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創傷治癒よくある質問

  1. 褥瘡
  1. その他(場所を特定しない・複数の部位)
Q11 相談者 ニックネーム:らっこ 患者様(相談対象者) 年齢:30代前半 性別:男性

私が介護している人で、5cm×2cm、深さ2cmほどの褥瘡ができている人がいました。
既往歴は糖尿病があります。褥瘡ケアで、出血量が多いときには、ユーパスタとオルセノン軟膏を使用し、出血がなくなってきたため、フィブラストスプレーとプロスタンディンを使用していきました。2時間おきの体位変換と、褥瘡予防マットを使用し、2か月ぐらいで1cm×0.5cm、深さ1cmまで改善しましたが、その後出血はないものの、浸出液は少しみられており、なかなか改善せずに1年たっても状態は変わらず真皮を超える褥瘡がみられています。
軟膏を変えてみたのですが、一向に改善される気配はありません。何か良い方法はありませんでしょうか?

A11 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
軟膏の基材が異物となって肉芽の増殖、癒着を阻害している可能性があります。
洗浄とフィブラストスプレーあるいは外用剤なしで浸出液のみの閉鎖療法だけで数週間経過をみられてはいかがでしょう。

また可能ならば、VACや簡易陰圧閉鎖療法などを試みることをお勧めします。
老婆心ですが、どんな治療を施すにしろ、主治医との相談を前提として治療方針を決定してください。
Q12 相談者 ニックネーム:無記入 患者様(相談対象者) 年齢:無記入 性別:無記入

感染を伴う壊死組織が付着している褥瘡にはどのような薬剤が良いですか?

A12 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
壊死組織が存在している以上、完全な感染の除去は難しいとされています。感染を伴っている場合、局所には抗菌剤(ゲーベンクリーム等)を使用することがありますが、壊死組織も積極的に除去して下さい。特に発熱を伴っている場合は同時に除去すべきです。状況に応じて1日2~3回のドレッシング交換と創洗浄が早期の感染改善につながります。
Q13 相談者 ニックネーム:無記入 患者様(相談対象者) 年齢:無記入 性別:無記入

黄色の壊死組織がなかなか除去できない場合、効果的に除去できる薬剤はないですか?

A13 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
黄色の壊死組織が創全体に付着している場合は、積極的に医師による機械的除去が最も早い方法です。しかし、壊死組織が少量の場合やはさみやメスによる出血が心配な場合は、ハイドロゲルや薬剤による溶解も有効です。
Q14 相談者 ニックネーム:無記入 患者様(相談対象者) 年齢:無記入 性別:無記入

介護病棟で、医師が壊死組織の切除を好まないため、なかなか壊死組織が除去できません。黒色壊死組織をどのように除去したら良いですか?

A14 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
黒色壊死組織は、医師による機械的除去が最も早い方法と思われます。しかし、乾燥していると、はさみやメスが入れ難い場合も多いので、ハイドロゲルなどで壊死組織を軟らかくしてからの方が切除しやすいでしょう。また、蛋白分解酵素製剤(ブロメライン軟膏等)、クリーム基材の軟膏などで少しずつ溶解することも可能ですが、機械的に除去するのに比べ、時間を要します。
Q15 相談者 ニックネーム:無記入 患者様(相談対象者) 年齢:無記入 性別:無記入

褥瘡のポケットはどう処理すれば良いですか

A15 回答者:脇坂長興 (創傷治癒センター理事)
まず、ポケットの計測を行います。仙骨部の場合、3cm程度であれば創の圧迫を考慮してガーゼなどは詰め込まず、高吸収の創傷被覆剤を貼付します。体位変換で滲出液がドレナージされるようであれば切開などは行わず、経過を観察します。

ポケットが深く、上記の処置で滲出液がポケット内に貯留するようであれば、ポケットの底部に1cm程度の切開を行い、ペンローズ挿入によってドレナージを行う方法があります。低栄養患者では、出血等の侵襲が少ないので勧められます。また、創内に壊死組織がある場合にも効果的です。

深いポケットで創内の観察が難しいようであれば、切開が必要です。また、そのような創に軟膏を使用しないほうがよいです。洗浄が確実に行われているか観察できないからです。

創口が閉じてしまわないよう、リボン状の創傷被覆剤を1cm程度挿入し、ドレナージを行います。洗浄は、注射器を用いて創内に生理的食塩水を注入します。排液が濁っていたり、悪臭がなければ一日一回の処置で経過観察するとよいでしょう。しかし、感染が疑われる場合は切開を依頼するべきでしょう。

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