治療をしたほうがいいとのことでした。その時MRをとり、骨に菌があるかもとのことでした。いん圧療法は寝たきりになるので今のままで様子を見ることになりました。先月から発熱を繰り返し、いまにゅういん中ですが、傷が骨にまで達している、熱も今は点滴で収まったが早かれ遅かれ切断しないと、最悪の場合菌が身体中にまわり死亡してしまうといわれました。やはりそれしか方法はないのでしょうか? 糖尿病、軽い認知。 昨年は食道癌を放射線治療で様子観察しています。

A11 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
実際に診察をせずに具体的なアドバイスはできません。
担当医の「早かれ遅かれ切断しないと、最悪の場合菌が身体中にまわり死亡してしまう」という言葉は、潰瘍の治療が出来ないということではなく、潰瘍治療中に菌血症を起こすかもしれないし、いったん治癒しても潰瘍が再発して菌血症になることもあり得るという話で、一刻も早く「切断」が必要という内容ではないでしょう。
主治医や担当医は、お母様の全身状態や褥瘡による皮膚潰瘍の状態を診察し、お母様とご家族を取り巻く環境などに配慮したうえで治療法を提案なさっているものと考えますので、主治医と話し合いのうえ治療方針を決定してください。

以下は一般論ですので、ご相談に対する直接の回答ではないことを踏まえたうえで、参考までにお読みください。
基礎疾患に糖尿病があると下腿の皮膚潰瘍の治療は難渋するので、先ずは厳重な血糖コントロールが必要です。
菌が存在しても直ちに感染を意味するものではないので、壊死組織を掻把し十分に洗浄して陰圧閉鎖療法をすれば、皮膚潰瘍の治癒を望めるかもしれません。
ただし、日常の活動の制限を最小限に抑えて陰圧閉鎖療法をすることも可能ですが、生活の補助や介助をなさる方に想像を絶する大変な負担がかかります。
難治性皮膚潰瘍の治療法も進化しているので、一度、足の外科を標榜する整形外科や外科、形成外科で具体的アドバイスを求めると参考になります。
お話を聞きに行くときは、結論を医師に任せるのではなく、様々な治療法を提案してもらい、それぞれの治療法のメリット・デメリットを充分に理解して、患者さん本人とご家族の希望を医師に伝えて医師とともに検討し、最終的には患者さんあるいはご家族が治療方針を決定する姿勢が大切です。
Q12 相談者 ニックネーム:みみ 患者様(相談対象者) 年齢:80歳以上 性別:男性

糖尿病で壊疽をおこし、形成外科で右足先から踵間の半分を昨年切断しました。縫合しましたが開いてしまい、現在はそのままの状態です。
毎日石鹸で洗いシャワーをして、ユーパスタとアクトシンが混ざった軟膏を傷口に塗りガーゼで保護しています。浸出液も多いのでガーゼのうえからパットを当てています。
傷はかなり小さくなりましたが足裏にあるので歩くとぶつかります。
傷の中央に割れ目ができて舌のように肉が盛り上がっていて、また、傷口回りに白く硬い皮膚でおおわれるようになり、医師から皮膚移植を勧められましたが入院は嫌なので断りました。
硬い皮膚があるとふさがらないと聞きました。硬い皮膚の部分にはワセリンを塗っています。
皮膚移植しないで傷が小さくふさがるようになる方法はありますか?
舌のように盛り上がった肉との間から液が出ていると思われるのですが、水を入れるようにして洗ったほうが良いですか?

A12 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
創の安静と、浸出液の量のコントロールが必要です。
基礎疾患として「糖尿病」があって、リスフラン関節あるいはショパール関節で 「切断」した縫合創が哆開して半年間も上皮化が遷延しているのですから、ご自 身の判断での治癒は難しいかもしれません。
皮弁手術あるいは陰圧閉鎖療法の適応を検討すべきでしょう。
Q13 相談者 ニックネーム:あっちゃん 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:女性

じょくそうが足首の外側に出来てしまい、3カ月になります。
後上皮だけなのですが、今ユーパスタ軟膏で消毒しているのですが、大きさが二センチぐらいあります。ユーパスタ軟膏をぬるのがつらく、他に何か塗り薬がありますか。
今形成外科に通っています。後二が月かかると言われました。

A13 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
50歳代前半の方の「足首の外側」に「褥瘡」が出来て「3か月」しても上皮化しないうえ、上皮化完了まで「あと2か月かかる」とすれば、糖尿病などの基礎疾患があるということでしょうか。
また、「ユーパスタ軟膏をぬるのがつらく」という記載は、軟膏による疼痛や刺激感があるということでしょうか。
申し訳ありませんが、実際の診察なしのメール相談で、診察をなさっている医師以上のアドバイスをすることは出来ません。
「今形成外科に通って」おられるのですから、担当医にご相談いただければ別の治療法を提案してもらえるはずです。
遠慮する必要はないのですから、ご自身がポピドンヨード軟膏を使いたくない理由をお伝えになって、素直に「他」の「塗り薬」がないかお尋ねになってください。
Q14 相談者 ニックネーム:コテツ 患者様(相談対象者) 年齢:50代前半 性別:男性

下肢静脈瘤による難治性潰瘍を罹患しています。
場所は右くるぶしです。下肢静脈瘤の高位結紮手術を受けまして一か月程経つのですが、潰瘍の改善が全く見られません。現在ゲーベンクリームを塗布しガーゼでカバーをしております。このままの治療で良いのか不安を抱えております。術後、改善まで時間を要するものなのでしょうか?不安と傷の痛みに悩んでおります。
潰瘍に関しては手術を受けた病院とは別の皮膚科を受診しております。
今後の対応のアドバイス等頂きたく存じます。

A14 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「下肢静脈瘤」で生じた「踝」の「潰瘍」ならば、「難治性」であることも少なくありません。
先ず、お掛かりになっている「皮膚科」で現在の創状態を評価してもらい、今後の治療方針をお尋ねになってみてください。
皮膚科で具体的な治療方針が明示されなければ、患者側から、VAC療法(局所陰圧閉鎖療法)を提案してみても構わないでしょう。
Q15 相談者 ニックネーム:shi 患者様(相談対象者) 年齢:80歳以上 性別:男性

糖尿からの腎不全で人口透析中の88歳。靴づれから左足下肢親指付け根横と、中指を中心に潰瘍があります。
左足血管血流0%の詰まりがあったが、数日前、カテーテルで拡張、ステントで25%血流に改善。
現在、夜の疼痛がひどく、日によって30分おきに、痛みを訴え朦朧とした状態が続く。
痛み止めカロナールも処方されているが効かない時もある。
少しでも傷みを和らげ睡眠を確保する方法は無いでしょうか?
足を下げていると、多少でも痛みが和らぐらしいですが、それを続けても良いのか?
ご教授お願いします。

A15 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
「夜に疼痛がひどく」、「足を下げていると、多少でも痛みが和らぐ」のですから、悩まされている「痛み」は、「左足下肢親指付け根横と、中指を中心に」ある「潰瘍」からくる「痛み」ではないようです。
「25%血流」があるなら、FGF製剤やVACなどの使用で「潰瘍」の治癒を目指すことも可能です。
また「潰瘍」の「痛み」ならば、消毒薬や刺激性の外用薬を使うことなく、湿潤状態におくことで「潰瘍」の「痛み」も多少は軽減されると考えます。
浮腫みがひどくなければ「足を下げ」「続けても」問題ありません。浮腫みが高度なら、軽い圧迫の弾性ストッキングなどの使用をお勧めします。
Q16 相談者 ニックネーム:doki 患者様(相談対象者) 年齢:70代後半 性別:女性

78歳の施設入所している要介護5で寝たきり状態の母のことですが
2週間前に足の第2趾が変形して血流も悪いため関節が突き出てしまいました。
1週間前に手術は不可能と創傷ケアセンターの医師に告げられました。
医師はイソジンで毎日処置しなさい。そして毎日石鹸で洗浄、靴下はかせて保温しなさい。と言われました。

しかし施設の看護師はイソジンはよくないからアクロマイシンとソフラチュールで様子をみていきましょうといわれました。
どちらが正しいのでしょうか?

A16 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
感染が無ければ、「イソジン」「アクロマイシン」とも必要ありません。
創状態を診ていないので具体的な指示は出せませんが、創部を清潔にし、浸出液を創面に保って創面を乾燥させずにおく湿潤療法を検討なさっては如何でしょうか。

看護師さんが勧めるように「アクロマイシン」軟膏を塗布するとすれば、軟膏による保湿効果を期待しての使用ということになります。

足趾など膝関節より末梢の部位は血流が悪いため、創傷治癒に比較的、時間がかかります。
とくに「寝たきり」の方は栄養状態もよくないことが多く、適切な創処置を選ばなければ創傷治癒の遷延を招きかねません。
適時、創状態を観察して、創状態にあった治療法、治療材料を検討することが、早く創を閉じるための最も重要な要素なので、申し訳ありませんが、メールだけでは具体的なアドバイスが出来ません。

一般的に、褥瘡は、除圧と湿潤療法で治癒可能です。

創治療は、患者さんご本人、ご家族、担当医、看護師、介護士など、治療に関わるメンバー全員で治療方針を検討するのが理想ですが、「施設入所」の「寝たきり状態」の患者さんでは専門医療機関の受診は困難でしょうから、創部の写真を撮って、形成外科でご相談なさってはいかがでしょう。

形成外科でセカンドオピニオンを貰い、必要ならば紹介状(治療方針の指示書)を書いて貰ってください。
Q17 相談者 ニックネーム:KIM 患者様(相談対象者) 年齢:80歳以上 性別:女性

特養に務めている看護師です。入居者さんの傷についての相談です。
下腿に骨にも届きそうな深い潰瘍になったところもあり第5指はネクローゼになって
います。
近くの形成外科には受診し、指示通りの処置を毎日2人から4人で30分以上かかってしていますが、血流が悪く膝を伸ばす装具も使っているにも関わらず、傷は悪くなる一方です。
他の入居者も入ることから、シャワー浴になっていますが、足浴を37°位のお湯で10分位することは効果がありますか? しないほうがいいですか?

A17 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
特養に務めている看護師です。入居者さんの傷についての相談です。
下腿に骨にも届きそうな深い潰瘍になったところもあり第5指はネクローゼになって
います。
近くの形成外科には受診し、指示通りの処置を毎日2人から4人で30分以上かかってしていますが、血流が悪く膝を伸ばす装具も使っているにも関わらず、傷は悪くなる一方です。
他の入居者も入ることから、シャワー浴になっていますが、足浴を37°位のお湯で10分位することは効果がありますか? しないほうがいいですか?

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