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最新情報

2002.2.18
褥瘡の発生頻度

21世紀の大問題の1つは、高齢化社会といわれています。今世紀半ばには60歳以上が大半を占めると予想されており、その医療費はいくらになるのか、誰が負担するのか、など不景気な話がほとんどで、老人パワーを活用するとか、もっとポジティブな見方をしてもよいのではと思います。

ともかく、これからはいわゆる「寝たきり老人」が今以上に社会的問題となることは必定であり、当然ながら褥瘡患者も増加すると考えられます。したがって褥瘡患者をこれ以上増やさぬよう、その対策を真剣に考えなければなりません。

最近もこんな苦い経験をしました。

友人の父親が脳梗塞で、横浜のあるしっかりしたと考えられている公立病院に入院していました。幸い危機を脱し数ヶ月後に、仙台に住まいのある友人はリハビリの為、自分のちかくの施設に、父親を転医させることにしました。

いよいよ病院車に乗せて、仙台へという時になって、ちょっと褥瘡が出来ましてね、と主治医から告げられたそうです。見るとちょっとどころではない、十数センチもある噴火口のような、立派な褥瘡です。しかも感染を起こして、膿があふれている。友人はそれまでその褥瘡のことは何も知らせてもらってなかったそうです。

仙台の病院に移ってから、哺液、抗生物質とあらゆる治療を受けましたが、その父親はまもなくお亡くなりになりました。

こんな場合、外科医の認識がこの程度なのは現状ではやむをえないとしても、普通は看護婦さんが、先生はおっしゃりませんが、実は、褥瘡が出来てるんですよ、とたれこんでくれるものなのですが。
いやみはともかくとして、こんな事態の打開の為に、2年前、日本褥瘡学会は生まれました。すでに会員は数千人に達しました。しかも、半数以上が看護婦さんというのも、うなずけることです。

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